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2024.07.17 自己成長

一流とは?スポーツやビジネスあらゆる分野に共通する考え方

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一流とは、

「圧倒的な結果を作るだけではなく、
考え方、生き様、人格など
あらゆる領域において優れていること」

を意味します。

おそらくメディアなどを通して、
「一流」という言葉を
聞いたり目にしたことはあるけれど、

具体的に何なのかを説明するのは難しい、
という方も少なくないと思います。

私は男子新体操という競技を
18年間続けてきた経験があります。

その中で、私自身も一流であるために、
競技だけでなく人としての
魅力も高めることを意識していました。

また、ライバルや他の競技の
アスリートの研究も行っていましたが、

「一流」の選手とそうでない選手には
練習や試合本番への取り組み方は
もちろん、

特に日常生活を送る上で、
大きな違いがあったと思い返します。

また、大学卒業後には実践心理学NLPを
提供するスクールに入社し、働きながら
「一流」のビジネスパーソンの方々と
直接コミュニケーションを取る
機会が増えました。

そして、
スポーツにおける「一流」と、
ビジネスにおける「一流」には
共通点があるということに気付きました。

そこで、実際に一流と呼ばれている
アスリートやビジネスパーソンの
考え方や行動から共通点を探り、
一流とは何なのかを紐解いていくと共に、

あなた自身も
「一流」になるための簡単な実践方法
実践心理学の知識を交えてご紹介していきます。

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目次

    1.「一流」とは?

    「一流」とは「ある分野で最も優れていること」という意味ですが、具体的に何を意味するのか?

    この章ではその定義付けと代表的な人物を挙げ、「一流」がイメージしやすくなるよう、それらの共通点についてお伝えしていきます。

    1-1.「一流」の定義

    一流についてここでは、言葉の意味をもとにして、これまでの私の経験や、一流レベルの人を調べた結果、このように定義したいと思います。

    「圧倒的な結果を作るだけではなく
    考え方、生き様、人格などの
    あらゆる領域において優れていること」

    つまり一流とは、その人が残した結果や成果にのみフォーカスした評価では無く、その人自身の人間性が最も大きく関係しているのです。

    例えば、営業においてトップの成績を残せていたとしても、周りの仲間や部下にキツイ言葉を浴びせたり、自分さえ結果が残せていれば良いという考えをもっている人は、とても一流とは言えませんよね。

    私の大学時代の恩師(中田監督)もまさに「一流」を体現している人でした。

    全日本学生選手権で21連覇(現在進行系)を成し遂げる監督なので、指導力はもちろんのこと、毎朝大学前の駐車場のゴミ拾いをしていました。

    そして、それを知っている他の大学の先生方はこう話されていました。

    「中田先生は、結果を残すだけじゃない。
    一人の人間として常に意識高く生活しているから、それが何年も結果を残し続けられる秘訣だと思う。」

    私自身も大学の4年間で、技術面というよりは「人間性」を鍛えていただいた学生生活になりました。

    ですので、この記事では人間性にも焦点を当てながら、彼らがどのような思考、行動で目標に向かって突き進み達成しているのかをご紹介していきたいと思います。

    1-2.代表的な一流アスリートの紹介

    一流と呼ばれる人は、ジャンルを問わず様々な世界に存在しています。

    今回はスポーツの全国大会で12回の優勝経験がある私が、スポーツの世界でトップクラスに一流と言われている選手を3名挙げて紹介していきます。

    1-2-1.イチロー選手

    一人目は元メジャーリーガーのイチロー選手です。

    もはや説明がいらないほどの一流の方ですが、彼の練習や試合への取り組みや考え方は、野球選手に限らず多くの人から賞賛されています。

    そこで、イチロー選手の名言からわかる一流の極意を抜粋して3つご紹介します。

    名言1.

    『メジャーリーガーの凄いところは、一度「あ、すごい選手だ」と認めたら、
    2,500本もヒットを打っている選手でも、私に聞きに来ます。それが偉大な点ですね。』

    ここから、イチロー選手は「謙虚さ」を重要視していることがわかります。

    どれだけ結果を残していたとしても、少しでも自分より優れていると思う選手には素直にアドバイスを求めることで、現状に満足することなく常に自身の成長に繋げることができます。

    名言2.

