実践的な心理学、
また天才たちのコミュニケーションスキル、
さらには脳と心の取扱説明書とも呼ばれる
NLP(神経言語プログラミング)には、
VAKモデルという考え方があります。
VAKとは一言でいうと、
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚
の五感のことです。
私たちが持つ五感への理解を深めることで、
コミュニケーションのスキルや
ビジネスのスキルが向上し、
自分を変容させ、
成長させることにつながるのか
知っている人は少ないものです。
この記事では、VAKの基本的な考え方と、
その考えをどのように仕事や恋愛、
人間関係、そして学習や勉強に
役立てることができるのか、
具体的な例をご紹介しています。
あなたのコミュニケーションスキルや
自分のコントロール、
そして他者への影響力を身につけてください。
著者:足達 大和 全米NLP協会公認・NLPマスタートレーナー |
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当サイトの運営元である「NLP-JAPAN ラーニング・センター」の専属トレーナー。5,600回以上という圧倒的な回数の研修実績を持つ。 NLP-JAPANラーニング・センターとは、日本最大手の「NLP総合スクール」で、NLP業界の世界5大組織と連携。日本で唯一、NLPの基礎から大学院レベルまでの学びを提供している日本最高峰のNLPトレーニング機関。 |
目次
1.VAK(ヴィ・エイ・ケイ)とは
ここではVAKとはなにか、その概念と日常に変化を与える優位性という考え方を理解し、なぜVAKを理解するといいのか、その効果をお話ししています。
1-1.五感である
VAKとは、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感のことです。
NLPでは、この五感を「視覚」「聴覚」、そして触覚、味覚、嗅覚を含む「身体感覚」の3つに区分しています。
- 視覚(Visual)
- 聴覚(Auditory)
- 身体感覚(Kinesthetic)
これら3つの感覚の頭文字をとって、VAK(ヴィ・エイ・ケイ)と呼んでいます。
私たちはこの五感、つまりVAKを通して、外的な情報や内的な情報を処理しています。
外的な情報とは、現在起きている事象のことです。
例えば、彼女とレストランで食事をしている、雨が降っている、電車が遅れている、といったことです。
内的な情報とは、過去の記憶であったり、まだ起きていない想像のことです。
このように私たちは、VAKで事象、また記憶や想像を処理しています。
1-2.人にはVAKの中でも優位に働く「優位感覚」がある
前述したように、人は五感情報すべてを活用していますが、ここで重要なポイントは、人には右利き、左利きといった、頻繁に使う動かしやすい手があるように、
その情報処理を行う際に、優位に機能する感覚があるということです。
例えば、視覚タイプ、聴覚タイプ、身体感覚タイプの3人が、「話がわからない状態」を伝えようとすると、以下のように表現する傾向があります。
【話がわからない】
視覚タイプの人は、「話が見えない」「話の焦点がぼやけている」
聴覚タイプの人は、「話がガチャガチャしてうるさい」「何を『言っているか』わからない」
身体感覚タイプの人は、「話がつかめない」
といった表現です。
このように同じことを表現しているのですが、情報を処理しようとする際に、その人がよく使っている脳のタイプが、自覚することなく動き始め、その人の言葉で表現されます。
旅行で行った同じハワイを説明する場合で、さらに詳しくお伝えします。
タイプごとの説明の仕方の例を挙げると以下のようになります。
【視覚情報が優位な人の話】
「海がとってもきれいだったよ。夕日もまぶしくて海に照り返す月の光もよかったなぁ。街の夜景も美しかったよ。」
と、見たものに関する情報を脳で処理して話し始めます。
【聴覚情報が優位な人の話】
「ハワイの海って、街に流れるハワイアンの音楽と波の音が静かに共鳴してるんだよね。人はガヤガヤしてるけど、すれ違う人たちとの「アロ~ハ」、あれもいいね。思わず英語で話しかけちゃったよ。
と、耳からの音に関する情報を脳で処理し、話し始めます。
【身体感覚情報が優位な人の話】
「のんびりできたよ。ゆったりとして、気温も暖かく、開放的な海だったね。潮の香りがまたいいんだよ。風も心地よくて最高だった」
といった身体感覚的な情報を処理して、表現し始めます。
それぞれの違いが見えましたか?
