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2024.06.27 NLP

子どもへのリフレーミングとは?子どもと関わる全ての方へ

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子どもに対するリフレーミングに
悩んでいませんか?

この記事では、
子どもに対するリフレーミングの方法を
紹介していきます。

リフレーミングとは、
物事の捉え方をかえることで、

視野を広げて相手の選択肢を増やすという
心理学の手法ですが、

この手法は、大人だけでなく
子どもに対しても非常に有効な手段です。

しかし、一括りに「子ども」といっても
発達の段階によって特徴が違います。

そのため、

「子どもにはこのリフレーミングをすれば良い」

という正解は残念ながらございません。

では、どのようにすればよいか。

この記事では、
子どもの発達段階に応じた
リフレーミングの手法をお伝えしていきます。

※リフレーミングについて、詳しくはこちらでご紹介しています。

リフレーミングで世界が変わる|効果、実践方法、事例を詳しく解説!

目次

    1.子どもにリフレーミングをする重要性とは

    子どもに対してリフレーミングをすることで、以下のようなメリットがあります。

    • 子どもの自己肯定感が上がる
    • 多角的に物事を考えられるようになる
    • 不得意なことに挑戦しやすくなる

    リフレーミングをすることで、物事の枠組みが変わり、

    子どもがマイナスに感じていることや、少し嫌だなと思ってることをプラスの意味に変えることが可能になります。

    例えば、「片付けができない」の見方を変えると、「好奇心旺盛で、色々なことに興味がある」と捉えることができます。

    「苦手な勉強をしなければならない」を言い換えると、「将来に向けた経験を積むことができる」と変換することができます。

    このように、子どもがマイナスに感じることでも、リフレーミングをすることで、受け取りやすい言葉に変えることができるのです。

    2.3つの子どもの年代に応じたリフレーミングのテクニック

    この記事の冒頭でも触れましたが、子どもにリフレーミングをする時、使う言葉に正解はございません。

    しかし、リフレーミングをすることは有効です。

    また、子どもの発達段階を理解して言葉がけをすることで、リフレーミングの効果を、2倍にも3倍にもすることができます。

    この章では、3つの発達段階の特徴と、よくありがちな出来事を例にしたリフレーミングの手法をお伝えします。

    2-1.幼児期(1歳半~6歳)

    幼児期の特徴として、親の言うことをなんでもイヤという「イヤイヤ期」や、なんでも親に質問する「ナゼナゼ期(質問期)」があります。

    また、この時期には、自律心が育まれます。

    そのため様々なことに挑戦をして、失敗を経験することで、言葉を覚えたり、歩いたりなど、できることが増えていくのです。

    このような時に、失敗をしたことに対して「そんなこともできないのか」などと言ってしまうことはNGです。

    子どもが片付けをせずに、沢山のおもちゃを出して遊んでいるとき、このようなことを言ってしまっていないでしょうか?

    「なんで片付けができないの?」

    「早く片付けなさい」

    親がこのように言ってしまうと、子どもは、否定をされたと感じてしまいます。

    子どもに対して頭ごなしに否定をしたり、「ダメ」と言ったりすることはマイナスに働くことが多いです。

    その結果、子どもが自ら挑戦しようという気持ちを、持てなくなってしまう可能性があります。

    このようなとき、リフレーミングを使ってみましょう。

    「色々なことに興味を持っていて素敵だね」

    「使い終わったものを片付けてから次のおもちゃで遊ぶと、
    もっと広い場所で遊べるようになるよ」

    親がリフレーミングをして、子どもに伝えることで、子どもは

    • 「挑戦してもいいんだ」
    • 「失敗しても大丈夫」

    という気持ちになり、失敗を恐れずに挑戦できるようになる傾向があります。

    2-2.学童期(6歳~12歳)

