著:ニック・レフォース
一年の終わりと始まりを告げる真夜中の切り替えから数日間、物事の新しさがまだ空気に漂うなか、私たちは互いに心を寄せ合う。
冬というシェルターに守られることで意図を浄化させながらも、私たちの人生の可能性は熟している。
古(いにしえ)より、洞窟や城に身を潜め、小屋や家屋に身を寄せながら、季節のリズムとともに生きてきた。
この時期の地球と同様に、内を向いて光を遠ざけ、余分なものを取り除くことで丸裸の素の自分に戻り、自分の脆さと向き合いながらも、生きていることの特権を感じる。
孤高なる追求者としてだけではなく、比類なき個人としてだけでもなく、
個々が時間とともに変化する1つの完全体として、触発された集団、変わり者や逸脱者の集まりとして、個としても完全でありながら、互いを補完し合える方法を学ぶ。
そして、私たちの欠点と短所が、完璧なパズルのピースとなり、共に大きな全体を形成していく方法を知る。
そして私は祈る。私たちをつなげる心に、私たちの頭上にある光に、私たちの足元にある大地に...
自分が愛するものを知り、自分が持つものを愛し、そして魂の奥底で息づくものに沿って人生が生きられることを。
新たな月は私たちの目から隠されているかもしれない、しかし、潮の満ち引きのリズムは刻まれる。
冬の休眠から学ぶことができれば、海の動きから、目に見えない引き寄せの力から学ぶことができるのであれば、
私たちをこの世界に根付かせ、この生命で包みこんでくれるものを見つけることができるだろう。
偉大な力へのひとかけらの信仰が、自分の中の古を自分に取り戻させ、丸裸の素の自分へと立ち返ることができる。
その上で私たちは、ためらうことなく互いに心を寄せ合うことができる。
なぜなら、これこそが、自分を完全にし、互いを補完するために、与えるべきすべてであり、受け取るべきすべてであると私たちは知っているからだ。
この『リズムとともに生きる』は、2019年1月6日に読む、未来の自分への手紙として、2018年3月に書いたものです。
未来の自分へ手紙を書く際は、指定した時期に読むようにリマインダーを設定し、その時が来るまで手紙を見ないで過ごすようにしています。
1月6日になる数日前、私はネットフリックスで配信されている近藤麻理恵さんの番組「KonMari ~人生がときめく片づけの魔法~」を見始めました。
「こんまりメソッド」では、衣類の片付けから始まり、次いで本類など、カテゴリー毎に片付けを進めます。
自分が持っている衣類や本類を全部出して、「これにときめきを感じるか」と問いながら、何を残すか一つずつ判断するのです。
未来の自分へ宛てた手紙が「届いた」時、私は手紙に書かれている通り、すでに「すべてを手放して丸裸になるために、余分なものを取り除く」ことをしていました。
「こんまりメソッド」のプロセスは、実際に人生を好転させるようです。
ときめきに基づいて判断する実践方法は、
まさに私の手紙に書かれていたように「自分が愛するものを知り、自分が持つものを愛し、そして魂の奥底で息づくものに沿って人生が生きられること」に繋がるのです!
未来の自分への手紙には、このような不可思議なことが現実によく起こります。
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NLPトレーナー ニック・レフォース(Nick LeForce)プロフィール
著者より許可をいただき掲載しています。
https://nick-leforce.squarespace.com/blog/2019/1/6/living-with-rhythm
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