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2024.07.11 人間関係

仕事で人間関係をより良くする方法3選-上司編・部下編・社外編-

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睡眠時間を除けば、人生の半分は
仕事をしている時間と言われています。

多くの時間を使う仕事で人間関係に支障が出ると
それはとてもつらい時間になってきます。

  • 「上司から毎日怒られてて仕事がつらい・・・」

  • 「部下をまとめるのが難しい」
  • 「取引先の人との接し方がわからない」

状況によって人それぞれ様々な出来事が
起こっているかと思います。

また人間関係の悩みは、
実は環境を変えても同じように繰り返されていたり
自分自身が作り出している可能性もあります。

周りの人を変えることは、
非常に難しい事なのですが

自分自身を変えて対応能力をあげれば、
人間関係に大きな変化が出てくることに
違いありません。

この記事では、
自分の力で仕事の人間関係を変える方法を
上司としての視点・部下としての視点から
ご紹介していきます。

目次

    1.仕事の中で人間関係に悩んでしまう本当の原因とは何か?

    仕事には人間関係がつきものであるため、誰しもが人間関係に関する悩みを持ったことがあるのではないでしょうか。

    では、人間関係に悩んでしまう原因について、考えたことはありますか?

    悩みを解決するには、まずは原因が何か、明確にしてから改善策を考えていくことが大事です。

    原因が明確でなかったり、誤った捉え方をしている場合、改善を試みても効果が出なかったり、悪化してしまう可能性もあるかもしれません。

    例えば、「今の上司が苦手」という悩みがあった場合、「前の上司との相性が良すぎた」「考え方が真逆」「生理的に受け付けない・なんか嫌い」など、様々な原因が考えられると思います。

