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2024.08.16 自己成長

リーダーの【4つの役割】とは?人を動かすポイント解説

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リーダーとは
チームや組織などの
集団のトップです。

目的や目標を示し、そこに向けて集団を
率いていく立場ですから、

人をまとめたり、
人を動かす力が欠かせません。

組織やメンバー構成などによっては、
マネージャーのような【管理業務】
求められているしょう。

さらに、人が集まれば必ず出てくる

「人間関係」「離職」
「モチベーション」
といった、

問題の解決まで、
柔軟に力を発揮していく
必要があるのです。

そこでこの記事では、

リーダーの役割と、
私たちの専門とする心理学を、
リーダーシップやマネジメントに

活用していくポイントを
お伝えしていきます。

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目次

    1.チームを束ねる役割

    リーダーといえば当然のように求められるのが、チームを束ねることです。

    リーダー次第で、一体感のあるチームになるのか、ただのグループになるのかが変わります。

    チームを束ねるのには、具体的に以下にご紹介する2つの役割が必要です。

    1-1.チームの目標を明確にする

    チームを束ねるための具体的な行動は、チームのゴールを明確にして、メンバーに示すことです。

    チームとしての目標、メンバー個々の目標を設定し、その目標達成のために計画を立てていくのがリーダーです。

    また、全体像をみながら、適宜その目標に対してうまくいっているのかどうか?をメンバーに示していくことも大切です。

    【心理学的ポイント】

    コーチングの考え方を元に、チームのゴールを共有する。

    コーチングは、現状とゴールとのギャップを埋める際に、ゴール達成をより確実にしたり、スピードアップしたりするための助けとなります。

    その考え方を元に、下記のような図で、チームのゴール達成を捉えてみましょう。

    現状と、ゴールのギャップを埋めること、つまり各々の業務が、チームの確実なゴール達成に必須であることがわかります。

    そして、例えば全員が、少しずつ早く業務が達成できれば、全体のゴール達成が早まることも、簡単に伝わることと思います。

    実際には、期日を伝えながら、明確なゴールを共有しましょう。

    このように、チームがゴールを達成し結果を出すことは、リーダーがメンバーの一人一人にゴールを共有することで成り立っています。

    1-2.チーム全体を公平に観察する

    チームを束ねるための具体的な行動は、チーム全体を公平・公正に捉え、関わっていくことです。

    リーダーが先入観を持ってメンバーをみたり、一部のメンバーにコミュニケーションが偏ったりすると、

    リーダーへの不信感や、メンバーのモチベーション低下につながってしまいます。

    リーダーはチームの目標達成のために、常に公正な目で指揮をとることが大切です。

    【心理学的ポイント】

    知覚は投影。

    全員が歪曲フィルターを持っていると知っておく。

    全員が成長の過程で築いた、歪曲フィルター(映画インサイド・ヘッドより)を持っていることを理解します。

    そのフィルターは、それぞれの考え方、大事にしている価値観、その時に置かれている状況によって、事実を歪めてしまいます。

    【出典・参照元】インサイド・ヘッド

    以下のように、自分の心境、置かれている立場等によって、【歪曲フィルター】が作用してしまいます。

    そこで事実を元に観察し、歪曲した主観が混じらないよう注意してメンバーを観察します。

    リーダーがメンバーを公平に観察していることで、上層部はチームメンバーをリーダーに任せることができ、安心して組織を運営できています。

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    2.メンバーを育てる役割

    リーダーの役割の中でも特に重要なのは、メンバーを育てることです。

    メンバーの成長が、組織全体の成長を左右していきます。

    具体的に以下にご紹介する2つの役割が必要です。

    2-1.メンバーにフィードバックする

    メンバーを育てるための具体的な行動は、メンバーの一人一人にフィードバックすることです。

    なぜなら、メンバー全員が、各々の基準や経験で仕事をしていて、それが最適な場合と、フィードバックが必要な場合とがあるからです。

    自分では気づきづらいところを、リーダーが伝えます。

    そしてリーダーが、メンバーに対して、できているところ、さらに高めたいところなど、具体的にフィードバックすることで、メンバーが育ち、チームはさらによくなります。

    【心理学的ポイント】

    サンドイッチフィードバックで伝える。

    リーダーには、ネガティブなフィードバックをしなければいけない時も当然あります。

    そのような時は、サンドイッチフィードバックを心がけていきます。

    メンバーとの信頼関係が十分できている場合、

    改善点であるネガティブな情報だけを伝えたとしても、メンバーは素直に受け止めてくれるかもしれません。

    しかし信頼関係が十分でない場合、ネガティブな情報を、必要以上に相手が重く受け止めてしまったり、あるいは反発に繋がることがあります。

    ①良いところを伝える

    ②改善点(ネガティブな情報)

    ③良いところを伝える

    このように、改善した方がよいネガティブな情報を、良い情報で挟んで伝えていきます。

    2-2.一人一人のモチベーションを把握する

    メンバーを育てるための具体的な行動は、一人一人のモチベーションと心理的状況を把握することです。

    目標に対してチームが健全に機能するには、メンバーみんなの動機づけができているかどうかが大きく影響します。

    そしてモチベーションが低い状態が続くと離職へと繋がることも明らかです。

    リーダーとして、以下を押さえておくことが大切です。

    • 仕事や目標に対してどれだけ意義を持たせられるか
    • メンバー個々の仕事への動機づけができているか

    【心理学的ポイント】

    メンバーの価値基準を把握して尊重する

    価値基準(価値観)とは、物ごとの判断基準や、自分が「大切だ」と思っていることです。

    例えば...

