メンバーの皆が、ワイワイと楽しそうに話しているお昼時。でも立場上加わりづらく、疎外感を感じる。
『今週もなかなか、いい具合に進んだな』と振り返りながらも、孤独を感じる休み前の夜。
リーダーってやっぱり・・・
- 皆、孤独なんだろうか?
- 孤独とは、皆が通る道なのだろうか?
- 他のリーダーはどうやってこの状況を乗り越えて、さらなる上のステージに昇っていったのか?
と考える時があるかもしれません。
そしてリーダーは、部下やメンバーを守り、導く一方で、上司からの指示に従わなくてはならないという立場にいます。
とは言えイエスマンでいると、信頼を損ねるばかりか、嫌な顔をされる場合もあります。
上と下の間で、『孤独だな・・・』と思うこともあるでしょう。
そこで、孤独を味方にしたい時に効果的な、孤独を前向きに捉え、さらなる進化を遂げるための情報を集めました。
さあ早速、さらなる上のステージへと突き進んでいきましょう。
目次
1.リーダーは皆、孤独なのか?
はい、リーダーのように上に立つ人は皆、孤独です。
私がインタビューしたリーダー達の、孤独についての証言を紹介しましょう。
- リーダーはいつも孤独です。弱い人々が群れるのです。
メンバーとの交流は大事ですが、彼らは配下にあります。リーダーとして、率いるのです。 - 上にゴマすりしながら、実力を伴わずにのし上がった場合、孤独は感じないかもしれません。ただし、仕事の実力を磨かず、妥協で生きていくのは恥ずかしい生き方です。だから孤独でいいんです。
- リーダーは理解されないという意味で、孤独です。孤独で当たり前。
同じ立場にならなければ、同じ気持ちや考え方は、伝わらなくて当然なのです。 - リーダーの孤独、よくわかります。攻略は、とにかくビジョンの共有をすること。
- 部下とのコミュニケーションはとても大切にするが、馴れ合ってはいけない。
常に一つ先の視点を、見ておかなければいけないことは、ある意味孤独である。 - チームを家族と考えると、リーダーはメンバーにとって、父親のような立場です。
子どもであるメンバーを活かすために日々考え、動きます。
必然的に子どもと同じようには出来ず、孤独を感じることもあります。 - リーダーとしてチームを率いている時、自分の決断が皆のゴールを決めると思うと、責任重大で孤独な気はします。
とはいえ、それが当然過ぎて、だからこそリーダーを任されているんだと受け止めています。 - リーダーはもちろん、メンバーだって、現場を任され、責任を持って担当していれば孤独なのかなと思います。
皆がそれぞれの場を守り、孤独を当たり前に受け入れて働いているんだと思います。お互いの深い理解により、チームとして成り立っています。
ここからわかることは、
リーダーは、
- 強いから孤独である
- 実力主義だから孤独である
- 妥協しないから孤独である
- 理解されないから孤独である
- 違う立場にいるから孤独である
- 見ているビジョンが違うから孤独である
- 先の視点を見ているから孤独である
- チームを守るために孤独である
- メンバーの責任を負っているから孤独である
ということです。
次に、日本経営品質賞(「卓越した経営品質の仕組み」を有する企業を表彰する賞)を2度も受賞した企業、株式会社武蔵野の代表小山昇さんの書籍からの引用です。
リーダーとは、
物事を熟知して、実行することが出来る人です。
リーダーとしての意図をはっきり示すことの出来る人です。
組織という1つの目的意識を持った集団のトップのことです。
議長ではない。
リーダーの条件とは、
人より早く気づき、それを他人に伝えることです。
継続して人をときめかせることです。
【出典・参照元】仕事ができる人の心得 小山昇著 出版社: CCCメディアハウス
これを満たす人が、チームのメンバーと同じところに立っているはずはありません。
同じ立ち位置にいては、リーダーとしての条件を満たせないのです。
よって、『リーダーは、俯瞰した立場でチームを率いる必要があり、孤独である』と言えます。
2.実は、チームを率いるために、リーダーの孤独は必要だった!
