ストラテジー3:T.O.T.E.モデル - NLP-JAPAN ラーニング・センター 東京・名古屋・大阪・福岡

ストラテジー

ストラテジー3:T.O.T.E.モデル

下記の内容は、タッド・ジェームス氏から許可を得て、文献を使用しています。
翻訳の文章のため、若干内容がわかりにくい箇所があるかと思いますが、ご了承ください。

T.O.T.E.モデルとは?

『Neuro-Linguistic Programming, Volume 1』という本の中で、
リチャード・バンドラー氏、ジョン・グリンダー氏、ロバート・ディルツ氏は
T.O.T.Eモデルと呼ばれるNLPストラテジーのモデルを考察しました。

T.O.T.E.モデルとは、人がどのように情報を処理するかを表す為に開発されたものです。
T.O.T.E.とはTest(テスト)Operation(操作)Test(テスト)Exit(退出)の略です。

このストラテジーの概念は
『Plans and the Structure of Behavior』という本の中で書かれました。

T.O.T.E.モデルは、ある事柄のテストを行う事から始まります。
それはストラテジーを開始するテストです。

T.O.T.E.モデルの方法

T.O.T.E.モデルは、テスト(Test)から始まり、
しばらく操作(Operation)してまたテスト(Test)し、退出(Exit)するかどうかを確認します。
完了しなければ、スタート地点まで戻り、再びテストします。

T.O.T.E.モデル

肯定的な結果が得られるまで、このループを継続し、最後に退出(Exit)をします。
最初のテストから、次のテストに進むためには、ストラテジーテスト基準が必要となります。
最初のテストでストラテジーの手順を踏み、
次のテストのための基準を作り出すのです。

一例として、人がやる気になる為の方法を考えてみましょう。
あなたをやる気にさせる引き金はなんでしょうか。
それは、特定のものを見たり聞いたりする事でしょうか。

引き金として考えられるのは、見た事、聞いた事、何かに触れた事などです。
人をT.O.T.E.モデルのストラテジーに導く為の、
特別な引き金を見つける為には、新たなストラテジーを引き出し、活用する事が重要です。

優れたストラテジーを一つ持っていれば、
無理に自分を奮い立たせる必要はないのです。
ですので、
T.O.T.E.モデルのストラテジーをスタートさせる引き金を見つけることが重要です。

T.O.T.E.モデルにおけるテスト(Test)の次は、操作(Operation)を行います。
操作(Operation)ではストラテジーを判断する際に必要とする情報の収集を行います。

ストラテジーの操作(Operation)では情報を収集しますが、
収集するデータは3種類に分ける事ができます。

最初に収集する情報は、
目で見てわかる視覚的、聴覚的、身体感覚的な情報です。
ストラテジーの操作段階(Operation)における、あらゆる外面的な情報は、
T.O.T.E.モデルを行う上で、有益な情報となります。

また、情報として内部的な情報もあります。
内部的な場合、ふたつの種類に分ける事ができ、
それは思い出した情報と作り出した情報-記憶または創造の情報に分けられます。
3つの種類とは、収集した外部情報そして記憶または創造した内部情報となります。

そして、次のTest(テスト)です。
テスト-操作-テスト・・・で、重要なポイントまで来ました。
第2のテストで行う事は比較です。
ストラテジーが完璧であるかどうかを知るには比較が常に必要です。

第1のテストと第2のテストで導かれた基準を比較するのです。

大抵の場合、テストは同じ代表システム(VAKモデル)で起こります。
この時点で"プラス"が生じた場合、
テストが成功で収集データと基準との間に適合があったことが分かり、
その時点で退出(Exit)となります。
その時点で適合がなければ、戻ってストラテジーを継続します。

退出(Exit):
最終段階の退出は、判断ポイントまたは選択ポイントとなり、
ストラテジーがその時点で退出(Exit)となるか、
戻ってさらに情報収集をするのか、テストを象徴的段階となります。

要約すると、T.O.T.E.モデルのストラテジーは
テスト(Test)、操作(Operation)、テスト(Test)、退出(Exit)となります。

最初のテストにおける情報を利用して、第2のテストを行い、
テストが成功した時、ストラテジーを完了します。