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2024.07.09 人生

一度きりの人生をより充実させるために、中年期にやっておきたいこと

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人生100年時代に突入したと言われ、
人生は一度きりと考えられていますが、
人生は残りどのくらいあるのでしょう?

そして私事ですが近年、60代前半で親戚が他界し、
思い出すと胸が締め付けられるように感じます。

病気による他界で夢が実現しなかったと聞き、
やりきれない思いを感じます。

私も、いつ終わりが来るかわからない。
さらに地震もあるし、伝染病もあるし、
気になることは山ほどありますね。

でも、会いたい人、行きたい場所など、
やり残してること、やってみたいことが、
まだまだたくさんあります!

そこで、一度きりの人生をより良くするために
今できることを記していきます。

目次

    1.一度きりの人生の「残り」でやりたいことを絞り込む

    一度きりの人生と言っても、後どのくらい残されているのかによって、できることは変わってきます。いつ人生が終わるのかは、明確にはわからないわけですが、ある程度設定しておくことで、現状との差が明確になってくるでしょう。

    人生のゴール・終わりを想定して、【差】である残りの時間でなにをやって埋めていくのが、自分の人生を充実させてくれるのかを絞り込んでいきましょう。

    1-1.一度きりの人生の終わりを想定する

    一度きりの人生が、24時間で考えると今何時か?ということが簡単にわかるのが人生時計の考え方です。※今の年齢を3で割るだけです。

    45歳なら、45÷3=15時という考え方です。

    私はだいたい14:30頃なのですけど、『午後だ!』というのを自覚しました。

    これは全くもってただの想定であって、もっと短いかもしれないし、もっと長いかもしれないのですが、人生の『残り』を実感するのには役立ちました。
    私、もう、けっこう時間がないです。

    一度きりの人生と言いながら、終わりが間近だったり、終わってからではできることも限られてくるので、いつ頃終わるのか?を意識するのは大事でしょう。

    家族や親戚の状況からも、ある程度は想定できることもあるので、それらも考慮しつつ、終わりを想定します。

    ※書籍:DIE WITH ZEROには、Final Countdownという余命を示すアプリが紹介されていましたが、アプリを入れなくても終わりを想定できるよう人生時計をご紹介しました。

    【出典・参照元】
    DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール ビル・パーキンス(著),児島 修(翻訳),出版社:ダイヤモンド社

    1-2.右脳と左脳のやりたいことを書き出す

    1-1で終わりが想定できたら、やりたいことを書き出しましょう。

    まずは右手でペンを持ち、自分に質問を投げかけます。

    『私が、残りの人生でやりたいことはなんだろうか?』

    (5分間タイマーをかけて、ひたすら答えを書き出す)



    次に左手でペンを持ち、同じように自分に質問を投げかけます。

    『私が、残りの人生でやりたいことはなんだろうか?』

    (5分間タイマーをかけて、ひたすら答えを書き出す)



    質問の答えを探すときだけ右手と左手を使い分け、書くときは利き手で大丈夫です。

    あれば、付箋に書き出していくと、この後の並び替えがらくです。

    これは、私が心理学NLPのトレーナーである、スージー・スミス氏から聞いた方法です。
    右脳と左脳を使ってアイディアを出すのに役立ちます。

    右脳から出た命令は、左半身の筋肉を動かし、左脳は右半身の動きをコントロールする※ことを利用しています。右脳と左脳は解像度が違うため、使う手によって、ざっくりした情報が出てきたり、詳細な情報が出てきたりして興味深いです。

    もちろん5分間では足りない方も多いと思うので、
    左右両方に同じ時間を取って、もう出ない!というところまで取り組んでみてください。

    1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き | 加藤俊徳(著)

    次に、書籍:DIE WITH ZEROをもとに、年齢ごとのバケツを書いて、その中にやりたいことを入れていきます。

    1で寿命を確認してからこれを作ると、できることが限られていると認識できます。

    例えば「ペルーのマチュ・ピチュに行き、自分の足で山を登って遺跡を巡る」のように時間とお金と体力がいることは、早めに設定する必要が有ることに気づけるのです。

    私が今いる会社では10年以上勤務すると、1ヶ月の特別休暇を取れる制度があるので、コロナ禍が落ち着いたら小笠原諸島に行こうと思っていました。ですが、小笠原はもうちょっと老け込んでも行けそうだ、高山のマチュ・ピチュが先だな・・・などとわかるのはいいですね。

