- なぜこの人は上司からも
信頼されるのだろうか - この人の周りの人は
『いい人ばかり』が集まっている - 人望が厚い人とはどんな人だろうか
仕事をしはじめた当初、そのようなことを
考えたことがある一人でした。
そしてそれらの条件を満たしている人たちは
みな『人望が厚い』人ということがわかりました。
しかし、実際に「人望が厚い」人になるとは
どういうことなのでしょうか?
この記事では、『人望が厚い』人の特徴や、
どうしたらなれるのかを
書籍『人望を集める人の考え方』などから
解説していき、
2章では、『人望の厚い』人になる方法を
説明します。ぜひご覧ください。
目次
1.人望が厚い人の特徴
あなたは人望が厚いと聞いてどんな人を思い浮かべますか?
- 誰からも慕われている
- その人がいると安心して仕事ができる
人によって考える姿は異なりますが周囲の人から頼りにされ、また尊敬されている人が、あてはまるのではないでしょうか。
次から、書籍:人望の集まる人の考え方から『人望が厚い人』になるためにはどうしたら良いかを、いくつかピックアップしてお伝えしていきます。
1-1.人望が厚い人とは?
書籍:『人望が集まる人の考え方』は、累計500万部を突破した半世紀を超えて読み継がれるバイブルといわれております。
また、カーネギーの『人を動かす』と合わせて読みたいと言っている方もいるほどの名作で知られております。
本書の中では、すべての問題は人間関係にあることを言及していますが、ここをクリアすることによって多くのことが解決するのではないでしょうか。
そして何よりも、基本は人間関係における課題の一つであるということが分かります。
そのためにも、まず本書から、人間の本質を知る必要を知る必要があります。
すべての人は成功と幸福を求めている。
引用書籍:人望が集まる人の考え方 レス・ギブソン著 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
このことから分かるように、人は、どんなに謙遜していても根本的な所では、成功したいと思っているしまた幸せになりたいと思っているものです。
このことを踏まえた上で、人望の厚い人がどのような思考を持っているかをみていきましょう。
1-2.人望の厚い人の特徴とは
人望の厚い人は、色々な特徴がありますが、本書から、人望の厚い人が何を考え、何に気をつけているのか、いくつかピックアップしてご紹介します。
①相手の求めているものを与えることができている
人間関係の多くは、相手が何を求めているかを知ることから始まります。
人望の厚い人は、人間関係をうまく構築している人でもあります。
よい人間関係とは、自分が求めているものを手に入れるのと引き換えに、相手が求めているものを与えることだ。
引用書籍:人望が集まる人の考え方 レス・ギブソン著 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
そのため、相手の求めていることをないがしろにすることは、最も避けたいことであり、人望が厚い人がしないことの一つです。
ここで注意するポイントは、
何よりも、相手が求めているものを
『奪ったり』『ないがしろに』することはしないことです。
考えればわかることかもしれませんがこのようなことをすれば、簡単に人間関係が壊れ、また『人望が厚い』から遠ざかってしまうことが、容易に理解することができます。
②公平な考え方ができ、誰に対しても公平な対応ができる
自己中心な考え方や自分本位の考えをしていると相手のことが見えず、また相手の課題に気がつくことができないでしょう。
特に、こういった傾向がある人は
自分自身との関係もうまくいっていない場合があります。
私も、プライベートがうまくいかないと、知らないところで仕事にも影響が出て、また、よいことがあると無意識で仕事もうまくいっているということがありました。
本書では、自尊心という言葉を通じて
解説をしておりますが
この課題があると気が付いたら、
まずは根本原因から見つめなおす必要があるといえるでしょう。
③礼儀やルールを守っている
あたりまえのことだと思われるかもしれませんが礼儀やルールを守ることも、人望が厚い人に近づくポイントの一つです。
例えば、あなたが第一志望の会社の最終面接に行くときに、あなたは、時間より前に行き、また身だしなみにも気をつけるでしょう。
また、憧れの人とデートをすることになったときは、おしゃれをして、待ち合わせに遅れないように気をくばるかもしれません。
では、もし遅刻をしてしまったらどうでしょうか?