それぞれの違いが聞こえてきましたか?
それぞれの違いが感じられているでしょうか?
同じことを伝えようとしても、無意識に表現方法は異なります。
その人が無意識に頻繁に使うもの、それが優位性、「優位感覚」といわれるものです。
1-3.なぜVAK、そして優位性を理解するとあなたの日常が変わるのか?
以下の例を見てください。
【上司と部下の会話】
※このケースは、上司が視覚優位で、部下が身体感覚優位のタイプです。
上司:君の話は、内容が見えてこないんだよね。
部下:どうしてそう感じるんですか?
上司:感じる?・・・・・。
部下:・・・・・あ、わかりました。もう少し胸に刺さる熱いプレゼンをします。
上司:いや、熱くなくてもいいんだ。明確に見える形で示してもらえれば。
部下:承知しました。今度は自分の思いをぶつけていきますので、その時はよろしくお願いします!
上司:・・・・・・
なんとなく、話しが噛み合っていないのがわかると思います。
相手の優位感覚を理解しないまま、話を続けても部下の評価は上がるどころか、下がってしまい、努力が無駄になってしまいます。
次は、相手の優位感覚を理解して話をした場合です。
上司:君の話は、内容が見えてこないんだよね。
部下:具体的にどの部分が見えてこないんでしょうか。
上司:ここと、ここと、そしてこのこれからの見通しの部分ね。
部下:この3点ですね。わかりました。イラストやグラフで示せば、これからの見通しやその先にある私が描く会社のビジョンが見えてくると思います。
上司:イラストやグラフのデザインはシンプルに。強調したいポイントは赤で示してくれると見やすくてありがたいな。
部下:承知しました。強調は赤で示した新しい資料を作ってお見せします。
上司:よろしく頼むよ!
このように上司の視覚優位な感覚の言葉を使うことによって、スムーズなコミュニケーションをとれています。
そしてその結果として、あなたが上司であれ、部下であれ、あなたの評価は上がっていきます。
違いが、見えてきますか?聞こえてきますか?実感できていますか?
あなたにとってよりよい関係を築きたい相手が、どの感覚を優位に使い、情報を処理しているかを知るには、「目の動き」「言葉」「手の動き」などを観察することで見分けることができます。
次の章でタイプごとの相手の言語・非言語の特徴を理解してみてください。
2.VAKそれぞれの特徴
ここでは、視覚、聴覚、身体感覚それぞれの特徴をご紹介します。
それぞれの「目の動かし方」「よく使う言葉(叙述語)」、そのタイプの関心や動作といった「その他」の3つに分けてお伝えしています。
2-1.V:視覚優位の特徴
【視覚タイプ】の特徴
ポイント | 特徴 |
---|---|
目の動き | 視線が上方に行きやすい |
よく使う言葉 | 見る、狙いをつける、ビジョン、観察する、焦点を合わせる、イメージする、見えない、ぼんやり、色、描く、見通し |
その他 | ・比較的早口で話す ・頭に描いているイメージを手で示そうとする ・椅子には前のめりで座る ・デザインや外見に心を動かされやすい ・結果が見えないとやる気が起こらない ・絵で記憶する ・呼吸が浅い |
2-2.A:聴覚優位の特徴
【聴覚タイプ】の特徴
ポイント | 特徴 |
---|---|
目の動き | 視線は左右に動く傾向がある |
よく使う言葉 | ・聞く、言う、話す、共鳴、響く、調和する、静か、など ・誰かが言った具体的なセリフ ・「ガヤガヤ」「ピカピカ」といった擬音語 ・「え〜!」「あぁ〜」といった感嘆を表す言葉 |
その他の特徴 | ・論理的、理論的に話そうとする ・声の調子(大小、高低、スピードなど)や言葉に反応しやすい ・音楽や人とのおしゃべりが好き ・雑音があると集中できない ・「考える人」のように腕組みをしやすい ・うんちくが好きで、権威に弱い ・独り言が多い |
2-3.K:身体感覚優位の特徴
【身体感覚タイプ】の特徴
ポイント | 特徴 |
---|---|
目の動き | 視線は下方に動く傾向がある |
よく使う言葉 | ・感じる、熱い(冷めている)、あたたかい(寒い)、ぬくもり、掴む、触れる、など ・心が熱くなる、胸に刺さる、腑に落ちるといった身体感覚にまつわる言葉を使う |