    そして、書籍:DIE WITH ZEROの中で著者は、このように記しています。

    「人はだれでも常に思い出を通して、人生の出来事を再体験できる」

    これは、経験にお金を使うと、その楽しかった思い出とずっと生きることが出来て、思い出を再体験できるので豊かな人生を過ごせるという意味で書かれています。

    ですので、『貯蓄は大事だが早めに使い始めて、思い出としての資産を残して、お金自体としての資産をゼロに近づけて死ねるようにしよう』と書かれていました。

    やりたいことのリストを残りの時間に当てはめて絞り込んでいき、一度きりの人生を、より充実したものに出来たら良いですよね。

    コラム
    実践心理学NLPとは、1970年代のアメリカで生まれた心理学です。3人のセラピストを研究しセラピースキルとして体系化。その後ベトナム戦争帰還兵のトラウマ治療において高い成果を出して広まっていきましたが、NLPを教える団体によって独自の進化を遂げているのが実情です。

    伝統や古典の領域を出て、先述のスージー・スミス氏のように脳科学とも融合したNLPを広め、より健やかに生き生きと暮らせるように進化させている人もいます。

    そして、この言葉は実践心理学の分野で悪い意味でも言われています。 ⇒「人はだれでも常に思い出を通して、人生の出来事を再体験できる」

    「そりゃそうだ」と言われそうですけど、トラウマ的な出来事を思い出すことで再体験してしまうこともあります。何度も自分に大変な思いをさせてしまうので、「このことは、もう終わりにしよう」と声に出して言って、過去と決別することも大事でしょう。

    【出典・参照元】 NLP学び方ガイド NLPの歴史

    1-3.これまでの自分史を作る

    一度きりの人生を充実させようと試みるとき、1-2のような未来の年表を作ることが多いのですが、ここでは、過去の自分史を作ることをおすすめします。

    書き出してみると、自分が大事にしていることや、良かったこと、会いたい人、二度とやりたくないこと、未だに解消できていない想いなどがわかるので、一度きりの人生をより濃く、力強く生き抜く事ができると期待できるからです。

    何年何月何日、誕生から始めて、どんな事があって何を思ったか、大きなインパクトを及ぼしたこと、大事な出会いなどをいくつか書いてみましょう。

    例えば私の場合です。

    【幼稚園】

    • お遊戯で海賊に憧れ海賊役に立候補したら、女子は2人だけだった。その女の子と仲良くなったが、その子が入院した時に寂しかった
    • うっかり、飴を食べながら車から降りたら、大型犬にベロベロ舐められて怖かった

    【小学校】

    • 一年生のときの同級生に誰にでも暴力を振るう子がいて、生まれて初めてお腹を殴られた
    • 優しくて大好きな先生が、小学生時代に図書館にある本を全部読んだと聞いて、自分も図書館の本をたくさん読もうと決めた
    • 苦手な水泳をできるようになって、泳ぐ姿が若鮎のようだと褒められて嬉しかった

    【中学校】

    • 私を含む課題ができなかった生徒全員が、男性教諭から思いっきりげんこつを頭に食らったあげく「お前らのせいで先生も手が痛いんだぞ」と怒鳴られた。思い返すと腹立たしい
    • 水泳を続けていたことで体が強かったのか、無遅刻・無欠席・無早退の皆勤だった

    こんな事でよいです。
    自分という人間ができる中で、意味があった出来事に気づくでしょう。

    あの友達との体験はこんなに長く私を支えてくれていた、という良いものもあれば、誰かの一言で感情の負債とも言える、ネガティブなものが残っている、ということに気づくこともあるでしょう。

    あぁ、これが転機になったんだなとか、これがあったから、なんか神経質な部分があるんだなとか、あの頃の親の年齢を超えているんだなとか、書き出してみると、現在の「自分という人」がわかってきます。

    ここでやっておきたいのは、一度きりの人生をさらに充実させるために、自分史を見返して「案外いろいろ乗り越えている」と気づくことです。

    そして、あれはこうすればよかった・・・という後悔があれば、そこを塗り替えるようなことを、未来に取り組むことです。

    もしも、「あれ、これ繰り返し起こる問題だな」と気づくことがあれば、それはどこかで本腰を入れて解消しておくことで、一度きりの人生はさらに充実するでしょう。

    後悔先に立たずではありますが、できる限り後悔を減らして、気持ちの切り替えをして、一度きりの人生を充実させるために、生き切って終わりたいと思っています。

    1-4.やりたくないことリストも作っておく

    これは、1-2の補足のようなことです。

    人は、「やりたい!」ということが見つかると、そこにモチベーション高く向かっていける場合と、「やりたくない!」ということが見つかる方が、強い意志で取り組める場合があります。

