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「できる上司になりたい!」
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「自分はできる上司になれるだろうか?」
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「今の上司のようには、なりたくない...」
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「部下が言うことを聞いてくれない。。」
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「部下や同僚とたびたび衝突してしまう。。」
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「上司として自信と誇りを持って仕事をしたい」
この記事は、このような目標やお悩みをもち、
- いわゆる『できる上司』とはどういう人なのか?
- どうすれば『できる上司』になれるのか?
これらを知りたいと思っている、
あなたのためのものです。
スキルだけでなく、
人間心理も重要視される時代に合うよう、
心理学の知見も取り入れながら、分かりやすく説明していきます。
目次
1.できる上司の特徴「4つ」
あなたが「できる上司」になるために、はじめにするべきことは、できる上司に共通する「4つ」の特徴を知ることです。
その4つとは、こちらです。
- 部下に慕われ尊敬されている
- 様々な立場から物事を考えることができる
- 人の動かし方を知っている
- 自己をコントロールすることができる
特徴を知ることは、目的地を決めてから旅に出発するようなものです。目的地を決めないまま出発しても、目的の場所には辿り着けませんので重要です。
そして、グーグルが成果を出すチームに共通する因子として、下記項目を公開したことをご存じの方も多いかもしれません。
- 心理的安全性
無知、無能、ネガティブ、邪魔だと思われる可能性のある行動をしても、このチームなら大丈夫だと信じられること。 - 相互信頼
お互いを信頼していること。 - 構造と明確さ
職務上で求められていることを満たすプロセス・構造、メンバーの行動がもたらす成果について、個々のメンバーが理解していること。 - 仕事の意味
仕事またはその成果に対して目的意識を感じられること。 - インパクト
組織の目標に対する個人の仕事のインパクトがわかり、本人が意義があると思えること。
この中で、特に『心理的安全性』が最重要と示されました。
このようにチームが成果を出すためには、スキルや能力の高さだけでなく、チーム内の心理的安全性や、上司・同僚との信頼関係、精神的な繋がり、個々の業務理解や、仕事へのモチベーションなどが重視される時代です。
できる上司たるものこれらを押さえ、成果を上げたいものです。
そこで、ビジネスでも成果を出す実践心理学NLPの専門家である、NLP-JAPANラーニング・センターの代表に聞いた「できる上司」の特徴が、先述の4つなのです。
早速、この4つを詳しく見ていきましょう。
※心理学NLPとは
NLPとは、Neuro Linguistic Programing(神経言語プログラミング)の略称で、別名「脳と心の取扱説明書」とも呼ばれる最新の心理学です。
元々は欧米を中心にセラピー(心理療法)の分野で急速に広まりましたが、現在では世界のトップビジネスシーンやスポーツの世界などでも幅広く活用され、仕事やビジネス・人間関係など、人生全般をアップデートしたい方にとって価値ある学びを得られるものとなっています。
欧米ではカウンセラーやセラピスト、その他に経営者、弁護士、医師、セールスパーソン、コンサルタント、教育関係者にいたるまで、幅広く多くの方が学んでいます。
日本でも幅広い層に受け入れられ、学生、主婦、会社員、医師、弁護士、看護婦、コーチ、セラピスト、経営者の方まで、幅広くご参加いただくようになりました。
すでに10万名以上の方がダウンロードされた無料レポートでは、ビジネス、そして人生の成功を手に入れるために必要なNLPのスキルの中でも、特に重要な6つのテクニックを公開しています。
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1-1.部下に慕われ尊敬されている
できる上司は例外なく、部下に慕われ尊敬されています。
こころよく悩み事を聞いてくれたり相談に乗ってくれる。誰かの陰口や噂話などのネガティブな事を言わない。いつどんな時でもサポートしてくれる。
あなたが部下だったとしたら、こんな上司であれば安心して一緒に働くことができるでしょうし、こんな上司になりたいと慕う人も多いでしょう。
1-2.様々な立場から物事を考えることができる
できる上司は、いろいろな立場になって物事を考えることができます。
ときには部下として、ときにはお客様として、またときには社長として、さまざまな立場になって物事を考えます。
いついかなる時にでも物事を多方面から考えるので、公平な判断ができたり、相手の気持ちや考え、要望・モチベーションポイントを先読みすることもできるのです。
1-3.人の動かし方を知っている
できる上司は人の動かし方を知っています。
どんなに仕事ができても、他人の協力無くして結果を出すことはできません。
相手を前向きにし、上手に人を動かすことでチームや部署の目標を成功に導くことができるのです。
