過去の出来事が忘れられない
過去にとらわれていると
お感じのあなたは今、
とても苦しい状況かもしれません。
筆者である私も、
過去の出来事にとらわれ、
悩んでいた時期がありました。
私は学生時代の先輩から、
- 無視をされた
- 冷たい言葉をかけられた
このような出来事を通して、
自信を失い、人間不信に陥った経験があります。
私はこの経験を通して、
『心の傷』が出来てしまったのです。
それからというもの、
人間関係で苦しみました。
「人と深く関わるのが怖い」
「冷たい言葉をかけてきた先輩と
同じような雰囲気を持つ人と
コミュニケーションを取ることが怖い」
このように私が人間関係に
悩みを持ったのも、
過去の嫌な出来事に
とらわれてしまったからです。
ーなぜ過去の出来事にとらわれたのか。
私の場合は、深く人と関わろうとすると、
「また昔のように人から
無視されるのではないか」
と思い込んでいたためです。
この思い込みのために、
人との関わりの中で過去の出来事が、
フラッシュバックのように
思い出されるようになり、
過去の出来事にとらわれたのです。
この記事を読んでいるあなたも、
もしかしたら過去の出来事が忘れられず、
苦しんでいる経験を
持っているかもしれません。
「自分だけどうしてこんなに苦しいのか」
とこのように感じる方も
いらっしゃるかもしれませんが、
実は多くの人が、あなたと同じように
「忘れられない過去」を持っています。
私がこの記事を通して
お伝えしたいことは、
- 過去の忘れられない出来事を乗り越えていく
- 過去の出来事に対しての捉え方を変えていく
そんな過去にとらわれない方法を知り、
あなたがあなたらしく生きていくことや、
今を生きれるようになり
人として成長していくことが出来る
ということをこの記事で、
私の経験も交えてお伝えしていきます。
目次
1.過去に囚われてしまう状態とは?
過去にとらわれてしまう状態とは、
パターン1:私のように、過去の嫌な出来事が忘れられなくなってしまう状態
パターン2:今よりも過去のほうがよかったと、現状に満足できず、過去にすがりついてしまう状態
この2つのパターンがあげられます。
過去にとらわれてしまう状態でい続けると、「今」のあなたの行動を制限してしまう可能性があるため、注意が必要です。
なぜなら過去にとらわれている時、必ずではありませんが次の2章のような特徴を持ってしまうためです。
2.過去に囚われる人がハマるパターンの特徴とは
この章では、過去にとらわれている2つのパターン毎の特徴をご紹介します。
パターン1:【過去の嫌な出来事が忘れられない状態の時】
- 自信を持てなくなる(自己肯定感が低い)
- 自分を責めるようになってしまう
- 「自分なんか...」と卑下してしまう
- 「でも」「だって」「どうせ」が口癖になる
- 周りの人が羨ましいと思うようになる
- 積極的な行動が取れなくなる
- 人間関係がうまくいかなくなる
- 自分には能力がないと思ってしまう(自己効力感が低い) など
このように、過去の嫌な出来事にとらわれている時、自分自身に対して否定的な感情が強くなってしまいます。
私も、「あの人は人生うまくいっていて羨ましいな」と当時は思っていました。
しかし自分を変えられるのは、「あなた自身」しか出来ないのかもしれません。
パターン2:【今よりも過去のほうがよかったと、過去にすがりついてしまう状態の時】
- 「過去がよかった」と現状を受け入れられない
- 「過去に戻りたい」と思うようになる
- 人のせいにしてしまう
- 自己重要感が満たされていない
- 新しい考えを受け入れようとしない
- プライドが高い
- 後輩や部下を下に見て、認めることが出来ない
- 過去のやり方に固執してしまう など
この状態の時、過去の心が安心・安全を感じていた状態を求めている可能性があります。
この状態の場合、根本から解決するためには、すぐに解決できる策というよりも、中・長期的な解決策の実践が必要になります。
しかし、取り急ぎ安心・安全の感情を満たそうとして、過去の自分にすがりついてしまうといったことが起きるのです。
2つの過去にとらわれてしまうパターンではともに、過去ばかりに視点が向いています。
そのため今や未来に視点を向けることが難しくなってしまい、あなたが本当にやりたいことに挑戦できなくなったり、
「あのときこうしておけば...」と後悔を生むことになってしまうかもしれません。
あなたは過去ばかりに目を向け、後悔する可能性がある人生を歩まれますか?
