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2024.08.01 自己成長

セルフマネジメントとは?外せない4つの要素と身につける方法

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セルフマネジメントとは、
一言で「自己管理」と訳されます。

コロナの影響によりテレワークが広がり、
働く時間ではなく、
生産性が求められる今日。

個人としても、組織においても、
自分で自分の働き方を
マネジメントしていく能力が
重要視されています。

この記事では、
セルフマネジメントの主な構成要素から、
心理学NLPを使った身に着け方まで、
お伝えしていきます。

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目次

    1.セルフマネジメントとは

    セルフマネジメントとは、自分の人生を豊かにするために「自分の感情や行動をコントロールすること」です。

    特にビジネスシーンにおいては、「目標達成や長期ビジョンを達成するために自己の感情や行動、体調を管理すること」として、使われます。

    経営の神様ピータードラッガーは「自分をマネジメントできなければ、誰もマネジメントすることはできない」と著書の中でもその重要性を伝えています。

    つまり、他者をマネジメントするのと同時に、セルフマネジメントを高めようと日常から取り組んでいくことが大切であること。

    さらには、もし組織やチームのマネジメントで躓いたり、うまくいっていない時には、セルフマネジメントを見直すことが大切ということです。

    また近年、Chat GPT等のAIの発展でより世界の変化のスピードが激しくなったり、コロナの影響により仕事や生活スタイルが急激に変化しています。

    このような変化に柔軟に対応するためにも、自分自身を律し管理するセルフマネジメントが大変重要となっているのです。

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    2.セルフマネジメントを身につけるメリット

    この章では、セルフマネジメントを身に着け、高めることのメリットについて、お伝えしていきます。

    2-1.個人のメリット

    セルフマネジメントを身に着けるメリットとして、

    • メンタルが安定し、生きやすくなる
    • 人から評価され、信頼される

    といったものがあげられます。

    「メンタルが安定し、生きやすくなる」について、セルフマネジメントを高めることで、ネガティブな感情が生まれる原因に気づいたり、

    ネガティブな感情の捉え方を変化させることで感情を意識的にコントロールすることができるようになります。

    その結果、メンタルが安定しやすくなり、今までうまくいかなかった行動パターンまでも変化させ、望ましい行動ができる自分になれる可能性が高まります。

    また、「人から評価され、信頼される」について、もしかしたら読者であるあなたも、感じたことがあるかもしれませんが、

    気分にムラがある人とはできれば関わりたくないと思うのが私たちです。

    常に冷静であったり、気分のムラが少ない人に対して、人は話しかけやすく、人からの信頼を得られやすくなります。

    ところがそうは言っても、時には自分自身がそのようなムラがある人になってしまう瞬間もあるのではないでしょうか。

    そこで大切なことは自分のムラに気づき、できるだけそのムラの幅を少なくしていくことです。

    その結果、人からの評価が高くなったり、何か行おうとしたときに協力を得られやすくなるのです。

    2-2.組織のメリット

    セルフマネジメントを身に着けることは、組織としてもメリットがあります。

    • オンライン化によるテレワークでの生産性の向上
    • チームメンバーのストレス耐性の向上

    といったものがあげられます。

    「オンライン化によるテレワークでの生産性の向上」について、テレワークは「誰にも邪魔をされないので、集中できる」と感じている人がいます。