できる上司は部下の特徴を知り、相手の価値観やモチベーションの傾向に合わせたコミュニケーションのやりかたで、上手に部下を動かしているのです。
1-4.自己(感情)をコントロールすることができる
できる上司は、自己(感情)をコントロールすることができます。
その時の気分で、部下に対する態度や対応を変えたりすることはありません。
上司も人間ですから、気分の良し悪しがあるのは当然ですが、気分によって褒められたり怒られたりしたら、チームメンバーは判断基準を持てず、安心できないでしょう。
できる上司と普通の上司との違いは「自己をコントロールできるか否か」です。
できる上司はいかなる時でも、自己をコントロールする方法を知っています。
ではさっそく次章から、あなたが「できる上司」になるための方法をお伝えしていきます。
2.あなたができる上司になるために、今すぐやるべき5つのこと
あなたができる上司になるために、今すぐやるべきことはこの5つです。
- 部下と信頼関係を築く
- いろんな立場になって考える
- 人の動かし方を知る
- 自己(感情)をコントロールする
- できる上司を真似る
これらを行うことで、1章でご紹介した4つの特徴を早く身につけることができるのです。
2-1.部下と信頼関係を築く
あなたができる上司になるために、まずやるべきことは「部下との信頼関係を築くこと」です。
部下の立場になって考えてみてください。そもそも信頼できない上司に、悩みを相談したり、安心してついていこう!とは思えませんよね。
心理学の世界では、信頼関係のことを「ラポール」と言います。
あなたと部下との間にラポールが築けていること。これができる上司のスタートラインです。
では、部下とラポールを築くコミュニケーション手法を3つご紹介します。
2-1-1.相手の仕草や動作に合わせる(ミラーリング)
相手と同じ仕草をしたり、合わせたりすることを心理学では「ミラーリング」と言います。
例えば、相手がお茶を飲んだらあなたもお茶を飲む、相手が笑ったらあなたも笑う、このように相手の動作に合わせる感じです。
実際にセラピストやカウンセラーは、クライアントとのセッションの際、ラポールを築くためにミラーリングを使っています。
何故ミラーリングが相手とラポールを築くために効果的かというと、人は自分と似ていたり感覚が同じ人に親しみや安心感を抱くからです。
あなたは今までにこんなシーンを見たことがありますか?
- ペアルックのカップルが楽しそうにデートをしている
- 仲の良さそうな夫婦だと思ったら、お互いの雰囲気が似ていた
など。
仲の良い夫婦やカップルは仕草が似てくる、というのはあなたも聞いたことがあるかと思います。
そのような夫婦やカップルは無意識に相手をミラーリングをしています。
気の合う相手なら、お互い無意識にミラーリングを行いますが、特に仕事関係ではそうではない場合もありますよね。。。
ミラーリングをすることで、意識的に相手と信頼が築かれている状態を作っていきます。
ではミラーリングのポイントを説明します。
~ミラーリングのポイント~
1、相手の動作や姿勢、表情などの目に見える部分を合わせる |
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相手が笑ったらあなたも笑う。相手が身を乗り出して話しているなら、あなたも身を乗り出して話しましょう。 相手をしっかり観察して合わせていきましょう。 |
2、さりげなく、自然に行う |
ミラーリングは相手に気付かれないように「さりげなく自然に行うこと」がポイントです。 ミラーリングをしていることを相手に悟られてしまうと逆効果になりますので、気をつけて下さい。 |
2-1-2. 話し方やペース、声の大きさを相手に合わせる(ペーシング)
相手の話し方や話すペース、声の大きさなどの特徴を、相手に合わせることを心理学では「ペーシング」と言います。
例えば、相手が早口ならあなたも早口に、ゆっくりだったらあなたもゆっくり話す、相手の声が大きければ、あなたも大きな声で話すということです。
何故ペーシングが相手とラポールを築くために効果的かというと、ミラーリングの章で説明したとおり、人は自分と似ていたり感覚が近い人に親近感や安心感を抱くからです。
ペーシングもミラーリングと同様に、意識的に相手と信頼が築かれている状態を作って行きます。
ではペーシングのポイントを説明します。
~ペーシングのポイント~
1、相手の話すペースやリズムなどに合わせる |
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相手の話すペースが早いのであればあなたも早く、ゆっくりであればあなたもゆっくり話すようにしましょう。 また、相手が「次の言葉を発するまでの時間」が長いのであればあなたも長く、短いのであればあなたも短くするようにします。 |
2、相手の声の大きさに合わせる |
相手の声が大きいならあなたも大きく、小さいのであればあなたも小さく話すようにしましょう。 単なるボリュームと言うよりは、相手のテンションに合わせることが効果的です。 |
2-1-3.相手の発した言葉をそのまま返す(バックトラッキング)
相手の発した言葉をそのまま返すことを心理学NLPでは「バックトラッキング」と言います。
バックトラッキングはとても簡単に行うことができます。
具体例を見てみましょう。
相手 「昨日のプレゼンが上手くいきました!」