その他の特徴 | ・感じながら話すので、話し方は比較的ゆっくり ・動作も比較的ゆっくり ・感情や気持ちを手や身体で表現しようとする ・視覚優位の人よりも、人に近いところに居ようとする ・早口で多くの情報を言われるとたまについていけない ・居心地の良さを大事にする ・お腹で深い呼吸をする |
以上がそれぞれのタイプの特徴です。
自分の優位感覚がわかる、診断テストはこちらから。
3.VAKをあなたの日常に活かす具体的事例とヒント
ここでは日常におけるVKAの具体的な活用例やヒントを「仕事編」「勉強・学習編」「人間関係編」、そして「目標達成編」の4つの分野でご紹介します。
あなたの日常に役立ててください。
3-1.仕事編
1−3の上司と部下の会話の例でお伝えしたように、相手の優位感覚を理解することで、あなたの考えや提案が理解しやすくなります。
「プレゼンの例」「商品のブラッシュアップの例」「交渉」の3つの例でご紹介します。
【プレゼンの例】(どのタイプが多いか不特定な場合)
こういうケースの時には、VAKの言葉を散らしながら、どのタイプの人にも、あなたのメッセージが、見えて、聞こえて、感じていただくことができます。
以下の例を参考にしてください。
NLPは3人の天才を分析した最先端の心理学。アメリカでは、歴代大統領も学んだ内容です。日本でも注目されているNLPを学んであなたも成功しませんか。
という広告文にVAKの表現を加えると以下のようになります。
NLPを学び、心理学を使えるようになると、あなたはきっとその威力を実感されることでしょう。ひょっとしたら、いろんな所で、あなたの評判が噂されるようになるかもしれません。私には、あなたが活躍している姿が目に見えます。
K、A、Vの順番で盛り込まれているのがわかると思います。
このようにどのタイプが優位なのかわからない場合には、VAK表現を散らしながら活用します。
参考までにお伝えしておきます。
わかりやすい文章や面白い小説、また話には、視覚表現、聴覚表現、身体感覚表現が散りばめられ、読者の脳をフルに刺激していると言われます。
なんとなくお気づきの方もいるかもしれませんね。
そして、年間500回以上のNLP関連セミナーの現場での肌の感覚としては、視覚優位の比率が6割から5割、身体感覚優位の比率が3割から2割、聴覚優位の比率が2割から1割の比率でご参加いただいています。
ですから闇雲に散らせばいいというわけではなく、視覚情報、身体感覚情報、聴覚優位情報の順で、その比率にふさわしい言葉を用いることで、より効果的なプレゼンができることと思います。
【あなたの商品やサービスをVAKの視点でブラッシュアップする】
例えば車の例でお伝えします。
視覚情報が優位の方であれば、デザインやフォルム、また色合いを重視します。
聴覚情報であれば、エンジン音やクラクションの音、また高級車のドアを閉める音などがそうです。
高級車では、心理学者と技術者が協力し、ドアを閉めるときの重低音の研究をしています。
高級車なのに「がちゃ」ではさみしいですよね。
音情報のクオリティを上げることで顧客満足度を高めているのは本当の話です。
身体感覚でいえば、乗ったときの革張りの椅子の感覚、エンジンの鼓動、ハンドル操作のしやすさといったことも大事なポイントになります。
また少し話が外れるかもしれませんが、「新車の匂いがするスプレー」というのも販売されていて、これもある意味、身体感覚を刺激した商品と言ってもいいでしょう。
あなたの商品やサービスをVAKという切り口から、クオリティを高めていくことができます。
【交渉のスムーズさ】
1-3で先にご紹介した上司と部下の会話にも通ずるものがありますが、ラポールと呼ばれる深いレベルでの相手との信頼関係をつくるときにもVAKは有効です。
私の知人の話です。
これは身体感覚優位の中小企業の社長と、職業的にも理解できる視覚優位の一級建築士(私の知人)との実際の会話です。
家を建て直すための打ち合わせで、以下のような会話があったそうです。
一級建築士:社長、リビングはどのような見通しをお持ちですか?