それとも、嫌な過去を手放し、前を向いて人生を歩んでいく方法を掴まれますか?
この後の章から、過去にとらわれてしまう原因について、深堀りを行い、解決策をご紹介します。
3.【原因】ナゼ、あなたは過去に囚われてしまったのか
この章では、「なぜ過去にとらわれてしまうのか」について、筆者の体験談も交えてご紹介していきます。
3-1.自己肯定感が低い
過去にとらわれてしまう原因の1つ目が、自己肯定感が低いということです。
*自己肯定感とは、ありのままの自分を認められる、まるで自分の存在に対して自信を持てている感覚のこと。
自己肯定感が低いと、ありのままの自分の存在を認めることができていないため、
過去の自分を卑下して苦しんだり、幸せだった過去に目を向けて、心の平穏を保とうとします。
そのため、今を生きることが出来ず、過去ばかりを見てしまう、つまり過去にとらわれた状態に陥ってしまうのです。
私も、過去にとらわれていた時、自己肯定感がとても低い状態にありました。
私の場合は、
- 自分は他の人よりも能力がない
- 私が出来ることは他の人も簡単にできるから私には存在価値がない
このように思い込んでいたため、自己肯定感が低い状態にありました。
当時は、「どこで自分は失敗をして、今のうまくいかない人生になったのだろうか」と過去の自分を責めていました。
まさに、自己肯定感が低い時に陥る特徴の典型的な例です。
自己肯定感が低いと、「どうして今の自分になってしまったのだろう」と今の自分や過去の自分を否定したり、卑下してしまうため、
更なる自信の喪失や、過去にとらわれることを強化してしまう、「負のスパイラル」に陥る可能性があるので、注意が必要です。
ありのままの自分を肯定的に思える、自己肯定感は、高めておくことで、過去にとらわれなくなるだけではなく、
物事に対しての捉え方が変わるなど、想像以上のポジティブな影響があります。
*自己肯定感を高める方法に関してご興味があれば、下記もご覧ください。
180°人生を変える!?自己肯定感を高める方法10選
3-2.過去が美化されている
過去にとらわれてしまう原因の2つ目が、過去が美化されているということです。
特に現状に満足できず、過去の自分と比較して、
過去のほうが良かったと思ってしまっている場合に、過去が美化されている傾向があります。
例えば、「昔は良かった」「あの時は幸せだった」、また恋愛であれば、「あの人との日々をやり直したい」と思う等、
過去のいい面ばかりにフォーカスしてしまうことが起こります。
もし、今の現実に満足ができず、過去のほうがよかったと感じている場合、すこし過去を思い出してみてください。
それは本当にいいことばかりが連続している日々でしたか?
そして今の現状のように、苦しい日々もあったけれども、
それを乗り越えたからこそ、今は良い過去だったと思えているのではないでしょうか?
この質問をしたのには、理由があります。
その理由は、「ピーク・エンドの法則」という心理の法則があるからです。
ピーク・エンドの法則とは?
この法則は、ダニエル・カーネマン氏によって発見された心理の法則で、
ある経験に対して、過去の感情が大きく変化した「ピーク時」と
最後の記憶である「エンド時」によって、全体の印象が変わってしまうことを言います。
この法則により、本当は嫌な体験をしていたとしても、
最後の記憶がよければ「あの過去はよかった」と捉えるようになってしまうのです。
この認知のゆがみが、人間には備わっています。
例えば、行列に2時間近く並んだとしても、
アトラクションが楽しかったり、食事が美味しければ、あの体験はよかったと思える、などがあげられます。
この法則によって、過去は良かった日々が続いていたと、今錯覚しているのかもしれません。
しかしあなたの今の苦しい、、、と思っている日々も、
乗り越えた先には「良かった」と感じられる日々があるかもしれないことを、知っておいてください。
<参考>ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る,ダニエル・カーネマン(著),出版社:楽工社
3-3.ネガティブ思考に陥ってしまっている
過去にとらわれてしまう原因の3つ目が、ネガティブ思考に陥ってしまうことです。
なぜなら、ネガティブ思考に陥っていると、物事を悪い方向に考える傾向があり、過去の失敗や嫌な出来事を反芻してしまうためです。
例えば、「またやってしまった」と感じる今の失敗を、過去の失敗と重ねてしまうことなどが挙げられます。