あなた「おっ昨日のプレゼン上手くいったんだね!」
相手 「事前準備をしっかりしたのが良かったのだと思います」
あなた「なるほど、事前準備をしっかりしたのが良かったんだね!」
このように相手の発した言葉を入れて返ししていきます。
何故バックトラッキングがラポールを築くために大切なのかと言うと、
会話中にあなたがバックトラッキングをすることで、相手は自分の話を繰り返されるため、頭の中で「YES」の反応が繰り返されることになります。
そのため自分の話に興味を持ってくれている、相手の言うことは信頼がおける、同意できる、という状態になりやすいのです。
先述のミラーリング、ペーシングと同様に、バックトラッキングも意識的に相手と信頼が築かれている状態を作って行きます。
ではバックトラッキングのポイントを説明します。
~バックトラッキングのポイント~
1、相手の使った言葉を使う |
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相手の使った言葉や表現をそのまま返答に入れていきます。 自分の言葉に変換せずに、できるだけ相手の使った言葉をそのまま使うようにしてください。 |
2、相手の話の事実や内容を要約する |
相手の話が長い場合には、話の内容の事実を確認したり、話を要約して、相手の話を理解していることを伝えます。 |
2-2.いろんな立場になって考える
いろんな立場になって考えることを心理学NLPでは「ポジション・チェンジ」と言います。
あなたも職場で、こんなことを思った経験があるかもしれません。
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「なぜあの部下は私が言ったことを理解してくれないのだろう。。」
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「なぜあの部下はルールを守らないのだろう。。」
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「あの部下は何を考えているかわからない。。」
すでにあなたが上司として部下を抱えているのであれば、このように思うのは1度や2度ではないはずです。
そしてこうも思ったことはないでしょうか。
「自分が部下を持って、初めて上司の悩みや言っていたことがわかった」
コミュニケーションのズレが起こる原因の1つは、「自分の立場や視点だけ」で物ごとをみたり考えたりすること、違う立場(相手の立場や第三者的な立場)になってみてわかること、見えてくる視点や考え方があります。
心理学NLPの「ポジション・チェンジ」というワークは、物理的に視点を動かすことで、コミュニケーションのレベルを引き上げ、あなたの問題、相手(部下)の問題や思いを知ることにより解決に導くことができます。
~ポジション・チェンジのワーク~
扱うテーマを決め、3つの視点の位置を設定することからスタートします。
STEP1 位置の設定 |
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図のように、自分の位置、相手の位置、第三者の位置を設定します。 「第三者」は、自分と相手を公平に客観的に見る位置に設定します。 |
STEP2 「自分」の位置でテーマに関して「相手」に思いや考えを伝える |
「自分」の位置から、「相手」を見ます。 相手がそこにいるものとして相手の姿をリアルにイメージします。 「自分」の位置から、扱うテーマに対しての考え、意見を相手に伝えます。 |
STEP3 「第三者」の位置で「自分」と「相手」を見る |
「自分」の位置に感情や体をイメージの中で切り離すようにして置き、別の人物として「第三者」のポジションに立ちます。 「第三者」のポジションから2人を客観的に見て、その関係や状況を観察します。 2人がどのような状況なのか、どうすれば2人にとって良い方向に向かうのかといった視点を持って客観的に見ていきます。 |
STEP4 「相手」の位置で「自分」に思いや考えを伝える |
「相手」の位置に移動し、完全に相手の体の中に入り込むようにイメージします。 「相手」の振る舞いを真似ながら、「相手」の感情や考えになり切って、正面の「自分」の位置にいる人を観察します。 STEP2で「相手」の位置に伝えられた言葉を受け止めます。 「相手」の気持ちや感情で、それをどう感じるかを十分めぐらせて、正面の「自分」の位置にいる人に向けて伝えます。 |
STEP5 再び「第三者」の位置で「自分」と「相手」を見る |
「相手」の位置に感情や体をイメージの中で切り離して置き、「第三者」のポジションに立ちます。 「第三者」のポジションから2人を客観的に見て、その関係や状況を観察します。 2人がどのような状況なのか、どうすれば2人にとって良い方向に向かうのかといった視点を持って客観的に見ていきます。 |
STEP6 「自分」の位置で「相手」の思いや考えを受け取る |
「自分」の位置に移動し、STEP4で「相手」から伝えられた言葉を受け止めます。 ここまでの体験を踏まえて、改めて自分の気持ちや、テーマの捉え方がどのように変化しているかに気づきを向けます。 どのようにすればさらに関係が改善されるのか、もっと自分にできることは何かを具体的に考えていきます。 |
STEP7 もう一度「第三者」の位置で「自分」と「相手」を見る |