    本当は、「考え方が真逆」というのが原因なのに、「上司に嫌われている」という誤った認識で原因を捉えていたら、「どうしたら好かれるのか」というように、

    原因から逸れた改善策を考えてしまったりして、本当の原因に気づけないまま、なかなか関係が改善されない状況が続くかもしれません。

    そのため、問題に向き合って、しっかり原因を突き止めることが、人間関係をより良くする鍵となります。

    それでは、どのように原因を突き止めていくのか、お勧めの方法を3つご紹介します。

    1-1.実際に問題が起こった場面を思い出してみる

    実際に問題が起こった時の場面を思い出してみましょう。

    思い出すのが辛い方もいらっしゃると思いますので、無理のない範囲で大丈夫です。

    まずは、目を閉じて、その時の光景・周りの音・感情など、リアルに思い出してみましょう。

    そして、相手の言動や表情、様子を思い出してみてください。

    また、自分の言動や感情も思い出してみましょう。

    そうすると、主観的に、原因が何か考えられると思います。

    今度は、自分自身としてではなく、第三者として、相手と自分が話している場面を想像してみてください。

    相手と自分の言動・表情・様子を、第三者の立場として、客観的に見てみましょう。

    客観的に見ると、自分はどんな表情をしていましたか。

    また、主観的に見ていた時とは異なった原因が、見えてきたのではないでしょうか。

    不思議なもので、客観的に思い返すと、主観的な視点では見えてこなかった原因が見えてくることがあります。

    「あの時はすごく怒られていた気がしたけど、アドバイスしてくれていただけだった。」

    「なぜ目を合わせてくれないか分からなかったけど、自分がきつい言い方をしてしまっていたからだ。」

    このように、視点を広げてみることで、原因が何か明確になってくるかもしれません。

    1-2.周りに相談してみる

    1-1で書いたように、客観的な視点で原因を捉えることが、適切な改善をするために重要となってきます。

    そのため、周りの人に相談してみるのもお勧めです。

    職場の同僚・上司、家族、友人など、いろんな視点から意見をもらえることで、本当の原因が見えてくるかもしれません。

    ぜひ、様々な視点の意見を前向きに受け取って、改善を試みて、自分の成長に繋げてみてください。

    1-3.書き起こしてみる

    1-1で実際に問題が起こった場面を思い出したように、その場面を言葉で書き出してみると原因が明確になってくるかもしれません。

    相手と自分がどんな発言をして、どんな表情をしていたのか、客観的に書いてみてください。

    そして、どこが原因だったのか、考えてみましょう。

    • 「焦った顔をしてしまったのかもしれない」

    • 「この言葉が引っかかったのかもしれない」

    相手に対してでも、自分に対してでも、自由に書いてみて大丈夫です。

    ただし、変わることができるのは自分自身なので、

    「自分はその事象に対して、どのように前向きに捉えていくか」

    というように、自分自身がどのように改善していけるかという視点で考えてみると良いと思います。

    2.【上司編】仕事の人間関係を改善する方法3選

    ここでは、上司の立場として、部下との関わり方を改善するための方法をご紹介します。

    2-1.感情任せで人を動かすのではなく、決められたルールで人を動かす

    褒める時も、指摘する時も、ついつい感情任せになっていませんか?

    一見、親身になって部下を育てているように見えますが、もしかすると、周りからはエコ贔屓だと思われてしまう可能性があります。

    「この人にだけ優しい」「褒められるために働かなくちゃいけないのか」というように、仕事そのものではなく、人間関係にフォーカスされてしまい、人間関係のトラブルやストレスに発展してしまうかもしれません。

    そうならないために、自分の相手に対する感情ではなく、ルールに則って評価していくというのが、とても大切です。

    仕事に人間関係を持ち込まないためには、ある程度一線を置いて、適度な距離感で部下と関わると仕事がしやすい職場になるかもしれません。

    2-2.部下の話を遮らずに聞く

    部下が話している途中で話を遮ってしまっている時はありませんか?

    パワーが強い上司の方は、最後まで聞かずに結論を先に自分から言ってしまうことがあります。

    部下が相談しにきた時、何か意見を提案している時、もしかしたら勇気を出して、話に来てくれているのかもしれません。

    そんな中、「それはこうじゃない?」とか「いや違くて」と話の途中で遮ってしまうと、何を言っても却下される、話を聞いてもらえないと感じてしまう可能性があります。

    上司としての立場上、忙しいとは思いますが状況に応じてしっかり最後まで傾聴してから、助言を行うことが信頼関係につながることになっていきます。

    現場の意見や若い人の視点を取り入れていくことは、会社の発展にも繋がっていくと思います。

    ぜひ、柔軟な思考で部下と接して、風通しの良い職場をつくりましょう。

    2-3.怒るのではなく、叱る

    部下のミスや気になる部分について、感情に任せて、部下自身を責めるような言葉をかけてしまっていませんか?

    • 「なんでこんなこともできないの?」
    • 「なんでそうなるかな〜」
    • 「いい加減にしろよ!」

    大抵の場合、このような言葉をかけても、部下が変わることはなく、萎縮してしまうことが多いと思います。

    本気で部下の成長を願うのであれば、「怒る」のではなく、「叱る」ということを意識してみましょう。

    「怒る」は感情任せな言葉で相手を傷つける可能性があるのですが、「叱る」は相手自身を否定したりするのではなく、冷静に相手の行動に対して指摘したり、フィードバックすることなので原因や改善点が見えてきます。

    そして、指摘やフィードバックを伝える時は、

    • 「あなたの成長を願って伝えている」

    • 「あなたならもっと活躍できる」

    ということを伝えると、相手が指摘やフィードバックを受け止めやすくなります。

    ただ指摘するだけでは、このような不満に繋がる可能性があるからです。

    • 「なんで自分ばかり言われるのだろうか」

    • 「なんでこんなに言われなきゃいけないんだろう」

    また、「機嫌が悪いから怒っている」と思われてしまうと伝わるものも伝わらなくなってしまいます。

    感情任せではなく、冷静に物事を見ている人だというような信頼を周囲から得るためには、日頃からのメンタルコントロールが大事になってくるので、

    気持ちが熱くなった時には一歩踏みとどまって、相手のためになる伝え方を考えてから、冷静に伝えていくことを心がけましょう。

    3.【部下編】仕事の人間関係を改善する方法3選

    ここでは、部下の立場として、上司との関わり方を改善するための方法をご紹介します。

    3-1.客観的に見てみる

    「上司にいつも否定されるけど、
    私のこと嫌いなのかな・・・」

    というように、悲観的に捉えてしまっていることはありませんか?

