『自分は〇〇が劣っているから、
だめなんだ・・・』
『自分は〇〇が良くない。
そんな自分なんて・・・』
このように周囲との違いに対して
後ろ向きな気持ちに
なってしまったという経験は
誰にでもあるかと思います。
このように周囲との違いを受け入れられず
マイナス方向へと意識が
向いてしまうことを
コンプレックスといいます。
こうしたコンプレックスを克服し、
自分自身をより好きになり、
仕事やプライベートをより充実させたい。
そう考える一方で、
何をしたら良いのかわからない・・・。
今まで感じてきたコンプレックスを
克服するのは難しそう・・・。
このように感じたこともあるかもしれません。
そこで、この記事では
人間心理に基づいたコンプレックスを
克服する方法をご紹介します。
ぜひ、最後までご覧ください。
目次
1.コンプレックスとは
コンプレックスとは一般的に、自分が劣っていると感じる気持ちのことを言います。
心理学においては特に他者と自分を比較し、自分の劣っている部分を認められず、後ろ向きな気持ちのままでいる状態を指すようです。
一方で、自分の劣っている部分を感じながらも、そこを改善や成長の糧とできる場合には、コンプレックスにはなりません。
誰もが感じる可能性のあるコンプレックスですが、前向きに捉えることで、成長のきっかけにすることもできます。
つまり、コンプレックスを克服することで、あなたは今よりもさらに飛躍することができるようになるのです。
では、一体どのように克服すれば良いのでしょうか。
具体的にコンプレックスを克服する方法は3章でお伝えします。その前に、どうしてコンプレックスを感じてしまうのか、その原因を見ていきましょう。
参考文献
- 心理学小辞典 (有斐閣小辞典シリーズ) 1978/1/1 大山 正 (編集)
- 精神分析: 絵と文章でわかりやすい (図解雑学) 単行本 - 2001/11/1 小谷野 博 (著)
- コンプレックス (岩波新書 青版 808) 新書 - 1971/12/20 河合 隼雄 (著)
2.コンプレックスを感じてしまう要因とは
コンプレックスを感じてしまう要因は【セルフイメージが低いこと】が挙げられます。
セルフイメージとは、自分に対して抱いているイメージや自己認識のことを指します。
具体的には、過去の経験や体験から、自分は〇〇な人間である、自分は周りから〇〇と思われているに違いない、といった自分に対する認識のことです。
このセルフイメージの状態は、例えば収入や仕事、これから就くポジション、人間関係など、人生の様々な場面に大きく影響すると言われています。
セルフイメージが低い(=自分はダメだと思っている)と、無意識に思考や行動がマイナスな方向へと向いていき、物事を否定的に捉えるようになり、
さらにセルフイメージが低くなり、思考や感情がマイナスな方向へと向いていき・・・とマイナスの連鎖を生み出してしまいます。
これをコンプレックスに当てはめてみると下記のようになります。
自分は周りと違って〇〇が劣っている。
↓
自分なんて〇〇もできない人間なんだ・・・。
↓
どうせ自分なんて・・・。
↓
あれもこれも自分が良くないのかもしれない・・・。
↓
あの人は〇〇も△△もできている。
↓
自分は〇〇も△△も劣っている。
↓
どうせ自分なんて・・・。
このようにセルフイメージが低いと、マイナスの思考から抜け出すことができず、他者との違いを受け入れたり、前向きに捉えようとすることもできなくなってしまいます。
一方で、セルフイメージが高いと、無意識に思考や行動がプラスの方向へと向いていき、
他者と比較した時、劣っていると感じる部分があったとしても、それを肯定的に捉え、良くしていこうと考えられるようになるのです。
そのためセルフイメージの高さによって、同じ状況を成長のきっかけと捉えるのか、コンプレックスと捉えるのか、が大きく異なってきます。
つまり、セルフイメージを高めることは、コンプレックスを克服するための効果的なアプローチといえるでしょう。
もし、あなたの今のセルフイメージの状態を知りたいとお考えでしたら、こちらのテストで簡単にチェックすることができます。
ぜひ試してみてください。
↓
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3.コンプレックスの克服方法
コンプレックスを克服する方法を5つご紹介します。
すぐに取り組めるものから、根本的な解決に繋がる方法までご紹介しておりますので、ぜひ、実践してみてください。
3-1.リフレーミング
リフレーミングとは、心理的枠組み(フレーム)をプラスの方向へ捉え直すという、心理学NLPのスキルの1つです。
今マイナスに感じている・マイナスに見えている事象や物事、人の感情でさえも、
このリフレーミングを用いることで、プラスな方向へと捉え直すことが出来るようになるのです。
リフレーミングの具体的な方法としては、同じことでも言葉や表現を変えてみたり、状況を変えてみるといった方法があります。
例えば、「飽きっぽい」というネガティブな表現を「好奇心旺盛」と、肯定的に言い換えてみたり、
「話す声が大きい」ことを「緊急時」や「待ち合わせ」の際に役立つというように、状況を変えた時にどうなるかを見ていきます。
容姿や能力についてコンプレックスを感じた時には、
『私は〇〇が足りないけど、〇〇を伸ばせばあの人に追いつけるかも!』
こんな風に捉えてみるのです。
リフレーミングを様々な場面で使い続けることで、新たな視点で捉えることができるようになります。
更には、リフレーミングを通して、自分のいいところに気づいたりして、セルフイメージを高めることにも繋がります。
コンプレックスが顔を出してきたと感じたら、リフレーミングを試してみてください。
3-2.モデリング