「自分」の位置に感情や体をイメージの中で切り離して置き、「第三者」のポジションに立ちます。 「第三者」のポジションから2人を客観的に見て、その関係や状況を観察します。 ポジション・チェンジを始めて最初に見た2人の関係と、現在の関係との変化や、これからの2人の関係にどのような可能性があるかを確認します。 |
以上、簡単ではありますがポジション・チェンジのやり方を紹介しました。
ポジション・チェンジについて、さらに詳しく知りたい方は下記ページよりご確認ください。
2-3.人の動かし方を知る
できる上司は人の動かし方を知っています。
あなたは今までにこんな経験ありませんか?
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「職場で協力的ではない部下がいて、イライラしてしまう。。」
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「伝えたいことが、あの部下には伝わらない。。」
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「部下が指示通りに動いてくれない。。」
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「どうすれば部下に自分の気持ちを分かってもらえるだろうか。。」
これらの問題は、相手の「思考パターン」を理解していないことで、あなたの考えや思いが伝わらなかった可能性があります。
ラポールが築かれている上で、さらに相手の思考パターンに合わせたコミュニケーションを行うことが効果的です。
人間の思考パターンで「何に対してやる気が出るか?」には大きく分けて2種類あります。
それは、「目的志向型」と「問題回避型」です。
言葉と行動のプロファイルのメソッド、『LABプロファイル(NLPメタプログラム)』では、人の行動の動機づけを14のパターンに分類して、人を動かす言葉を駆使していきます。
LABプロファイルによると、目的志向型が強い人は、目的や目標に向かうことで意欲的になり、行動的になるタイプの人です。
「達成すること」、「獲得すること」、「入手すること」などによってモチベーションが上がる傾向があり、またこのような言葉を使ってコミュニケーションを行うことでモチベーションに刺さります。
一方で、
問題回避型が強い人は、問題を発見したり、トラブルやリスクなどを回避することに意識が向きやすいタイプの人です。
「回避すること」、「防止すること」、「取り除くこと」といったことでモチベーションが上がり、またこのような言葉を使ったコミュニケーションが有効です。
例えば、「働く理由」を人に聞いた時、働くことで「生きがいを得たい」、「自己実現のため」、「有名になりたい」などと答えれば【目的志向型】が強いですし、「貧乏になりたくない」、「老後困らないように」などと答えれば問題回避型が強いことになります。
表)目的志向型と問題回避型の特徴
目的志向型 |
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このパターンが強い人は、何か目的を達成したり、何かを獲得したり、何かを入手したりすることに情熱を感じる。 例えば社内で営業成績のトップを狙う、何かの分野で有名になる。など |
問題回避型 |
このパターンが強い人は、何かを回避したり、防止したり、取り除くことに情熱を感じる。 例えば、問題や例外が起きないようにシステムを構築する、システムに問題があればその原因を突き止め、原因を取り除く。など |
目的志向型と問題回避型で優劣はありません。
人によって「思考パターン」の強弱に違いがあるということだけです。
また、100%目的志向型、100%問題回避型という人はまず存在しません。
仕事では問題回避型が強く、プライベートでは目的志向型が強いという方もいます。
状況によって人は目的志向型にも問題回避型にもなります。
ここは注意してください。
以上をふまえたうえで、相手の思考パターンを見極め、相手を上手に動かす方法を説明します。
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↓
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2-3-1.目的志向型が強い人の動かし方
目的志向型が強い人は目標を達成したり、獲得したり、入手したりすることに対してモチベーションが上がります。
相手が目的志向型の場合、相手の心を動かすには、それに応じた「言葉」を使う必要があります。
具体例を見てみましょう。あなたは営業部長だとします。
目的志向型の部下に対しては、こんな言葉を使うと良いでしょう。
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「ボーナスアップできるように頑張ろう!」
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「今月の売上げを達成したら昇格できるよ」
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「このやり方だと顧客獲得に繋がるよ」
など。
反対にこんな言葉を使うと、モチベーションに繋がりづらいので気を付けましょう。
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「そんなんじゃ、ボーナスアップできないよ」