    • メンバーAさんにとっての仕事の価値基準は「報酬」「達成」「成長」
    • メンバーBさんにとっての仕事の価値基準は「信頼関係」「成長」「やりがい」

    このように、人によって価値基準は異なりますし、優先順位もあります。

    心理学NLPの視点では、「人は自分の価値観を満たしたくて生きている」とも言われるくらい大事な要素です。

    リーダーがメンバー1人1人の価値基準を把握し、

    それを尊重した関わり方を行っていくことで、仕事に対する充実度もモチベーションも高く保つことができるでしょう。

    反対に、仕事の価値基準が満たされていないと、ストレスを抱え、いずれ離職に繋がる可能性が高まります。

    価値基準は、私たちの様々な意思決定の基準になったり、信頼関係にも深く影響を与えます。

    ですからリーダーになったらまず最初に、メンバーの価値基準を把握することをお勧めします。

    もっと価値基準について詳しく知りたい方や、相手の価値基準の引き出し方を知りたいと思われる方には、NLPの体験講座が役立ちます。

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    3.業務を管理する役割

    リーダーの役割には、業務を管理することもあります。

    組織の中では、リーダーといっても、マネージャーを兼ねていることも多いので管理業務が不可欠です

    業務を管理するためには、具体的に以下にご紹介する2つの役割が必要です。

    3-1.適材適所に仕事を割り振る

    業務を管理するための具体的な行動は、メンバーの特性やチーム全体の進捗に合わせて、適材適所に仕事を割り振ることです。

    そのためには以下のことが必要です。

    • 個々の特性や、能力、経験などを把握しておくこと
    • 業務の優先順位を常に把握すること

    仕事には計画通りに進まないこともたくさんあります。

    常に状況を判断して、全体が最適となるように仕事を割り振るのは、一人一人を見ているリーダーの役割です。

    【心理学的ポイント】

    相手に応じた伝え方をする

    メンバー構成によっては、仕事がデキるメンバーに、量的に多く、質的にも高度な内容が偏ることはよくあります。

    『自分ばっかり大変な業務を振られている』などと不満を抱くことに繋がりかねませんから、負担の多いメンバーに対しての配慮が必要です。

    チーム全体で、なるべく均一に配分する一方で、

    デキるメンバーを承認するような言葉がけを必須とし、承認欲求を満たし、チームを最適化していきましょう。

    3-2.メンバーの業務進行を管理する

    業務を管理するための具体的な行動は、チーム全体の進捗確認と、メンバー各々の業務進行具合を管理することです。

    メンバーの自主性を尊重して任せることは大事ですが、リーダーが責任を持って管理することで、チーム全体の動向を把握できるからです。

    計画通りに進まないのであれば、計画の見直しや軌道修正が必要です。

    PDCAを回しながら、何がうまくいっていて、何がうまくいっていないのかを明らかにして解決策を講じていきます。

    【心理学的ポイント】

    SMART(スマート)の法則を使って業務を確認&管理する。

    SMARTの法則自体は心理学ではありませんが、ここに記す5つのポイントを押さえることは、心理学的に、非常に意味があります。

    人間の脳は、現実と、現実かのように想像されたことを区別できないからです。

    つまり、以下を押さえて業務を確認すると、その業務を簡単に達成できるようになるということです。

    S:Specific 具体的、特定された
    M:Measurable 計測可能、数字になっている
