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心理学の分野で使われる「無意識」。

日常でも時折聞くことがありますが
捉え所がなく、
わかりづらいと
お感じの方も多いと思います。

「無意識」とは一言で説明するならば
私たちが普段自分で
自覚(意識)してない
心の深層

のことを言います。

また、あまり知られてませんが、
この「無意識」とは

私たちの想像を
超える大きな力を秘めているのです。

もしあなたが
自分が努力しているにもかかかわらず
思うような結果が出せていないとすると、
それは「無意識」が原因なのかもしれません。

今回はそんな「無意識」について
心理学の観点から
わかりやすく解説するとともに、

「無意識」の理論に大きな影響を与えた
「精神分析」の創始者フロイトや

フロイトの弟子であり、
「分析心理学」で有名な
ユングが
提唱した「無意識」を紹介しながら

大きなを秘めている無意識を
活用する方法をお伝えします。

1.無意識について

深海

1-1.無意識とは

「無意識」とはオーストリアの精神科医フロイトによって確立された概念で、普段、意識することができない私たちの心の深層のことをさします。

私たちの心(意識)には自覚することができる領域と自覚することができない領域があります。

例えば、会社に行こうとする時、お風呂に入ろうとする時、これは意識して動こうとしないとできません。

これが意識的な領域を使っているということになります。

一方で、例えば「歩く時」、どちらの足を先に動かすか、どちらの手をどう動かすか、考えながら歩いている人はいません。

これが無意識です。

掛け算の九九を意識して思い出そうとする方もいらっしゃらないように、学んだ様々な情報を簡単に引き出せるのも無意識の力です。

また、「無意識」の概念を確立させたフロイトは人の心を氷山に見立て、氷山の水面から上の見えている部分が意識、見えてない大部分が無意識であると例えております。

氷山は見えている部分は一部にしかすぎず、見えていない部分が大部分となっております。

このように無意識というものは私たちの心のほとんどを占めているのです。

実際に私たちの心の中で意識と無意識では占める割合には大きな差があり、意識が1~3%に対して無意識が97~99%を占めていることが明らかになっています。

この数値から分かるように心の中で私たちが自覚できているものは本当に一部にしか過ぎないのです。

1-2.無意識はどのように現れるのか

私たちが普段自覚することのできない心の深層である無意識。

そんな無意識は私たちの行動や感情に影響を与えます。

私たちは自分で考えながら行動していると思いがちですが、実はそうではないのです。

例えば

  • 苦手な食べ物がある
  • 高所に来ると気持ちが悪くなる
  • 先の尖ったものを見るのが怖い
  • 犬が怖い

といったように誰しも自分でも原因がわからないけど、苦手なものがあるかと思います。

自分では全く意識をしていないのになんとなく体が拒絶してしまう。

まさに無意識が行動や感情に現れている証拠です。

他にも

  • 新しいことを始めるとワクワクする
  • 誰よりも先に動きたくなる
  • なにもないのに人目を気にしてしまう
  • 仕事でいつも同じミスをしてしまう

といったように自分ではあまり意識ていなかった日常の行動パターン、行動の選択にも無意識は影響を与えています。

このように私たちの行動や感情の多くは無意識に支配されているのです。

1-3.無意識の作られ方

そんな私たちの行動や感情に多くの影響を及ぼす「無意識」は、私たちが生まれてから今までの体験によって形成されます

その中でも幼少期の経験は無意識の形成に大きく影響を与えるともいわれており、幼少期の家庭環境、学校での出来事、友人関係などといったものが大きく関係します。

例えば過去に成功体験が多くあるとそれが無意識に刷り込まれ、

セルフイメージが上がったり自分のことを肯定できるような無意識が形成され、新たなことに挑戦しようとすると無意識にワクワクしたりするようになります。

反対に過去に親に傷つくことを言われたり嫌な出来事を体験したとするとその時のネガティブな気持ちが無意識に刷り込まれ、

何を始めるにも自分から動くことをしなくなったり、常に心のどこかに不安を抱えながら生きるようになる可能性があります。

このように自分の経験、体験によって無意識は形成されていくのですが、先ほどの章でも紹介した通り、私たちの行動や感情のほとんどが無意識に支配されています。

今までにどんな経験をしてきたのか、ということが私たちの人生に大きく影響を与えてしまうのです。

2.フロイトとユング 二人の「無意識」

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「精神分析」で有名なジークムント・フロイト(1856‐1939)と「分析心理学」で有名なカール・グスタフ・ユング(1875-1961)。