    主観的に見ると辛い出来事かもしれませんが、実は客観的に見ると、全く違う意味合いの出来事に見えてきたりします。

    • 「あなたに社会人として恥をかかせたくない」

    • 「ちょっとキツく言い過ぎたけど、
      あなたならもっとできるはずだ」

    こんな想いを持って、上司はあなたと接しているかもしれません。

    1章でも紹介したように、客観的にその時の上司の表情や言動を思い出して、どのような原因があったのか考えたり、周りに相談してみたりして、自分とは違う視点の意見や考えがあることを受け入れてみましょう。

    3-2.上司の立場に視点を変えてみる

    上司の視点で自分の行動をみたことはありますでしょうか?

    私たちは自分が見ている世界で物事を判断しています。

    もし自分が上司の立場だとしたら、今自分が行っている仕事以上に難しいことをしていて、さらに上の上司からも圧力をかけられる。

    こんな状況の中であなただったら、部下がどのような行動をとってくれたら嬉しいでしょうか。

    よくコミュニケーションエラーが起こる理由として、お互いがお互いの立場に立てなくなるということがあります。

    これは会社でも当てはまり、上司、部下関係なく、お互いが見ている世界が違うため、ついつい衝突してしまいます。

    そうならないためにも相手の立場になってみて、冷静に物事を捉えてみましょう。

    今の自分が変えるべきことは何か、続けるべきことは何か、見えてくるかもしれません。

    3-3.上司の価値観を把握する

    あなたが仕事で大事にしていることはなんでしょうか?

    人によっては、誰かの役に立つことを大事にしていらっしゃるかもしれませんし、効率化や自己成長、または定時に仕事を終わらせることだったり、価値観は人それぞれだと思います。

    そして私たちは、自分が仕事で大事にしている価値観を満たそうとします。

    そのため、誰かの役に立ちたい人は、自分の仕事だけでなく周りの仕事を手伝ったり、効率化を大事にしている人は、常に無駄のない働き方をしていたり、定時に終わらせたい人は、なんとしても時間内に仕事を終わらせようとします。

    それは、上司も同じで、仕事においての価値観があります。

    もし、あなたが今まで一緒に仕事がしやすいと思ったことがある上司は、あなたと同じ価値観の人だったのかもしれません。

    反対に、もし今あなたが上司と仕事がしづらいと思うのであれば、それは仕事をする上で上司の価値観とあなたの価値観に乖離があるからかもしれません。

    上司の仕事における価値観を探ってみましょう。

    そして、上司の価値観を尊重したコミュニケーションが取れるようになると、きっと上司との関係が変わってくるはずです。

    4.【社外編】仕事の人間関係を改善する方法3選

    ここでは、社外の方との関わり方を改善するための方法をご紹介します。

    取引先、業者の方など、普段関わりのある社外の方とのコミュニケーションを思い出しながら読んでいただければと思います。

    4-1.相手に気持ちよく話してもらう

    ついつい自社の商品の売り込みだったり、自分の話ばかりしてしまっていませんか?

