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2024.07.17 人間関係

リーダーは孤独か?孤独を正しく捉えてこそ、強いチームは作られる

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メンバーの皆が、ワイワイと楽しそうに話しているお昼時。でも立場上加わりづらく、疎外感を感じる。
『今週もなかなか、いい具合に進んだな』と振り返りながらも、孤独を感じる休み前の夜。

リーダーってやっぱり・・・

  • 皆、孤独なんだろうか?
  • 孤独とは、皆が通る道なのだろうか?
  • 他のリーダーはどうやってこの状況を乗り越えて、さらなる上のステージに昇っていったのか?

と考える時があるかもしれません。

そしてリーダーは、部下やメンバーを守り、導く一方で、上司からの指示に従わなくてはならないという立場にいます。
とは言えイエスマンでいると、信頼を損ねるばかりか、嫌な顔をされる場合もあります。
上と下の間で、『孤独だな・・・』と思うこともあるでしょう。

そこで、孤独を味方にしたい時に効果的な、孤独を前向きに捉え、さらなる進化を遂げるための情報を集めました。

さあ早速、さらなる上のステージへと突き進んでいきましょう。

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目次

    1.リーダーは皆、孤独なのか?

    はい、リーダーのように上に立つ人は皆、孤独です。
    私がインタビューしたリーダー達の、孤独についての証言を紹介しましょう。

    • リーダーはいつも孤独です。弱い人々が群れるのです。
      メンバーとの交流は大事ですが、彼らは配下にあります。リーダーとして、率いるのです。
    • 上にゴマすりしながら、実力を伴わずにのし上がった場合、孤独は感じないかもしれません。ただし、仕事の実力を磨かず、妥協で生きていくのは恥ずかしい生き方です。だから孤独でいいんです。
    • リーダーは理解されないという意味で、孤独です。孤独で当たり前。
      同じ立場にならなければ、同じ気持ちや考え方は、伝わらなくて当然なのです。
    • リーダーの孤独、よくわかります。攻略は、とにかくビジョンの共有をすること。
    • 部下とのコミュニケーションはとても大切にするが、馴れ合ってはいけない。
      常に一つ先の視点を、見ておかなければいけないことは、ある意味孤独である。
    • チームを家族と考えると、リーダーはメンバーにとって、父親のような立場です。
      子どもであるメンバーを活かすために日々考え、動きます。
      必然的に子どもと同じようには出来ず、孤独を感じることもあります。
    • リーダーとしてチームを率いている時、自分の決断が皆のゴールを決めると思うと、責任重大で孤独な気はします。
      とはいえ、それが当然過ぎて、だからこそリーダーを任されているんだと受け止めています。
    • リーダーはもちろん、メンバーだって、現場を任され、責任を持って担当していれば孤独なのかなと思います。
      皆がそれぞれの場を守り、孤独を当たり前に受け入れて働いているんだと思います。お互いの深い理解により、チームとして成り立っています。

    ここからわかることは、

    リーダーは、

    • 強いから孤独である
    • 実力主義だから孤独である
    • 妥協しないから孤独である
    • 理解されないから孤独である
    • 違う立場にいるから孤独である
    • 見ているビジョンが違うから孤独である
    • 先の視点を見ているから孤独である
    • チームを守るために孤独である
    • メンバーの責任を負っているから孤独である

    ということです。

    次に、日本経営品質賞(「卓越した経営品質の仕組み」を有する企業を表彰する賞)を2度も受賞した企業、株式会社武蔵野の代表小山昇さんの書籍からの引用です。

    リーダーとは、
    物事を熟知して、実行することが出来る人です。
    リーダーとしての意図をはっきり示すことの出来る人です。
    組織という1つの目的意識を持った集団のトップのことです。 議長ではない。

    リーダーの条件とは、
    人より早く気づき、それを他人に伝えることです。
    継続して人をときめかせることです。

    【出典・参照元】仕事ができる人の心得 小山昇著 出版社: CCCメディアハウス

    これを満たす人が、チームのメンバーと同じところに立っているはずはありません。
    同じ立ち位置にいては、リーダーとしての条件を満たせないのです。

    よって、『リーダーは、俯瞰した立場でチームを率いる必要があり、孤独である』と言えます。

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    2.実は、チームを率いるために、リーダーの孤独は必要だった!

