「悩みすぎてしまって、心身ともに辛い」
もしかしたらこのように感じて、
この記事にいらっしゃったのかも
しれませんね。
悩みは、仕事だけでなく
普段の生活においても
必ず起こってしまうものです。
また、過去に
苦しい経験をされた方は、
同じような経験をしたときに
必要以上に悩みすぎてしまうことが
あります。
そして、悩みすぎるがあまり、
いつの間にか自分の意見が
言えなくなってしまったり、
行動ができなくなっている
そんなケースもあるかもしれません。
そんな苦しい気持ちを
少しでも和らげるために
「悩みすぎてしまう根本的な原因」
そして
「悩みすぎてしまったら何をすべきか」
を心理学の観点から解説していきます。
この記事が悩みすぎてしまう状況を
抜け出すヒントになれば幸いです。
目次
1.なぜ悩みすぎてしまうのか?
まず前提として、悩むことは、その問題に真剣に向き合っている証拠でもあり、非常に大切なことです。
ですが、悩みすぎてしまうと、前に進めなくなってしまう場合もあります。
では、悩みすぎてしまう根本的な原因とはなんでしょうか?
結論として、過去のネガティブな経験やトラウマが関係しているケースが多いです。
例えば、
- ミスをするたびに怒鳴られてきた
- 家族関係において兄弟と比較されてきた
- 友人を傷つけてしまったことがある
といった過去をお持ちの方は、
例え相手が違ったとしても似たようなシチュエーションに遭遇すると、悩みすぎてしまったり、しばらく引きずってしまう、ということに繋がります。
つまり悩みの原因は、今目の前にある出来事そのものではなく、過去の経験が影響して、生み出されてしまっている可能性があるということです。
では、次の章では、悩みすぎてしまう人の特徴を元に、過去の経験がどのように今の悩みに繋がっているのかを見ていきましょう。
2.悩みすぎてしまう人の特徴
1章でもお伝えした通り、悩みすぎてしまう原因は、「過去の経験」から生み出してしまっている場合が多いです。
この章では、悩みすぎてしまう人の特徴と共に、過去の経験がどのように起因しているのかを解説をしていきます。
2-1.優しい人
「優しい人」は、相手を思う気持ちが強く、「傷付けたくない」「困らせたくない」という気持ちから、
相談事や思っていることを言えずに抱え込んでしまう場合があります。
このように悩まれる方は、過去に相談をしたときに、
相手に嫌な顔をされてしまったり、雑にあしらわれた、もしくは聞いて貰えなかった、といった経験をされている可能性があり、
その時のショックが起因となり、このように考えてしまう傾向があります。
そのため、人一倍相手の気持ちを考え、発言をしたらどのようになるかを想像してしまい、何も言えなくなってしまうのです。
また、発言だけでなく、例えば何か頼まれた時に断ったら、相手を困らせたり、嫌な顔をされる、または評価が下がると考えてしまい、断れなくなってしまう方もいます。
このように一見優しいと見受けられる方は、悩みやすい人の一人かもしれません。
2-2.自分を卑下する癖がある人
「自分を卑下する癖がある人」は、何事も他人と比較をしてしまい、「なんで自分はダメなんだろう」「あの人より劣っている」と悩みやすくなります。
自分に自信を持つことができず、最終的に行動に移すことができなくなってしまう場合もあります。
このように悩まれる方は、過去に家族の中で兄弟姉妹と常に比較をされ、「○○なんだから○○できて当然」といった思考が根付いてしまい、
自分で自分を評価出来なくなってしまう傾向があります。
また、一人っ子であったとしても、他の家庭の子との比較をされる場合もあるでしょう。
そのため何かをするときには、常に他人と比較をしてしまい、
「どうせ自分にはできない」「どうせ上手くいかない」と結論付け、結果的に行動できなくなってしまうのです。
また、仮に上手くいった経験や成功をしていたとしても、「これぐらい誰でも出来る」と考え、自ら自信を無くしてしまう方もいらっしゃいます。
周囲からは「謙虚な人である」と見られるかもしれませんが、実は凄く悩んでいる可能性があるのです。
2-3.完璧主義な人
「完璧主義な人」は、物事を完璧な状態で仕上げたい気持ちはあるものの、
期日までに間に合わなかったり、結局達成できないということが起こりやすく、そんな自分に対して自己嫌悪に陥ってしまう場合があります。
またミスをしてしまった時にも、どうしてできないのか、と必要以上に自分を責めたり、悩んでしまうことも。
このように悩まれる方は、先ほどのように常に比較をされてきた方や、
何かを成し遂げたときに、素直に褒めて貰えなかった方が多いようです。
そのため、常に目標のハードルが高く、それを超えられないことに頭を抱えてしまい、結局行動ができなかったり、挫折を繰り返してしまうのです。
また、自分自身だけでなく、相手にも完璧を求めてしまうこともあり、人間関係で悩まれてしまう方もいらっしゃいます。
「ストイックな人」であったり、「プライドの高い人」と思われるかもしれませんが、心の中では、常に悩まされているかもしれません。
2-4.悩みすぎてしまう人の共通点
これまで、悩みすぎてしまう人の特徴と共に、過去の経験がどのように起因しているのかを解説してきました。
こうした特徴に共通して言えることとして、過去の経験から「セルフイメージの低下に繋がっている」ということです。
心理学NLPでは、セルフイメージが低下すると、行動や能力など、人生の全てにマイナスの影響を与えると言われています。
NLPの世界的な権威であるロバート・ディルツ氏は、人の意識レベルを次のように階層化しました。
上位のレベルにあるものは、下位のものにより強く影響を与えると考えられております。
ですから、セルフイメージが変化すると、その下の能力や行動、環境にまで影響を与えるのです。
例えば、自分はダメだという自己認識(セルフイメージ)を持っていたら、その思考によって能力や行動を制限してしまうことに繋がるのです。
もし、セルフイメージの状態を知りたいとお考えでしたら、以下の診断テストを試してみてください。
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では、悩みを抱えにくい方はどのような特徴があるのでしょうか?