    売り込みが強かったり自分の話ばかりだと、相手は引いてしまったり、退屈な思いをしているかもしれません。

    コミュニケーションで大切なのは、傾聴です。

    相手の話をよく聞くこと、聞き方、相手から話を引き出すことを意識してみると、コミュニケーションの質が変わってくるかもしれません。

    相手の立場になって、どのように聞いてもらえると嬉しいか、どうしたら会話が弾むか考えてみましょう。

    例えば、そっけなく興味なさげに話を聞かれるよりも、

    「あなたに興味があるんです。
    もっとお話を聞かせてほしいです。」

    という想いが伝わってきたほうが嬉しくて、色々話したくなるかもしれませんね。

    特に、相手の過去、現在、未来(夢や目標)の話を引き出せると、20年来の親友ともいえるくらいの関係を築ける可能性があります。

    そして、相手に気持ちよく話してもらえたら、商談も上手くいくかもしれません。

    4-2.「親しき仲にも礼儀あり」であることを念頭に置く

    取引先など社外の方との関わりは、取引のためだけのやり取りをするドライな関係もあれば、ある程度仲が深まって、ご飯や飲みにいく機会が増えたりして、友人くらいの関係が築けることもあると思います。

    ですが、ビジネスの世界では、ちょっとしたことがきっかけで、突然関係が壊れてしまうことがあるかもしれません。

    良い関係性を保つためには「親しき仲にも礼儀あり」の姿勢が大切です。

    仲の良さに甘んじて礼儀のない態度をとったり、必要な時にだけ連絡をして手を抜いたりするのではなく、

    お礼やお詫びを3割り増しで伝えたり、相手のためになる情報を程よく連絡したりして、良い関係性を保つための努力をし続けていきましょう。

    4-3.手土産を渡す前に、相手の好みを把握しておく

    取引先の方への手土産を選ぶ時、迷いますよね。

    センスを問われる部分でもありますし、TPOをわきまえているか、迷惑になるものではないか考える必要があります。

    また、相手の好みを把握できているかという点も大事になってくるかもしれません。

    基本的には、洋菓子や和菓子などの小分けになっている食べ物だと食べやすいですし、渡すほうも貰うほうも、変な気を使わずに済むと思います。

    そして、何かを渡したり、贈る時は、心がこもっているかどうか相手に伝わってしまうこともあります。

    そのため、適当に選ぶのではなく、相手が喜ぶものは何か考えることが大切です。

    では、相手の好みを知るためにはどうしたら良いのか。

    4-1で紹介した「相手に気持ちよく話してもらう」でもお伝えしたように、相手に興味を持って上手く聞いてみましょう。

    例えば、好きな食べ物や嫌いな食べ物は何か、甘いもの、辛いものなど味の好みは何か伺ってみたり、また食べ物以外のことからヒントを得られることもあると思います。

    日頃から会話の中でさりげなくお話しできると会話も広がりますし、取引だけのドライな関係性ではなく仲が深まり、良い関係性が築けるかもしれません。

    5.生きやすくなる考え方

    ここまで、上司編・部下編・社外編で、人間関係を改善する方法をご紹介いたしましたが、

    「すぐに変えていくのは難しい。」「なかなか上手くいかないな。」と苦悩したり、不安に思う方もいらっしゃると思います。

    それでも全く問題ありません。
    むしろ、そう思える貴方は伸びしろがあって、成長途中だといえます。

    誰しも完璧な人なんていないのです。

    ですから、何度失敗したり上手くいかなかったとしても、日々コツコツと努力し続けて、少しずつ良くしていくことが大切です。

    例えば、大活躍しているスポーツ選手は、生まれ持った才能だけで成功しているわけではないですよね。

    日々の練習や自分のメンタルのコントロールを行って、地道に、大切に時間を費やしてきたからこそ、良い結果が生まれます。

    なので、1回の失敗や上手くいかない出来事から「自分はもうダメだ」と思い込んでしまうのではなく、「今回の経験を活かして、次はこうしてみよう。」というように前向きに改善し続けて、人生をより良くしていきましょう。

    そして、もし、どうしてもネガティブな思考に陥ってしまい、自身のメンタルコントロールが上手くできず、人間関係の改善が上手くいかない、続かないという場合、まずは自身の内面の改善が必要かもしれません。

    特に、幼少期や過去にあった辛い経験やトラウマ体験により、無意識に自分に自信を持てなくなっている可能性があります。

    • 「自分の内面を変えたい」
    • 「トラウマ体験があって、自信が持てない」

    • 「変わりたいけど何から手をつければいいか分からない」

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