目標達成が全然できないし、
そもそもどうしたらいいのかわからない。
先輩からのアドバイスや社内研修も試したけど、
結果に繋がらないし、正直ピンとこない。
頑張っていないかと言われれば、
自分なりに毎日頑張ってきたけど、
まったく結果が出ない。
正直苦しい。
このままだと給与も上がらないし、
この先も不安。
これ、アラサーだった私のこころの叫びでした。
数年間もの間、目標達成できず、
体調に表れるくらい苦しみました。
そんな人生の出口の見えなかった私が、
目標達成が当たり前になり、
5期連続目標達成する、
いわゆる勝ち癖が短期間で身につきました。
なぜ私が目標達成できなかったのか。
それは、目標達成には必須の、
2つの要因が欠けていたことでした。
その2つとは、
- 達成できるようなマインド
- 達成できるようなゴール設定
です。
そこに気づくことができ、
「私も達成できるようになる」、
「もっとうまくいくやり方がある」
と知ることができた時、全ては好転していきました。
「今までの頑張りが無駄ではなかった」
と思えることが次々に起きたんです。
「私には目標達成できない」と苦しんでいる、
そんな自分を根本から変えていくためにどうしたらいいのか。
その方法をこの記事では、お伝えしていきます。
目次
1.目標達成できない最大の要因はマインド
目標達成できない最大の要因は、「無意識に、目標達成できないように自分をコントロールしてしまう」マインドにあります。
信じられないかもしれませんが、私の体験談をご紹介しますので、ぜひ自分に置き換えてみてください。
これだけで、目標達成が簡単になるなら儲けものです!
具体的には、「目標達成に対する捉え方や、感情を根本から見直す」ということです。
表面上で考えるのではなく、自分の内面と向き合い、その原因に気づき変化させることが必要です。
過去の私と上司との会話です。
上司
「目標達成したいか?」
「仕事で結果を出したいか?」
私
「はい!」
この「はい」は嘘ではありませんでした。
ですが、今振り返ると漠然と思っていたのが正直なところです。
「どうやって?」や「何のために?」と言われたとき、詰まってしまい、絞り出したのが「もっと頭を使って」や、「お客様のため」「給与をあげたいので」というどこかで聞いたことのある理由でした。
「もう少し具体的に詳しく教えてくれる?」と言われると、しどろもどろになりながら答えるという状態でした。
つまり、私にとっての目標達成は「頭では達成した方がいいと分かっているけど...」という、表面的でしかなく、本当の意味で達成したいと思っていない、漠然としたものだったのです。
そこで気づいたことは、目標達成への内面のマインドセットが適切でなかったこと。
そして何より、以下のようなマインドの制限があると気づいたことで、大きな違いが生まれました。
それは、
↓ ↓ ↓
「責任が大きくなるのが不安だ」
「自分の思うやり方でここまで頑張ってきたが、うまくいかなかった。
他のやり方でうまくいったら、自分が無能だと証明されてしまう」
↑ ↑ ↑
こういった無意識に自分に制限をかけている不安や、葛藤があって、目標達成できないように自分をコントロールしていたのです。
そのようなマインドを持っていることに気づき、解決することで、目標達成がスムーズにいくようになりました。
いま振り返ると、
ただでさえ忙しいのに、これ以上責任が大きくなったらどうなってしまうんだ?
自分が正しいと信じたいのに違うかもしれない。不安でしょうがない。
こういった壊れそうなメンタル面の恐怖から、自分を必死で正当化していたのだと思います。
これらは、心理学NLPで【肯定的意図】と言います。
どんな制限となるマインドにも、本人にとっては肯定的な意図(プラスの意味)があるので、なおさら気づきにくいわけです。
では、どうすればそのような自分の心の深い部分を知り、克服することができるのか。次の章から見ていきましょう。
2.目標達成できない人がやるべき2つの事
2-1.達成できるようなマインドをもつ
1章でご紹介したように、無意識に自分のマインドが「目標達成したいけど、達成したら忙しくなる。大変になる。自己否定になる。」と制限をかけていると、いつまでも目標達成できないままとなります。
ですので、葛藤や、自信の無さなど、心理的に自分を止めているマインドの障害を取り除き、目標達成できるマインドをもてるようにしていきましょう。
その方法として、実践心理学NLPをご紹介します。
ここでは、自信の無さを取り除き、目標達成を自分の未来として信じられるようになる、チェインプロセスという方法をご紹介します。
こちらは、時間をかけてじっくり行うことで、イメージをより深く、具体的にすることができます。
準備物は、白紙や付箋と筆記用具があれば十分です。
- ①目標達成している、ゴールの日を決める。
例)1年後の2024年4月●日 - ②目標達成している日までの間の中間地点の日を2つ決める。
例)[1]2023年8月、[2]2023年の12月、のように - ③①の目標達成している自分になりきり、周りに見えるものや人、聞こえる声や音、目標達成した時に感じることを具体的に体験する。
- ④次に今現在の職場等、見えるもの、聞こえる音や声、感じることを頭の中でイメージし、具体的に体験する。
- ⑤目標達成に繋がる1つ目の中間地点[1]で、見えるもの、聞こえる音や声、感じることをそれぞれ具体的にイメージし、体験する。
- ⑥目標達成に繋がる2つ目の中間地点[2]で、見えるもの、聞こえる音や声、感じることをそれぞれ具体的にイメージし、体験する。
- ⑦再度、①のゴールの日を具体的にイメージして、見えるもの、聞こえるもの、感じた気持ちを体験します。
※イメージや体験が最初の③と同じでも、違っていても構いません。 - ⑧ゴールの日のさらにその先、どんな生活を送っているかをイメージし、見えるもの、聞こえるもの、感じた気持ちを体験します。