仕事で失敗をした、うまくいかなかったと感じた今の経験に対して、過去に仕事で失敗をした時にあった嫌な出来事を思い出し
今回のことに重ねてイメージをしたり、その時の感情や経験を繰り返し想像で体験してしまうことがあります。
そのため、このようにネガティブ思考が強いと、ミスや失敗を過去と重ねて過剰に捉えたり、
過去の嫌な出来事を繰り返し想像で体験してしまうことなどを通して、より過去にとらわれてしまう状態が続いてしまうのです。
3-4.過去に後悔していることがある
過去にとらわれてしまう原因の4つ目が、過去に後悔をしていることがあるということです。
なぜなら、後悔をしている場合、やり残したことや過去に対して後ろめたい気持ちをもつためです。
例えば、恋愛であれば、あのときこうしておけば、今でも好きだった人と関係がつづいていたのではないか。
また、仕事や勉強であれば、あの時もう少し頑張っておけば、またはあの先生から教わっておけば、うまくいっていたのではないか。
このように、後悔がある場合、今まで自分がしてきた行動や意思決定に対して、「もっと○○しておけば」と後ろめたい気持ちを持ってしまうのです。
そしてそれは時に自分を責め、自己否定を引き起こす可能性があります。
まさに、過去にとらわれ苦しめられている状態になってしまうのです。
下記は「後悔なく生きる」ことを伝えてくれる、スティーブ・ジョブズの名言です。
もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?
If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?
引用:Steve Jobs' 2005 Stanford Commencement Address
「後悔のないように生きる」ことが出来る、それは素晴らしいことですが、
後悔している過去がある場合、その過去があるという事実は変えることが出来ません。
しかし、過去に対してのあなた自身の捉え方は変えることができます。
例えば、この今ネガティブに思っている体験を、別の観点で見てみると、
今の自分にプラスな学びを与えてくれた体験だったことに気づいた。
このように捉え方を変えていくことが出来るのです。
あなたが過去にとらわれてしまうことから、抜け出していく方法の1つとして、4章でさらに詳しくお伝えしていきます。
3-5.過去に囚われることで、何かあなたにとって必要な欲求を満たしている
最後に考えられる原因として、「肯定的意図」をお伝えします。
肯定的意図とは、『脳と心の取扱説明書』と呼ばれる心理学NLPの考え方の1つです。
何かあなたが選択や意思決定をする背景には、必ずあなたにとって隠れたポジティブな目的があるという考え方になります。
例えば、喫煙や、飲酒をしてしまうような、体に害を与えることにも、肯定的意図として、
心の安らぎであったり、人とのコミュニケーションを生むなどの隠れた目的が人それぞれではありますが含まれています。
このように、体に害を与えてしまうことや、悪習慣、またはあなたがマイナスだと思っていてもやってしまう出来事には、必ず肯定的な意図があるということです。
過去にとらわれてしまうことにも、同様に肯定的な意図が隠れているのです。
4章では、この肯定的意図を使って、過去にとらわれることから抜け出していく方法をお伝えしていきます。
4.【方法3選】あなたが過去に囚われてしまう状況から抜け出していく方法
4章では、実際に過去にとらわれてしまう状態から抜け出していく方法をお伝えします。
過去にとらわれない一般的な方法には、
- 誰かに話を聞いてもらう
- 過去を上回るいい体験をしようと努力する
- 現在に焦点をあてる
などがあげられます。
しかしここでは過去にとらわれていた人生を歩んできた筆者が、過去にとらわれることを手放せた、
より本質的な3つの方法に絞ってお伝えをしていきます。
4-1.過去の出来事を受け止め、過去をリソース(生きる力)にしていく
過去にとらわれてしまっている状態から抜け出していく方法の1つ目は、過去の出来事を受け止めていくことです。
過去からとらわれなくなるために、これは重要なステップになります。
なぜなら、過去の出来事を受け止めることで、自分の本当の気持ちに気づけるため、
嫌な出来事も未来に向かって進んでいくリソースや学びに変えていくことが出来るからです。
