成功している企業や、ベンチマークしている企業の経営者が
どんなことを勉強しているのか。
自分の会社が今抱えている問題を、すでに経験済みの経営者はいないのか?
業績を伸ばしたいと思う会社社長、経営者にとっては、気になるところですよね。
多くの成長企業は、経営者がたくさんのことを勉強しています。
経営者の情報や知識、知恵、人脈の質、
そして経営者自身の精神的な成熟度が、企業の成長にそのまま反映するからです。
経営者が自分や社員、組織を成長させるために
通らなくてはならない課題やステージはたくさんあります。
それをクリアしていくために役立つセミナーや研修の場をご紹介します。
目次
1.経営者がセミナーで学べる内容・ジャンルは?
経営者にとってどんな要素が必要になるのかを、以下の4つのジャンルに分けて、
それぞれどのようなことが学べるのかをまとめました。
なぜ、経営者がこの4つのジャンルを学ぶ必要があるかというと、
すべては発展のため、組織の成長・規模にふさわしい基盤を作るためです。
むしろ、これらを学んでおかなければ、成長や存続の可能性は限りなく難しいと言わざるを得ません。
なぜなら、会社組織が成長していくプロセスには『法則』があることがわかっていて、不思議なことに、どんな業種・業界であっても共通して、
その規模(ステージ)によって起こる問題と、解決の対策が、ほぼ決まっているのです。
それらの課題に対応している代表的な要素を4つにジャンル分けしたのが上記の表です。
1つのジャンルを徹底して学ぶ、というよりは、
成長に合わせてどれも高めていく必要があると考えて参考にしてください。
『法則』は、あなたの会社の未来予測です。
この規模になったらどんな問題が出てくるか、課題に対応するためにどんな準備をしておくか?
そうしたことを、日頃から学んで備えておくのは経営者としての務めです。
次の章では、組織の規模(ステージ)に応じて、あなたやあなたの組織に今必要な学びをご紹介します。
課題を見つけるヒントになることを願います。
2.経営者が必ず経験する「成長ステージ」と「壁」
あなたが起業したての社長でも、数万人規模の大企業の社長でも、
会社を成長させつづけていくことは最大の役目。
常に課題が次から次へとやってきます。
創業当初は数名だったからこそ、
口頭のやり取りだけで物ごとがスピーディに進みますが、
業務が増え人が増え、階層化していくと、そうも簡単にはいきません。
マネジメントをしなければ立ち行かなくなります。
さらに組織の規模・人数が増えていくにつれて、
システムなどのインフラ整備が必要になり、
機能面でも、人事・教育面でも様々なルールを作らざるを得ない状況になっていきます。
起こり得る問題やその解決方法は、独学でも学べます。
ただし、セミナーには先人の知恵が詰まっていますから、
より簡単にクリアできることもあるし、人に相談することで悩みも解決できる。
経営者にとって、経営者が集まるセミナーというのは、
勉強だけでなく、同じような悩み、あるいはすでにあなたと同じ悩みをクリアして、
一歩先を進む経営者との出会いがあります。
こうした人脈を得ることができるのも、
セミナーという学びの場に向かう大きなメリットの1つ。
だからこそ、成長する会社経営者は、積極的に多くを学ぼうとするのです。
2-1.企業の成長ステージ
どんな企業も、組織として機能して成長していくには「人」の課題がつきものです。
私たち人間は、集団になると典型的な行動パターン(法則)をとることがわかっていて、
それは組織が成長していく過程も同じです。
この組織の成長パターン(法則)を「組織ライフサイクル」といいます。
大まかには、下の図のように、ステージから次のステージへと成長する過程で、
特有の『問題(危機)』が訪れ、それを『解決』することによって、次のステージへ成長していくとされます。
反対に、その問題の解決が手遅れになると、そこで企業の崩壊が起こり得ます。
- あなたの会社が今どのステージにいるか
- どのくらいの規模のところでどんなことが起こるか
- どうすれば問題、トラブル、落とし穴を回避することができるか
これらを学んで、備えていくためのセミナーはたくさんあります。
あなたの組織の傾向や、業界、経営状況によって課題を見極め、活用していきましょう。
2-2.経営者個人の成長ステージ
経営者が自分自身を成長させていくことも、大事なテーマです。
特に起業家ステージ(創業期)から、30名規模のトップダウンで推進していく共同体ステージくらいまでは、
社長であるあなた個人の資質や影響力が、顕著に業績・成長に直結します。
そのステージで起こる問題をどう対処していくか、
さらに上へと成長していくためには、経営者が自分の精神的な課題をクリアしていくことが不可欠です。
日本一のマーケッターと言われる神田昌典さんは、
起業の第1段階は「悪」のエネルギーを使えばいいと言います。
悪というのは、例えば「コンプレックス」を跳ね除けることであったり、