社長:うん、豪華な感じでお願いしたいんです。
一級建築士:・・・・・豪華な感じ、といいますとどういった色合いがいいでしょうか?
社長:う~ん、そうだね。絨毯は、ふかふかした感じでお願いしたいんです。
もう、おわかりいただいていると思います。
お互いに相手の優位感覚で話は進んでいません。
なんとか視覚優位の知人はこの商談を上手くまとめていったのですが、
「あのときは大変でしたよ。社長の話がまったく見えませんでした」と、感想まで視覚用語で教えてくれました。
交渉をスムーズに進めたければ、相手が無意識に活用する優位感覚の言葉を用いてください。
3-2.勉強・学習編
VAKは勉強や学習にも効果的です。
最終的には、視覚、聴覚、身体感覚すべてを活用することが重要ですが、最初のとっかかりとしておすすめしたいポイントをご紹介しています。
【視覚優位の人】
このタイプは、見た目や色、絵やイラストに反応しますので、参考書などで勉強する場合は、アンダーラインを引いたり、丸で囲んだり、色で重要な点、補足する点といった具合にマーカーすることがポイントです。
また絵やアイコンを使って勉強すると、イメージを使ってその情報を想起することができますので、画像や動画などもツールとして活用できます。
また文章の行間や段落が詰まったものだと、読みにくいというより、見えにくいという反応が起きて、内容が入ってこない場合があります。
記憶を映像で想起しやすい視覚優位の人は、参考書のどのあたりに載っていたことだったか、その箇所を映像として取り入れることも効果的です。
【聴覚優位な人】
この感覚が優位な方は、耳からの学習が効果的です。
音声情報で学ぶ、講演会やセミナーなど、人の話で学ぶことで、脳の学習効率を高めることができます。
理論や論理的な話を好みますので、意識して自問しながら、自ら整理していくことでも、脳のパフォーマンスを伸ばすことができます。
またおしゃべりも好きな方ですので、誰かと話しながら学びを促進させることもおすすめです。
【身体感覚優位の人】
書いて覚える、書いて整理するといった具合に実際に身体を使うことが重要です。
これは身体感覚優位な私自身の体験ですが、ある内容を丸暗記する試験を受けました。
その試験内容を休憩なく書き出すだけでも3時間はかかってしまうほどの量で、A4サイズの用紙にビッシリ約30ページ分の情報です。
私はラクしたいと思い、内容を音声で録音し、何回も聞くこと、つまり耳学習で何度もその内容を聞いていました。
ところが、いざ筆記しようとすると、内容が浮かんでこないんですね。
これではいけないと思い、ひたすら書き写すという、身体感覚的なアプローチに切り替えました。
大変ですが、やはり、頭に入っているんですね。
それは、実際に書き出そうとするときにわかります。
身体が覚えているという感覚です。身体感覚優位の人は、書き出すことはおすすめです。
また聴覚優位の人と同様、講演会やセミナーでの学びも効果的です。
違いは何かというと、その場の臨場感が大事で、講師の話の情熱や、そこに集う聴衆の熱、また新たな発見が起きたときに膝をバンバンたたき、「なるほどそうか!」と思える「気づき」が重要です。
ぜひ「体験すること」をおすすめします。
※繰り返しになりますが、最終的には視覚的にも、聴覚的にも、身体感覚全部を活用していくことが重要です。
3-3.恋愛や家庭などの人間関係編
相手の優位な言葉を使って会話をすることです。
仕事の活用のところでも少し触れた、親近感や安心感といった信頼関係を意味するラポール形成に役立ちます。
相手が視覚的な言葉を使用するときには、視覚的な言葉を活用していきます。
相手が聴覚的な言葉を用いるときには、聴覚的な言葉を使っていきます。
身体感覚の言葉も同様です。
相手に合わせて会話を進めることは、例えると、フランス語を話す人にはフランス語で話したほうがいいですし、日常会話がドイツ語の人であれば、ドイツ語で話したほうが会話は進みます。
日本語しか話せない人に突然中国語で話されても、その場を避けたくなるようなものです。
相手の言葉を活用することによって、相手はどんどん心を開いて、あなたとの会話の空間をとても安全に感じていきます。
