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2024.08.13 コミュニケーション

傾聴とは?大切な3原則と信頼関係を築くための4つのポイント

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「傾聴」とは、
ただ耳で話を聞くだけでなく、

相手の立場を理解して、
心でも共感して話を聴くことです。

傾聴にはビジネスや
プライベートにおいて、
相手との信頼関係を深め、

さらに心を通わせるための
コミュニケーションのヒントが
隠されています。

「話し上手は聞き上手」

といった言葉もありますが、
話が上手な人ほど
傾聴のスキルが高いです。

この記事では、傾聴の3原則や
4つのポイント、
傾聴のメリット、
鍛え方をご紹介していきます。

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目次

    1.傾聴とは

    傾聴とは、相手の話をただ耳を傾けて聞くだけでなく、相手に共感して、信頼していることを示すコミュニケーションスキルです。

    方法としては、頷く、表情を変化させる、会話の合間に質問をする、身振り手振りをする、相手の話した言葉を繰り返すことなどがあります。

    傾聴をすることで、相手にとって話しやすいと感じてもらい、信頼関係を築きやすくなります。

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    2.傾聴の3原則

    傾聴の3原則とは、「ロジャーズの3原則」のこと。

    アメリカの心理学者カール・ロジャーズが提唱した、傾聴における大切な3つの考え方です。

    • 相手の立場に立って、相手に共感しながら話を理解する「共感的理解」
    • 相手の話を善悪や好き嫌いで判断せずに聴く「無条件の肯定的関心」
    • 自分も相手もお互いに嘘偽りのない、ありのままの状態で話せる「自己一致」