    その一方、自宅等の環境において誰も見ていないので、「集中できない、さぼりがちになってしまう」という人もいるようです。

    セルフマネジメントを身に着けることで、タイムマネジメントや仕事の進捗管理ができるようになります。

    そのため、集中できない人にはもちろん、集中できると感じている人にとってもより生産を高める働き方ができるようになるのです。

    また、「チームメンバーのストレス耐性の向上」について、以前テレビ番組である芸人の方が、

    「自分の機嫌は自分で取る」と話していたことが私にとってとても印象深く心に残っています。

    「自分の機嫌は自分で取る」ことは、仕事においても前向きに物事を進めていく人材を増やすことになるのです。

    そして、コロナ禍において在宅が増え、人とコミュニケーションを取る機会が減ったことにより、

    人とのコミュニケーションにストレスを感じるという人が増えています。

    そのようなストレスに対し、セルフマネジメントを身に着けることで、

    自分自身の感情やストレスをコントロールし、人とのコミュニケーションをうまくとっていくことに繋がります。

    3.セルフマネジメントの4つの構成要素

    セルフマネジメントの構成要素は多岐に渡りますが、ここでは人生や仕事で外せない4つの構成要素についてお伝えしていきます。

    3-1.感情のコントロール

    セルフマネジメントの土台となるものが、感情のコントロールになります。

    なぜなら、ネガティブな出来事があっても反応的にならず、自分をできるだけいい状態にコントロールすることで、

    物事を冷静に判断したり、仕事を効率的に進めることができるからです。

    また、感情をコントロールすることは、人から「あの人はいつも落ち着いて安心できる人だ」と信頼され、

    人とのコミュニケーションも円滑に進めやすくなるのです。

    3-2.健康管理

    健康管理もセルフマネジメントの大切な要素の1つです。

    なぜなら、健康な状態があって初めて、仕事やプライベートで安定して高いパフォーマンスを出すことができるからです。

    その中でも睡眠は日常の活動のパフォーマンスに大きく影響され、寝不足で仕事や勉強に集中できないということは誰もが経験しているかと思います。

    また、年齢が高くなってくると、運動不足による肥満からくる体の痛み、体調不良も増えていきます。

    近年ではコロナといった感染症に対する抵抗力をあげるといった、感染症予防も含めた意識の向上が大切になっています。

    3-3.時間管理

    セルフマネジメントにおいて、時間管理は重要です。

    なぜなら、時間を管理するためには、その日の予定や先のスケジュールを事前に考え、時間の使い方や物事の優先順位をイメージする必要があります。

    その結果、自分がコントロールできる領域が増え、気持ち的にも余裕が生まれやすくなるからです。

    仕事の期限に対しても、期限に余裕を持って動いていくことで、万が一イレギュラーなことが起きた時にも対応することができます。

    このようなことから、「〇〇に任せておけば大丈夫」という他者からの信頼を得ることにも繋がるのです。

    3-4.目標設定

    セルフマネジメントにおいて、目標設定は日々のモチベーションに大きく関わります。

    なぜなら、仕事やプライベートの目標を常にイメージして活動したり、その目標に対して進んでいるという感覚をもつことで、

    仕事に対する集中力が高まったり、やりがいを感じることができるからです。

    最も効果的なものは、数年単位や1年といった目標に対し、数か月、1カ月、1週間単位まで目標を細分化していくことです。

    この時のポイントは、可能な限り行動レベルに落とし込むということです。

    例えば、今週の売り上げ〇〇円を達成するために、どのアクションでいくらの売り上げを見込んでいくのかのように、アクションベースで考えていくことが大切です。

    目標設定方法についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にして下さい。
    目標設定はこれで完璧!あなたの目標を実現する「目標設定8つのステップ」

