経営者にはストレスがつきもの。
背負っている責任の重さと
孤独感や不安がストレスとなり、
中には押しつぶされてしまいそうな
状態の方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ストレスとは
自分が奮闘している証でもあります。
あるいは、もしかしたら
何かを変えるタイミングを
知らせてくれている心からのサイン
なのかもしれません。
この記事では、
- 即効性のあるストレス解消法
- 根本から解決する心理的アプローチ
この2つの軸で、
経営者のストレス解消法について
詳しくお伝えしていきます。
目次
1.経営者はストレスとの戦い
経営者にはストレスがつきものです。
この章では、経営者が抱えるストレスの原因と、悩みの種類についてお伝えします。
1-1.経営者が抱えるストレスの原因
経営者のストレスが尽きない理由として、 大きく分けて2つの原因があります。
1つ目は、「責任の重さ」です。
経営者は企業の最終決定権を持っており、その決断の責任を一身に背負わなければなりません。
判断を間違えば、会社の業績が悪化してしまう可能性もあります。
雇っている社員の生活も左右されますから、決断による責任のストレスは、計り知れないほど大きいものです。
さらに、株主や顧客からの期待値が大きければ大きいほど、その期待値が時にプレッシャーとなって、経営者の身に重くのしかかります。
重圧に耐えながら、会社に関わる全ての責任を背負っている経営者は、相当のストレスを抱えてしまう傾向にあります。
2つ目は、「経営者は孤独な生き物」という特徴にあります。
経営者は、従業員と異なる価値観で仕事をし、最も高い視点から会社を経営しています。
そのため、経営者にしか分かりえない悩みも多くあります。
特に、経営に関わる悩みについては、機密性が高く、気軽に相談できないケースもあり、ストレスや悩みを一人で抱え込んでしまう傾向にあります。
「頼れるのは自分だけ」という状況の中で独り苦しみ、もがいていることから、心身に支障をきたしてしまうことも珍しくありません。
1-2.経営者の悩み7つの種類
多くの経営者が共通して抱える主な悩みは、下記の7つです。
- 業績の悪化や低迷によるストレス
- 最終決定権を握っていることからくる重圧
- 社員の生活を守らなければならない責任感
- 採用・退職や裏切りといった「人」の問題
- 資金繰りや資産管理にまつわる「金」の問題
- 期待に応えなければならないプレッシャー
- 相談相手がいないことからくる孤独感
いずれも、1-1でお伝えした「責任の重さ」や「孤独感」などが影響しているストレスです。
売上や数字に関する資金関係だけでなく、人材に関する悩みなど、幅広い分野でストレスを抱えています。
2.ストレスを受け入れて上手に向き合う
経営者である以上、経営者特有のストレスから逃れることは、残念ながらできません。
仮に、一時的にストレスを解消できたとしても、ストレスの種となる出来事は次から次へとやってきます。
ですから、根本的な対処法やアプローチを知らない場合、くり返し訪れるストレスに苦しみ続けてしまうことになります。
大切なのは、ストレスの存在を受け入れて、上手に向き合うということです。
必要以上のストレスは悪影響となる場合が多いですが、ストレスには良い側面もあります。
リスクから企業を守るために大切な危機感を保つことや、体調管理のサインとして活用するなど、経営者にとってメリットとなる部分も多いと言えます。
悩みやストレスに対して、上手に対処していく方法を知っておくことは、経営者にとって非常に価値のあることです。
3.経営者のストレス解消法5選
一般的な方法にはなりますが、この章では、ストレスに対して即効性がある対処法として、5つの方法をご紹介します。
3-1.経営者仲間に相談して解消する
1つ目は、経営者ならではの悩みを打ち明けられる、経営者仲間と相談することです。
そのために、経営者のコミュニティに参加し、人脈を日頃から広げていくことが大切です。
「相談できる相手がいる」という事実があるだけで、孤独感が軽減することにつながります。
悩みを打ち明けることによって安心感を得られますし、加えて、経営者仲間から的確なアドバイスを得られる可能性もあります。
このように、誰かに頼れる場所を作っておくことは、一石二鳥の方法と言えます。
3-2.コーチングを受けて悩みを昇華する
コーチングを受けることも、ストレスを解消する効果的なアプローチです。
例えば、業績の不振など、何かうまくいかない課題があったとします。
場合によっては、一人だけではなかなか答えが出ないケースもあるでしょう。
そこで、コーチングを受けることで、客観的に自分の状況を整理することができ、結果として下記のような効果が期待できます。
- 一人では思いつかなかった新たな気づきや解決策をもたらす
- 視点や考え方、行動の選択肢を増やす
- 目標達成に必要なステップや課題など、やるべきことを明確にする
コーチングは、一人では辿りつけなかった気づきやアイデアを促進してくれるサービスです。
悩みを昇華し、さらなる成長のステップへと変えてくれます。
3-3.運動を習慣化して身体を整える
定期的な運動で身体を整えることも、効果的なストレス解消法の一つです。
- 週2〜3回の軽いランニングや散歩
- 自宅やジムで筋トレをする など
経営者は、デスクワークである場合が多いかと思います。
家や仕事場にこもることで生じる疲労感やストレスに対しては、運動で体を動かすことによって高いリフレッシュ効果が期待されます。
また、運動しているときに、新たな気づきやアイディア、解決策が出てくることもよくあります。
3-4.瞑想やマインドフルネスで心を整える
ストレスを解消するには、身体だけでなく、心やメンタル面に対するアプローチも重要です。