リーダーがチームを強くするためには、孤独が必要であると言えるでしょう。
何故なら、1章の書籍引用文の通り、リーダーが俯瞰してチームの状況を見て、人より早く気づき、判断して、決断して、率いていくのには、孤独であることが必須だからです。
加えて、リーダーがメンバーのご機嫌を伺うような【迎合】は指揮しづらくなるだけだからです。迎合して同じ位置に立ってしまうと、リーダーの責任を果たせなくなります。
以下の悪循環の例を参考に、リーダーの孤独により生まれる、チームの健全な関係性を見ていきましょう。
最初は・・・
リーダー就任当初は、
- メンバーだった頃の気持ちを忘れないようにしよう
- メンバーに寄り添うリーダーになろう
- 一人一人のケアを行っていこう
という気持ちで始めた対応かもしれません。
これ自体は、理想的であるようにも見えます。
ただし、迎合とは、自分の考えを曲げても、他人の意に従って、気に入られるようにすることです。リーダーが迎合するというのは、メンバーの顔色をうかがって、メンバーに合わせ過ぎている状態を指しています。
最終的に、仲良しグループになってしまった場合には、次に記すような、不健全な関係性が生じる心配があります。
最終的に・・・
これは、リーダーが良かれと思って取った行動に、メンバーがすっかり甘えてしまった結果です。リーダーはメンバーの業務まで請け負うことになり、リーダーの役割を果たすことが出来ない状況です。
それでは、リーダーが孤独を維持し、チームを導くことが出来る、理想的な関係を見てみましょう。
理想的な関係
このようにリーダーがチームを俯瞰できるほど、チームを健全に保つことが出来るのです。
また、リーダーがメンバーに交わらないでいること、つまり孤独を保つことで、ほどよい緊張感が持てることも、効果的に作用するでしょう。
孤独、言い換えると【俯瞰した視点】こそ、リーダーに求められているのです。
3.リーダーの孤独を、新たな枠組みで捉え直そう
リーダーにとって、孤独は必要なことです。
ただ、孤独を「一人ぼっちだ」「孤立している」「疎外感を感じる」と捉えることは、チーム作りにとってマイナスに働いてしまいます。
そこで、新たな枠組みで、リーダーの孤独を捉え直すと良いでしょう。
その解決法として、リフレーミングという方法を紹介します。
【リ・フレーム】つまり、フレーム・枠組みをかけ直してみることです。
子供時代に作った、「孤独とは寂しいこと」というような枠組みを一旦外し、以下のような【リーダーとしての孤独】の新たな枠をかけていきましょう。
孤独 | 新たな枠 | |
---|---|---|
孤独 | とは | ビジョンが共有できていないだけ |
俯瞰できる立ち位置 | ||
チームを導くための必然 | ||
一目置かれている証拠 | ||
際立っていること | ||
自分を見つめる時間 | ||
孤独 | だからこそ | 強くなれる |
手腕が発揮できる | ||
上昇し続けられる | ||
個の力を伸ばす時間とチャンスが与えられる | ||
公平性を保つことが出来る | ||
冷静に対応できる | ||
孤独 | すなわち | 集中できる状況 |
選ばれた証拠 | ||
責任を負っている証 | ||
自立している結果 | ||
妥協しない結果 | ||
リーダーに必須の立場 |
このように、【孤独】をリフレーミングすると、丹田に重心があるような、覚悟が定まるような、どっしりとした安定感と強い気持ちを感じられるかもしれません。
または、気持ち新たに、背筋がすっと伸びて遠くまで見通せるような、視界や世界観の変化を感じるかもしれません。
早速、リーダーとしての孤独の捉え方を、取り入れていきましょう。
4.まとめ
ふとした時に、リーダーの立場で孤独を感じるのは、どうやら必然で、避けられないこととわかりました。
そこで、
- リーダーの孤独が、チームを健全に保つ秘訣であること
- リーダーは、孤独をどう捉えているのかについての事例
をご紹介しました。
これらにより、孤独とは、リーダーとして手腕を発揮できる状態であると言えるでしょう。
さぁ、孤独との向き合い方や、捉え方がわかった今、安心してリーダーとしての職務を全うし、さらなる高みを目指して突き進んでいきましょう。
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