自尊心が低いと、何を行うにも
ネガティブな感情を
引き起こしてしまうものです。
周りや自分を見つめ直した時に、
「自尊心が低いな」と
感じたことはありませんか?
大人になると
“自分を変えることは難しい”
と考える人も多くいると思います。
しかし、まだまだ変えるチャンスはあります。
この記事では自尊心が低く、
悩んでいる方に向けて
特徴や原因、自尊心を高める方法について
ご紹介しております。
「自尊心が低い」と思っている
自分や、周りを変えたい方は
最後までご一読ください。
目次
1.自尊心が低い人の特徴4選
自尊心が低い人には下記の4つの特徴があります。
ぜひセルフチェックしてみてください。
1-1.ネガティブ思考
自尊心が低い人は【何事もネガティブに考えがち】です。
例えば、
- 「自分が仕事で失敗したから・・・」
- 「ミスしてしまったから・・・」
- 「迷惑をかけてしまった・・・」
など様々なネガティブな言葉を考えると思います。
もちろん同じことを繰り返さないよう反省することも大切ですが、ネガティブと反省は違います。
反省の意味としては、自分の行動や発言の良くなかった点を振り返り、それを改めようと心がけることです。
ネガティブは否定的、消極的な言葉の意味を持つのに対し、反省は次に備え、前向きな捉え方でもあります。
そのため、常に過去に囚われてマイナスなことだけを発してしまっている方は、ネガティブな傾向がある可能性があります。
1-2.自己肯定感が低い
自尊心が低い方は、【自己肯定感が低い】傾向があります。
まず自己肯定感と自尊心って何が違うの?
と思った方もいらっしゃると思います。
はじめに自己肯定感とはなにかについてお話していきます。
自己肯定感とは、自分の失敗などのマイナスな要素も含めて、自分の存在を肯定できる感情です。
英語ではself-esteemといいます。
実は、自尊心と自己肯定感は、英語で両方とも、『self-esteem』と全く同じ言葉を使います。
しかし、意味合いとしては、少し異なるところがありました。
それは
「他人の考えは関係なく、自分に自信を持つ感覚」
が自己肯定感にある点です。
自己肯定感が低いと、
- 感謝の言葉を素直に受け取れない
- 物事をネガティブに捉えてしまう
- 周囲の目が気になってしまう
傾向があります。
このように、自己肯定感が低くなってしまうと何事にも消極的になってしまい、掴めたはずのチャンスを失ってしまう可能性があります。
そのため、自己肯定感が低いことは、ほぼ同等の意味をもつ自尊心が低いことにつながると思います。
1-3.コミュニケーションが苦手
自尊心が低い方は、【コミュニケーションを取ることを苦手】とする方が多いです。
理由としては下記の3つが挙げられます。
- 人と話す機会が少ない
- 警戒心が強い
- 過去に嫌な経験がある
まず①の『人と話す機会が少ない』では、社会情勢などにより他人との関わりが昔に比べて減ったことが原因だと考えます。
②の『警戒心が強い人』は①同様、他人との話す機会を逃してしまう可能性があります。
最近は物騒なので警戒心が強いことはもちろん大切です。
しかし、警戒心が強くなりすぎてしまうと、周りとのコミュニケーションの機会が圧倒的に減ってしまうため、コミュニケーションが苦手となるケースが多いです。
最後の③の『過去に嫌な経験がある人』は実際に私の友人にもいました。
理由としては発表をする際にうまく発表できず、からかわれてしまったことからでした。
過去の嫌な経験は思い出したくなくても、自然に出てきてしまう方もいます。
原因は人それぞれですが、これらが原因としてコミュニケーションが苦手となるケースが多いです。
1-4.他人の顔色を伺いがち
自尊心が低い方は、他人の顔色を伺ってしまうことが多いです。
例えば、友人と4人でイタリアン料理を食べに行ったとしましょう。
そして注文する際、自分以外の3人がドリアを頼みました。
この時、3人の注文を聞いて、自分は本当はパスタを食べたかったけど、友人に合わせてドリアに変更をしてしまった。
このような経験はありませんか。
自尊心の低い方の傾向として
「自分の行動を人に合わせる」
というパターンがあります。
この行動の根底には、
- 人に嫌われたくない
- 自分だけ見捨てられるのが嫌だ
というような心情があると思います。
日本人の傾向として、他人の顔色を伺う方は多いように感じます。
ですが、上記のような根底がありますと、更に自尊心を低くしてしまう恐れがあります。
2.自尊心が低い原因
自尊心が低い場合には、必ず過去に、低くなるような原因・理由があります。