- この人は時間にルーズな人だ
- 自分のことを大切に扱ってくれてない
と、相手に思われてしまうかもしれません。
本書でもありますように、
『すべての人は自分が重要な存在である』
ということを認めて欲しいと思っています。
時代や文化の違いはあると思いますが、
このような細かいことにも、
信用と信頼、そして『人望が厚い』人になるポイントがあります。
④仲間や後輩を大切にしている
もしあなたが周りの人から協力を仰げて、さらに、人望が厚い人になりたいと思うのであれば一緒に働いている仲間や後輩を助けていくことも大切です。
仲間や後輩を大切にしていると返報性の法則が働き周囲の人も、あなたのことを大切にしてくれることでしょう。
人は、自分のことを大切に扱って欲しい
と思っているものです。
- 目の前の業務がどれだけ忙しくても手を止めて聞いてくれる先輩
- 忙しいからと言って後回しにしてくる先輩
あなたはどちらの人と仕事をしたいですか。
※返報性の法則とは
何かをしてもらうと、お返ししなくてはならないという心理が働くこと。
相手にしてもらってばかりだと、心理的に負担を感じることもある。
⑤周囲に対して協力的である
損得なしで、周囲の人に協力的な対応をしていると周囲の人も、あなたに協力的になる状況が作れます。
すべての人は成功と幸福を求めている。
(中略)
私たちはたいてい他人とのかかわりを通じて成功を収める。
幸福をどう定義しようと、それは他人とどんな関係を築くかに大きく左右される。
引用書籍:人望が集まる人の考え方 レス・ギブソン著 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
人は一人ではできることに限界があります。
もし何か協力を仰ぎたい、もしくは成功したいと思っているのであれば人の協力が必要不可欠になります。
⑥困っている時に助けてくれる
もし、あなたが困っているときに手を差し伸べてくれた人のことは忘れないし、その人が困っている時には助けたいと思うことでしょう。
人望の厚い人は、自分のことも大切にしていますが周りの人のことも大切にしています。
困っている時に助けてくれる人は貴重な存在です。
だからこそ、周りをよく見ていないと行動を起こすことができませんし、誰かが対応してくれるだろうと、見なかったことにしてしまう可能性もあるのではないでしょうか。
そして、ここでも返報性の法則が働き
次に困った状況になった時に
協力を仰ぎやすくなり、
それが人望が厚い人となるのです。
本書では、アドバイスの仕方や、またアドバイスを求めている時に、どのようにアプローチをすればよいかが書かれております。
特に、人望が集まる基礎知識では、相手の協力を気持ちよく引き出せるテクニックも紹介されております。
ここまで、書籍『人望が集まる人の考え方』から、人望を集め、人望の厚い人になるポイントを6つお伝えしてきました。
本書では他にも、人間関係の基本や陥りやすいポイントが書かれております。
ぜひ気になる方は、本書を読んでみることをお勧めします。
書籍:人望が集まる人の考え方 レス・ギブソン著 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
2.人望がない人とは?
1章では、『人望がある』人をみてきましたが
人望がない人はどのような人でしょうか?
この章では、『人望のない人』の特徴についてみていきましょう。
2-1.人望がない人とは?
もし周りにこのような人がいたら、あなたは一緒に働きたい、またはパートナーにしたいと思いますか?
- 感謝をしない
- 何かをしてもらっても、当たり前だと思っている
- 口を開けばネガティブなことばっかり言う
- 返信が遅く、しまいには依頼されていた仕事を忘れる
- 約束は破るためにあると思っている
- 体調や気分次第で、相手への対応が変わる
- 発言に一貫性がない
こんな人とは、一緒に仕事をしたいとは思わない人が多いのではないでしょうか?
人は魅力があるひとに集まりますが、この場合はどうでしょうか?