    『特別なことをするために特別なことをするのではない。
    特別なことをするために普段通りの当たり前のことをする。』

    この名言から、「基本を大切にする」ことがわかります。

    当たり前のことを当たり前に継続してやり続けることができる選手だからこそ、常にトップで活躍し、その真摯に取り組む姿勢が一流と呼ばれる所以なのです。

    名言3.

    『何かを長期間、成し遂げるためには考えや行動を一貫させる必要がある。』

    ここからは、「一貫性をもつ」ことを必要としていることがわかります。

    目標を立てるのは誰にでもできます。しかし、その成し遂げたい目標に対して一貫性をもった言動を続けることが重要です。

    私自身スポーツ人生の中で、イチロー選手のこれらの言葉に大きな影響を受け、練習や試合に対しての意識が次のように変わりました。

    【イチロー選手からわかる一流の要素】

    • 一度結果を残せたとしても現状の自分に満足しない
    • どんな状況でも一貫して進化を求めた行動や考え方をする

    【出典・参照元】癒やしツアー「イチローの名言・格言」

    1-2-2.大谷翔平選手

    プロ野球選手が続きますが、こちらの選手も誰もが認める「一流アスリート」ですよね。

    現在も前代未聞の二刀流スタイルで、メジャーリーグで大活躍している大谷選手ですが、その人間性が賞賛されているニュースを、あなたも一度は目にされたのではないでしょうか?

    例として、あるニュースを一つ引用します。

    それは、審判の方への挨拶一つとっても、他の選手は「こんにちは」や「お願いします」と言うだけに対して、大谷選手は「◯◯審判、こんにちは」と名前を入れて声をかけてくれるそうです。

    また、試合後の「お疲れ様でした」などの挨拶を、審判の方に対しても自然体でコミュニケーションを取ることができるのだそうです。

    また、同じく元プロ野球選手の松井秀喜選手も同じように審判の方に対してのコミュニケーションが取れていたそうです。

    【出典・参照元】NewsCrunch「技術だけでなく性格もトップクラス!元審判が見た大谷翔平」

    審判という存在は、野球の試合に必要不可欠です。

    主役は選手かもしれませんが、誰に対しても等しく敬意と感謝の姿勢を示す大谷選手の人間性は世間から高く評価されています。

    やはり一流のアスリートというのは、技術だけでなく「人間性」も素晴らしいからこそ、多くの人から応援されたり尊敬され、さらに活躍の幅を増やしていっているのがわかります。

    【大谷選手からわかる一流の要素】

    • 礼儀を忘れず、敬意と感謝の姿勢をもって接する
    • 肩書きや地位によって態度を変えることなく、誰に対しても平等に接する

    1-2-3.長谷部誠選手

    三人目は、サッカー日本代表元主将の長谷部誠選手です。

    長谷部選手は、2024年に現役選手としての引退を発表しましたが、ブンデスリーガでドイツ1部通算384試合というアジア人の歴代最多出場記録を打ち立てるなど、素晴らしい成績を残してきました。

    彼のサッカーに対する考え方や生き様は、まさに「一流」と言えるでしょう。

    そんな長谷部選手が出版した、『心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣』から、アスリートに限らず多くの人が参考にするべき習慣を、抜粋してご紹介します。

    愚痴だけでなく、負の言葉はすべて、
    現状をとらえる力を鈍らせてしまい、
    自分で自分の心を乱してしまう。
    心を正しく整えるためにも愚痴は必要ない。

    引用:『心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣』

    「愚痴を言わない」というのは、言葉で言うのは簡単ですが、なかなか難しいものです。

    特に理不尽なことや、自分の力ではどうしようもできない場面に出くわした時に、人は愚痴を言うことでストレスを発散してしまうことがあります。

    しかし、長谷部選手は、愚痴や負の言葉を発することで、さらに自分自身をマイナスな状態に陥らせてしまうことを知っているからこそ、「愚痴は必要ない」と記しています。

    自身にとってネガティブなことが起きた時こそ、愚痴や負の言葉を発するのではなく、現状を正確に捉えて改善策を講じることが大切です。

    「この状況を解決するために、今の自分にできる最大限のことはなにか」を常に考え、実践していくことで、さらなる成長や発展、他者からの信頼に繋げていくことができるのです。