    学童期は、子どもが小学生の時期のことを指します。

    この時期は、家だけでなく学校というコミュニティに属します。

    その中で、徐々に善悪の判断ができるようになり、集団意識が芽生えます。

    しかし、発達の個人差が大きく出てくるのもこの時期で、周りと自分を比べて、自己肯定感が高まったり、逆に自尊感情が低下したりすることも起こります。

    特に子供ができなかったことに対して、この様に叱ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

    「僕、25点だった」

    「友達の〇〇君は100点だったのに。。。」

    「なんでそんな悪い点数だったの!!!」

    「ちゃんと勉強したの!?」

    「次、そんな点数取ったらおやつ抜きだからね!」

    人と比べて、自分はだめだと思い込んでしまうのが学童期です。

    このような発言は、子どもの自己肯定感をどん底へ落としてしまいます。

    「次もいい点が取れなかったらどうしよう」という気持ちから、「勉強が嫌だ」となり、最終的には、「学校に行きたくない」となってしまう子どもが中にはいます。

    ではどんな声掛けをすればよいのでしょうか。

    「僕、25点だった」

    「友達の〇〇君は100点だったのに。。。」

    「テストが25点だったんだね」

    「悔しかったね」

    「でも75点も伸び代があるよ」

    「次どうしたらいいかどうか、一緒に考えてみよう」

    このように、「25点という事実」をリフレーミングすることで、伸び代に目を向けることができます。

    少しの発想の転換で子どもを傷つけてしまうのか、次に向けて前進できるのか、大きく変わってくるのです。

    また、この時期の子どもは、周囲の人を観察して、善悪の判断や規範意識の基礎を身につけます。

    そのため関わることの多い、親や教師など、大人の影響を受けやすいのです。

    自己肯定感が上がるような声がけするのも、親が子どもにしてあげられるサポートの一つです。

    2-3.青年期(12歳~20歳)

    青年期は、子どもと大人の間の時期です。

    進学や就職などで自分の人生設計を考えたり、重大な選択を迫られることもあります。

    その中で、自分が何者なのかに悩み、存在意義を見つけて、アイデンティティを確立していきます。

    この時期に多い悩みとして、人間関係の悩みが挙げられます。

    時には、子どもから人間関係について、このような相談を受けるかもしれません。

    「私、人の顔色をうかがってばかりで思ったことを言えなくて、友達と話すのが苦しいんだよね。」

    「顔色ばかりうかがっているんだね。どうすれば思ったことを言えるようになるかな?」

    一見すると、この声掛けは間違いではないように聞こえるかもしれません。

    しかし、子どもが、「顔色ばかりうかがっていること」に対して、フォローの言葉がなく、子どもによっては、「あなたは顔色ばかりうかがっていて、良くない」と捉えられてしまう可能性があります。

    このように言い換えてみると、子どもの考え方が変わるかもしれません。

    「私、人の顔色をうかがってばかりで思ったことを言えなくて、友達と話すのが苦しいんだよね。」

    「相談してくれてありがとう。」

    「人の顔色をうかがうってことは、空気が読めて、友達のことを大切にしようとしているんだね。」

    「どうしたら友達と話すときに苦しくなくなるかな?」

    このように、親がリフレーミングをして視野を広げるような声掛けをすることで、子どもの捉え方が変わり、アイデンティティも変わるかもしれません。

    また、この時期の子どもは、主体的な選択をすることによって、人としての在り方を見つけていきますので、親がヒントを与えて、子どもに考えてもらうことが効果的です。

    リフレーミングは、そのヒントを出すときにも、今回の例のように活かすことができます。

    最後に

    子どもへのリフレーミングについて解説をしましたが、いかがでしたでしょうか。

    今回は、ほんの一例を挙げて紹介していきましたが、言葉がけひとつで考え方や捉え方が変わり、人生を変えることも可能なのがこのテクニックです。

    しかし、リフレーミングについて知っていても、実践をするのが難しい方も多くいらっしゃるかと思います。

    「リフレーミング」は、実践心理学NLPのスキルのひとつでもあります。

    この実践心理学NLPは、経営者や会社員の方だけでなく、主婦や学生の方にも幅広く学んでいただいております。

    そんな実践心理学NLPではリフレーミングを始めとするコミュニケーションのスキルや、自己肯定感、セルフイメージのメカニズムを実践を通じて体系的に学ぶことができます。

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