そして、1つずつよく見てみると、『人望が厚い』人がしないことがあげられていることがわかります。
次の章では、『人望が厚い』に近づくためにどうしたらよいかを解説していきます。
3.人望がある人にはなれる
1章でもお伝えした通り、すべての問題は人間関係にあります。
このことから分かるように、このスキルは後天的にまた訓練すれば誰もが身に着けることが可能です。
仕事で出世欲がなくても、このスキルは人間関係が関わることがあれば、どの分野でも必要になるスキルであり、役に立つことでしょう。
ではどのようにすれば、このスキルを身につけることができるのでしょうか。
3-1.尊敬する人やメンターを見つける
もしあなたが、人望が厚い人になりたいと思うであれば、尊敬できる人やメンターを見つけることが近道です。
メンターとは、
よき指導者であり、助言者のことを意味します。
しかしながら、メンターを探すのは、労力がかかったり、また自分にとってのロールモデルが遠い存在だったりすると、
相手を見つけることができたとしても、メンターになってもらうまで、時間がかかってしまうということもあるかもしれません。
3-2.尊敬する人物をモデリングする
あなたの周りに、人望が厚い人がいたら、その人をよく観察し、そしてその人の真似(モデリング)をしていきます。
ただ真似ればいいのではなく、ポイントは
『どのような考えをもって行動しているか』ということです。
多くの成功者たちが、
このモデリングのスキルを活用し成功することができたといえます。
まずは、相手の動きをよく見てみましょう。
その時に注意すべきことは
- どのように考え
- どこに優先順位(価値基準)を持っているか
- どのように行動するか
これらのことに注目し、
相手がどのように動いているかを見ます。
文字だけで書くと一見、簡単そうに思えますが、実際に体験してみると、その難しさと効果の高さを感じることでしょう。
ここで私の体験談を紹介したいと思います。
仕事もプライベートも八方ふさがりの時に、モデリングものを知り、楽しそうに仕事をしている人望の厚い先輩の真似をしたことがあります。
初めのころは、先輩が持っているものや使っている言葉など、また声の出し方やなどを観察しました。
そこで分かったことは、先輩がもっているものの『思考や信念』などが、まったく自分とは異なっているということでした。
例えば、私は仕事でミスをしたときに、自分ひとりで解決しようとして、結局できずに時間だけがすぎてしまい、焦ってミスを繰り返す。
一生懸命頑張ったのに、理解されず周りからは協力をしてもらえず、協力してもらっても、感謝を伝えることすらなかったと思います。
しかし、先輩の考えは違っていました。
まずは、問題がおきてしまった事実は事実として受け止め、そして、次に対応をするべき人に報告し、周りの協力も仰ぐ。
またミスをしてしまった人には
『いい経験ができたね。
次からミスをしないために
どう動いていけばいいか考えましょう』
と声をかけていました。
先輩をよく観察していたからこそ
- 普段どのような言葉を使い
- どういった価値基準(大切にしたいこと)
を持っているかということが分かりました。
そして、驚くことにこのことを意識し
徹底して行動することで、
目の前の靄が晴れたように、
協力してくれる人が集まったり、
理解を得られたりするようになりました。
ぜひあなたも、周りにいる人からモデリングしたいと思う人を探してみてはいかがでしょうか。
3-3.自分の器を広げる学びを得る
モデリングの重要性は分かったが、自分の周りにはそのような人はいないし、自分の理想としている人が分からないという方には、以下の方法をお勧めします。
①本を読む
身近に、人望が厚い人や、参考にしたい人がいない場合は、本を読んでみることもお勧めします。
本を読んで得られるメリットは、多くの人の経験や人生が凝縮して書かれていることにあり、また疑似体験をすることができるということです。
ただし、本を読むだけでは達成感を得られても読んだだけになってしまう可能性があります。
また選ぶ本も重要になってきます。
もっと早く、そして効果的に結果を出したいという方には、次の方法をお勧めします。
②セミナーや講座を受講してみる
- 本は読んでみたけれども読んだだけになってしまった
- 色々な本があって迷ってしまった
そう考える方には、セミナーや講座を受講することをお勧めします。
受講することで得られるメリットは
- 自分に必要なスキルが学べる
- トレーナーや講師から学ぶことができる
ということです。
独学でも学ぶことは可能ですが
独学で学ぶことにより、自分の勝手な解釈や
思い込みができてしまう可能性があります。
そして、何よりも自分がなりたい方向に、向かっているのかが
分からなくなってしまう可能性があります。
また、学んでいるうちに疑問があっても、その道のプロであるトレーナーや講師にアドバイスをいただくことも可能です。
特に、人間関係やコミュニケーションを学ぶ場合、本だけでの知識では、知識でしかなく実践をすることで、自分の思考の癖や、やり方などが分かることがあります。
セミナー受講をすることで、一緒に学ぶ仲間がいる場合自分ひとりでは気がつかなかったことにも気づくことができるのもメリットの一つです。
このメディアサイトを運営しているNLP-JAPANラーニング・センターでは、「実践心理学NLP」を学ぶことができ、
特に人望を集めることが必要な経営者やリーダー、医師、弁護士、様々な方が学びに来られております。
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まとめ
人望が厚いということは、それだけ多くの人に頼りにされ、信頼されていることです。
この記事を書くにあたり、多くの人が『人望が厚い』人になりたいと思い、そして、どうしたら良いか、悩んでいることがわかりました。
このスキルは後天的に身に着けることができますし今後、社会で生きていく上でも必要なスキルです。
ぜひこのスキルを身につけ、あなたが理想としている人生に近づけるようになりましょう。