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ヒーローズ・ジャーニーとは、
神話研究者であるジョセフ・キャンベルが

世界中の神話や寓話を研究し
導き出した

人を惹きつけるストーリーの
法則のことです。

歴史上、あらゆる国や文化で
語り継がれている神話や寓話には、

時代や地域を問わずに
共通する項目があります。

このヒーローズ・ジャーニーの法則は、
日本や世界でヒットしている、

映画や小説、漫画等にも、
面白いほどあてはまります。

そこには私たちが惹きつけられる
パターンや、物語の傾向があるのです。

例えば、スターウォーズや
ロッキー、ジブリ作品、

近年ではアニメ映画の鬼滅の刃も、
この法則にピッタリと当てはまります。

実はこの法則は、
私たちの人生の豊かさを
つくりあげることに

ものすごく関連したヒントを
与えてくれています。

心理学NLPでも、
NLPの権威ロバート・ディルツ氏が
ヒーローズ・ジャーニーを研究し、

この法則を活用することで
人生をより豊かにし、

乗り越えていくための方法を
紹介しています。

この記事では、
その法則をご紹介しながら、

あなたが自分の人生の旅のヒーローや
ヒロインになるための大切な要素や、

ヒントもこの記事の中で
紹介していきます。

それでは早速、
法則の秘密について見ていきましょう。

１．ヒーローズ・ジャーニーとは？

ヒーローズ・ジャーニー（英雄の旅）とは、神話研究者であるジョセフ・キャンベルが世界中の神話や寓話を研究し導き出した法則のことです。

８つのステップからなり、このパターンで書かれている物語や映画は、時代や地域を問わず、私たちの心を惹きつけるのです。

スターウォーズの生みの親ジョージ・ルーカスがまだ若手映画監督であった時、ジョセフ・キャンベルの講演を直接聞きに行きました。

そして、彼を監修者として招き、神話や寓話に使われているヒーローズ・ジャーニーのパターン通りにスターウォーズを作り上げ、 人気を博し大成功を収めているのです。

その秘密が、まさにヒーローズ・ジャーニーの法則そのものに隠されています。

それでは、ヒーローズ・ジャーニーに隠された秘密、８つのステップを見ていきましょう。

そして、上記にご紹介した１つ１つのステップに大切な意味があるので、それぞれの解説をしていきたいと思います。

世の中で流行っている映画や物語には、上記のステップのような共通点がありますので、その共通点を感じながら読み進めることをお勧めします。

１．天命

物語の始まりです。

物語の主人公は、人との出会いや、不運な事故、 また、自分の内面の気づきなどをきっかけに、これから始まる旅のミッション（生きる意味や役割、使命）を見つけます。

２．旅を始める

旅に出ることへの葛藤や戸惑いが起きることもあります。

主人公は旅をはじめる準備をします。

時に、「自分の進む道は本当にこれでいいのか」と天命を受け入れることができず、旅に出ることへの葛藤や戸惑いが起きることもあります。

最終的には「今に留まるのか、それとも新しい世界へ進むのか」という選択を迫られます。

３．境界線を越える

旅を始める決断をした主人公は、最初の試練に遭遇します。

本当に新しい世界へ踏み出す勇気や覚悟が あるのかどうかを試されるテストです。

このテストを乗り越え、本格的な旅が始まります。

４．メンターとの出会い

新しい世界に足を踏み入れた主人公は、さまざまな新しい体験を重ねる中で、 師、または仲間に出会い、学び、さらに成長していきます。

５．悪魔が現れる

旅を続ける主人公は、ここで「悪魔」という言葉に象徴される最大の敵、そして、試練に遭遇します。

相手が敵（悪魔、悪の権化、怪物）、または強力なライバル、 さらに自分の内面にあるマイナスの部分と向き合うなど、 物語には、様々なパターンが存在します。

６．変容する

悪魔や悪の権化を倒し、または自分自身のマイナスの側面を克服し、主人公はここで英雄へと変容します。

７．課題完了

一つの課題を終えた主人公は、これまでの自分の旅を振り返ります。

旅のプロセスで体験した自己の苦悩、葛藤、手放したことや、勇気や挑戦。

そして、旅で出会った師や仲間、愛する人をとおして、 その旅の意味を整理し、学び・体験・悟りを統合します。

映画や小説では、その統合した学び・体験・悟りが、物語を通して、伝えたい一番のテーマであり、メッセージになります。

８．帰還

主人公は旅を終え、元の世界に戻っていきます。また、旅で得た知識や力を次の世代に伝えることで１つの旅が終わります。

以上がヒーローズ・ジャーニーの８つのステップです。

世の中で流行った映画やドラマ、物語は、 基本的にはこのパターンで書かれています。

