NLP上級:価値観形成の7段階レベル - NLP-JAPAN ラーニング・センター 東京・名古屋・大阪・福岡

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NLP上級:価値観形成の7段階レベル

価値観形成には、7つの段階が存在します。
ひとつの段階を終えるごとに、次の段階に移行します。
レベルが上がっていくに連れて、抽象度は上がり、
より視点の高い価値観を持つこととなります。

価値観形成の7段階レベルは、以下の通りです。

レベル1 生存目的レベル

生存のための欲求を最優先とするレベルです。
生理的欲求を満たす為に、価値観を持ちます。
生存の為の価値観が満たされて始めて、次の段階に移行します。

レベル2 集団形成レベル

家族や友人の中で集団を形成するレベルです。
安全性を求め、自己犠牲の概念が生まれます。
また、集団の長の考えに従う事を望みます。

レベル3 自己中心レベル

自己中心的なレベルに染まり、自分の欲求に赴くままに、行動をします。
自分の論理が世界の論理であるという価値観です。
しかし、この価値観は行き詰まります。
行き詰った時に「人の存在理由」や社会の構造に疑問を持ちます。

レベル4 社会システム形成レベル

自分の欲求をやみくもに追求するだけでなく、
ルールに従う中で、
じぶんの欲求を満たす方法論を学びます。

レベル5 実利主義レベル

自己利益の為に、ルールの中で自分の欲求を追求します。
企業活動など、実利活動の中の価値観を形成します。
この価値観によって、社会的地位を得る事ができます。
しかし、周りの人間から疎ましく思われる事があります。
時として、家族からも同様に思われます。この段階が息詰まると、次の段階へと移行します。

レベル6 社会的レベル

自己犠牲をし、他者に尽くす事で、自分の価値観を見出します。
レベル5の価値観の真逆の価値観であり、全体の調和を大事にします。
しかし、実利に結び付かず、組織として機能する事が困難になる事もあります。
そして、本来の意味で平等というものが存在しないことを知り、次の段階に移行します。

レベル7 存在超越レベル

他者を犠牲にすることなく、自己実現を優先する方法を模索し、価値観を形成する。
そして、新たな価値観を形成するスタート地点に立ちます。
そして、自分は社会に良い変化をもたらさなければ、いけないと思うようになります。

このように、価値観は段階を踏むことによって、より抽象度が増します。
人生を歩む中で、こういった段階を踏み、行動指針となる新たな価値観を形成するのです。

タイムラインセラピーを行う際は、クライアントの価値観がどの段階にあるものなのかに注意し、
カウンセリングを行うとよいでしょう。