コンプレックスを克服する方法の1つにモデリングが挙げられます。
モデリングとは、自分の望む結果や状況を手に入れている人を、徹底して真似ていくという手法です。
自分の理想とする人の、歩き方や呼吸の速さなどの外的なものから、価値観・セルフイメージなどの内的なものまで。全て真似していくのです。
『あの人は〇〇も△△も手に入れていて良いな。』
『この人の生き方って素敵だな。』
こんな風に感じる人に出会ったことがあれば、その人を徹底して真似してみましょう。
なお、モデリングの対象は身近な人でなくても構いません。あなたの尊敬する偉人やキャラクターなど、どんな人物でも行うことができます。
こうした人を日々観察し、自分も同じように行動してみることで、その人を自分にインストールすることができるのです。
モデリングを行うことで、自分に様々な可能性を感じることができるようになったり、セルフイメージが高まり、コンプレックスを克服していくことに繋がります。
3-3.自己重要感を満たす
自己重要感とは『自分が大切な存在である』、『自分には価値がある』と感じられることです。
他者からの承認や自分自身を認めることで、自己重要感が高まり、コンプレックスを克服していくことに繋がります。
自己重要感が満たされていないと、ないものばかりに目が向いてしまい、コンプレックスを感じやすくなり、
『あの人には〇〇があって、自分にはない・・・。』
『自分には△△が足りていない・・・。』
こんな風に感じてしまうのです。
さらには、他者に対して攻撃的になってしまったり、自分自身を貶める発言をしてしまうこともあります。
一方で、自己重要感が満たされていると、一見マイナスに見える状態も、ポジティブな側面に目を向けることが出来るようになったり、
自分のもっている良い部分に目を向けることができるようになります。
『あの人には〇〇があって、自分には●●がある!』
『自分には△△がないけれど、ここを伸ばすことでさらに活躍できるようになる!』
こんな風に考えることができるようになるのです。
自己重要感を満たす方法は、『自分を認める・褒める・ねぎらう』ことです。
自分の良いところを認め、自分の頑張った部分を褒め、努力した自分をねぎらう。
これを繰り返すことで、自然とありのままの自分を認めることができるようになり、セルフイメージが高まり、コンプレックスを克服できるようになるのです。
自己重要感の高め方の詳細はこちらをご覧ください。
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3-4.成功体験を積み重ねる
2章でお伝えしましたが、コンプレックスにはセルフイメージが大きく関わっています。
コンプレックスを克服するためには、セルフイメージを高めることが非常に重要なのです。
そんなセルフイメージを高める効果的な方法が、成功体験を積み重ねること。
成功体験と聞くと、大変な偉業を成し遂げなければならないように感じられるかもしれませんが、決してそんなことはなく、小さな成功体験でも構いません。
積み重ねていくことが重要なのです。
- 目覚ましをかけずに朝6時に起きることができた。
- 目標としていた歩数を歩くことができた。
- 決めていたToDoリストを全て完了することができた。
- 通勤時間で1ページだけでも本を読むことができた。
- 目標としていた売上より1円多く売り上げることができた。
毎日、小さな目標を立てて、達成していく。このように成功体験を積み重ねて行くことが重要です。
成功体験を積み重ねると、自分の可能性に気づくことができたり、自分に対して自信を持つことができるようになります。
こうした経験が、自身のセルフイメージを高めることに繋がるのです。
心理学NLPでは、今回ご紹介した自己重要感の満たし方や、セルフイメージの高め方などについて、より実践的に学ぶことができます。
別名で『脳と心の取扱説明書』と呼ばれる心理学NLPには、
ほかにも自分のパフォーマンスを高めるための学びが豊富にあり、仕事やプライベート、人間関係など、多くの場面で活用することができます。
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3-5.専門家を頼る
コンプレックスを克服しようとしたときに、精神的に疲弊してしまうことがあるかと思います。
そんなときには、心療内科やクリニックなどの専門家に頼ることも必要です。
コンプレックスは過去の経験や体験から生まれるものです。
思い出すと辛く、苦しくなってしまうような過去の経験から生じたコンプレックスは、自分だけの力で克服することが難しい場合もあります。
そういったときは無理をせず、専門家に相談することも1つの方法です。
コンプレックスを克服することであなた自身が成長することができますが、あなたの心が一番大切ですから、時には人を頼ってみるのも良いでしょう。
また、先ほどご紹介した心理学NLPにも、コンプレックスの元となった辛い過去の経験を再体験せずに、解消することができる
『タイムラインセラピー』という専門的なセラピーもあります。
講座にて、講師や仲間とともに、自分と向き合ってみることも1つの選択肢となるでしょう。
ご興味をお持ちでしたら以下より詳細をご確認ください。
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最後に
この記事では、コンプレックスを克服する方法を5つご紹介してきました。
きっと、すでにたくさん頑張ってこられたことと思いますので、コンプレックスを克服しようと頑張りすぎず、
今回ご紹介したものを、少しずつ試していかれると良いかもしれません。
この記事が仕事・プライベートでのあなたの成長のきっかけになりましたら幸いです。