影響力のある人と聞いて、
あなたはどのような人を
思い浮かべますでしょうか?
もしかしたら、これまでに
影響力のある人と出会い、
自分も同じように影響力を持ちたい、
とお考えになっているかもしれませんね。
この記事では、
影響力のある人に
共通している特徴を解説し、
それをもとに、
影響力を持つための方法を
具体的にご紹介していきます。
目次
1.影響力のある人の10の特徴
あなたの周りには、『この人の言葉なら信じられる』『あの人が言うならやってみようかな』と思えるような人はいますか?
きっと、職場や友人、家族、インフルエンサーなど、あなたの中で、この人の言葉を信じてやれば、いい結果が生まれると信じて、行動した経験があるのではないでしょうか。
それは、その人からの影響を少なからず受けているということです。
影響力とは、「働きかけを通して、人の心を動かす力」と定義すると、理解しやすいかもしれません。
そんな影響力がある人には、どのような特徴があるのかご紹介していきます。
1-1.笑顔が絶えず愛嬌がある
常に笑顔で愛嬌のある人の近くには、たくさんの人が集まっていますよね。
笑顔な人のところには、ずっと真顔でいる人よりも、自然と人が引き寄せられるのです。
例えば、職場の上司が常に真顔で、愛嬌がない人だとしたら、その上司に話しかけたり、近づいたりしづらいですよね。
一方で、愛嬌があり、話しやすい上司だとしたら、相談がしやすかったり、アドバイスも試してみたりと自分自身の行動が変わってくると思います。
笑顔と愛嬌には、周囲の行動や相手の心理に影響を与える力があるのです。
このように影響力のある人は、笑顔が絶えず愛嬌があり、人の心を動かす力に長けているのが特徴の一つです。
1-2.自分の意見をはっきりと言える
影響力のある人は、自分の意見をはっきりと言うことも特徴として挙げられます。
自分の意見をはっきりと言えるか言えないかで、相手に影響を与える力は大きく変わります。
あなたは相手の言葉に流されて、すぐ自分の意見が変わってしまう人のことを信用することができますか?
相手の言葉に流されるということは、その事に対して自分の強い意思がなく、関心も高くないということですから、なかなか信用には繋がりづらい傾向があります。
一方、すぐ自分の意見が変わってしまうことに対して、
「そんな事はない。ただ、相手の意見を尊重しているだけだ。」
といい意味で捉えることも可能ではあります。
しかし、意見を変えるにしても
「自分はこう思っていた、その上で今の話を聞くとこっちの方が良いのではないか。」
とこのように、自分の意見を踏まえた上で意見を変えるのであれば、それは柔軟性があることに繋がります。
自分の意見をはっきりと主張できるか、そうでないかで、周囲からの見られ方は変わってきます。
しっかりと自分の中で強い意思を持って、意見を発信している方は、影響力のある働きかけができていると言えるでしょう。
1-3.コミュニケーション能力が高い
コミュニケーション能力が高い人は、ただ自分の伝えたいことを伝えたいように話すのではありません。
相手の立場に立って、相手がどうやったら受け取りやすいかを考えて話します。
コミュニケーションが上手な人は影響力があり、人を動かす力もあります。
例えば、何か仕事をお願いしたいときに
「この仕事をお願いね。」
と自分の都合だけで、一方的に伝えて人を動かすのでは、影響力があるとは言えません。
相手の立場に立ったときに、他の仕事も抱えているということも理解し
「今、他の仕事も抱えていると思うんだけど、これもお願いしていい?」
という伝え方をするだけで、この人は自分のことをきちんと考えてくれている、という印象に繋がります。
このような働きかけをして人を動かしてこそ、影響力があると言えます。
こうした日々のコミュニケーション一つ一つをとっても、影響力のある人は上手くコミュニケーションができます。
そして、自然と相手の中に印象が残り、心を掴むことが可能になります。
1-4.他人に関心を持っている
一つ前に紹介した、「コミュニケーション能力が高い」部分に通ずるところもありますが、影響力が高い人は、他人に関心を持っていることも特徴の一つです。
自分のことばかり関心を持っている人は、相手に好かれる事はありません。
相手からの話をなにも聞かずに、自分の話ばかり発信している人には、相手の行動に影響を与えることができません。
相手の立場に立ったり、相手に関心を向けることで、例えば日常の些細な変化や細かい部分に気付いて、フォローすることもできるようになります。
その結果として、相手からも自分に関心を持っていただくことができ、自然と影響を与える力が身についていきます。
1-5.嫌われることを恐れていない