これは人によって様々ですが、知っているか知らないかでは自分の成長に大きく影響します。
下記5つのうち、自分が当てはまるものがないか、セルフチェックしてみてください。
2-1.否定されることが多い幼少期
自尊心が低い原因の1つには、幼少期の否定される経験にあると考えられます。
自分の発した言葉を否定され続けてしまうと、自分が言っていることは間違っているんだというマイナスな思い込みに繋がってしまいます。
必ずしも、周りは皆さんのことを否定したくて否定的なことを言っていたとは限りません。
しかし、否定的な言葉を多く言われてしまうと、
少なからず自尊心が低くなりやすい傾向があります。
2-2.誰にも褒めてもらえない
自尊心が低い原因には、誰からも褒めてもらえないことも当てはまると考えられています。
人はいくつになっても褒められることは嬉しいことです。
しかし、過去に褒められた経験がない方は、自尊心が低くなる傾向があります。
極端にはなりますが、旦那/奥さん、彼氏/彼女から
- 「かっこいい/かわいい」
- 「ハンサム/素敵」
このように言われるのと
-
「痩せたほうがいい/元気なさそうだね」
-
「やつれてる/もっと頑張った方がいい」
皆さんはどちらが嬉しいですか?
今回挙げた例は、かなり極端になりますが、人は誰かから褒められることで、自分を大切に思う気持ちが芽生え、自尊心が高まると考えられています。
ですが、過去に褒められた経験がなかったり、少ないと自尊心が低くなる可能性があります。
2-3.失敗や挫折が多かった
自尊心が低い原因には、過去に失敗や挫折をした経験があると考えられます。
皆さん、失敗や挫折をした経験、一度はありませんか?
おそらく、
- 仕事による失敗
- 目標への挫折
その他様々な失敗があったかと思います。
失敗から学ぶ成功も沢山ありますが、失敗をし過ぎてしまうと、成功の仕方を忘れてしまう、なんてこともあります。
実際、失敗が多いと、這いあがろうと思っても上手くいかず、自尊心が低くなってしまう原因になっている可能性が多くあります。
2-4.他人と比較されることが多かった
自尊心が低い原因には、他人と比較されることが多かったことも考えられます。
この経験は、幅広い年代で経験のある方がいらっしゃると思います。
例えば、
- 収入
- 学歴
- 家柄
など他にも様々なことから比較された、もしくは比較してしまったことがあると考えられます。
比較すること/されることは、悪いことではありません。
時には、周りと切磋琢磨して、競い合うことでさらに高みを目指せる場合もあります。
しかし、比較され過ぎたり、比較し過ぎてしまうと、自尊心が低くなってしまう可能性があります。
2-5.認めてもらえることが少なかった
自尊心が低い原因には、認めてもらえることが少なかったという過去があることも考えられます。
こちらは親は認めていたつもりでも、実際は子どもから見たらそうでなかったケースも多くあります。
愛情を込めて育てていたとしても、
- 注意しなきゃいけない時
- もっと頑張ってほしい時
親は少し厳しい言葉をかけます。
例えば、
『テストで85点取れた!』
と子どもが言ったとします。
しかし、学年の平均は92点でした。
そこで、
『まだ満足しないでもっと頑張りなさい』
と言ってしまったら、、
これが続くと否定されることがなくても、自分の存在を認めてもらえていると実感できることが少なく、自尊心が低くなってしまう原因となる可能性があります。
3.自尊心を高めるための方法6選
自尊心が高い方は
-
「何事にも自分から積極的に取り組める」
- 「自分から率先して動ける」
- 「ポジティブな考え方」
などの特徴をお持ちの方が多いです。
ぜひ自分の自尊心を高めるために、下記6つの方法をご確認ください。
3-1.自分を受け入れる
自尊心が低い方の多くは
- 自分のできていない点に目を向けられる
- 自分よりも周りを優先する
このようなことから、自分を変えようとしがちです。
しかし、変えようとすることも大切ですが、まずは今の自分を認めてあげることが大切です。
ありのままの自分を受け入れることは自分の成長に繋がります。
筆者自身は極度の心配性です。
しかし最近、友人に
「心配性でも、心配や問題が起こることが怖くてやれない人もいるけど、それでもちゃんと練習して行動できることは大切だよ」
と言っていただきました。
何事にもネガティブに捉えるのではなく、自分のマイナスをわかったうえで、どのように自分と戦っていくかが大切だと思います。