    これは、心理学的には、目的志向と問題回避として分けて考えられますが、多くの人が両方の考え方を持っており、取り組む内容によってどちらの考え方が強く出るかは異なります※。

    ですので、1-2を作ってみて、不足を補うように「やりたくないこと」もリストに入れると良いでしょう。

    やりたくないこと、避けたいこと、こうはなりたくないということが浮かばない方は、
    書籍『死ぬ瞬間5つの後悔』を参考にして損はないでしょう。

    この後悔しやすい5点を参考にして、やりたいことを絞り込むのも良さそうです。

    1. 自分に正直な人生を生きればよかった
    2. 働きすぎなければよかった
    3. 思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
    4. 友人と連絡を取り続ければよかった
    5. 幸せをあきらめなければよかった

    そして、私が自分史を振り返りながらこの「2.働きすぎなければよかった」を見ると、20代の新卒時代に、月に4日休みがあって、その内の2日は新人研修だったという働きすぎ時代を懐かしく思いますし、良い体験だったと振り返ることが出来ますが、、、

    この先、あの働き方は「もうしたくない」と思います。

    このように、自分史と後悔しやすい5点を照らし合わせてみても良いかもしれませんね。

    さて、ここまでの取り組みで、終わりがなんとなく定まって、やりたいこと、これまでの自分、やりたくないことが揃いました。

    ここで、一度きりの人生が充実したものにできそうな方は、早速やりたいことを始めてください。

    いや、実はやりたいことも、やりたくないことも、出しては見たけど、面白みがないんだよね。。という方には、次の章で、自分の思考の枠組みを超える方法を続けてご案内します。

    そして、どうしても踏み出せない、変われないという方へ役立つ情報を3章でご案内していきます。

    【出典・参照元】
    死ぬ瞬間の5つの後悔 ブロニー ウェア(著),Bronnie Ware(原著),仁木 めぐみ(翻訳),出版社:新潮社

    【人を動かす影響言語】LABプロファイル。内容・活用事例・学び方を徹底解説!

    2.自分の思考の枠組みを超える方法

    1章でなんとなくやりたいことリストは出来たけど、過去の延長のようなものになっていて、あまり気持ちが盛り上がらないようなら、自分の思考の枠組みを超える質問をしてみましょう。

    使うのは「as if フレーム」です。(そのままアズイフフレームと呼んでます)

    もしも、できるとしたら?という質問です。

    • もしも、10歳若かったら、何したい?
    • もしも、体力が有り余るほど元気だったら、何したい?
    • もしも、1ヶ月休めるとしたら、何したい?
    • もしも、才能が降ってくるとしたら、何したい?
    • もしも、家族がいるとしたら、何したい?
    • もしも、独身だったら、何したい?
    • もしも、無限にお金があったら、何したい?

    などのように、自分の今の状況ではないことを設定してやりたいことを出してみましょう。

    絶対無理だわ・・・ということが出てくることもあるかもしれませんが、「一度きりの人生だから、できるように準備してみよっかな」という展開もあるかもしれません。

    でもここで、やりたいことを追加で書き出したりして、一度きりの人生を充実させる準備ができたところで、なんらかのブレーキに気づくかもしれません。

    本当にできるだろうか?
    こんなことやっても良いんだろうか?
    一度きりの人生だからって、思い切り舵を切って良いのかと考えるでしょう。

    加えて、多くの場合20歳頃までに経験したことから、いろいろな自分の価値観が出来上がっていたりもします。もう若い頃のように大きな変化は無理なのでは?という疑問も出てきます。

    そこで、大人になっても変われるのだろうか?という疑問を掘り下げて、一度きりの人生を、充実したものにできるよう準備をしていきましょう。

     

    【出典・参照元】
    NLP用語集:アズ・イフフレーム

    3.大人になっても変われるのか

    自分史を書いてみたことで、『こんな自分とはもうお別れだ!』とか、『これはもう一度ぜひやりたい!』とか、何らかの大きな変化や変身願望を持った方もいらっしゃるかもしれません。

    そこでここからは、『大人になっても変われる』ということについてご紹介していきます。

    3-1.40代以降も人は精神的発達がある

    通常、発達心理学によれば、人間は30歳くらいまでに、精神的な発達を遂げるとされていますが、精神科医・高橋和巳氏の著書によると、人によっては劇的な気付きで40代以降に変わる人もいるとのことです。