相手に嫌われるからという理由で、相手に優しい言葉だけをかけていては、影響力のある人にはなれません。
一見、優しい言葉をかけている人は、周囲から好かれて、影響を与えられる人と見られがちですが、
嫌われることを恐れて、間違ったことを見逃していると後々相手からの信頼がなくなり、影響を与える人になれなくなります。
影響力を持つ人には「嫌われる勇気」というものも必要なのです。
決して、嫌われたことが全てマイナスになる事はありません。
間違ったことを相手のために正しく伝えることは、今すぐに相手に伝わらなくても、後で自分のためだったのだと気付くことになるのです。
しかし、自分の個人的な感情を入れての否定的な言葉掛けは、意味が変わってしまうため、相手がより良い方向に進めるための内容を伝えるようにしましょう。
1-6.見えないところで努力している
見えないところで努力する事は、とても難しいですよね。
人によっては、誰かに見てもらえているからこそ頑張れるという人もいると思います。
しかし、誰も見ていないところで、自分に厳しく努力を続けることで、より素晴らしい結果が出て、周りにも影響を与える力がついてきます。
見えないところでも、一人で目標を決めてそこに向かって努力をする事で、自分の中でも大きな成長が生まれ、その成長が周囲にも伝わり影響を与えることができます。
最近で言えば、野球選手の「大谷翔平選手」は、日本でも海外でも大活躍をされて、「二刀流」の選手として話題となっていますが、初めから完璧だった訳ではありません。
プロの道に進んでからも監督の言葉を信じて、誰も見ていないところでも努力をし続けた結果が、今の「二刀流の大谷翔平選手」となっています。
決して、誰かが見てるわけではないですが、努力をし続けることで自分への自信にもつながり、結果にもつながることで自然と周りに影響を与える存在へとなります。
1-7.感謝とお詫びを大切にしている
影響力のある人は、感謝とお詫びが徹底しているという特徴もあります。
あなたは、誰かに何かをしてもらった時、しっかりと言葉や形にして感謝を伝えられているでしょうか。
「ありがとう」という言葉は簡単に伝えることができますが、やってもらったことに対して、当たり前だと思っている人は伝えることができません。
感謝の気持ちをしっかりと伝えられる人は、相手のことを大切に思っているからこそ伝えられるのです。
そして大切なのは感謝だけではありません。
お詫びに関しても同様です。
お詫びは、感謝よりも簡単には伝えられないと思います。
自分の誤りを認めるという事は、自分の恥ずかしい姿も隠さずに見せるという事です。
感謝とお詫びは、一見当たり前のことと感じられるかもしれませんが、こうした基本的な部分を徹底できている人が影響力のある人であり、欠かせない重要な要素なのです。
1-8.自分で自分の機嫌をとる
たまに、自分の機嫌が悪い時に、明らかに表情に出ていたり、周りに当たったりしている人を見かけることもあるかと思います。
あなたはそのような人に影響力があると思いますか?
たしかに、自分の機嫌を自分でとるのは、実は思っている以上に難しかったりします。
難しい反面、自分の気持ちをコントロールできるという事は、常に冷静な判断ができるということにもつながります。
また、自分の機嫌によって相手に対する態度を変えることや、特定の人だけにいいように関わっていると、他の周りの人はすぐに気が付きます。
そしてこれらのことは、相手からの信頼を一気に失うことにもつながります。
信頼を高めるためにも、自分の機嫌は自分でコントロールできるようにしましょう。
1-9.周りに元気を与えられる人
周りに元気を与えられるほどのエネルギーを持っている人は、輝いて見えますよね。
時には、心配や不安に負けて、ふと元気がなくなる瞬間が誰しもあると思います。
そんなとき、元気なエネルギーをくれる人が近くにいると、ありがたいと感じるのではないでしょうか。
いつも明るく、周囲も巻き込んで物事に取り組む人や、一緒にいることで元気をもらえるような、高い行動力や熱量がある人は、影響力が高いと言えそうです。
そして、周りに元気を与えられる人は周囲から、「あなたがいるから頑張れる」と言うように、なくてはならない存在へとなります。
そんな人になれば、自然と人は集まってきて高い影響力を発揮するでしょう。
1-10.言葉と行動に一貫性がある
言ってることとやってることが違うと、その人のことを信用することは難しいですよね。
言葉で発信するのは簡単ですが、実際に行動に移していくことは、そう簡単にできるものではありません。
自分が発信した言葉に責任を持って、強い意志を持っていなければ、行動まで移すことはできないと思います。
あなたが今、信頼している人は言葉と行動に一貫性がありますか?