    参考:ロジャーズの中核三条件 一致:カウンセリングの本質を考える 1

    3.傾聴の4つのポイント

    「傾聴の3原則」は、以前から言われてきた傾聴におけるポイントです。

    この「傾聴の3原則」に加えて、「相手に安心感を感じてもらうこと」も相手と信頼関係を築くためには、非常に大切です。

    ここでは、傾聴で相手に安心感を感じてもらうための、4つのポイントをご紹介していきます。

    3-1.相手に共感する

    あなたが大変な時に、その大変さを分かってもらえると、心がホッとした経験があるかもしれません。

    相手に安心感を感じてもらうためには、まずは相手の考えや感じていることを受け止めて、共感してあげることが大切です。

    相手に伝わる共感のサインとして、頷きや相づち以外にも、

    相手の気持ちに合わせて声のトーンや話すスピードを変えたり、相手の話した言葉を使ってはなしたりすることでも、共感していることが伝わります。

    3-2.相手の意見を否定しない

    今まで自分の意見を伝えた後に、「いや」「でも」といったように、否定された経験はありませんか。

    おそらく誰もが、人生で一度は経験したことがあるかと思います。

    そのように頭ごなしに否定してくる人に対して、あなたは、どんな感情が湧いてくるでしょうか。

    場合によっては、その人を信頼できなくなったり、話しづらいと感じたりすることがあると思います。

    自分の意見ばかりを肯定して伝えてしまい、相手の意見を否定してしまうことには、注意が必要です。

    相手の話を最初から否定せずに、まずは受け止めてみてください。

    3-3.相手の価値観を尊重する

    相手がどんな価値観を持っていても、尊重し、理解を示してあげることが大切です。

    様々な人がいる世の中で、あなたと全く同じような経験をしてきた人はいません。

    あなたにとっては当たり前のことでも、相手にとっては全く経験のないこともあれば、その逆のケースもあると思います。

    自分と異なる価値観を持った相手をただ拒絶するのではなく、尊重して、さらに相手に興味を持つことで、相手は話しやすくなり、心を開きやすくなります。

    3-4.相手に興味を持って話を聞く

    相手に興味を持って話を聞くことで、相手に共感していることが伝わり、より安心感を感じてもらえることができます。

    例えば、気になる人がいた場合は、どんな話でも興味を持って聴けると思います。

    そうした些細な興味や好意を、どんな相手に対しても持つことで、傾聴が上手くなります。

    「あの人のことをもっと知りたい」

    「あの人の苦手と感じる部分を理解したい」

    興味を持つ動機は、なんでもかまいません。

    もちろんその人の迷惑にならない動機にすることが大切ですが、

    自分のためでも、相手のためでも、ぜひ相手に興味を持って話を聴いてみてください。

    4.傾聴の7つのメリット

    ここまで傾聴の3原則と、4つのポイントをご紹介してきました。

    ここからは、傾聴をすることで生まれるメリットを7つご紹介していきます。

    4-1.相手との信頼関係が深まる

    傾聴によって、相手との信頼関係を深めることができます。

    あなたが傾聴することで、相手は安心感を感じやすくなり、その人を信頼したくなるからです。

    例えばあなた自身が、友人や上司・部下と話していた場面を思い出してみてください。

    あなたの話を、頷くなど傾聴しながら話を聞いてくれる人と、無反応で話を聞く人、どちらのほうが話しやすかったでしょうか。

    ほとんどの方が、傾聴しながら話を聞いてくれる人のほうが話しやすいと感じたはずです。

    このように相手と話をする時は、傾聴をすることで信頼関係が深まることに繋がるのです。

    4-2.相手の悩みやニーズを引き出せる

    傾聴しながら話を聞いていくことで、相手は話すうちに考えがまとまったり、安心感を感じて、本音を打ち明けてくれることもあります。

    あなたも、安心できる相手と話す中で、考えがまとまったり、つい自分の本音がこぼれてきた経験があるかと思います。

    もし、あまりコミュニケーションを取れていない上司や部下、営業先のお客様、悩みを抱えた友人がいたら、傾聴を用いたコミュニケーションを増やしてみましょう。

    その人と関わる上でのヒントや、ニーズや悩みを解決する突破口が見えてくるはずです。

    4-3.相手を成長させるきっかけを作り出せる

    相手の悩みやニーズを引き出すことができれば、その相手に合わせたアドバイスができるようになり、さらには相手の成長のきっかけを作り出せます。

    成長のきっかけを作り出して、その相手が実際に成長できれば、相手は、「またあなたに頼りたい」と感じてくれるようになります。

    4-4.話し上手になる

    傾聴によって、相手に解決方法などを提案できるようになるだけでなく、話題に合わせた質問を相手に投げかけることも可能になります。

    冒頭でもご紹介したように、「話し上手は聞き上手」です。

    相手の話題に合わせた質問をする機会が増えていくと、どんな人とも会話をする際に、話題を広げられる上手な話し方ができるようになります。

    あなたが話し上手になるほど、相手との信頼関係もより深まっていくことと思います。

    4-5.良い組織を作り出せる

    相手とより良い関係を築くことが、組織単位でできるようになれば、良い組織が構築されていきます。

    組織の1人と良い関係を築いていけば、そこから良い空気感が広がって、2人、3人と良い信頼関係が生まれていきます。

    もしあなたが組織作りにおいて悩んでいるのであれば、傾聴を試してみてください。

    お互いに相談し合えたり、意見を出し合うことができる安心な場所といったように、あなたが考える良い組織が作り出せるはずです。

    「組織づくり」に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。

    組織づくりとは?組織づくりが上手くいく5つの秘訣を詳しく解説

    4-6.新しい人間関係を作れる

    あなた自身が、周りの人から話しかけやすい、相談しやすいと思われるような人であれば、あなたのもとに人が集まってくることになるでしょう。

    あなたも、話しやすいと感じた人に対して、また話に行こう!と思ったことがあるかと思います。

    例えば組織であれば、あなたが、周りから話しやすいと思ってもらえることで、「〇〇さんに相談したい!」といった噂が広がるとします。

    そうすると、あなたと話したいという人があなたのもとに集まって、新しい人間関係も作れるようになっていきます。

    4-7.話題を増やせる

    筆者である私自身は、傾聴ができればできるほど、コミュニケーションスキルの上達だけでなく、話の話題も増えていくと考えています。

    例えば傾聴によって、信頼関係を築き、悩みやニーズを引き出して解決策を伝えれば、それは自分にとっても考え方や解決策の手段を増やすことに繋がります。

    また、4-6でもご紹介した、新しい人間関係ができれば、そこで出会った人たちとの会話を通して、ジャンルに縛られない豊富な話題が増えていきます。

    私自身もこのような形で知識が増えた経験があります。その経験には、傾聴をしていたから身についたという部分が数多くあると感じています。

    5.傾聴の鍛え方オススメ3選

    では傾聴を鍛えるためには、どのようにすればいいのか、オススメの実践方法を3つご紹介していきます。

    5-1.頷いて聴く

    傾聴がまだ苦手だと感じる方は、まずは相手との会話で、頷いて聴くことから始めてみてください。

    皆さんも経験があると思いますが、頷いて会話を聴くだけでも、相手からすれば、

    「自分の話を聴いてもらえてるんだな」と安心感を感じて、非常に話しやすくなります。

    ですのでまずは、相手の会話に合わせて頷きを入れて話を聴いてみてください。

    5-2.喜怒哀楽を交えて聴く

    頷いて会話を聴くことに慣れてきたら、次に喜怒哀楽を交えた反応をして聴いてみましょう。

    相手の会話の内容に合わせて、喜怒哀楽の表情を出すことで、共感しているということが相手に伝わりやすくなります。

    相手が冗談を言った際には、微笑んだり、笑ったり、相手が悲しい話題をしている際は、一緒に悲しそうな表情をしてみましょう。

    表情などを駆使して、相手に喜怒哀楽が伝わるように話を聴いてみてください。

    5-3.誰かの傾聴を真似してみる

    頷いて聴く、喜怒哀楽を交えて聴く、この2つに慣れてきたら、今度は傾聴が上手いと思う身近な人を真似してみましょう。

    相手によって、話しやすいと感じる傾聴は違います。

    あなたが話しやすいと感じた傾聴を自分でも実践してみたり、上手だと思った人の傾聴を真似してみることで、より傾聴が上手い素敵な人になることができます。

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    6.さらにコミュニケーション能力を高めるために

    ここまで傾聴の3原則や7つのメリット、鍛え方についてご紹介してきました。

    傾聴はビジネスだけでなく、プライベートにおいても、一生大切になるコミュニケーションスキルです。

    当サイトの運営元NLP-JAPANラーニング・センターでは、心理学NLPを学ぶことができるスクールも運営しています。

    心理学NLPには、今回ご紹介した傾聴など、相手との信頼関係を築くコミュニケーションの基礎から、

    人生の方向性が明確になる気づきや体験、目標達成・問題解決のスキル、自信やセルフイメージの向上、心理的なマイナス面の解消など、

    人生とビジネスで使える学びが豊富にあります。

    その効果の高さから、経営者をはじめ、会社員、コーチ、コンサル、カウンセラー、教授、弁護士、主婦、学生の方など、幅広い方に学ばれています。

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