私も、過去の出来事を忘れたい、忘れるにはどうすればいいのかとインターネットで検索をするほど、強く過去を消そうとしていました。
しかし、過去を消すことなんて、出来なかったのです。
なぜなら、過去の自分も、今の自分も、どちらも同じ「私」で繋がっているからです。
私は、過去を受け入れられるようになった時、「過去の嫌な出来事も体験できてよかった」「親のありがたみを感じた」、
「自分が心からやりたいと思うことに気づけた」という変化が起きました。
私がそう思えるようになったプロセスは下記です。
1.過去の出来事を、「過去は私に何を教えてくれようとしたのだろう」と肯定しながら思い出す。
2.嫌だった体験をしていた当時、「家にいる時は、ずっとソファの上でぼーっとしていた。」
3.そんな暗くてずっとぼーっとしていた自分に対しても、母親は接し方を変えずにいてくれた。
4.当時の自分はわからなかったが、母親の存在が大きかったことに気づけた。
過去を振り返ると、何も聞かずに、いつも通り接してくれた母親の存在が、「自分もここにいていいんだ」というメッセージに感じた。
5.「居場所がある」という状態のように、心が安全だと感じられる場所があることが大事なのだと学んだ。
6.人との会話の中で、居場所を感じてもらえるようなコミュニケーションが出来るようになりたいと思えた。
これが、私の過去がリソースに変化した体験談です。
人間関係に対して悩みを持っていた私が、本当にやりたいと思うことは、人と関わることだということに気づけたのです。
あなたの過去が、今のあなたに何かメッセージをくれているとしたら、何を教えてくれているのだろう。
このように、自分に問いかけながら、すこしずつ過去の出来事を受け入れることをぜひ行ってみてください。
4-2.過去に対する捉え方を変え、ポジティブな側面に気づく
次にご紹介する方法は、過去に対する捉え方を、より早く効果的にポジティブな捉え方に変えられる、心理学NLPの「リフレーミング」という方法です。
ネガティブ思考に陥ってしまっている時に、リフレーミングはより効果を発揮します。
なぜなら、3-3でお伝えをしたように、ネガティブ思考に陥ると、物事を悪い方向に考えてしまうため、
過去の嫌な出来事の、マイナスな部分にフォーカスしてしまい、過去にとらわれてしまいます。
しかしリフレーミングは、過去の出来事のプラスな側面に気づける手法のため、
ネガティブ思考に陥ることを解決していくことができ、過去にとらわれてしまう状態から抜け出していけるようになるのです。
例えば、あなたが過去に「声が大きくてうるさい」と言われた経験を引きずっているとします。
その場合、うるさいと言われた経験から、声が大きいことで人に迷惑をかけないように、
「静かにしていなければならない」と思いこみ、過去を引きずっている可能性があります。
しかし、その「声が大きい」という特徴は、時にはネガティブな要素になるかもしれませんが、
状況を変えて大人数の中であれば「声が多くの人に届きやすい」というポジティブな要素に変えることができます。
筆者自身も、過去に無視されたり、心に傷を負った経験があったからこそ、
人の気持ちを尊重できる、ポジティブな性格を形成することができたと、捉えられるようになりました。
このように状況を変えたり、過去の経験がどんな学びに変化したかと、自分の捉え方を変えていく方法をリフレーミングといい、
過去にとらわれてしまう状況を抜け出していく1つの方法になります。
あなたが引きずってしまっている嫌な過去の出来事も、下記3つの参考となる質問を駆使して、過去に対する捉え方を変えるヒントにしてみてください。
「他のどのような状況ならば役立つか?」
「その物事には他にどんな意味があるだろうか?」
「どんなプラスの価値があるだろうか?」
*他にもネガティブな状況のリフレーミング方法に関してご興味があれば、下記もご覧ください。
ネガティブの言い換え一覧!人生を前向きにする思考法とは?
4-3.肯定的意図を別のことで満たしてあげる
最後にご紹介する方法は、3-5でご紹介した肯定的意図を別の方法で満たしてあげるということです。
過去にとらわれてしまう背景にも、肯定的意図が隠れています。
例えば、過去の嫌な出来事や、過去の成功体験などを人に話をしてみることで、
「大丈夫?」、「それはすごいね」といった同情や共感を得ようとする肯定的意図などが挙げられます。
過去にとらわれることで得られている肯定的意図は、人それぞれ異なります。
あなたは過去にとらわれることで、何を得られていますか?