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「今月の売上を達成できないと降格になるよ」
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「そのやり方だと顧客を逃すよ」
2-3-2.問題回避型が強い人の動かし方
このパターンが強い人は、何かを回避したり、防止したり、取り除くことに対してモチベーションが上がります。
相手が問題回避型が強い場合、それに応じた「言葉」を使いましょう。
具体例を見てみましょう。あなたはシステムエンジニアだとします。
問題回避型の部下に対しては、こんな言葉を使うと良いでしょう。
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「既存のシステムを作り直して、例の問題を回避しよう」
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「既存のシステムから、エラーを取り除こう」
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「あのシステムの問題は〇〇することで解決するよ」
など。
反対にこんな言葉を使うと、モチベーションに繋がりづらいので気を付けましょう。
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「既存のシステムを使って、新規流入を獲得しよう」
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「既存のシステムを使って、この案件をモノにしてね」
2-4.自己(感情)をコントロールする
上司になる人というのは、ほかの人と比べて仕事への情熱やモチベーションが高いです。
だからこそ、多くの人をまとめたり目標に向かって進むことができると言えるでしょう。
しかし、仕事への情熱やモチベーションが高いゆえに、他の人と衝突してしまうことがあります。
あなたはたびたび上司や部下と衝突したり、感情的になってはいませんか?
もし答えがYESであれば、あなたは自己をコントロールする必要があります。
何故なら、人と衝突したり言い争いをしていては部下から信頼を得ることはできませんし、尊敬もされないからです。そうなればチームはまとまらず、思うような成果を上げることはできません。
自己をコントロールすることで、チームはまとまり結果を出すことができるのです。
では自己をコントロールするためにやるべきこと「4つ」お伝えします。
2-4-1.自分自身を知る
まずはあなた自身を知ることから始めましょう。
あなたはどんな時にイライラしたり、怒ったりしますか?
それを表に出すのではなく、なぜそうなってしまったかの理由を考えましょう。
理由がわかれば、あなた自身の感情を客観的に見ることができ、今よりもっと自己をコントロールできるようになります。
2-4-2.怒りを静める
あなたが怒りを感じた時、まずは「10秒」数えて下さい。
10秒待っている時に、怒りを感じている自分から「物理的な距離を取って、離れる」イメージをしてみましょう。
これはNLP心理学の「ディソシエイト」と呼ばれるテクニックです。
怒りを感じ始めた自分、感じている自分の姿を客観的に外から観察することで、感情と自分を切り離すことができるので、怒りの感情をコントロールすることができます。
また、怒りを感じた時に「今いる場所」から「他の場所」に移動することも効果的です。
実際に場所を移すことで、怒りから気をそらし感情をコントロールすることができます。
2-4-3.相手の意見を受け入れる、尊重する
あなたの意見が相手の意見と合わなくても、「そういう考えもあるのだ」と一旦、その考えを受け止めるようにしましょう。
あなたの「〇〇すべき」といった理想や価値観へのこだわりが、強ければ強いほど怒りやイライラは強くなります。
それはあくまでもあなたの理想や価値観であって、全ての人に通用するものではありません。
あなたにはあなたの考え、相手は相手の考えがあるのです。その事実を受け止めてはじめて相手と友好な関係を築くことができます。
理想や価値観へのこだわりを持つのは素晴らしいことです。だた、それを一方的に相手に押し付けるのは間違っていますし、衝突を生むだけです。
相手の意見や理想、価値観を尊重することを忘れないでください。
2-4-4.相手の立場になって考えてみる
ポジション・チェンジの章でもお伝えしましたが、相手の立場に立って考えてみることが大切です。
ポジション・チェンジをして、相手の立場に立ってあなたをよく観察してみたら、あなたの意見や考えは一方的なものだった、ということに気付くかもしれません。
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「相手は本当に悪いのか」
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「もしかしたら、私のせいで相手に不快な思いをさせてしまったかも」
このような気づきを得ることは、自己をコントロールする上で本当に大切です。
2-5.できる上司を真似る
できる上司を真似るのは、ある意味最強のスキルです。
その人物を真似ることで、あなたはできる上司のように振る舞うことが可能となります。
心理学NLPではこのようなやり方を「モデリング」と言います。
あなたはアンソニー・ロビンズというNLPトレーナー・コーチをご存知でしょうか?