    【長谷部選手からわかる一流の要素】

    • 愚痴や負の言葉を発さない
    • 自分ができる最大を尽くして、課題を解決する

    ここまで、「一流」のアスリートを3名挙げてご紹介しましたが、「こういう人達は、初めから才能があったから。」と思った方もいるかもしれません。

    しかし、「才能がある」と呼ばれる人のほとんどは、才能を自分の手で掴み取り、磨き続けてきた人ですから、あなた自身もあなただけの才能を磨いて伸ばすことが可能と言えます。

    「才能」について詳しく解説している記事もありますので、気になる方はそちらも読んでみてください。

    才能とは?あなただけの才能に気付いて磨く6つの方法を徹底解説!

    1-3.代表的な一流ビジネスパーソンの紹介

    アスリートに続いて、ビジネスにおける「一流」と呼ばれる3名を厳選して、それぞれの「一流」たる要素をご紹介していきます。

    1-3-1.松下幸之助

    一人目は、パナソニック株式会社の創業者である、松下幸之助氏です。

    今なお多くの経営者に尊敬されており、まさに「一流」のビジネスパーソンの一人に挙げられる松下幸之助氏の名言をご紹介します。

    百遍倒れたら百遍立ち上がれ。
    万策尽きたと言うな。策は必ずある

    引用:松下幸之助の名言

    この力強い名言からもわかる通り、「一流」と呼ばれる人は、成功することを信じて、ひたすら挑戦し続けることができるのです。

    何事も最初から上手くいくことばかりではありません。時には、何度も繰り返し失敗してしまうこともあるでしょう。

    しかし、その失敗を糧にしながら、常に成功することだけを信じて、試行錯誤を繰り返し続けることができる人は、いずれ必ず成功するのです。

    特に会社経営においては、失敗や悩みの連続と言われます。

    市場や顧客、従業員やその家族のために、失敗を失敗のままにするのではなく、策を考え尽くすことが非常に重要なのです。

    【松下幸之助からわかる一流の要素】

    • 成功を信じて、ひたすら挑戦し続ける
    • 失敗を失敗のままに終わらず、必ず次に活かす

    1-3-2.孫正義

    二人目は、孫正義氏です。

    ソフトバンクグループを設立し、日本を代表する経営者の一人として必ず名前が挙がる孫正義氏は、まさに「一流」のビジネスパーソンと言えるでしょう。

    様々な事業で大成功を収めている孫正義氏の、仕事に対する考え方の中で私が特に好きで、様々な分野で大切にしたいと思う3つをご紹介します。

    • 絶対に勝つのだ。「勝ちぐせ」をつけなくちゃいけない。一度勝ったら勝ちの味がわかる。
      一度ナンバー1になると、ナンバー1でないと気持ちが悪くなる。
    • 背が低かったら高くなる靴を履け。何がなんでも目標を達成するのだ。
    • やる以上は圧倒的ナンバーワンになること。

    これらの考え方からも分かる通り、孫正義氏は徹底的にナンバー1にこだわり、何としてでも目標を達成する、という熱意をもっているのです。

    私も新体操を現役でやっていた時には、「必ず日本一になる。」と決意を固めて、その目標を実現するために24時間365日そのことだけを考えていました。

    その結果、全国大会で12回もの優勝を成し遂げることができました。

    また、ビジネスやスポーツに限らずあらゆる分野に共通して、ナンバー1とナンバー2の差は、計り知れないほど圧倒的なものになります。

    また、よく例え話として挙げられるのが、「日本で一番大きな山は?」と聞かれたら、ほとんどの人が「富士山だ。」と答えられますが、「日本で二番目に大きい山は?」と聞かれると、答えられる人の割合は激減するというものです。

