褒め言葉でも使われる「頭の回転が速い」
できるなら、
頭の回転が速い人になりたいですよね。
それでは、具体的に頭の回転が速いとは、
どのような人のことをいうのでしょうか。
ここでは、頭の回転が速い人の特徴と
頭の回転を速くするための具体的な方法を
ご紹介いたします。
目次
1.頭の回転が速いとは?
頭の回転が速いとは、頭がよく働いていて、適切な答えを素早く引き出せることを指す言葉で、賢いという意味もあり、人を褒めるときなどに使われます。
近い言葉でいうと、「頭が切れる」や、「機転が利く」などが挙げられます。
四字熟語だと「頭脳明晰」が、似た意味を持つ言葉です。
また、もしかしたらあまり馴染みがないかもしれませんが、「目から鼻へ抜ける」ということわざも、頭の回転が速いという意味があるようです。
有名な方でいうと、明石家さんまさんやカズレーザーさん、大泉洋さん、マツコ・デラックスさんなどが、頭の回転が速い人として挙げられます。
2.頭の回転が速い人の特徴10選
1章では、「頭の回転が速い」とはどのような意味かをお伝えしましたが、ここからは頭の回転が速い人の特徴についてご紹介いたします。
2-1.臨機応変に対応できる
頭の回転が速い人は、臨機応変に周りに合わせて行動することができます。
普段から様々なセンサーを張っているので、その時々で機転を利かせて、ベストな対応が可能です。
落ち着いて論理的に考えることもでき、物事を客観的に、俯瞰して見たり、空気を読む力も強いので、場面に合わせた行動を取ることができます。
状況に合わせて柔軟に行動ができる人は、頭の回転が速いといえるでしょう。
2-2.理解力が高い
頭の回転が速い人は、理解力が高いので、1を聞いて10を理解でき、先を見据えた行動も可能です。
言葉だけではなく、相手の反応などもしっかりと観察を行い、その情報をもとに想像して判断をするので、相手が何を求めているのかを瞬時に理解します。
なかには手順や方法など、いつも行っていることが変わると、それだけでストレスになる人もいらっしゃると思いますが、
頭の回転が速い人は、瞬時に物事を理解してイレギュラーなことでも機転を利かして対応ができるので、周囲から一目置かれていることが多いでしょう。
2-3.記憶力がいい
頭の回転が速い人は、記憶力がいい人が多い傾向があります。
持っている知識や、経験したことから情報を汲み取って自分に落とし込むため、他の人よりも記憶する力があります。
また、覚えようと意識的に覚えるのではなく、自然と記憶できている状態なので、頭の中に持っている情報が自動的に増えていき、最適なものをアウトプットできるというわけです。
自分がさらっと話した内容について、しっかり覚えてくれている人は、記憶力がよく頭の回転が速い人だといえるでしょう。
2-4.コミュニケーション能力が高い
頭の回転が速い人は、人と関わることが上手で、コミュニケーション能力が高い人が多いです。
相手がどのようなことを求めているのか察知する能力に長けているので、相手に不快感を与えること無く、スムーズにコミュニケーションを取ることができます。
また、日頃から周りを観察して情報を集めているので、相手が何を伝えたいのか・求めているのかといったことも、手に取るようにわかります。
そのため、相手は「自分のことをわかってくれている」と、安心感や信頼感を持つことができます。
理解してくれる人と一緒にいることは、居心地が良く感じるものです。
コミュニケーションを取ることが上手な人は、頭の回転が速く、円滑な人間関係を築くことができます。
2-5.話がわかりやすい
頭の中にある情報を自分なりに解釈してから発信するので、話がわかりやすいという特徴があります。
話の構成や伝え方も上手で、結論から伝えることができたり、起承転結になっていたり、しっかりとオチを作って話したりするため、内容に面白さや説得力もあります。
話がわかりやすいと感じたら、それは頭の回転が速い人だと言える可能性が非常に高いです。
2-6.面白い会話ができる
頭の回転が速い人は、話がわかりやすいだけでなく、ユーモアを織り込みながら、面白い会話を展開することができます。
会話のテンポもいいので、飽きること無く、聞き入ってしまうことでしょう。
人に笑いを提供する職業であるお笑い芸人さんは、頭の回転が速い人が多い職業の1つとして挙げられます。
1章でご紹介した、頭の回転が速い有名人である明石家さんまさんやカズレーザーさんも、お笑い芸人として活躍されてます。
「笑い」を作り出すには、ある程度の技術や知識、瞬発力などが必要になってきます。
常に頭を回転させているからこそ、面白い話や笑いを提供できるのです。
2-7.好奇心旺盛で、何事にも意欲的
頭の回転が速い人は、好奇心が旺盛で何事に対しても意欲的な方が多いです。
わからないことがあれば、すぐに調べて自分の知識の1つにしていく、貪欲さも兼ねそなえています。
また、興味を持って、自ら進んで情報収集を行っているため、調べたりすることを苦だと感じません。
