生きづらい。
何にも代えがたく、
辛い感情ですよね。
今この記事を読んでいるあなたは、
生きづらさを解消したい...
この現状から何とか抜け出したい...
そう思って、
何かにすがる気持ちで
画面をスクロールしている
ことでしょう。
そんなみなさんへ寄り添い、
少しでもその気持ちを軽くしたい。
そのような思いで
この記事を書きました。
生きづらさは、
様々な方法で
解消することができます。
ここでは、脳や心の仕組みを活用した
心理学の知識を交えて
生きづらさを解消するために
できることをお伝えしていきます。
目次
1.なぜ生きづらく感じるのか?
まず、私たちはなぜ生きづらさを感じるのでしょうか。
生きづらさの要因は人それぞれ。
筆者が調べてみて、生きづらさの要因となりうることをいくつか挙げてみました。
自分に当てはまることを探しながらご覧ください。
1-1.生きづらさを感じやすい性格や特性を持っている
同じできごとに対して生きづらさを感じる人もいれば、そうでない人もいると思います。
それは、人それぞれ性格が異なるから。
ここでは、よくある性格や特性を例として5つお伝えします。
・HSPやADHDなどの傾向がある
生きづらさと最も結びつけて語られる特性が「HSP」です。
HSPとは、とても敏感な人たちのこと。
思慮深いことや刺激を受けやすい傾向があり、この傾向により人より特定のできごとが辛く感じ、生きづらくなる場合があるようです。
また、HSPに加え、ADHD(注意欠如多動性障害)やASD(自閉症スペクトラム障害)といった
発達障害もコミュニケーションなどで生きづらさを感じる要因となります。
障害という言葉がつきますが、それはあなたの特性です。
もし、思い当たる特徴と一致して生きづらさを感じているのならば、一つの手段として医療機関を受診してみることもできるでしょう。
・ネガティブ思考
自分の身に起こるできごとや人から聞いた話をネガティブに考える傾向がありませんか?
その場合は、同様に生きづらいと感じる場合があります。
- 「でも○○だから......」
- 「私はどうせ......」
とネガティブ思考を続けていると、
気持ちが沈むだけでなく体の不調に繋がることがあります。
また、ネガティブ思考により発生する負のオーラは、
さらにネガティブなできごとや望ましくない人間関係を引き寄せたり、周囲の人までネガティブな方向に吸い寄せたりします。
・人に依存しがち
人に依存することが多いときにも、生きづらさを感じる場合があります。
例えば、このような場合が、他者に依存している状態です。
- 誰かと一緒じゃないと外出できない
- 特定の誰かと常に連絡をとっていないと落ち着かない
- 常に彼氏・彼女がいないと自暴自棄になる
これらの兆候は全て自分の軸がなく、他者の軸で行動していることになります。
場合によっては、他者のことを自分よりも優先し、結果的に自分の本来の価値観や考え方と異なる行動となり、
「生きづらい」と感じるようです。
・完璧を求めすぎる
完璧を求めることはいいことです。
しかし、完璧を追求する気持ちや行動が一定の水準を超えると、心身ともに無理が生じて、生きづらくなることがあります。
- 他の人から「やりすぎ」と言われる
- 体に不調が出ている
- 常に焦りや不安な気持ちがある
このような内容に思い当たる節があれば、もしかしたらあなたは完璧を求めすぎているのかもしれません。
ここで挙げた4つの特徴や特性にいくつも当てはまる場合には、より生きづらさを感じやすくなるでしょう。
1-2.苦手な刺激がある
苦手な刺激があると、その刺激を受けるたびにいらだちやストレスが生じ、生きづらくなることがあります。
具体的には、大きな音や光、におい、特定の環境(人混みや注意を要する場面)などです。
自分に苦手な刺激があると自覚できていれば、その対策をすればよいので話が早いです。
しかし、そもそも自分に苦手な刺激があるという自覚がない方もいらっしゃいます。
自覚がない場合には、「なんだか理由はわからないけれど、なんとなく毎日しんどい」という思いを抱えてしまいます。
1-3.コミュニケーションの変化
近年、生きづらさを抱える人が増えているのは、
ここ数年の技術の進歩によるコミュニケーションの変化が原因かもしれません。
デジタルコミュニケーションが発達し、直接対面しなくとも、
電話やメール、ビデオ通話やSNSといったあらゆる方法でコミュニケーションを取ることができるようになりました。
特にSNSの発達は、若者を中心にコミュニケーションのスタイルを大きく変えるきっかけとなりました。