    このように、ナンバー1に徹底的にこだわる姿勢こそが、孫正義氏を「一流」のビジネスパーソンにした大きな要因の一つと言えます。

    【孫正義からわかる一流の要素】

    • ナンバー1に徹底してこだわる
    • なんとしてでも目標を達成するための方法を考えて実践する

    1-3-3.本田宗一郎

    三人目は、世界のHONDAを創業した、本田宗一郎氏です。

    本田宗一郎氏は、先に紹介した孫正義氏が「日本の経営者の中で、一番好きな経営者。」と話していることでも知られており、「一流」のビジネスパーソンとしては欠かせない人物の一人ですが、ヒトを非常に大切にする経営者であったことでも有名です。

    そんな本田宗一郎氏が残した名言をご紹介します。

    技術だってその根本は礼儀だ。
    相手を尊重することからあらゆることが始まる。

    引用:本田宗一郎100の言葉

    この言葉からも想像できるように、あらゆる技術や手段というのは、相手を尊重した上で初めて成り立つものだという考えが根本にあるのです。

    そしてこの「相手」が指すものは、お客様や取引先、共に一生懸命働いてくれる従業員などであることからも、ヒトを大切にする経営方針をもっていたことが想像できます。

    また、本田宗一郎氏は66歳で社長を引退した際に、全国各地の工場に実際に足を運んで、そこで働いてくれている従業員に感謝の気持ちを直接伝えて回った、というエピソードも非常に有名です。

    何か大きなことを成し遂げることで、結果を出す前では想像できないくらいにちやほやしてくれたり、周囲の反応が大きく変わることがあります。

    二流以下の人は、周囲の反応が変わったことに満足したり、自分の力を過信しすぎることで態度や言動が横柄になったり、傲慢な立ち振る舞いをしてしまうのです。

    しかし、本田宗一郎氏のような本当に「一流」の人は、どれだけ大きな結果を残したとしても驕らず、周囲の人々を大切にした関わり方をしたり、感謝の気持ちを伝えるのです。

    それが、周囲の人から愛され、応援され続けることに繋がるので、さらに大きな功績や成果を残すことができるようになるのです。

    【本田宗一郎からわかる一流の要素】

    • 人としての礼儀を大切にする
    • 常に謙虚な姿勢を忘れず、周囲の人へ感謝の気持ちを伝える
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    2.「一流」の共通点とは?

    先に紹介した二人の一流アスリートの考え方や行動をもとに、一流と二流の違いを比較し、スポーツだけでなく、ビジネスなどのあらゆる分野に活かすことができる共通点を3つ紹介していきたいと思います。

    【一流と二流の比較】

    一流 二流
    心技体全てにおいて、いかなる場合も自分自身のコントロールができる。 自分の内面や周りの環境に、心身が左右されて自身をコントロールできない。
    目標達成に必要なことを細分化して、地道に達成できる。 目標はあるが達成のための地道な努力を続けられない。
    感謝の気持ちを行動で表すことができる。 感謝の気持ちはあるが、行動で示さない。

    今回は、一流と呼ばれるアスリートの共通点をもとに、実際にどんな考え方や行動をしているのかを解説していきます。

    2-1.心技体全てにおいて、自分自身のコントロールができる。

    まずは一つ目の特徴は、「心技体全てにおいて、いかなる場合も自分自身のコントロールができる。」ということです。

    そして今回は、人間性をメインに取り上げていますので、「心」の部分に注目していきます。

    スポーツであれば試合などの大事な場面で、自分のベストパフォーマンスを発揮するためには、どんな状況でも揺らぐことのない精神状態を保つことが重要です。

    もちろん、ビジネスの場面でも同様です。

    どんな時でも安定した精神状態を保ち、何かアクシデントが起きたとしても落ち着いて対処することは、ビジネスパーソンにとって不可欠な要素です。

    実践心理学NLPでは、この精神状態を保つことを【ステートコントロール】と呼び、自分を理想的に保つ方法がいくつもあります。

    ところで皆さんも、人生の中で一度はこういった経験をしたことがあると思います。

    • 緊張で上手く身体が動かない
    • 頭の中が真っ白になる
    • 普段できていることが急にできなくなる
    • 心臓の音が大きく聞こえて不安になる・・・など