世界的な著名人をクライアントに多く持つ、世界No.1コーチと言われる彼は 「成功者になりたかったら、成功者のモデリングをしなさい」と言っています。
つまり成功者と同じように考え、行動しなさいという事です。
「成功者」を「できる上司」に変えると、「できる上司になりたかったら、できる上司のモデリングをしなさい」となります。
今はまだ部下の立場だったとしても、上司のように考えて行動し、チームに貢献できれば、次期の役職者候補になること間違いありません。
あなたの周りに、「あの上司は仕事ができるな」とか「あの上司のようになりたい」と思える人物はいますか?もし周りにそう思える人物がいなくても心配しないでください。
著名人でも、歴史上の人物でも、映画の主人公でも構いません。
その人物のしぐさや話し方、行動などを全て真似るのです。
まるであなたがその人物になったかのように振る舞います。これがモデリングです。
ではモデリングのやり方をご紹介します。
~モデリングのやり方~
STEP1 欲しい結果を決める |
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例えば、「部下に好かれ、リーダーシップのある上司になりたい」など手に入れたい成果を具体的に考えます。 |
STEP2 モデリングする「モデル」を決める |
得たい成果をうまくできる人を決めます。 あなたが思い浮かべた理想の上司でも良いですし、周りにそのような人物がいなければ歴史上の人物でも芸能人でも構いません。 例)あなたの会社のできる上司、スティーブ・ジョブス、坂本竜馬、そのほか理想の上司に選出される有名人など |
STEP3 モデルになり切り、モデルを体感する |
モデルに着ぐるみを着るように入りこむイメージでなり切ります。 そして実際に体を動かしてみたり言葉を発してみてください。 |
STEP4 モデルの視点で、視覚、聴覚、身体感覚などで感じることを言語化する |
モデルになり切った状態で、視覚、聴覚、身体感覚を注意深く観察してください。 何が見え、何が聞こえ、何を感じますか?体の感覚はどうですか? どのように考えていますか?何が出来そうですか? それらを十分に感じ言語化します。 |
STEP5 モデルからゆっくりと出る |
モデルからゆっくり出て、自分自身の感覚に戻ります。 |
一回でしっくりこない場合は、もう一度STEP1~STEP5を行ってみて下さい。
モデリングについて、さらに詳しく知りたい方は下記ページよりご確認ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事では、できる上司に共通する「4つ」の特徴と、それを身につける具体的な方法をご紹介しました。
あなたができる上司になるために、まずは本記事で紹介したことを実践してみてください。
部下がよく相談してくれるようになったり、あなたの話を聞く姿勢が変わってくる。
次第にそんな実感を得ていくことになるはずです。
部下から尊敬される優秀なビジネスリーダーたちは、常に勉強して自分を磨き、そして部下の成長を支えることに昼夜真剣に向き合っています。
あなたが部下の成長を後押しするために、もっと自分の器を広げたい、スキルアップしたいとお考えでしたら、心理学NLPを学んで取り入れていかれることをおすすめします。
NLPは、あなたのように部下をもつ優秀なリーダーたちや、医師、弁護士、経営者が学び、実践している心理学です。
あなたを次の次元に引き上げてくれることでしょう。
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