人間は変わろうと思って、すぐには変われないものですが、自分を認めることは変化することよりも案外簡単にできることではないでしょうか。
- 今、自分がダメと思っていること
- ネガティブに思っていること
の考え方を変えてみてください。
もしかしたら自分を受け入れることができるかもしれません。
3-2.自尊心が高い人のマネをする
「自尊心が高いな」とあなたが感じる方は、身近にいらっしゃいますか。
もしいるのであれば、まずその方を真似てみることが自尊心を高めるための第一歩です。
理想としている人が
- 仕事をしている時
- お話をしている時
- 誰かの前で発表をしている時
などを想像をしてみてください。
恐らく、その方のかっこいい理想となる姿が思い浮かんだかと思います。
そうしましたら、まずはその方の簡単に真似できることから行ってみましょう。
例えば、
- 振る舞い
- 話し方
- 姿勢
など小さな真似で良いので、まずその方になりきってみてください。
そうすることで、今あなたの想像している理想をすぐ実践することができなくても、次第にあなたの理想に近づける可能性があがります。
自尊心を上げようとすると、最初はハードルが高いですが、誰かを真似ることは簡単にできます。
ここに記載のことすべてを完璧に行うことは難しいと思います。
自分に合うと感じたどれかをまず行動してみることが大切です。
ぜひ挑戦してみてください。
3-3.癒しの環境を作る
あなたにとって「癒し」とは何ですか?
現在では、趣味など人によって様々な癒しの場があると思います。
このように家庭や職場以外に自分らしく過ごせる第3の場所をサードプレイスといいます。
サードプレイスを作ることで自分本来でいられる時間が増え、自尊心を高めることができると考えられています。
癒しは人によって違います。
ぜひ、皆さんにとって良い癒しの環境を探してみてください。
3-4.マイナスをプラスに言い換える
あなたの短所は何ですか。
恐らく誰にでも短所はあると思います。
しかし、それを少しでもマイナスに感じないように変えていくには、「マイナスをプラスに言い換える」ことが有効です。
例えば、「落ち着きがないこと」を短所だと考えている方がいたとします。
「落ち着きが無いこと」は、「素早く行動できる」「好奇心が旺盛」「周りにアンテナを張って、色々な情報をキャッチできる」などのようにプラスに言い換えることができます。
他にも、
「飽きっぽい」
↓
「一つのことに執着せず色々なことにチャレンジできる」
「抱え込み過ぎてしまう」
↓
「自分を追い込める」
「負けず嫌い」
↓
「向上心が高い」 など
このようにネガティブに捉えていることでも、簡単にプラスに言い換えることができます。
ぜひ言い換えをして、捉え方を変えることに挑戦してみてください。
3-5.褒めてもらったことを素直に受け取る
皆さんは人から褒めていただいたとき、どのような返事をしますか。
例えば、
- 「そんなことないよ。」
- 「いやいや自分なんて。」
など様々な返答方法を考えると思います。
①②などの謙遜な返事をする人は、自尊心や自己肯定感が低くなってしまう傾向があります。
ここでおすすめしているのは「素直に受け取る」ということです。
最初は慣れないかもしれませんが、ぜひ「ありがとう」とお礼の言葉に変えてみてください。
こうすることで最初は違和感があるかもしれませんが、自分を肯定できるようになったり、自尊心を高めることができるかもしれません。
3-6.自分を甘やかす
「自分を甘やかす」と、だらけてしまうと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、甘やかすとは、自分の良い点も悪い点もしっかりと受け入れることです。
人は自分の好きな点、嫌いな点、両方を持っています。
その両方を受け入れられることで誰かと比較をせず、ありのままの自分を受け入れることができると思います。
自分自身を甘やかす方法がわからない方は、好きな食べ物を食べに行ったり、好きなYoutubeを見るなど、自分の好きなことをすることが一番大切です。
自分のために時間を取り、自尊心を向上させられるよう、ぜひ挑戦してみて下さい。
4.まとめ
今回は自尊心が低い方の特徴やその原因から、自尊心を高めるための方法についてお伝えしてきました。
自尊心の高さや低さを問わず、私たちは様々な良さを持っています。
このことを今後も心に留めて、自尊心が低すぎて悩んでいる自分を、この記事をきっかけに変えていただけましたら幸いです。
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