    ここで言う精神的な発達とは、生まれてから成人になるまでの間に段階を追って獲得する「各発達期(乳児期、幼児期、学童期、思春期、成人期)に特徴的な世界と自分についての解釈」です。

    高橋氏が接しているのは、主にこころを病んでいる状態の方が多いため、そのような、非常に悩みが大きくなって生活に支障を来す状態の方が、劇的に変わられていく様子は、読んでいると人間の力強さや可能性をひしひしと感じます。

    劇的な変化を遂げた方々は、その結果、過去の辛い記憶や、接している他人を変えることは出来なくても、過去や現状を捉える自分が変わることは出来るようになって行かれ、結果的に良い状況になっていっているようです。

    一度きりの人生、今、不満があるとか、自分を信じられない、もう変われる気がしない、でも変わりたいという方は、ぜひ、年齢を重ねていても変わることが出来ている方々がいることを励みに、一度きりの人生をより良いものへ変えていってください。

    そして、何故か『もっと人生を良くしなくてはならない』という気持ちが、自然に湧いてくるようであれば、心理学者マズローの言葉をご紹介しておきます。

    人間は、本来の性質からして、さらにさらに完全な生命へ、より一段と完全な人間性の実現へと駆りたてられるもので、それは樫の実が樫の木へと「駆りたてられ」、トラが猛虎に、馬が馬らしくなるよう「推し進められる」のとちょうど同じような自然的科学的意味をもつのである。

    マズローは自己実現しつつある、健康な人を対象に研究されており、満ち足りているのに、何らかの向上を目指す自分に気づかれたようならば、恐らく、それは人間に共通した成長への欲求と考えられます。

    【出典・参照元】

    人は変われる: [大人のこころ]のターニングポイント 高橋 和巳(著),出版社:筑摩書房

    完全なる人間 [第2版]:魂のめざすもの アブラハム・H・マスロー(著),上田 吉一(翻訳),出版社:誠信書房

    3-2.それでも変われない原因とされるもの

    『40代以降も人は変われる』、『もっと人生を良くしたいと思うのも自然だ』とわかっても、なぜか、踏み出せないようでしたら、ネガティブな思い込みが隠れている可能性があります。

    私の場合ですが、『私は何もできない』というネガティブな思い込みが隠れていることが、数年前にわかりました。それが出来上がった背景は、家が傾く大変な自体で、私がまだ7歳という状況でした。

    家が大変な自体なのに、自分が何も出来ないことがわかって、『私は何もできない』と思い込んだのです。

    今考えれば、7歳が何も出来ないのは当然です。
    ですがこの思い込みを作ったことは憶えておらず、意識的には『何でもやるぞ!』という気持ちで生きていると思っていました。

    そして、潜在意識には『私は何もできない』というネガティブな思い込みがあるので、あと一歩が踏み込めなかったり、積極性が欠けたりしていたのです。

    人間の心理というのは、人生のどこかで決め込んだ思い込みの影響を受けていて、意識的な行動を取っていると考えられています。

    私がこの思い込みに気づいて変えて行けたのは、NLPマネークリニックというセミナー参加が要因の1つです。ご興味のある方はこちらをご覧ください。

    ※NLPマネークリニック について詳しくはこちら。
    NLPマネークリニック®セミナー

    さて、ここまで、一度きりの人生を充実したものにして行くために、新しいことをすること、変化を遂げることを提案してきました。

    ですが、案外、このままを維持するために毎日を懸命に生きることが、自分にとって最高だと気づいた方もいらっしゃるかもしれませんね。

    それはそれで、自分が一度きりの人生を充実したものにする、最適な方法だと思いますので、ぜひ、その気づきを尊重してください。

    まとめ

    一度きりの人生を充実したものにするために、4つのご提案をしました。

    1. 人生の終わりを想定する
    2. やりたいことをやたらめったら書き出す
    3. 自分史を振り返る
    4. やりたくないことも書き出す

    そして、自分の思考の枠を超える質問をして、さらにやりたいことへの思考を広げて行く方法もありましたね。

    人は歳を重ねてからも、劇的な精神的発達を遂げる事がある話もご紹介しつつ、安泰が最高ならば、それに気づけるようなご提案で終わりました。

    今後も常に、

    • もし、やったらどうなるか?
    • もし、やらなかったらどうなるか?
    • やってうまくいく可能性があるように、やらないでうまくいく可能性もある。
    • やって失敗する可能性があるように、やらないで後悔する可能性もある。

    様々な想定をして、一度きりの人生を充実させていきたいですね。

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