悔しい思いをした相手を見返すために成功して「お金儲け」したい。
そうしたことが原動力で構わないと。
その強いエネルギーを利用して突き進むのが第1段階。
そうして金銭的な成功を手にして満たし、次の第2段階で「心」を磨いて心も豊かにしていくのです。
経営者の成熟度は、組織にそのまま現れます。
あなたが、起業当初のコンプレックスやネガティブな要因を未完了のままにしておいたり、
心を磨く段階を怠ってしまうと、その心の状態がすぐに反映されます。
例えば、
- 組織のミッションやビジョンと不一致の出来事が起こる
- 社員が矛盾を感じて辞めていく
- 自分より実力のあるNo.2を頭打ちにしてしまう
- 信頼して権限委譲ができず、いつまでも自分が首を突っ込む
- 影響力やリーダーシップが発揮できない
経営者の「度量」や精神的な「成熟度」は、
組織や働く人にとって生死を分けるような大事な要素です。
自分を成熟させ、人を育て、社会に貢献するような組織へと発展させていくには、人としての学びを探求していきましょう。
経営の神様と言われた松下幸之助氏は、
『ひとかどのリーダーになりたかったら人間を学べ』と指導したそうです。
他人を理解し、自分を理解することです。
3.経営者にお薦めのセミナー
この章では、筆者が実際に学ばせていただいたセミナーの主催者や、
多くの経営者の先輩が実際に学んだというものを厳選してご紹介します。
3-1.NLP-JAPANラーニング・センター
株式会社ジーニアス・ブレインが運営する、日本唯一の心理学NLPの総合スクールです。
人生のミッション探求、人や自分を理解すること。
経営者としての軸を作り、人を動かす力をつけるためにも学んでおきたいのが心理学です。
特徴 |
NLPやその周辺分野の世界的な権威との提携が多数あり、最先端の心理学を日本で学べることも魅力です。 NLPをベースにした、NLPコーチングやコミュニケーションなどの、 さらに、お金に対するメンタル面の制限を解消するメソッド、個人の成長・成功を妨げている精神的な要因を解消していくセラピーまで、実践心理学NLPを総合的に学ベる環境です。 NLPの主軸コースには、経営者個人の成長の鍵になる「セルフイメージ」の向上が随所に取り入れられており、 |
主軸のセミナー |
■NLP-JAPANラーニング・センターのセミナーで得られること
- ビジネスや人生を豊かにするためのセルフイメージ向上
- 人生の方向性やミッションを探求する
- 目標達成のスキルを身につける
- 感情・思考・行動のコントロール
- 人を動かす力(プレゼン力・説得力・影響力)を高める
- トラウマやブレーキになる要因を解消する
- 販売心理学・営業(セールス)・コーチングスキル
「脳の取扱説明書」と言われるNLP。
3人の天才セラピストを分析し、彼らのような高い結果を、誰にでも再現できるように体系化されたものです。
NLPには、ビジネスシーンに活用できるスキルが豊富にあるだけでなく、自分も含めた「人」を理解するためには欠かせない心理学です。
組織がどのステージにいても、経営者には、
「人の悩み・問題」「自分の内面に関する課題」「年齢に応じた悩み・課題」が起こるものです。
その解決のためには、自分の内面を成長させて、器を広げていくしかありませんし、
そうでなければ、あなたの元から人が離れていくことになるでしょう。
NLPには、自分の内面と向き合っていく手法があります。
特に【起業家ステージ】【共同体ステージ】にいる経営者にとって重要なのは、
自分の「ミッション」を明確にしておくこと。
ぶれない「軸」をしっかりと作っておくことです。
創業まもない時期は、会社や事業内容よりも、経営者の魅力で社員が集まる傾向が強く、
それゆえに、あなた個人の資質・影響力は、組織の風土や成長に直結します。
NLP-JAPANラーニング・センターの各プログラムでは、
創業から軌道に乗せていく最も大事なステージで、最大限のエネルギーを発揮するためのセルフイメージを構築することができます。
経営者だけでなく、これから起業をと考える方であれば、早い段階で必ず学んでおきたい内容です。
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3-2.株式会社武蔵野
創立50年、国内初の、日本経営品質賞を2度受賞した実績を持つ企業です。
中小企業の組織作りのノウハウが網羅された、研修プログラムの豊富さと、
会員企業へのプログラム導入だけでなく、定着までをサポートする体制があります。
特徴 |
成長しつづけている武蔵野の組織作りや実際の仕組み、成功事例を余すことなく公開している点が、他にはない独自の強み。 組織作りの基礎にあるのが「環境整備」の考え方。 武蔵野では、「環境整備」の考え方が全ての業務に徹底して活かされており、社員の価値観や方向性が一致しています。 代表の小山昇氏の著書や見学会、講演なども多数開催。 |
主軸のセミナー |
■株式会社武蔵野のセミナーで得られること