この二人は「無意識」を語る上で欠かせない存在です。

この章ではフロイトとユングが提唱した「無意識」についてそれぞれご紹介していきます。

2-1.心は三層構造

まず最初にフロイトが提唱した「無意識」についてご紹介します。

冒頭でもお伝えの通りフロイトは人の心を氷山にたとえ、人の心は意識できる部分と意識することができない部分があると提唱しております。

そんなフロイトは心は意識、前意識、無意識の3つの層から構成されると考えました

意識 ・・・ 私たちが自覚できている心の領域
前意識 ・・・ 普段は自覚することができないが
自覚しようとすれば自覚することが
できる心の領域
無意識 ・・・ 私たちが自覚できていない心の領域

氷山、意識、前意識、無意識

フロイトは人の心をこのように3つの層に分け、

人間は自分の行動を自分で意識しながらコントロールしているのではなく、無意識にある欲求や願望が自分の行動をコントロールしている」と提唱しました。

また、フロイトはこの欲求や願望とは人間が社会で生活するため、成長するにあたって意識から排除してきたものであったり、過去のネガティブな忘れたい記憶などが抑圧されて、できあがったものと考え、

この抑圧された欲求や願望である「無意識」が私たちの普段の行動に現れたり、過剰に欲求や願望が抑圧されると精神疾患として現れると考えました。

フロイトが提唱した無意識については、こちらの記事で詳しく解説しています。
フロイトが確立した「無意識」とは?3つの領域のについて解説

2-2.「個人の無意識、共通の無意識」

ユングとはスイスの精神科医、心理学者であり、フロイト同様に心の領域には意識と無意識があると提唱しています。

しかしフロイトとは「無意識」についての見解が異なり、フロイトが「無意識」は個人の過去の体験のみによって作られると提唱したのに対して

ユングは「無意識」には個人の経験によって作られる領域である個人的無意識人類に共通して先天的に備わっている領域である集合的無意識があると考えたのです

意識 ・・・ 私たちが自覚できている心の領域
個人的
無意識
・・・ 個人の体験によって形成される無意識
集合的
無意識
・・・ 個人的無意識よりも深層にある
人類に先天的に共通する無意識

ユングは精神科医であったので精神疾患を抱える多くの患者を見てきました。

当時ユングはフロイト同様に精神疾患は無意識によるものだと考えていましたが、多くの統合失調症患者を診ている中で同じようなことをいう患者が何人か出てきました。

その言動は明らかに本人たちの過去の経験からはあり得ない無意識の現れ方であったため、

ユングは無意識には個人の経験によって形成されるものと人類に共通して備わっているものがあると考えるようになりました。

集合的無意識についての詳しい解説は、こちらの記事をご覧ください。

また、無意識と似た概念に潜在意識があります。

潜在意識について知ることで、無意識の理解をさらに深めることができます。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

