普段の生活や仕事などで何かあるたびに、
「自分が好きじゃない」
このようなことを思っていませんか?
周りとの比較や、過去の失敗から、
段々と自分の嫌な部分ばかりに
目線が行ってしまい、
なかなか前向きな気持ちに
なれなくなってしまいますよね。
「本当は自分のことを好きになりたい。
でも、中々うまくいかない...」
もし、その原因が
好きになれる材料がすでに揃っているのに
ただ気づいていないだけ
だとしたら、どうでしょうか。
この記事では、
自分を好きになれない
苦しい状態から抜け出すために、
「なぜ自分を好きになれないのか」
そして、
「具体的にはどうしたら
自分を好きになれるのか」
といった原因と対策について、
心理学の視点を交えながら
お伝えしていきます。
目次
1.なぜ自分を好きになれないのか
なぜあなたは自分のことを好きになれなくなってしまった、もしくは、嫌になってしまったのでしょうか?
恐らく、その原因については、自分自身でなんとなく分かっている部分はあるかと思いますが、共通して言えることとして...
「マイナス面にばかり目を向けてしまう」
という状況が挙げられます。
その原因・理由を明確にすることで、対策を立てやすくなります。
思い返すことが辛いかもしれませんが、次へのステップを踏み出すためにも、原因と向き合っていきましょう。
1-1.周りと比べすぎている
まずは、「周りと比べすぎている」ことが挙げられます。
近年では、SNSの発達により、様々な立場の人間の行動や意見が見えるようになりました。
それにより、自分と同じ年代で活躍をしている人や身近な人と自分を、照らし合わせやすくなっているのです。
また、SNSにアップされる内容は、どれも輝かしいものばかりで、「自分にはほど遠いもの」と感じてしまい、
比較することによって劣等感を感じることから、自己嫌悪に繋がってしまうおそれがあります。
それだけではなく、その輝かしい内容は、ほんの一握りにも関わらず、それが「普通である」と勘違いをしてしまうことも、要因の一つとして挙げられます。
「普通」の基準が高くなりやすいので、必然的に理想も高くなるという側面があります。
理想が高くなることで、客観的に見れば、長所・得意なこととして捉えられることも、素直に受け入れることができなくなる側面があります。
こうした背景から、段々と自分の劣っている部分に目が向いてしまい、結果的に自分を好きになれない要因となるのです。
1-2.過去のマイナスな体験に引きずられている
次に、「過去のマイナスな体験に引きずられている」といったことが挙げられます。
例を2つ挙げて解説していきます。
まず、人から嫌われた経験のある方や周りからの見え方について、よく指摘された経験のある人は、「周りの目」を気にしすぎてしまう傾向があります。
人の考えていることや表情に敏感になると、なかなか自分の意見を言えなかったり、やりたいことができなくなりがちです。
そんな状態が長く続いた場合、次第に「自分の意見がない」「周りに流されやすい」と自分自身で感じてしまい、自己嫌悪に繋がるという恐れがあります。
また、幼少期より周囲の人からあまり褒められた経験が少ない方は、自分の長所を理解できずに育ってしまったり、自信を持つことができなくなる傾向があります。
これらの経験から、自分を認めることが難しくなってしまい、自分を好きになれなくなるのです。
こうした過去のマイナスな体験に対して、折り合いを付けることができずにいると、これから先もずっと、悪い影響を受け続けることになりかねません。
そのため、人生のどこかのタイミングで、いかにプラスの意味を見出すことができるかがポイントです。
意味の見出し方や考え方については、後ほど詳しく解説していきます。
1-3.「謙虚でいること」に囚われている
日本では特に、「謙虚でいること」や「謙遜すること」が美徳とされています。
当然これらは、大切なことであり、礼儀であったり、人間関係が良好になったりと様々なメリットがあります。
ですが、これが行き過ぎてしまうと、自分自身を過度に抑え込むことにつながる可能性があります。
過去にこのような会話を聞いたことはありませんか?
幼少期に友人の親より
「○○さんはすごいですね」
と褒められたときに、
自分の親からは、
「いえいえ、そんなことないですよ」
という返答を行う、といった会話です。
日本では、自分で自分のことを褒め称える、いわゆる自画自賛を行う人は、あまりいないどころか、
むしろ「傲慢だ、調子に乗っている」という評価を付けかねられません。
これらのことから、自分自身を素直に褒めることができず、自分のいいところ、得意なことがわからなくなってしまい、
「自分のどこを好きになればいいんだろう」と悩む可能性があるのです。
以上が、自分を好きになれなかった要因として挙げられます。
誰しも望んでそうなったのではなく、何かしらの理由や要因があってのことなのです。
2.自分を好きになるための大切な考え方
1章では、自分を好きになれない要因についてお伝えしてきました。
冒頭にもお伝えしましたが、自分のことを好きになれない人の共通点として「マイナス面ばかりに目が向いてしまう」ことです。
この章では、この考え方を抜け出すために必要な、たった1つの大切な考え方をご紹介していきます。
2-1.物事は全て一長一短である
その考え方とは、
「物事は全て一長一短である」
ということです。
あなたは、「自分はダメな人間だ、いいところなんて1つもない」と思っているかもしれません。
ですが、そのダメだと思っているところも、状況によっては輝く可能性を秘めています。
例えば、「自分は臆病であること」を短所だと考えている場合。
長所として捉えるとどうなるかというと、「慎重に物事を判断している」ということができます。
一方で、「チャレンジ精神があること」が長所だと考えている場合。
短所として捉えるとどうなるかというと、「飽き性で物事が続かない」ということができます。
このように、物事はあらゆる視点で、良くも悪くも捉えることができます。
完全に優れているものなど、存在しません。
誰しも何かしらマイナスな面を抱えています。
だからこそ、自分の長所だと思っている部分だけでなく、短所だと思っている部分も自分を形成している要素であると、受け入れることが非常に大切なのです。
もしくは、そういった一面もあると認識するだけでも、心の余裕に大きな差が生まれます。
ぜひ自分自身で嫌いと感じる部分でも、一度受け入れてみましょう。
3.自分を好きになる方法3選
先ほどご紹介した、「一長一短であることを理解する」という考え方を身に付けるために、どのような行動をすればいいでしょうか?