友達や有名人のキラキラした投稿を見たり、リアクションの数を人と比べたりすることで、
楽しかったはずのSNSが気づけば苦しみの元になっている、ということも。
このようなコミュニケーションの変化と進歩により、現代人、特に若者はより生きづらさを感じやすくなっているでしょう。
生きづらさの原因になりうることをお伝えしました。
ここでご紹介した原因に共感していただけた方は、この原因と向き合うことで、生きづらさを解消することが可能です。
次の章では、生きづらさの解消法について考えます。
2.生きづらさの解消法
ここでは、第1章で取り扱った生きづらさの原因を踏まえて、
様々な生きづらさを解消する方法を、実践心理学NLPの考え方やスキルを交えてご紹介します。
実践心理学NLPとは...
別名「脳の取扱説明書」と呼ばれる、日常生活やビジネスに役立つ心理学。
コミュニケーションや問題解決、トラウマの解消といった、生きづらさを解消するためにも活用される。
NLPについて詳しくは、こちらで解説しています。
↓
NLPとは?「脳と心の取扱説明書」
2-1.生きづらさを感じる原因を発見する
生きづらさを感じる原因が明確にわかっていますか?
多くの場合、原因がわからずに漠然と「なんとなく生きづらい......」と感じているのではないでしょうか。
その場合には、まずは原因を突き止めましょう。
方法はとても簡単です。
下記の手順のように、紙に書き出してみればよいのです。
■生きづらさの原因を発見する方法
1.生きづらいと感じた場面を思い出し、その時の状況や感じたことを時系列で書き出す。
2.書き出したことを客観的に見て、原因を特定する。
例
- 朝起きるときにだるく、寝起きが悪い→朝に弱い
- 満員電車に乗るだけで疲れる
→人混みが苦手 - 会社の同僚数人とランチに行くと、うまく話せない
→グループでの会話が苦手 など
■紙へ書き出す例
このように、生きづらさを感じるできごとを書き出して可視化することで、
絡まった糸を解くように徐々に原因がはっきりしてくるでしょう。
※参考文献
発達障害かも? という人のための「生きづらさ」解消ライフハック
2-2.生きづらさを感じる出来事の「肯定的意図」を探る
肯定的意図とは、「すべての行動は、何かしらポジティブな目的を満たすために行われている」という考え方です。
あなたが生きづらさを感じる出来事や自分の変えたいと思う行動などが
あなたに何をもたらしてくれたのかを辿ってみましょう。
もしかしたら、安心・安全を確保したかったのかもしれませんし、心の平穏を保つための行動だったのかもしれません。
それらの理由を見つけたら、「ありがとう」と感謝の気持ちを十分に感じましょう。
そして、代わりにどんな行動をすると同じ意図が満たされるのかを考え、実践してみましょう。
例えば、このような考え方です。
例1
変えたい行動:失敗したらネガティブ思考になる
肯定的意図:自分が大切で、失敗で傷つきたくないから
↓
代わりの行動:いきなり大きな挑戦はせず、スモールステップで考える
例2
変えたい行動:完璧主義で常に不安や焦りを感じる
肯定的意図:自分が安心したいから
↓
代わりの行動:上手くいかなかった時のフォロー方法を決めておく
このように、肯定的意図を満たす代わりの行動を考えることで、抵抗感なく行動を変えることができます。
2-3.リフレーミング
リフレーミングとは、物事を捉える枠組み(フレーム)を別のものに変えることです。
実践心理学NLPの主要なスキルのひとつで、主にネガティブ思考から抜け出したり、
思考の柔軟性を生み出すために活用されます。
よく、「長所は短所の裏返し」と言われるように、ひとつの物事に対して、ネガティブに考えることもできれば、
ポジティブに捉えることもできます。
もし、今あなたがネガティブに考えてしまうできごとや自分の欠点などがあれば、
それが違う状況でいい方向に働くことがないか、
またはポジティブな言い方に変換できないかを検討します。
例えば、感情の浮き沈みが激しいとします。
一見ネガティブに見えますが、状況を変えれば他の人の気持ちまでよく分かるかもしれません。
あるいは、それだけ感受性が豊かと言い換えることもできます。
このように、ネガティブ思考に陥りがちな人は、意識的に別の捉え方を考えてみると、
思考が柔らかくなり、ポジティブな方向に物事を考えられるようになるでしょう。
■リフレーミングについて、詳しくはこちら
リフレーミングで世界が変わる|効果、実践方法、事例を詳しく解説!