3.無意識を活用する

脳の画像

私たちの行動や選択、感情を支配している無意識。

もしもあなたが成功したい、結果を出したいと努力をしているにもかかわらず成果が出ていなければ、もしかしたら無意識が原因かもしれません。

今回はそんなあなたが結果を出せるように無意識を活用する方法を3つお伝えしていきます。

3-1.自分に問いかける

無意識を活用する方法1つ目は自分に問いかけることです。

私たちは自分の意識している世界を全てだと思い込んでいますが、実は多くのものを見落としています。

そのため、あなたは自分の周りにあるチャンスや成功するきっかけを見落としている可能性があります。

しかし自分に問いかけることで普段なら見落とすものを無意識に見つけられるようになります。

著名な方々は、自分(無意識)に問いかけることで様々な成果をあげ、問題を解決してきました。

例えば、問いかけることについてこのようにおっしゃっています。

「質問する力」ことが人生やビジネスにとって最大の武器になる ー 大前研一
重要なことは質問するのをやめないことだ ー アルベルト・アインシュタイン

自分に問いかけることでその答えは外の世界から得られるものかもしれませんし、

場合によっては自分が今まで気づいていなかった自分の内面から答えが出てくるかもしれません。

問いかけ一つでも答えを見つけるために、無意識に見ようとするものが変わり、世界の見え方が大きく変わるのです。

このように自分に問いかけるということは無意識を活性化させ、答えを見つけやすくし、あなたが求める成果を出すのに役立ちます。

あなたもぜひ、仕事や日常でこの自分(無意識)に問いかけてみることを試してみてください。

  • この問題を解決するにはどうしたらいいか
  • 目標を達成するためのヒントはないか
  • ◯◯さんとの関係をより良くするのは
    何をすればいいか

このような形で問いかけておくと、いつか無意識の力が働き答えを自動的に見つけられるようになっていくのです。

ぜひ試してみてください。

3-2.セルフイメージを作り変える

無意識を活用する方法の2つ目がセルフイメージを作り変えるということです。

過去の経験によって形成される無意識ですが自分の思考や行動の90ー98%を占めると言われています。

過去の経験によってはポジティブな無意識が形成されたり、ネガティブな無意識が形成されるようになります。

そして、その無意識によって「自分は〇〇である」とセルフイメージを構築してしまいます。

この時もし悪いセルフイメージが形成されてしまうと、無意識に自分のことを低くみてしまい、知らず知らずのうちに自分の目標を達成できないような行動をとってしまいます。

そうならないためにも自分のセルフイメージを脳内で作り変えてしまうのです

このときに役立つのがアファメーションになります。

アファメーションとは自分の達成したいことやなりたい像を口に出して自己暗示していくことです。

また、ここでポイントなのが自己暗示をするときにあなたが成功している、結果を出している姿をイメージすることです。

例えばあなたが仕事で大きな売り上げを出したいのであれば、

「自分はできる、結果を出せる」と自己暗示をするとともに売り上げを出している姿を鮮明にイメージするのです。

このとき鮮明にイメージすればするほど私たちの脳は過去の体験と未来の体験の見分けがつかなくなり、

無意識、そしてセルフイメージが自分の思い描くものに作り替えられていきます。

この方法は実践心理学で知られるNLPのスキルを応用した方法で、

このように自分でセルフイメージを作り替えることで無意識までもがそのセルフイメージに合わせて働くようになり、

あなたの行動そのものが無意識に自分のなりたいイメージに近づいていきます。

アファメーションの具体的な実践方法はこちら

セルフイメージを高める方法はこちら

3-3.引き寄せの法則

最後にご紹介する無意識を活用する方法は引き寄せの法則です。

引き寄せの法則とは「人生で起きていることは全て本人が引き寄せている」という法則で

ポジティブなこともネガティブなことも全て自分が考えていることに引き寄せられているという考え方です。

この法則を利用して本当に欲しいものを明らかにして常にそれを思い続けてみてください。

無意識の力は強力です。

3-1でお伝えした「自分に問いかける」と一緒で私たちの無意識にそれが刷り込まれ、

自分でも気づかないうちに欲しいものを引き寄せるように、行動に影響を与えていきます。

その結果、あなたは欲しいものを引き寄せられるようになります。

引き寄せの法則の具体的な方法については、こちらの記事もあわせてご覧ください。

最後に

考える女性

今回は無意識について心理学的観点を使いながら説明するとともにフロイトやユングが提唱した理論も紹介してきました。

無意識とは自分では自覚できないからこそ、その効果の大きさはなかなか実感できないものなのです。

しかし今回お伝えした方法を使えば、今まで自分が見えていなかった世界まで意識することができるようになり、あなたの行動、選択、感情は徐々に変わってくるはずです。

また、今回をお伝えした方法のほかにも無意識を活用する方法は世の中にたくさん溢れています。

特に実践心理学NLPではセルフイメージの変え方、無意識のコントロールといったような目標達成するには欠かせないスキルを取得することができます。

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