    現役時代、全国大会で12回優勝した私自身も、緊張によって自分自身をコントロールすることができず、試合で大きな失敗をしたことが何度もあります。

    最も大きな失敗。
    それは、高校2年生のインターハイでした。

    二連覇がかかった試合ということで上手く緊張をコントロールすることができずに、優勝どころか入賞すらできませんでした。

    しかし、その経験が最も私の中で「心」の部分を強くすべきだと考えるきっかけになりました。

    もちろん、一流のアスリートやビジネスパーソンも大事な局面で緊張しないわけではありません

    しかし彼らは、いかなる時も平常心を保つ方法を知っているのです。

    その方法とは、「ルーティン」と呼ばれるもの。
    スポーツにおけるルーティンとは、プレーの際に選手が一定のパターンの動作をとることです。

    例えばイチロー選手の「袖をまくりバットを投手の方向に掲げた後に構えに入る」というルーティンは、マネしたことがある方も多いかもしれません。

    他にも、「五郎丸ポーズ」で一躍有名になったラグビーの五郎丸 歩元選手や、体操の内村 航平元選手のルーティンも代表的なものとして挙げられます。

    一流のビジネスパーソンであれば、朝の決まった時間に瞑想を行ったり、自身の考えをインプットするために毎日の日記を書くなどという「ルーティン」が挙げられます。

    この「ルーティン」と呼ばれる自分だけの動作パターンを極限まで集中して行うことで、一流のアスリートやビジネスパーソンは自身の精神状態をコントロールし、パフォーマンスの質を向上させているのです。

    実はこの「ルーティン」は、実践心理学NLPの【アンカリング】というスキルです。アンカリングはステートコントロールに有効ですので、3章で詳しくご紹介します。

    2-2.目標達成に必要なことを細分化して、地道に達成できる。

    二つ目の特徴が、「目標達成に必要なことを細分化して、地道に達成できる」ということです。

    ところで皆さん、プロのコーチが何をするかご存知でしょうか?

    プロのコーチは、クライアントが掲げる目標と現状の差を明確にして、その差を埋めていく小さな要素を行動レベルで分かるよう、質問をして明確にしていきます。

    そうすると、クライアントは何をすると目標達成できるかわかり、目標達成できるようになるのです。

    そこで、あなたのコーチのような存在になるのが、マンダラチャートです。

    マンダラチャートとは、マス目で構成されている目標達成のフレームワークのことです。目標達成をするために、必要な要素やアイディアを書き出すことで思考を整理することができます。

    そんなマンダラチャートを高校一年生の時に実際に活用して、見事目標を達成したのが大谷翔平選手です。

    早速、作成方法と、作成事例をご紹介していきます。

    【マンダラチャートの作成方法】
    1. 紙に縦3マス×横3マス、合計9マスのマス目を書く
    2. 中心のマス目に、これから思考や発想を深めたい課題を書き込む
    3. 課題を書いたマス目の周りのマスに、課題に関連した語句を思いつくままに記入
    4. マスすべてを埋めたら、課題以外の8マスの中から1マスを選択し、そのマスに記入されていた語句を別紙に書いたマンダラチャート中心のマスに転記
    5. 新しいマンダラチャートは③の手順に戻り、そこから繰り返す

    ⇒思考を深めることを目的に、「①②③④」「③④」「③④」という手順で何度も反復する

    私も中学三年生の時に、大谷選手のマンダラチャートを参考にしながら、男子新体操における目標達成のために作成をした経験があります。実際に作成したものがこちらです。

    中心マス目に書いてある「ゾーン(へ入り、全国大会で優勝する)」というのが一番大きな目標です。

    その目標を達成するために必要な要素を細分化し、やるべきことを見出して実行していく、というものです。

    大きな目標を立てることは、良い部分もある反面、結局何をしたら良いのかわからないという状況に陥ってしまうという罠もあります。

    しかし、一流のアスリートやビジネスパーソンは「何をするべきか」を具体的に把握することを徹底しているので、その行動に一切の迷いや不安はありません。

    目標というのは立てるだけがゴールではなく、達成することがゴールです。

    達成するために今の自分はなにをするべきなのかを自分で考えて、書き出すことで具体的な行動に移せるようになり、実際にその目標が達成できる可能性がグンと高まっていくのです。