きっと、あるからこそ信頼しているのではないでしょうか。
もし、上司に一貫性がなかったとすれば、その人について行きたいと思いませんよね。
言葉と行動が一致した上司について行きたいですよね。
言葉と行動に一貫性がある人は、それだけの責任感もあります。
そんな責任感があるからこそ周りに影響を与えることができるのです。
2.影響力を付けるためにまず始めること
ここまで影響力がある人の特徴をご紹介してきましたが、ここからは自分が影響力を付けていくためには何から始めればいいのかお伝えします。
2-1.自分に自信を持つ
影響力を付けるためには、大前提として、自分に自信がないと誰にも影響を与えることができません。
もし、あなたが相手から自信のないような回答が返ってきた時にどう感じますか?
「本当に大丈夫かな」
「私、信じて後悔しないよね、、、」
などと、心のどこかで感じると思います。
自分に自信がない人から、周囲はいい影響を受けることはありません。
最初は根拠のない自信でも大丈夫です。
少しの自分の強みを見つけて、まずは自分に自信を持つところから始めましょう。
2-2.自分の知識量を増やす
何かを質問した時にすぐ答えが返ってくる人には、この人に聞けば自分にプラスの影響があると感じると思います。
知識はあって損はありません。
あればある分だけ、自分の自信にもつながりますし、相手からの信頼度も高まります。
知識量を増やすには、勉強をすることが1番の近道です。
勉強にも種類はたくさんありますが、「リーダーシップ」や「マネジメント」「コミュニケーション」など、仕事や人間関係に直結するものは数多くあります。
また、こうした学びは学んだ瞬間からすぐに実践することができるため、自分の影響力を高めることにも繋がります。
知識を得ることも大切ですが、得た知識を活かして自身の経験に繋げることで、より相手への影響力を高めることができます。
そして、知識を増やすのはもちろんのこと、それと同時に得た知識を行動に移して経験することで、
「1-10.言葉と行動に一貫性がある」でもご紹介したように一貫性に繋がるのではないでしょうか。
もし、何から学び始めれば良いのか迷った時には、自分が今、何を求めているのか書き出すところから始め、それに必要な知識を学んでいくと良いかもしれませんね。
2-3.相手を思いやる気持ちを持つ
影響力をつけるためには、相手を思いやることも方法の一つです。
あなたは、日頃から相手のことを思いやって生活することができていますか?
感謝やねぎらいなど、自分のことだけでなく、相手のことも気にかけられている人と、気にかけられない人とでは、周囲への影響力も大きく変わります。
思いやるということは、相手にも関心を持ち、自分から力になろうと努力をしている証です。
思いやりに溢れる人の周りには、きっと多くの人が集まることでしょう。
あなたは今、相手を思いやる気持ちを持てていますか?
もし、今の状態が理想的でないと思われた方も、今から十分間に合います。
まずは、目の前の相手を思いやる気持ちを持つことから始めていきましょう。
そして相手を思いやる気持ちは、下記のように行動に移すこともできます。
「自分以外のことにも視野を広げ、迷っている人や困っている人に声をかける」
「相手の大切にしている考えを理解して、相手の価値観を尊重する」
「相手の時間を尊重して、早い返事や集合時間を守ることなどを徹底する」
あなたらしい相手への思いやり方を見つけて、身につけることで、周りからの見え方も変わり、影響のある人となることでしょう。
3.心理学を学んで影響力のある人へ
ここまで読まれていかがでしょうか。
すでにあなたが持っている特徴や、これから必要になるものなど、影響力をさらに持つためには、何をやるべきなのか、少しでもお役に立てれば嬉しく思います。
影響力を持つことは、決して簡単なことではないかもしれませんが、少しずつの意識を変えるだけで、相手からの見え方や信頼関係は大きく変わります。
もし、うまくいかないときがあれば、自分が影響を受けている人、刺激を受けている人のことを研究したり、真似をしてみるのもいい勉強になるかもしれません。
そして実は、今回ご紹介した「影響力のある人」の最大の特徴として、相手の心理を理解しているということが挙げられます。
相手の心理を理解していると、影響を与えることのできる言葉の使い方や、信頼関係の構築ができるようになります。
実際に高い影響力を持つ、アメリカの元大統領であるクリントン氏やオバマ氏は、「脳と心の取扱説明書」とも呼ばれる心理学NLPを学び、演説や外交を有利に進めていました。
この心理学NLPは、脳の仕組みや心への理解を深め、自分や相手の行動を変えることも可能になります。
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