不思議なことに、このパターンで書かれている物語や神話を読むと、私たちは感動するようになっています。

ドラマとか映画は、あくまでも 他人が書いたものなのに、なぜ感動するのか。

それは、地域や時代が変わっても、物語の傾向やパターンには、共通のものがあり、

歴史を積み重ねた私たちのDNAの中には、こういった物語に反応するものが刻み込まれています。

つまり、私たちのDNAの中には、ヒーロー・ヒロインになる資質が既に存在していて、

登場人物を通して、物語で起こるさまざまな出来事を、 まるで自分のことのように感じることができるのです。

そして、せっかくこのキーワードにたどり着いてもらったので、ぜひ、あなた自身の人生のヒーロー・ヒロインになれるように、

このヒーローズ・ジャーニーの考えを活かしていって下さい。

他人事ではなく、自分の人生が映画やドラマだったとしたら、

「自分は今、どのシーンを生きているのか」と、自分自身に問いかけ、ヒーローズ・ジャーニーに当てはめてみて下さい。

例えば、今まさに人生の中で、天命が降りてきた人もきっといるでしょうし、

まさに敵である、嫌な上司と戦ったり、上手くいかない壁と戦っている人もいるかもしれません。

また、何かを完了して達成した場面の人もいるかもしれませんし、天命が下って、境界線を超えて旅に出たばかりの人もきっといると思います。

そこには、自分の人生のヒーロー・ヒロインになるヒントが隠されているかもしれません。

大切な人との出会いや別れ、または人生での選択を迫られているというような天命を感じている人は、

自分の人生を前に進めるために、今までの考え方を見つめ直したり、今までの環境を変える機会かもしれません。

また、目の前に悪魔である敵が現れている人は、「敵とは、自分がヒーローになるために必要な脇役」であり、

まさに「自分が大きく成長するチャンス」と捉えることで、視点が変わるかもしれません。

２．自分の人生のヒーローになる

私たちの人生には、ヒーローズ・ジャーニーが起こっているということは、わかりました。

そして、自分の人生を考えたとき、人によっては、人生での自分の課題に気づいて、それにしっかり向き合っていく人も出てきます。

または、自分の人生の課題やテーマに気づけないまま、ずーっと同じことを繰り返していく人も出てきます。

嫌な上司がいて、転職をしたらまた同じような嫌な人がいる。それが、さらに繰り返される。

まさに天命が下っているのに向き合わず、ただ逃げ出し、いつまでもヒーローズ・ジャーニーが始まらないということが起きているのです。

そこで、自分の人生の旅を進めるためには、今の自分の状況がヒーローズ・ジャーニーのどのシーンなのかを確認し、

課題に立ち向かったり、取り組んでいくことが必要になっていきます。

この記事を読んでいるあなたは、いかがでしょうか。

筆者である私は、ヒーローズ・ジャーニーを学んだ当初、まさに悪魔が現れている瞬間でした。

仕事において、自分の考え方やり方が正しいと思い込み、

「誰も自分のことは分かってくれない。」「自分は悪くない。」と頑なになっていました。

そのため、変容（自分が変わること）がなかなか出来ずに、苦しんでいました。

また、人によっては、「自分がどのシーンかわからない」

または、どのシーンかわかっても「具体的にどうしたらいいのかわからない」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、私たちが紹介している心理学NLPの中では、自分が人生のヒーロー・ヒロインになるため、自分を成長させていくために、以下のようなことを学んでいきます。

この４つを学ぶことで、自分のヒーローズ・ジャーニーを完結できる力を身に着けていきます。

このように人生のどこかで、自分の人生の旅を続けるための学びをしないと、

悪魔が出てきたときに前進できなくなってしまいあきらめて、いつもの自分に戻ってしまうということが起こります。

特に前進できないのは、自分が過去につくった心の傷やマイナス面や、コンプレックスが影響する可能性があるので、

心理学NLPなどを学び、そういったことを改善することが大切です。

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まとめ

ヒーローズ・ジャーニーは、世界中の神話や寓話、語り継がれる物語にある、共通のパターン、法則のことでした。

それはまさに私たちの人生で起こっていることなのです。

物語の主人公のように、旅を完結させるためには自ら学び成長し、

人生の課題に対応できる力を身に着けることで、自分の人生の物語のヒーロー・ヒロインになることができるのです。