2-4.誰かに話してみる
今抱えている「生きづらい」という感情を他の人に話してみることも有効です。
もし、あなたの身近に信頼できる友達や親、先生などがいれば、その人に話してみることができます。
カウンセリングを受けてみることも一つの手立てです。
人に話すということは、思考や感情を言語化することです。
自分の思考や感情を言葉にしながら、自分の現状をゆっくり把握してみましょう。
また、悩みは一人で抱えているよりも、誰かに共有する方がそれだけで軽くなったりするものです。
少しだけ勇気を出して、打ち明けてみてはいかがでしょうか。
2-5.ネガティブな思い込みを外す
どうしてもネガティブ思考から抜け出せず、生きづらさが解消されない場合には、
自分の内面の「思い込み」が原因となっているかもしれません。
実践心理学NLPでは、この思い込みへの対処法もカバーしています。
今生きづらいと感じる出来事に対して、まずはどのような思い込みがあるのかを探します。
「◯◯な私は〇〇」「◯◯だから〇〇」という形で言葉にしてみましょう。
例
- 私は価値のない人間だ。
- 私は能力がないから絶対に成功できない。
- 私は一人では生きていけない。
なぜなら一人で行動すると必ず失敗するから。
そして、思い込みが言葉にできたら、次はその思い込みをなぜ持つようになったのかを深堀りしてみましょう。
もしかしたら小さい時の経験からできたものかもしれませんし、
親にかけられた言葉が発端かもしれません。
見てきたアニメや映画、漫画などに影響を受けているのかもしれません。
自分なりにこれかな、と思うものを見つけてみてください。
そうしたら、代わりにどのような思い込みを持っていたいかを探します。
例
私は価値のない人間だ。
↓
私は自分で自分の価値を知っている。
私は能力がないから絶対に成功できない。
↓
私には成功する素質があって、能力は後からついてくる。
私は一人では生きていけない。
なぜなら一人で行動すると必ず失敗するから。
↓
自立している私の周りには、素敵な人が集まってくる。
ちなみに、この思い込みは、自分の自分に対するイメージ(=セルフイメージ)とも密接に関わっています。
セルフイメージが低いと、ネガティブ思考を抱えていることと同様に
望ましくないできごとや人間関係を引き寄せてしまうことがあります。
自分のセルフイメージについては、下記の無料診断テストで自分のセルフイメージをチェックすることができます。
↓
セルフイメージ診断テスト
以上、生きづらさを解消するための方法を5つお伝えしました。
3.最後に
本記事では、生きづらさの解消について取り扱いました。
あなたの生きづらさが少しでも軽くなり、解消できることを願っています。
もし、どうしても生きづらさがなくならないという場合には、
心理学を学んで実践することがあなたの力になるかもしれません。
本記事でも触れていた実践心理学NLPは、もともとセラピーやカウンセリングから始まった心理学です。
NLP-JAPANラーニング・センターでNLPを学んだ多くの方が自分の問題を解決し、目標に向かって歩みだしています。
もし少しでも興味を持っていただけた場合には、
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