好きなことだと集中力もプラスされて、身につく速度も早く、すぐに自分のものにします。
「なんで?」「どうして?」と好奇心旺盛の方は、幅広くアンテナを張っていて、頭の回転が速くなっていると言えます。
2-8.優先順位を付けるのが得意
頭の回転が速い人は、物事に優先順位をつけて行動することも得意としているため、効率的に行動できていることも特徴の1つです。
自分の中で順番を決められているので、決断も素早く、物事をさくさくこなしていきます。
優先順位を付けて行動ができることは、仕事に限らず、あらゆる場面で役立つスキルだと言えます。
もし、周りにそのような方がいれば、頭の回転が速い人で間違いありません。
2-9.会話のテンポが早い
頭の回転が速い人は、会話のテンポが速い傾向があります。
こうした方は、情報を早くアウトプットしたいと考えたり、話したいことが次々と溢れてくるため、話す速度が速くなりやすいです。
話していて、会話のテンポが早いなと感じたら、それは情報処理能力が高い、頭の回転が速い人かもしれません。
2-10.すぐに行動に移すことができる
頭の回転が速い人は、他の人よりもアイデアなどを思いつく速度も速いです。
そして、思いついたことをフットワーク軽く、すぐに行動で示すこともできます。
こうすれば良いのではないか、という代案や具体的なアイディアも浮かびやすいので、トラブルが起こった際になどには、瞬時に機転を利かして、スムーズに解決まで導いてくれるでしょう。
行動力があって機転が利く人は、頭の回転も速い人だと言えます。
3.頭の回転を速くする6つの方法
ここからは、頭の回転が速くなる方法をご紹介いたします。
頭の回転を速くしたい人は、ぜひ試してみてください。
3-1.何でもアウトプットしてみる
インプットすることももちろん大事ですが、頭の回転を速くするには、アウトプットを意識していきましょう。
2章の頭の回転が速い人の特徴で、情報収集が得意と伝えておりましたが、
収集した情報をアウトプットすることで、より自分に落とし込むことが可能となり、頭の回転を速くすることができます。
例えば、勉強したことを誰かに教えたときに、より内容を理解することができた、という経験はありませんか?
アウトプットすることで、自分自身の理解を深めることに繋がっていくのです。
また、アウトプットとは話すことだけではありません。
書いてアウトプットすることでも、頭の回転を速くすることができます。
29万部売れている赤羽雄二さん著の『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』でも、頭に浮かぶことをメモに書くことで、深く考える力が身につき、頭の回転が速くなると書かれています。
いくら情報を持っていても、その情報を使いこなせなければ意味がありません。
発信することに意識を向けて、いつでも持っている情報を引き出せるように練習していきましょう。
3-2.情報を拾うスピード上げる
意識して情報を拾うスピードを上げていくと脳トレになり、脳が鍛えられて頭の回転を速くすることができます。
例えば、本を読むスピードを上げたり、動画を倍速で見るなど、情報を収集するスピードを物理的に上げていきましょう。
意識して行うことで、脳が活性化されていき、情報処理能力が自然と上がっていきます。
これは1日5時間、一気に行うというよりは、毎日30分など、継続して何度も回数を重ねることで、より効果が出ます。
脳は筋肉と同じで、急に力がつくというわけではありません。
地道ではありますが、少しずつでも、コツコツ行うことで、必ず成果や結果を出すことができます。
できるところから、ぜひスピードを上げて行ってみてください。
3-3.観察しながらコミュニケーションを取る
頭の回転を速くするには人と関わることは、切っても切り離せません。
2章の特徴でも挙げたように、頭の回転が速い人は、コミュニケーション能力が高いです。
コミュニケーション能力を高めるには、人と関わり、コミュニケーションを取る際に、しっかりと観察をしてみましょう。
観察して、言葉以外の非言語の部分からも、相手の気持ちや心理状態を読み解くことを、心理学NLPでは「キャリブレーション」と言います。
人により程度は異なりますが、大抵の人は楽しいことや面白いことがあれば、顔が綻びますし、嫌なことや苦手なことがあれば、眉間にシワがよったり、しかめっ面になると思います。
観察で得た情報を元に接していくと、相手からの反応も変わり、信頼関係を築きやすくなり、コミュニケーション能力も飛躍していきます。
1つ、観察する際の注意点としては、相手をジロジロ見すぎないことです。
良い関係を築こうとしているのに、かえって相手に不信感を抱かれてしまうということもありますので、さり気なく観察するように意識しましょう。
観察した情報もふまえて、相手が求める行動ができれば、相手の承認欲求が満たすことができ、居心地の良い時間を提供できるようになります。
3-4.考える癖をつけて、好奇心を刺激する
何でも「なんだろう?」と考える癖を持つことで、探究心や好奇心が生まれます。