瞑想やマインドフルネスといった心を整える取り組みは、怒りや不安といったストレスを軽減し、
心身ともにリラックスしたり、思考をスッキリと整理する効果があります。
習慣的に取り入れることで、心の状態を安定させることができますから、日々めまぐるしい忙しさに翻弄される経営者にとっておすすめの方法です。
3-5.気分転換としてワーケーションをする
時にはワーケーションを行い、気分転換をするのも良いでしょう。
ワーケーションとは、仕事(ワーク)と休暇(バケーション)をつなぎ合わせた造語のことで、旅行を兼ねて仕事場所を変えるというものです。
いつもとは異なる場所に身を置くことで、心身がリフレッシュされ、仕事の効率化につながります。
今ではオンライン会議のツールも普及しましたから、物理的に場所を変えたとしても、仕事に支障をきたす可能性も減ってきたことと思います。
思い詰めてしまう状況を避け、思い切ってリフレッシュするための選択肢として、ワーケーションは非常に効果的な方法です。
4.【重要】ストレスを根本解消するために
さて、4章では即効性のある一般的な方法を5つご紹介いたしました。
しかし、2章でもお伝えしたように、ストレスを感じる出来事や悩みのタネは尽きることがありません。
最も大切なのは、対処療法的なアプローチではなく、ストレスの原因を根本的に解消する心理アプローチです。
そこで、効果が高い2つのストレス解消法を、この章でお伝えしていきます。
4-1.悩みからプラスを見出す『思考の使い方』
マイナスな出来事をあげると、キリがないかもしれませんが、マイナス面にばかり視点を置いてしまった場合、人生は大きく停滞し続けてしまいます。
それも、あなたが気づいていないうちに、です。
しかし、辛く苦しい経験には、優れた学びや大切なメッセージが隠れていることが多々あります。
そのことに気付ける、3つの問いをご紹介します。
『この経験は自分に何を教えてくれているのだろう?』
『これは自分にとって、どんな意味があるのだろうか?』
『ここから自分は何を学ぶことができるのか?』
これらの問いは、つらく苦しい出来事から、あなたにとってプラスとなる意味や優れた学びを引き出すことに役立ちます。
効果が大きいものですから、ピンとくるものがあれば、ぜひ早速、試してみてください。
とはいえ、強烈なストレスを抱えていたり、悩みが深かったりする場合は、この3つの問いを投げかけてみても、すぐには答えが見つからないかもしれません。
しかし、この『問い』が種となり、いずれあなたにプラスの視点をもたらしてくれるでしょう。
4-2.バランス良くメンタルを強化・改善する
必要以上にストレスを抱えてしまった場合、これまでご紹介した方法は、効果がまったく出ないとは言いませんが、効果が出づらくなってしまうケースは多々あります。
ストレスとなる出来事は、経営者である以上、切っても切り離せないもの。
そこでお伝えするのは、根本的な対策となる「メンタルの強化・改善」です。
ストレスと上手に向き合うために、下記の要素をバランスよく満たしているか、定期的にチェックすることが大切です。
【テーマ①:メンタルの強化】
自信やセルフイメージの高さ、目標達成の能力はどれくらいあるか?
【テーマ②:メンタルの改善】
過去の失敗体験やコンプレックスといった、心の傷はどれくらい解消できているか?
こうした要素をバランスよく満たしていくことで、下記のような効果が期待できます。
- 人としての器が広がる
- 感情をコントロールすることができる
- マイナスな出来事に動じない軸が身につく
- 物事のプラスの側面を見つけることができる
- 心身の健康を安定的に保つ
- 目標達成・問題解決の能力を高める
- 逆境や挫折から素早く回復するレジリエンスが高まる
ご自身の中に明確な課題があれば、それに取り組まれていくことが大切ですし、定期的に見直しをかけることで、メンタルを安定的に高く保つことに繋がります。
しかし、こうした要素を満たそうと思ったら、目に見えない心理を扱うことになるため、かけた労力と効果が見合わない可能性が高いと言わざるを得ません。
効果的にメンタルを強化・改善したい場合、専門的なアプローチが必要です。
メンタルの強化・改善にご興味があれば、下記にご紹介する内容がお役に立つと思います。
当メディアサイトを運営するNLP-JAPANラーニング・センターは、NLPという実践心理学が学べるスクールを運営しています。
「脳と心の取扱説明書」とも呼ばれる心理学NLPは、コーチングとカウンセリング・セラピーの両方の学びをカバーし...
- セルフイメージ・自己肯定感を高めること
- 自分にブレーキをかけているマイナス面を改善すること
- 目標達成/問題解決の能力を高めること
- 人生の方向性を見つけること
- コミュニケーション能力を飛躍的に高めること など
人生をより良くするために必要なことを、広範囲にわたってバランス良く学ぶことができます。
こうした特徴から、20代後半から50代の方まで、
経営者やビジネスパーソンをはじめ、医師、看護師、弁護士、コーチ、カウンセラー、管理職、教員、学生、主婦といった幅広い方々が、心理学NLPを学んでいます。
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最後に
いかがでしたでしょうか。
どの経営者の方も、何かしらのストレスを抱えているものです。
会社のビジョンを達成し、規模を拡大しながら、より成長させていく過程で、経営者はストレスという成長痛に悩まされます。
会社の成長とストレスは切っても切り離せない関係ですから、経営者にとって、メンタルの安定や頑丈さが不可欠と言えるでしょう。
経営についての悩みは、以下で発信されている情報もご参考になるかと思います。ご興味をお持ちでしたら、あわせてご覧ください。