    A:Agreed upon 同意しているもの、納得できるもの
    R:Realistic 現実的な
    T:Timely 期限がある

    人間性・仕事ぶりのように計測できない情報ではなく、数字を元に具体的で達成可能な状態になっているのか、上記ポイントを押さえて業務を管理しましょう。

    4.環境をつくる役割

    リーダーの役割の中で、力量が問われることの1つは環境を整えることです。

    具体的には「人間関係」「働きやすさ」「他部署との調整」

    これらが必要で、時代とともに変化してきた価値観にも合わせていく必要があります。

    4-1.チームの人間関係を良好にする

    環境(人間関係)を良好にするための行動は、コミュニケーションの質・量を上げることです。

    チームや組織では、必ず「人間関係の問題」が起こります。

    さらに、時代とともにハラスメントへの意識も高まり、

    「ものが言いづらくなった」「距離感がわからない」と悩んだり、コミュニケーションの取りづらさを感じる人も増えています。

    人間関係を良好にするにはコミュニケーションが必要です。

    リーダーは意図的に(計画的に)メンバーとのコミュニケーションを取ることが大切です。

    【心理学的ポイント】

    関係構築の初期段階は、回数を重視する。

    心理学には、くり返し接するとその相手への好感度が高まるという「ザイオンス効果」と言われるものがあります。

    メンバーや部下と良好な関係を築こうとするなら、

    週に1度、ランチにいくよりも、1日2〜3分でも毎日会話をする方が心理的な距離が縮まりやすい、ということです。

    編成されたばかりのチームだったり、新しいメンバーが加わった時など、まだ関係が構築されていない相手とは、コミュニケーションの頻度を増やしましょう。

    4-2.問題解決や調整を行う

    環境(連携や協力など)を良好にするための具体的な行動は、他部署との連携・調整や、問題解決です。

    組織の最終的な目標のためには、各部署の連携が必須です。

    それぞれを必要に応じてつなぎ、連携するのもリーダーの役割ですし、進行に不具合が生じた時には、計画の見直しや期日の調整なども発生します。

    【心理学的ポイント】

    関係部署のリーダー、キーマンとの信頼関係を築いておく。

    同じ組織内でもスムーズな協力を引き出せるかどうかは、リーダー同士の関係性の良し悪しにも影響を受けます。

    日頃からコミュニケーションを効率よくとって、信頼関係を築いておきたいものです。

    信頼を築くための基礎的なコミュニケーションスキルを「ラポールスキル」と言い、ビジネスシーンでは広く知られるようになりました。

    お互いの関係性を良くするために有効なスキルは積極的に取り入れていくと良いでしょう。

    こちらのレポートには具体的なスキルについてもまとめてありますので、さらに知りたい方はダウンロードしてご覧ください。

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    最後に

    リーダーには高い柔軟性が必要な時代になりました。

    様々な価値観、働き方を持つメンバーを、どうやってチームとしてまとめ、目標に向かって率いていくのか?

    リーダーにはたくさんの役割が求められているのです。

    この記事では、リーダーに求められている、基本的な【4つの役割】と、

    それぞれの役割で、押さえておきたい「心理学」の視点を取り入れたポイントをご紹介させていただきました。

    あなたがリーダーとして力を発揮するために、役立てていただければ嬉しく思います。

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