    【出典・参照元】
    ・SponichiAnnex 花巻東時代に大谷が立てた目標シート
    NLPコーチングとは

    2-3.感謝の気持ちを行動で表すことができる。

    三つ目の特徴が、「感謝の気持ちを行動で表すことができる」ということです。

    これは人に対してだけでなく、道具であったりそこに置かれる環境なども対象に入ります。

    実際にイチロー選手は人一倍、バットやグローブの手入れを入念に行っていたことで有名です。

    自身でもバットに対する独特の作法について下記のように語っていました。

    バットを大事に扱わないことがあるでしょうか。

    これは自分たちの商売道具です。
    このバットを作ってくれた人たちのことを考えれば、このバットを作るための彼らの労力を考えれば、どれだけ無礼なことなのかわかるでしょう。
    もしも、バットを放り投げたら、皆さんいい気分はしません。
    彼らも次の時には最高のバットを作ろうとはしないでしょう。

    イチロー選手

    海外のメディアからも、「バットをまるでトロフィーのように扱う」という形で報道されることもありました。

    「神は細部に宿る」ということわざがあるように、一流と呼ばれる人たちは共通して、細部にまでこだわって人や物、環境に対する感謝の気持ちを表現しています。

    一流のビジネスパーソンであればあるほど、権力や地位によって人への接し方を変えるということはしないのです。

    むしろ、立場が弱い人にこそ、自身の力を活用して手助けしたり、サポートするという姿勢が周りからの信頼や、尊敬に繋がるのです。

    3.「一流」になるための具体的な方法3選!!!

    この章では、「一流」になるための具体的な方法を大きく3つに分けてご紹介いたします。

    3-1.目指す(一流の)人の真似をする

    一流になるためには、ご自身が「この人は一流だな。」と思う人の真似を徹底的にすることです。

    正直これが一番強力かつ、簡単な方法です。

    また、それは一人だけ選ばなければいけないわけではなく、何人だってモデルを決めることができます。

    例えば私の場合、次のように活用しています。

    人前で話すとき 「私はオリエンタルラジオの中田敦彦だ」
    と思って自信満々にハキハキと話す
    挫けそうになったとき 「最善の手段を見つけ出そう」
    と常に諦めずに粘り続ける大学時代の恩師になりきることで、落ち着きと自信を取り戻す

    このように自分の行動や考え方に迷いや不安が生じたとしても、「〇〇さんだったらこうするだろう」と想像し、さらに場面によって使い分けることで多くの困難にも立ち向かうことができます。

    このスキルは実践心理学NLPでは「モデリング」と呼ばれています

    「モデリング」はいわば、変身スーツのようなものです。

    状況に合わせて、そこに適した自分の理想像になり切り振る舞うことが非常に重要になります。

    【モデリングのメリット】

    • 一流の人の考え方や行動が自然と身につくようになる。
    • 物事を客観的に捉えられるようになるため、的確な判断ができるようになる。
    • 目指す理想像がもつ情熱や優しさ、ユーモアなどを体現できるようになる。

    一流の目指すには、自身が一流だと思う人になり切って目標達成や問題解決に臨むことで、気づかないうちに自然と一流の振る舞いや行動、判断ができるようになっていきます。

    3-2.感情をコントロールするスイッチを作る。

    一流になるには、自身の感情を常にコントロールすることが必要です。

    先ほど紹介した「ルーティン」もこの一種になります。

    感情をコントロールするスイッチを簡単に説明すると「やる気スイッチ」です。

    やる気スイッチと言われると、

    • だらだらしていたけど、それを押しただけで体から火が出るくらいやる気が出てくる。
    • 苦手意識をもっていた勉強に対しても前向きに取り組むことができるようになる。

    など、様々な想像ができると思います。

    さらに「やる気を出す」だけでなく、自身の様々な感情を発火させ、コントロールすることができるスキルがあります。

    こちらのスキルは実践心理学NLPでは「アンカリング」と呼ばれています。

    アンカリングとは、五感からの情報を元に、特定の感情や反応が引き出される流れを作り出すことです。そうやって精神状態のコントロール(ステートコントロール)ができるのです。