またVAKの優位感覚には、その人の興味や関心にも関係があります。
視覚優位の人は、見た目に影響を受けます。
ですから、服の色やデザインというものに影響を受けます。
一目ぼれという言葉がありますが、3つのタイプでいうと、この視覚優位の人が当てはまるでしょう。
聴覚優位の人は、話す声や話の理論的な展開に関心を持ちます。
ですから話をするときには、声の調子や展開を大切にされることによって、好感を持ってもらうことができます。
身体感覚優位は、何かを一緒にやることの心地よさを大事にします。
ですので、アクティビティを共にする、一緒に何かをしていくことで好感が得やすいと言えます。
デートなどでは、視覚優位の相手とであれば、何かを見学にいくこと。
聴覚優位の人であれば、コンサートなど、耳で楽しめるイベントに行くこともできます。
身体感覚優位の人であれば、散歩やおいしいものを食べるといったことも選択肢として挙げられます。
愛情の示し方、確認の仕方にも活用できます。
相手が視覚優位の人であれば、デザインやフォルムがいいものをプレゼントするとか、聴覚優位であれば、「愛しているよ」と言葉で伝えるのが効果的だったり、身体感覚優位の人であれば、ハグ(抱擁)やキスというアプローチが有効だと考えられます。
3-4.目標達成編
目標達成や成功に関する本に必ず書かれているのが、「達成した状態をイメージすること」です。
あなたもどこかで見たことがあるかもしれません。
このイメージの仕方にも今回のVAKは役に立ちます。
理論はこうです。
人は繰り返し経験したことに関しては、自信を持っています。
例えば自転車に乗るといった行為がそうです。
経験がないため、慣れれば簡単にできることでも、「できない」と判断しやすくなってしまいます。
ここでイメージを活用するわけです。
脳は現実とイメージの区別がつきません。
ですから何度もイメージで達成の体験をすることで、私たちの脳は「このことはやったことがある。だから今度もできる」という「いい勘違い」をしてくれて、自信をもって取り組むことができるわけです。
やり方は簡単です。
達成した状態を今回ご紹介している視覚情報でつくり出し、そして聴覚情報をつくり出し、そして身体感覚情報をつくり出します。
順番はあなたがやりやすい情報からで大丈夫です。
イメージというと、つい映像情報と捉えてしまう方がいるかもしれませんが、本質はリアルに体験している感覚を脳に教え込ませることが目的です。
例えば、フルマラソンの完走が目標であれば、
視覚情報:たくさんの人に囲まれているゴールのシーン、この場合、自分の視点でみる視覚情報をつくってください。
聴覚情報:「やったぁ!」という自分の内的な声、周囲の「完走おめでとう!」という声です。
身体感覚情報:ほどよい体の重さ、両腕を突き上げたくなるほどの爽快感、達成感といった情報です。
つまり、このようにVAKで創造することが、俗に言われる「想像すること、イメージすること」につながり、あなたの目標達成を加速させる手助けとなります。
4.まとめ
VAKとは、NLPでいう五感のことです。
VAKには、その人なりの優位な感覚があります。
自分の優位感覚を理解することで、目標達成や学習効果が高まります。
また相手の優位感覚を理解することで、無駄なストレスを減らし、スムーズなコミュニケーションを促し、相手に対して抵抗なく影響力を与えることができるようになります。
話し言葉だけでなく、読ませる文章表現にも有効です。
目の動き、使う言葉、そしてちょっとした仕草から、相手の優位感覚を見分け、聞き分け、感じ取りながら、仕事や人間関係、そして人生を豊かなものにしていってください。
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※参考文献・参考記事
- The Encyclopedia of Systemic Nlp &Nlp New Coding Robert B. Dilts , Judith A. Delozier
- 全米NLP協会・日本NLP協会公式 NLPプラクティショナー認定コース テキスト