「どうしてこの行動をしているの?」
「この行動によってどんなプラスなことを得ているの?」
このように、自分に問いかけてみると、よりあなたの肯定的意図が見えてきます。
私の場合は、過去にとらわれることから、安心や安全を得ていました。
私は、人間関係がうまくいかないなと感じた時に、過去を思い出します。
そして「あの過去の嫌な経験をしたからこそ、人間関係がうまくいかなくてもしょうがないのだ」と安心を得ていました。
このように、本当は望ましくない行動である、「過去にとらわれてしまう」という行動にも、
自分のコミュニケーション力が低いことを正当化していくことで得られる、安心感という肯定的意図があったわけです。
私は、この安心感という欲求を、過去にとらわれることで満たすのではなく、
お風呂にゆっくり入ることや、読書をすることなど、自分が安心するなと感じる、別の方法で満たすことを意識しました。
肯定的意図の満たし方は、人それぞれ様々です。
あなたが過去にとらわれることで得ている肯定的意図を、満たせるあなたらしい方法をぜひ試してみてください。
5.根本解決するには過去の『ビリーフ(思い込み)』を手放す必要がある
過去にとらわれない方法として、4章では3つの方法をご紹介しました。
これら3つは、効果的に過去への捉え方を変えていくことができます。
しかし4章でご紹介した方法だけでは、過去にとらわれてしまう状況から抜け出せないという人が中にはいます。
なぜなら、過去にとらわれてしまうことと、ビリーフ(思い込み)が密接な関係を持っているためです。
ビリーフとは、思い込みや、自分が正しいと信じていること、またはあなたが当たり前と感じている考え方の総称です。
例えば、人間関係に悩みを持っていた私は、深く人と関わろうとすると、
「また昔と同じように人から無視されるのではないか」というビリーフを持っていました。
「私にコミュ力がないのは、無視されるのが怖くて深く人と関われないからだ」と思い込みを持ち続けて、
過去の嫌な出来事に執着し続けていたため、人間関係の悩みを根本から解消させることにとても時間を要しました。
そして、ビリーフ(思い込み)を変化させることは一般的に、多くの時間を要したり、困難なことと言われています。
なぜなら、ネガティブなビリーフは過去の経験から形成され、こころの深い部分に根ざしているため、
ビリーフを変えるためには人の深層心理からのアプローチをしていく必要があるからです。
その深層心理からのアプローチ方法が知れる学びとして、「脳と心の取扱説明書」と呼ばれる心理学NLPというものがあります。
心理学NLPとは、もともと内面の傷や、過去に執着してしまうことを手放す等の、セラピーの現場から生まれた心理学です。
そのため、人間の深層心理からマイナスなビリーフを、効果的に変化させるアプローチが様々あります。
また、心理学NLPではマイナスの改善だけでなく、人生・仕事ビジネスを向上させる手法も学ぶことができます。
例えば、良好な人間関係の構築や、リーダーシップを鍛えること、影響力のある伝え方・プレゼン力を身につけることができるなどです。
今回4章でご紹介した方法も心理学NLPのアプローチを使ってご紹介しております。
筆者である私が、過去にとらわれることを、根本から抜け出していくことが出来たのは、
4章の方法を繰り返し行っていたことと、心理学NLPのビリーフを変化させる方法を取り入れていたためです。
ビリーフを変化させる方法は、専門的な内容にもなるため、ビリーフを変化させる基本的な方法であれば、
下記記事でご紹介をしております。
ご興味のある方はご覧ください。
人生を決定づける「ビリーフチェンジ」成功の鍵と8つのステップ
ビリーフチェンジの元となっている心理学NLPについて、ご興味のある場合は、
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6.まとめ
ここまで、過去にとらわれてきた筆者の体験談をもとに、過去にとらわれる原因と、解決していく方法についてご紹介をしてきました。
最後まで読んでいただいたあなたにも、忘れたい過去があったのではないでしょうか?
しかし、過去にとらわれる経験をしてきた私がお伝えしたいことは、過去を忘れる必要など無いということです。
4章でお伝えしたように、過去の出来事は、あなたの捉え方や、感じ方次第で、
ネガティブな要素にもポジティブな要素にも変えていくことができます。
あなた次第でネガティブにも、ポジティブにも捉えられるのであれば、
あなたのこれからの力になるような、生きる糧であったり、大切な過去だったと捉えて、ポジティブな過去に変化させていきませんか。
筆者自身も、学生時代の先輩から無視をされたり、自分を否定されるような冷たい言葉をかけられた経験があったからこそ、
時間はかかりましたが、プラスな影響を与えられる人間関係の築き方を学ぼうと、変化していくことが出来ました。
今まで過去にとらわれて悩んでしまっていたのも、あなたはただ、方法を知らなかっただけなのです。
今回ご紹介した過去にとらわれない方法が、あなたの人生を好転させるヒントになっていれば幸いです。