- 全社員の価値観や方向性の統一
- 武蔵野の経営の仕組み・実践現場の情報
- 経営計画書作成
- 幹部や人材育成のプログラム導入
- 環境整備プログラムの導入
- 個々の組織が抱える課題へのアドバイス
なんと言っても一番のメリットは、武蔵野の成功事例を自社にそのままマネできること。
武蔵野の強い組織づくり、小山氏の経営哲学や手法、実際の経営計画書まで、
すべて目の前にお手本が示されています。
特に【共同体ステージ】に入る頃から、
組織の階層化に応じて特有の課題が生まれてきます。
これまでに経験したことのないような壁にぶつかり、悩む経営者にとって、
その課題をクリアしていくためのプログラムや指導を得ることができます。
組織の価値観を統一し、
共通の認識やルールを浸透させていくには長期間の教育が必要です。
統率のとれた強い組織を作りたいと考えるなら、
圧倒的な実績を誇る武蔵野のノウハウは学んでおくべきでしょう。
3-3.日本創造教育研究所
強い人材、強い組織を作っていくためのセミナーが豊富。
「可能思考研修」「職能研修」のプログラムを軸にして
様々なセミナーを展開しています。
自己成長・自己実現のプログラムは随一の実績を誇ります。
特徴 |
オーナー会員制度があり、会員割引価格で経営者だけでなく社員も様々なプログラム受講が可能です。 可能思考とは、自ら気づき、行動し、結果をつくること。3段階のセミナーで構成されています。 目標や自己実現をやり抜く強いメンタルを育むプログラムで、20年以上も継続して開催されているだけあって、秀逸な内容であることは間違いありません。 自社の社員の人材育成・教育に学ばせたいと取り入れる、熱心な経営者のファンも多いと聞きます。 |
主軸のセミナー |
■日本創造教育研究所のセミナーで得られること
- 目標実現の力、意志を身につける
- 自分の可能性に気づく、能力を引き出す
- チャレンジ精神を養う
- 個人・組織の目標達成力を身につける
- リーダーシップ、人間力を高める
経営者として、ビジョン・ミッションを実現に導く、強い意志力やリーダーシップを徹底して磨くことができます。
あなただけでなく、組織の中核となるメンバーも受講することで、価値観の共有、成長の加速、強い基盤づくりが実現するでしょう。
経営者個人の成長のための【起業家ステージ】から、幹部育成に向けた【公式化ステージ】まで、広い成長ステージで活用したいプログラムです。
3-4.日本経営合理化協会
昭和40年創業の歴史と、11万人の経営者が学んできた実績は、まさに日本企業・経営者を支えて育ててきた「経営者」のための学び場です。
社長専門のセミナーを中心に、
戦略構築、マーケティング、組織体制づくり、事業計画作成、人の動かし方、後継者育成、社長の哲学まで、経営に必要な学びを網羅しています。
特徴 |
セミナーの種類の豊富さは随一で、さらにセミナーだけでなく出版物や映像も数多く提供しています。 また、各分野・業界で実際に活躍する経営者や専門家が講師となって指導するセミナーが多く、 長期経営計画や人事制度など、組織の基盤を作るプログラムは合宿形式で開催しており、 |
主軸のセミナー |
■日本経営合理化協会のセミナーで得られること
- 具体的な課題解決のスキル・プログラム
- 経営者に必要な哲学・社長学
- 中長期の経営計画作成
- 経営戦略・事業戦略
- 人材育成論と具体的なプログラム
日本有数の経営者の教えや、業界最先端の情報をインストールできるので、
常に新しい事業を起こし、組織開発をしつづける経営者にとって、貴重な情報の宝庫であることは間違いありません。
【起業家ステージ】から【精巧化ステージ】まで、
すべてのステージで起こりうる経営者個人の課題、組織の課題に対して先人の知恵を得られます。
まるで経営の「参考書」「指南書」のような役割。各ステージで門を叩くことをお勧めします。
4.まとめ
多くの成長企業は、経営者がたくさんのことを勉強しています。
経営者の情報や知識、知恵、人脈の質、
そして経営者自身の精神的な成熟度が、企業の成長にそのまま反映するからです。
会社組織が成長していくプロセスには『法則』があることがわかっていて、
不思議なことに、どんな業種・業界であっても共通して、その規模(ステージ)によって起こる問題と、解決の対策が、ほぼ決まっているのです。
この記事では、
- ステージに合わせて、組織の体制作りのために学んでおきたいこと
- 経営者個人として人間的に成熟するために学んでおきたいこと
この2軸に絞って、どんなことを学んでおくべきなのか、
どんなセミナーがあって、どこで学べるのかをご紹介しています。
成功している経営者は、多くを学び、
またそこで知り合う経営者同士の繋がりからも学んでいきます。
経営者にとって、研修やセミナーは経営を学び、人間を磨く学校のような場所。
あなたのステージに合わせた対処法、あるいは、新しいステージへと一段登るために、
ぜひ活用してください。