- ⑨④~⑧の繰り返し
④現状
→⑤1つ目の中間地点[1]
→⑥2つ目の中間地点[2]
→⑦ゴール
→⑧ゴールの先
を順番にイメージし、見えるもの、聞こえるもの、感じるものを体験する。
※ゴールのイメージが鮮明でなければ、→⑨をさらに2~4回程度繰り返す。
脳は、鮮明にイメージしたことと、現実の区別がつかないと言われています。
そのため、これらのやり方を行なうことで、目標達成すると、どんな感覚になるのか、具体的なイメージができるようになります。
一度、頭の中で達成をイメージすることで、自分にもできるかもしれないという感覚が得られる効果的な方法です。
さらに、このチェインプロセスは、目標達成のために必要な準備や、具体的に何をしたらいいかが、自分でわかるようになります。
2-2では、目標達成するための効果的なゴールの設定方法を詳しくご紹介します。
その際にも、チェインプロセスは役立つでしょう。
このやり方は、半年や1年といった短期から、2~3年といった中期的な目標達成にも使えます。
また、実践心理学NLPには、心理的に自分を止めているものや、障害を取り除く方法として様々な具体的なやり方があるので、一度、体験講座を受講されることをお薦めします。
↓
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2-2.ゴールを明確化する
そして、私がおこなったことは、ゴールを何となくで終わらせない、ゴールを明確化するということでした。
明確なゴールは人を効果的に導きますが、不明確なゴールは人を迷わせます。
【不明確なゴール】
1 | 達成イメージがない 達成した時の満足感や達成感がない、または少ない |
2 | ベネフィット(恩恵)がない 達成したときの利点がない、または少ない |
3 | ゴール達成のための具体的なアクションが思い浮かばない。または少ない |
4 | 中間地点がイメージ出来ていない |
では、適切なゴールとは何でしょうか。
一言でいえば、「どれだけイメージできるか。そして、それをイメージすると嬉しくなるか」がポイントです。
【適切なゴール】
1 | 達成イメージが明確になる 達成したときの感情までもありありと感じられる |
2 | ベネフィット(恩恵)に気づく 達成したときのベネフィットが非常に魅力的でワクワクする |
3 | ゴール達成のための具体的なアクションが思い浮かぶ |
4 | 中間地点がイメージできる |
特に3の具体的なアクションは、ゴールへ向けて最初の一歩を何から始めるか?を考えることで、物事がスタートしていきます。
また4の中間地点は、計画通りに進まないことはありますが、ゴールへの方向性がずれていないかを知るためにはとても大切です。
そして、何より大切なのはここからです。
これらをイメージして、「目標達成できることが当然のことに思える。達成した状態をイメージすると、ワクワクする」といった状態をもてるかどうかです。
そして、さらにそのゴール達成を確実にするためには、どうしたらいいのでしょうか。
次の章で見ていきましょう。
3.具体的な行動計画に落とす
目標達成できるマインドと、達成したくてたまらない目標設定ができて、ここで初めて、世にいう目標達成の指標である、売上などの数値目標であるKGI(Key Goal Indicator)や、
KGIの達成のためにうまく機能しているかを評価する指標であるKPI(Key Performance Indicator)といった、計画や、目標達成管理がさらに生きてきます。
私の場合は、KGIやKPIを使った管理はすでにやっていましたが、1章及び2章で記したように、マインドが整ってゴールが明確になったことで、明らかに計画にも力が入りました。
私はもともと計画することが弱いタイプでしたが、むしろ、先を考えられるようになったことで計画することに楽しみと、面白いくらい成果が出ることで、いいスパイラルを生むことができるようになりました。
ゴールが具体的であり、止めているものが取り除けていれば、KGIや、KPIを活用して、具体的な行動計画を実践することで、目標達成できるようになっていきます。
私が過去に行って結果が出た行動計画について、書籍をもとにご紹介します。
【行動計画】
「行動量を2倍にする」
書籍「戦う自分を作る13の成功戦略」 ジョン・C・マクスウェル著
例えば今週の新規顧客の獲得数が10名だったとします。
その10名を獲得するために、どのようなアクションで何名獲得するか細分化します。
そして、それぞれのアクション数を可能な限り獲得目安の2倍以上行うようにするというやり方です。
極端に分かりやすくすれば、ダイレクトメールで2名顧客を獲得したいのであれば、最低4名を獲得するためのアクションするという具合です。
これは、あくまでも一例に過ぎません。
あなたが達成したい目標を、具体的な行動計画に落とすには、書籍、ユーチューブ、セミナー、先輩からのアドバイス。
何でもいいので、まずは自分自身が「やってみたい」と思えるものをやってみましょう。
やってみることで、「目標達成できない」自分を変えて、目標を達成しやすくなったと実感できると思います。
まとめ
今回は、「目標達成できない」でいた私が、目標できるようになった考え方や方法についてお話を進めてきました。
目標達成できない状況が続いている時は、まずはマインドを見直しましょう。
「目標達成に対する考え方、捉え方を見直す」ことが有効な場合も多いものです。
具体的には、ゴールを明確にし、目標達成するうえで、自分を止めているものに気づき、変化させることで、目標達成できない自分から抜け出し、目標達成しやすい自分を手に入れることができるようになるのです。
以下で発信されている情報もヒントになるかもしれません。