    アンカリングする感情や精神状態の例

    楽しい、嬉しい、大笑い、落ち着き、冷静、安心、幸せ、平常心 など

    自身が望むポジティブなものがありますが、どんなものでもアンカリングすることが可能です。

    例えば、
    「自身が立てた目標が達成することができて最高に嬉しい!!!!!」

    という気持ちを最高潮で感じている時に、右手の拳を力強く握ることで、その状態を「右手の拳を力強く握る」という行動にアンカリングすることができます。

    アンカリングできたその感情は、「右手の拳を力強く握る」ことで記憶を思い起こすことができ、自由自在に自身が臨む状態にコントロールすることができるようになります。

    そうすることで、別の目標に向かって何か行動している際に、不安や迷いといったネガティブな感情が襲ってきた時に、アンカリングした行動をとることで前向きで安定した精神状態にもっていくことができるようになります。

    【アンカリングのメリット】
    • 不安や緊張を感じても、自信に満ち溢れた状態に切り替えることで、落ち着きを取り戻すことができる。
    • 悲しいことが起きても、大笑いや楽しいという状態に切り替えることで、落ち込んだ状態から自身のタイミングで立ち直ることができる。

    3-3.起きた出来事を自分にとってポジティブに捉える。

    一流と呼ばれる人は、起きた出来事に対して自分にとってプラスになったりポジティブな方向に切り替えて捉えることができます。

    イチロー元選手の名言を例に上げると、

    壁というのは、できる人にしかやってこない
    超えられる可能性がある人にしかやってこない
    だから、壁がある時はチャンスだと思っている。

    というものがあります。

    目標に向かって努力を重ねていくと、必ず壁や障害物、ミッションと呼ばれる課題が出てくる物です。

    そしてその課題が出てきた時に、

    「自分になんかできるわけがない」
    「もう無理だ、諦めよう」
    「ここまでやったんだからもう良いだろう」

    と思い込んでしまうと目標を達成するのは難しくなってきます。

    しかし、イチロー元選手のように「壁」という一見障害になりそうなものを、「チャンス」として捉えることができるようになれば、起きた出来事に左右されることなく自分の意思でモチベーションを上げることができたり、実行力を高められます。

    このように、物事の捉え方をマイナスからプラスへ変えてしまう手法を、実践心理学NLPでは「リフレーミング」と呼んでいます。

    リフレーミングにおける非常にわかりやすい例があります。

    それでは、下記のイラストをご覧ください。

    コップに半分の水が入っているイラストです。

    このイラストを見て、

    「もう半分の水しか入っていない」
    と捉える人もいれば、

    「まだ半分も水が入っている」
    と捉える人がいます。

    つまり事実が同じだとしても、捉え方によってご自身の状態に与える影響が、変わってくるという例です。

    一流と呼ばれる人たちはこのように捉え方をコントロールして、より高いパフォーマンスを発揮できる環境を自分自身で作り上げているのです。

    【リフレーミングのメリット】

    • 自身に起きた出来事をポジティブな内容に捉えられる
    • 自分の意思でモチベーションを上げ、実行力が上がる
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    まとめ

    いかがでしたでしょうか?

    この記事では、一流とは「圧倒的な結果を作るだけではなく、考え方、生き様、人格など、あらゆる領域において優れていること」と定義し、アスリートとビジネスパーソンの事例をご紹介しました。

    そして、一流と呼ばれているアスリートやビジネスパーソンに共通する特徴として、この3つをご紹介しました。

    • 心技体全てにおいて、自分自身のコントロールができる。
    • 目標達成に必要なことを細分化して、地道に達成できる。
    • 感謝の気持ちを行動で表すことができる。

    最後に、そんな一流になるための具体的な方法を、心理学NLPを交えて3つご紹介しました。

    • 目指す(一流の)人の真似をする(モデリング)
    • 感情をコントロールするスイッチを作る(アンカリング)
    • 起きた出来事を自分にとってポジティブに捉える。

    これらの誰もが一流になれる3つの方法を、ぜひ試してみてください。

    そうすることで、あなたも気づかないうちに一流と呼ばれる人たちの仲間入りができているでしょう!

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