この章では、上記の考え方を身に付けるために必要な「自分らしさ」を見つける方法や考え方などについて、詳しくご紹介していきます。
3-1.自分に素直になる
自分を好きになる方法の1つとして、まず「自分に素直になれる」ことが挙げられます。
素直になるということは、先ほどの「一長一短であることを理解する」ことに繋がりますが、今抱いている感情をありのまま受け止めるということです。
これは、嬉しい、楽しいといったプラスの感情だけでなく、自分が好きになれないという気持ちや怒りといったマイナスな感情もありのまま受け入れます。
自分の今現在抱いている感情を受け入れ、客観的に見ることで、自分が抱いている考えや感情に対し、むやみに否定をしなくなります。
例えば、「自分を好きになれていない状態」をマイナスの方向で捉えてしまった場合、その状態を、あたかも敵であるかのように感じ、自分が嫌いになる種となってしまいます。
敵として捉えるのではなく、「自分を作っている要素」として受け入れることが大切です。
この「素直に受け止める」ということがベースとなり、自分を好きになる大切な一歩になります。
ぜひ自分を受け入れることから、始めてみましょう。
この「視点を変えて物事を見る」ということは、心理学で"リフレーミング"と呼ばれています。
リフレーミングの方法については、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
↓
リフレーミングで世界が変わる|効果、実践方法、事例を詳しく解説!
3-2.憧れている人を真似る
次に「憧れている人を真似る」ということが挙げられます。
憧れている人を真似ることで、理想に近い自分を作り出すことができ、自信や自己肯定感をあげることに繋がるため、自分を好きになることができます。
この憧れている人を真似て、その人の体験を得る方法を心理学で「モデリング」と呼びます。
そのモデリングを活用し、その人の行動・言葉遣い・服装・持ち物などといった様々なものを模倣してみましょう。
その人を模倣すればするほど、その人の考え方がわかるようになり、憧れの人により近づくことができます。
そうして努力を続けていくことで、段々と自己肯定感や自信を身に着けていくことができます。
この方法を用いて、自分を高めて、少しずつ自分を好きになることができるでしょう。
これは自分を探すだけでなく、仕事や趣味など様々な場面で活用できますので、実践してみましょう。
モデリングの方法については、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
↓
仕事や人生を一気に次のステージに高めるNLPのモデリングとは
3-3.過去を受け入れる
自分を好きになる方法として最後にご紹介するのは「過去を受け入れる」ということです。
1章でもお話ししましたが、自分を好きになれない原因の一つとして、「過去のマイナスな体験に引きずられている」ことが挙げられます。
では、どのようにその体験をプラスに変えていけばいいのでしょうか?
それは、過去に起こった、失敗した出来事や体験に対する捉え方を、「今の自分の糧になっている」という風に考えていくということです。
これは先ほどの「一長一短であることを理解すること」の先のお話になります。自分のマイナスだと感じている部分を、良い方向に働く場面を考えるのです。
そのうえで、部分を形成することになった過去の出来事や体験を「今の自分を"作ってくれた"」と捉えてみましょう。
逆にいえば、この体験が無ければ、今の自分はなかったと考えてもいいでしょう。
当然、「過去の悲しい経験や辛い経験がなければ、自分のことをもっと好きになれていたかもしれない」と考えてしまうかもしれません。後悔もあるでしょう。
なかなかネガティブな気持ちからポジティブな気持ちに切り替えることは難しいかもしれませんが、
「過去を許す」という感覚を持つことで、心に少し余裕が生まれるはずです。
ぜひ試してみてください。
最後に
自分を好きになるためには、まず自分自身を知ること、そして受け入れることが第一歩と言えます。
今回自分を好きになる方法や考え方について、無理に「自分を好きにならなければならない」と考え、
義務のようになってしまったら、かえって息苦しくなってしまいます。
今自分のことが好きになれない、嫌いと考えているなら、「今そういう状態なんだ」と理解することが一番大切なことです。
まずはゆっくり自分自身について振り返っていきましょう。
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