    4.セルフマネジメントが苦手な人・得意な人の特徴

    セルフマネジメントが苦手な人の特徴として、気分にムラがあり、特にネガティブな感情を表に出してしまいます。

    また、遅刻や忘れ物が多かったり、仕事が遅れがちになります。

    メリハリがないので、いつまでもだらだらと働いてしまう。見通しが甘いので、締め切り前に慌てて仕事をするのでミスが多い傾向にあります。

    一方、セルフマネジメントが得意な人は、気分にムラが少なく、発言がポジティブです。

    目的を持って仕事をしているため、優先順位が明確で生産性が高くなります。

    仕事の期限に対しても、スケジュール管理が出来ているので、丁寧で正確に仕事を進めることができるため、気持ち的な余裕を自ら作っています。

    5.セルフマネジメント力を身につける方法

    この章では、セルフマネジメント力を身に着けたり、さらに高める方法を心理学NLPの要素も交えながらお伝えしていきます。

    5-1.感情をコントロールする 

    自分の感情をコントロールすることは、セルフマネジメントをする上で非常に重要な要素です。

    なぜなら、1日を通して自分がいい精神状態でいることで、生産性の高い自分になることができるからです。

    そして、「あの人は、気分が安定していてムラがない。話しかけやすい。」と感じさせることは、

    自分自身のパフォーマンス力を上げるとともに、周囲の信頼を得られやすくなります。

    この章では、自分の感情をコントロールできるようになるために、心理学NLPのリフレーミングをご紹介していきます。

    リフレーミングとは一言でいうと「ものの見方、捉え方を変えていくこと」です。

    ここでは、代表的な『内容のリフレーミング』についてお伝えします。

    内容のリフレーミングとは、今起きている出来事に「他にどんな意味があるのか?」と考えてみることです。

    例えば、ミーテイングで自分の意見を伝えた時に受けいられないと、嫌な気持ちになったり、反抗的になってしまうのがいつもの自分のパターンであり、

    うまくいかないパターンであるならば、「今、目の前で起きている出来事には、他にどんな意味があるのか?」と一旦立ち止まって考えてみることです。

    「もっと相手が受け入れやすいように話し方を変える必要があるかもしれない」や

    「参加者が興味を持つように自分の考え方をもっと高めて行く必要があるかもしれない」といったようにです。

    こうすることで、ネガティブな感情を変化させ、自分をいい状態にするだけでなく、建設的な自分を手に入れる可能性が高まるのです。

    また、リフレーミングにご興味がある方は、こちらの記事がお勧めです。
    リフレーミングで世界が変わる|効果、実践方法、事例を詳しく解説!