興味が湧くと、「なぜ?」「どうして?」と思う知的好奇心が刺激され、自分に落とし込むために深く調べるようになります。
『脳医学の先生、頭がよくなる科学的な方法を教えて下さい』の著者の瀧靖之さんは、【知的好奇心こそ「脳の成長の原動力」】だと言っています。
知的好奇心があれば、膨大な量のデータを覚えることも容易にできてしまうもの。
そのデータを自分に落とし込めると、1つのものを様々な視点から見ることもできるようになり、臨機応変に対応することができるようになります。
知識の引き出しが多くなると、自ずと頭の回転を速くすることができるようになります。
また、考える癖をつけるために簡単にできる方法として、連想ゲームがあります。
連想ゲームというのは、1つのものに対して、関連するものを思い浮かべて連想力を高めることです。
この連想力を鍛えることで、関連する情報を見つけたり、物事をわかりやすく言い換える力も身につき、頭の回転を速くすることができます。
たとえば、驚いたときに「びっくりした!口から心臓が出たかと思った!」のように、ゲーム感覚で、わかりやすく別のなにかに例える練習をしてみてください。
日頃から、関連するものはなんだろうと考えておくことで、頭が鍛えられて回転を速くすることも可能となります。
3-5.精神を安定させる
頭の回転を速くさせるには、精神を安定させることも大切です。
落ち着いた精神状態でいることで脳は冴え渡り、その場に合わせた発言や行動をすることができます。
頭の回転が速い人は、なにかミスをした時、反省をしたらすぐ次に視点に変えて、対策を取ることに意識を向けます。
ミスしたことに注目しすぎてしまう人は、自ら頭の回転速度を遅くしてしまっているかもしれません。
もし、すぐにメンタルが弱ってしまうという自覚がある人は、視点を未来に向けるように意識的に変えていきましょう。
例えば、何かをミスをしたときは、以下のような質問を自分に投げかけてみてください。
- このミスのおかげで、未来に活かせるものは何か
- 未来で起こるよりも、ミスの程度は軽く済んでいるのではないか
- 10年先の未来から見ると、このミスはどう見えるだろうか
未来に視点を向けるだけで、そのミスが未来で起こるのではなく、「今でよかった」と思ったり、「それほど大きなミスではない」と思えるようになるかもしれません。
傾向を変えることはなかなか難しいことかもしれませんが、まず意識するだけでも、最初のステップとしては合格です。
焦らずに、少しずつはじめていただければと思います。
3-6.健康的な生活を送る
適度に運動したり、しっかり睡眠を取るだけでも、頭の回転を速くすることができます。
運動することで、血行がよくなり、脳までしっかりと酸素がいき渡ることから、脳が活性化されることがわかっています。
そうなると、頭が冴えてくるので、自然と頭の回転も速くなっていきます。
あなたも、運動しているときに眠かったという経験は、あまりお持ちでないと思います。
反対に、眠いときに少しストレッチをするだけでも、スッキリしたように感じたこともあるかもしれません。
体を動かすということは、頭の回転を速くするために必要、かつ手っ取り早い方法になります。
また、しっかりと睡眠を取るということは、頭の回転を速くする上で、非常に重要な部分になります。
寝ることにより、脳の海馬にあった情報が、脳の奥深くの記憶を司る部分へと落とし込まれるので、睡眠することで記憶の定着率が上がります。
『ビリギャル』の著者の学校法人大浦学園理事長である坪田信貴さん曰く、大体午後9時~2時の間が最も記憶の定着率が高いとのことですので、その時間の睡眠がおすすめです。
徹夜など、睡眠をとらないことにより、脳細胞が死んでしまうということもわかっています。
しっかり睡眠を取ることで脳の働きを良くして、頭の回転を速めていきましょう。
健康的な生活も意識して過ごし、頭の回転を速めることに役立ててください。
4.脳の仕組みを知って頭の回転を速くする
ここまで、頭の回転が速い人の特徴や、速くなる方法をご紹介してきましたが、少しでも参考になる情報はありましたでしょうか?
頭の回転が速くなると情報処理能力が高まり、仕事でもプライベートでも優秀な人だと認識されることでしょう。
ぜひ3章でご紹介した頭の回転を速くする方法を試して、あなたも一目を置かれる存在になってください。
さらに、頭の回転を速くするには、脳を上手く使うことが非常に大切です。
そのためには、脳の仕組みを知っておく必要があります。
別名「脳と心の取扱説明書」と呼ばれる最新の心理学「NLP」は、脳の機能や特性にもとづいて、誰でも自分の力を引き出せるように、学びが体系化されています。
具体的には、他者と上手にコミュニケーションを取る方法や、自分とのコミュニケーションを通して、常に自分をベストな状態に保ったり、目標達成・問題解決のためのスキルなどが学べます。
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