    リーダーがチームを強くするためには、孤独が必要であると言えるでしょう。

    何故なら、1章の書籍引用文の通り、リーダーが俯瞰してチームの状況を見て、人より早く気づき、判断して、決断して、率いていくのには、孤独であることが必須だからです。

    加えて、リーダーがメンバーのご機嫌を伺うような【迎合】は指揮しづらくなるだけだからです。迎合して同じ位置に立ってしまうと、リーダーの責任を果たせなくなります。

    以下の悪循環の例を参考に、リーダーの孤独により生まれる、チームの健全な関係性を見ていきましょう。

    最初は・・・

    リーダー就任当初は、

    • メンバーだった頃の気持ちを忘れないようにしよう
    • メンバーに寄り添うリーダーになろう
    • 一人一人のケアを行っていこう

    という気持ちで始めた対応かもしれません。

    これ自体は、理想的であるようにも見えます。

    ただし、迎合とは、自分の考えを曲げても、他人の意に従って、気に入られるようにすることです。リーダーが迎合するというのは、メンバーの顔色をうかがって、メンバーに合わせ過ぎている状態を指しています。

    最終的に、仲良しグループになってしまった場合には、次に記すような、不健全な関係性が生じる心配があります。

    最終的に・・・

    これは、リーダーが良かれと思って取った行動に、メンバーがすっかり甘えてしまった結果です。リーダーはメンバーの業務まで請け負うことになり、リーダーの役割を果たすことが出来ない状況です。

    それでは、リーダーが孤独を維持し、チームを導くことが出来る、理想的な関係を見てみましょう。

    理想的な関係

    このようにリーダーがチームを俯瞰できるほど、チームを健全に保つことが出来るのです。

    また、リーダーがメンバーに交わらないでいること、つまり孤独を保つことで、ほどよい緊張感が持てることも、効果的に作用するでしょう。

    孤独、言い換えると【俯瞰した視点】こそ、リーダーに求められているのです。

    3.リーダーの孤独を、新たな枠組みで捉え直そう

    リーダーにとって、孤独は必要なことです。

    ただ、孤独を「一人ぼっちだ」「孤立している」「疎外感を感じる」と捉えることは、チーム作りにとってマイナスに働いてしまいます。
    そこで、新たな枠組みで、リーダーの孤独を捉え直すと良いでしょう。

    その解決法として、リフレーミングという方法を紹介します。
    【リ・フレーム】つまり、フレーム・枠組みをかけ直してみることです。

    子供時代に作った、「孤独とは寂しいこと」というような枠組みを一旦外し、以下のような【リーダーとしての孤独】の新たな枠をかけていきましょう。

    孤独 新たな枠
    孤独 とは ビジョンが共有できていないだけ
    俯瞰できる立ち位置
    チームを導くための必然
    一目置かれている証拠
    際立っていること
    自分を見つめる時間
    孤独 だからこそ 強くなれる
    手腕が発揮できる
    上昇し続けられる
    個の力を伸ばす時間とチャンスが与えられる
    公平性を保つことが出来る
    冷静に対応できる
    孤独 すなわち 集中できる状況
    選ばれた証拠
    責任を負っている証
    自立している結果
    妥協しない結果
    リーダーに必須の立場

    このように、【孤独】をリフレーミングすると、丹田に重心があるような、覚悟が定まるような、どっしりとした安定感と強い気持ちを感じられるかもしれません。

    または、気持ち新たに、背筋がすっと伸びて遠くまで見通せるような、視界や世界観の変化を感じるかもしれません。

    早速、リーダーとしての孤独の捉え方を、取り入れていきましょう。

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    4.まとめ

    ふとした時に、リーダーの立場で孤独を感じるのは、どうやら必然で、避けられないこととわかりました。

    そこで、

    • リーダーの孤独が、チームを健全に保つ秘訣であること
    • リーダーは、孤独をどう捉えているのかについての事例

    をご紹介しました。

    これらにより、孤独とは、リーダーとして手腕を発揮できる状態であると言えるでしょう。

    さぁ、孤独との向き合い方や、捉え方がわかった今、安心してリーダーとしての職務を全うし、さらなる高みを目指して突き進んでいきましょう。

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