    5-2.自分の習慣を振り返る

    自分が仕事や人生を良くするために、自分の習慣を振り返ることはとても大切です。

    なぜなら、自分の習慣の中で、何が良くて何を変えたいのかと意識し、気づくことがセルフマネジメントを身に着ける第1歩だからです。

    あなたにとって、辞めたいのになかなか辞めれない習慣は何でしょうか。

    もし、今まで辞めたいのに辞めれないことがあったとすれば、それを辞めるために「その代わりその時間で何をしたいか」を考え、行動することが重要です。

    例えば、就寝前に数時間携帯を見てしまう。

    その代わりに・・・
    「仕事のスキル向上のための関する本を読む」「健康に関するYouTubeを見ながら運動する」等です。

    新たに取り入れたい習慣は何でしょうか。

    ここで大切になってくるのは、今度はその代わりに「何を辞めるか」です。

    または「何かのついでに行う」ことで取り入れやすくなります。

    例えば、「英語の勉強を1日1時間したい」その代わりに、「テレビをだらだら見る時間を減らす」といった具合です。

    また、ダイエットのために帰宅ついでに「2駅手前で降りて2km歩く」というやり方はよく言われるやり方ですね。

    時間は有限です。

    あれもこれもと取り入れようとすると、それこそ睡眠時間が短くなり、翌日ボーッとしてしまい、生産性が下がって本末転倒にならないように、気をつけましょう。

    特に、最近の睡眠に関する研究では、7時間睡眠が私たちのパフォーマンスを高める上で最適と言われています。

    それ以下や、それより長くても翌日のパフォーマンスだけでなく、健康や寿命にも悪い影響があると言われています。

    この7時間という時間を基準として、自分にとって、もっともパフォーマンスが上がる睡眠時間を見つけることも大切です。

    ちなみに筆者である私は、今の生活スタイルでは23:00に寝て、6:30に起きることがパフォーマンスが最も高まる睡眠であると見つけ、可能な限り実践しています。

    5-3.自分の内面と向き合う

    セルフマネジメント力を身に着けるために、自分の内面と向き合うことはとても大切です。

    なぜなら、いつも待ち合わせ場所につくのが時間ぎりぎりになってしまう。

    仕事を先延ばししてしまう。

    もし、そんなパターンがあなたにあるのであれば、それは表面的なやり方では中々改善するこができないからです。

    それを改善したいと本気で思うのならば、少し変な質問に聞こえるかもしれませんが、

    「遅刻や先延ばしをすることで、何を得ようとしているのか。」と自分に質問し、自分の内面と向き合うことが必要かもしれません。

    NLP心理学のトレーナーとしてクライアントに、このような質問をさせて頂くと、

    「ギリギリまで寝て、リラックスしたい」や「先のことを考えないことで、一時的な安心感が得られる」といった回答を聞くことが多いです。

    このように一見ネガティブに思える行動にも必ず本人にとってポジティブな意図があることを、心理学では、肯定的意図と言います。

    まさに、一時的なリラックスや安心感を得るためにそのような行動をしてしまっているため、変えたいと思っている行動も中々かえることができないのです。

    そこで、大切になってくることはこの肯定的意図を知ったうえで、肯定的意図を含めた望ましい行動に意識的に変えていくことです。

    例えば、朝起きる時にリラックスできる匂いのする飲み物を飲みながら音楽を聞いたり、

    新しい仕事に対し直ぐに少し手をつけることで、仕事の方向性が分かることで安心した気持ちを得るなどです。

    また、自分の内面と向き合う方法をさらに知りたい方には、こちらの記事が参考になります。
    メンタルマネジメントに不可欠な心理学的テクニックとは?

    5-4.目標を達成することで得られるメリットを考える

    目標を達成することで得られるメリットやベネフィットを考えることは目標達成するために非常に大切です。

    なぜなら、メリットをイメージすることで目標を達成できる可能性が非常に高まるからです。

    例えば、「ダイエットをしようとしたが中々うまくいかない。」「ダイエットをしたがリバウンドをしてしまった。」という話は良く聞くかと思います。

    これらは、体重マイナス〇kgを目標としてしまっているため、そのための途中のつらさや、例え達成したとしてもその達成数値に満足し、元に戻ってしまうのです。

    そこで心理学NLPでは、事前に目標を達成することで得られるメリットまでを具体的にイメージすることが大切であるとお伝えしています。

    「体重が減ったことによるメリットは?その先にどんないいことがある?」と考えることで、

    例えば「周りから綺麗だね。」や「かっこいいね。」と言われるというメリットをイメージする。

    また、「昔のお気に入りの服がまた着れるようになる」「体が軽くなって、歩くのが楽になる」などのメリットをイメージするのです。

    仕事においても、目標を達成することで、「お給与が増える」「次のステージに進める」「自分のやりたい仕事をやらせて貰えるようになる」など、

    その先にあるメリットを常に考え意識することで目標を達成しやすくなるのです。

    6.セルフマネジメント力を大きく高めるために

    5章のようなやり方を試してみても中々変化が起きない場合、より深い心理的な要素が関係している可能性が高いです。

    「自分はどうせを何やってもダメ」「自分にはできない、無理」といった、

    自分自身のことをどれくらい価値があるかと思っているかという、心理学でいう「セルフイメージ」が低くなっている可能性があります。

    このセルフイメージは過去の体験、とくに幼少期の頃にできてしまったものが多く、

    私たちの心の深層に刻み込まれているため、意識して改善しようとしても無意識が邪魔をしてしまい、中々変化が起こせないのです。

    そのため、まずはこの無意識レベルの自分を制限し、セルフイメージを低くしてしまっている原因を取り除くことが必要となります。

    実践心理学NLPでは、そのような制限となるものを取り除き改善する、具体的な方法を学ぶことができます。

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    まとめ

    セルフマネジメントとは、「自分の人生を豊かにするために、自分の感情や行動をコントロールすること」でした。

    その要素として、「感情のコントロール」「健康管理」「時間管理」「目標設定」について見てきました。

    そして、これらのセルフマネジメントを身に着けるために、心理学NLPを使った方法をご紹介してきました。

    この記事がみなさんにとって少しでもお役に立てれば嬉しいです。

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