次の章で解説していきます。
3.悩みを抱えにくい人の特徴
悩まない人には、どのような特徴があるのでしょうか?
それは、
- 自己理解が高い人
- 自分軸がある人
- 楽観的な人
の3つの特徴が挙げられます。
まず「自己理解が高い人」は、自分自身の長所だけでなく、短所も理解しています。
そのため、周りの方からの評価と自分自身の評価が一致しやすいため、悩むことが少なくなるのです。
次に「自分軸がある人」は、周りに流されず、自分の目標ややりたいことに集中して、自分のペースで行動をすることができます。
仮に怒られたり、催促をされたとしても、自分自身の評価とは切り離して考えられるので、動じることが少ないです。
心に余裕が生まれることにも繋がるため、悩みが少なくなるのです。
最後に「楽観的な人」は、常に「どうにかなる」と考えています。
常に物事を前向きに捉えることもできるため、どうしようと悩むより、どうやって解決しよう、クリアしようと、次の行動にフォーカスしている傾向があります。
ですから、悩みそのものが生じにくいです。
悩まない人に共通して言えることとして、「自分を知っている」ということが挙げられます。
自分の能力を理解していたり、自分のやりたいことや性格を理解している人は、2章でお伝えした、「セルフイメージ」も高くなる傾向にあります。
そうすると、自分が本来持っている能力を発揮したり、理想とする環境に身を置くことができるのです。
つまり、悩みすぎてしまう状況から脱却するためには、「自己理解」を高めることが重要と言えます。
次の章では、まず最初に取り組みたい、自分自身を理解する3つの方法をご紹介していきます。
4.自分自身を理解する3つの方法
3章でもお伝えしましたが、悩みすぎて苦しい状況を脱却するためには、「自己理解」の向上が必要です。
この章では、そのために何をすれば良いのかを、心理学NLPのスキルを交えつつご紹介していきます。
4-1.悩みを整理する
まずは、今抱えている悩みや不安を書き出してみましょう。
書き出し、可視化することで、自分は何に悩みや不安を感じるのかを、客観的に理解しやすくなります。
また悩みや不安を客観視することで、解決の糸口や「もしかしたら、意外と大したことないことなのかも」という気付きを得られる場合もあるのです。
一見、自分を理解することとは異なっていると感じられるかもしれませんが、
自分の悩みや不安を理解することも、自分自身と向き合うことですから、自分を理解することに繋がります。
4-2.思考パターンに気づく
次に、「自分の思考パターンは何か」を考えていきましょう。
悩みや不安に至ったプロセスや、過去の出来事が影響していないかどうか、といったことを思考パターンを通して理解することができます。
そして、思考パターンに気付くためには、自分に質問をすることが有効です。
以下の質問を使い、答えをメモをしていきましょう。
【マイナス思考やパターンに気づく質問例】
- 私が結果をつくるのを妨げるものは何だろうか?
- 私の行動を止めてしまうのは何だろうか?
- 私は何を恐れているのだろうか?
- 私が不安になってしまう理由は何だろうか?
- 私が自信を持てなくなる理由は何だろうか?
思考パターンを理解しておくと、自分自身の理解が深まるだけでなく、
悩みすぎてしまう状態になったとしても、「今、このパターンに入っているから○○しよう」と対策を打つことができ、悩んでいる状況から早く脱却することに繋がります。
4-3.自分が悩んでいることをポジティブな視点で見てみる
最後に心理学NLPのスキルをご紹介します。
それは「リフレーミング」という手法です。
簡単に説明しますと、物事を別の視点から考えるということです。
例えば、
- スピードが遅くて、他の人に先を越されてしまう
- 怒っぽくて人と上手にコミュニケーションが取れない
- 意思が弱く、流されてしまう
という悩みを抱えていたとします。
これらをリフレーミングすると、
- スピードが遅くて、他の人に先を越されてしまう
- 怒っぽくて人と上手にコミュニケーションが取れない
- 意思が弱く、流されてしまう
→周りに流されない
→物事にこだわりがある、情熱的である
→協調性がある、気配りができる
というように捉えることができます。
これを自分の長所や短所に活用することで、長所や短所だと思っていることも状況によって、良い方向にも悪い方向にも働くことがあると理解することができます。
物ごとを多角的に見ることができるようになると、悩みや自己嫌悪を和らげるだけでなく、相手の理解にも繋げることができます。
5.根本的に解決したいと考えたら
4章では自己理解を高められる方法についてご紹介させていただきました。
そして、今回ご紹介した「セルフイメージ」や「リフレーミング」などは、心理学NLPのスキルや考え方の一例です。
NLPは、今回のような悩みすぎてしまう状況から脱却するためのツールとして、非常に有効に活用できます。
目標達成や問題解決の能力を高めたり、コミュニケーション能力を飛躍的に向上させるスキル。
さらに、悩みや不安の根本的な原因である過去の経験についても、自分の力に変えていくことが出来るスキルや考え方も豊富にあるのです。
このように心理学NLPでは、人生をより良くするために必要なことをバランスよく学ぶことができます。
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