経営者になるには、必須のスキルや学歴も
必要ありません。
そして、世の中に多くの経営者が存在している中で
何年も経営を続けていける人、そうでない人に
分かれてくるのも事実です。
この記事では、経営者として
何年も続けていくために
どのようなスキル・能力が必要なのかを
ご紹介します。
会社経営をする全ての方へ
本記事をお役立ていただけたらと思います。
目次
1.経営者に必要なスキル・能力10選
経営者は、会社を存続させていくために時代の変化、景気の影響、そして常にライバルと戦いに勝ち続けなくてはなりません。
そして、その戦いに勝ち続けるためには、武器となるスキルや能力が必要です。
こちらでは、経営者に必要な10のスキルや能力をお伝えしていきます。
1-1.先見力
先見力とは、文字通り【先を見通す力】のことを指します。
急速な技術革新や、働き方改革、不安定な世界情勢など経営環境が目まぐるしく変化していく中で短期的な視点も必要ですが5年先、10年先を見据えて先手を打っていくことが大切です。
また、先見力を高めるためには積極的な情報収集が必要です。
積極的な情報収集をすることにより、急速に変化する時代の中で、不測の事態に陥った時の対応も素早くできます。
いかなる変化にも立ち向かうためには、先見力は不可欠な能力の1つです。経営者同士の情報交換も必要でしょうし、読書などから情報を得ていくことも大切です。
1-2.コミュニケーション能力
周囲の協力を得られるかどうか、交渉や商談の成約にもこのコミュニケーション能力が大きく影響します。
経営者に必要なコミュニケーションスキルは様々な要素を含んだ、下記のようなスキルが必要です。
- ヒアリング力
- 交渉力
- 伝達力
- コーチング力
- 問題解決力
- プレゼンテーション力
特に大切にすべきことは【信頼関係】を築くためのコミュニケーション、そして【伝達力】です。
経営者1人で会社のすべてのことを進めて発展させていくことは非常に難しく、社員やあらゆる関係者との信頼関係があって成り立ちます。
そのためには、コミュニケーション力を高めておくことは必須のスキルといえます。
1-3.ビジョン・経営理念を描く力
ビジョンや経営理念は、会社の方向性を示す大切なものです。
経営理念は、経営者の思いや信念をベースにして事業の目的や存在意義を明確にしたものです。
経営者は、経営理念に沿った明確なビジョンを描き、それを実現するための具体的なアクションを社員や外部関係者へ打ち出して、ビジョンや経営理念を形にするために動いていきます。
そして、ただ描くだけではなく、描いたビジョンや経営理念を社員や外部関係者へ浸透させるためのコミュニケーション能力も必要です。
1-4.統率力
先にお伝えしたビジョンや経営理念を浸透させ事業の推進力を高めていくためには、経営者の統率力が必須です。
ここでいう統率力とは、経営者が描いた方向性や企業の価値観に合わせて社員を束ねて引っ張っていく力のことを言います。
経営者としての器の大きさがこの統率力に影響します。
目標達成のために、社員を正しい方向へ導き牽引することは経営者にとって大切な能力です。
1-5.決断力
経営者は、小さいものから大きな決断まで、様々な判断を下して事業を動かしています。
時には、会社の方向性も変えるほどの大きな決断を迅速にしなければならない場面もあるかもしれません。
ライバルとの戦いに勝つために、そして、方向性を示して社員に動いてもらうためにも経営者の決断は客観的かつ冷静な判断のもと行う必要があります。
生き残るための戦いに勝つためには、決断力も大切なスキルの1つです。
1-6.洞察力
経営者が客観的に冷静な判断を下していくには、広い視野を持ち、見えない部分まで含めた、物事の本質を見抜く【洞察力】が必要です。
広い視野と高い視点を持つことが必要な経営者は、課題解決や冷静な判断や決断をするために、物事の本質を見抜いて解決のための糸口を、様々な角度から見出すこともできます。
冷静な判断や決断を下すにも、洞察力の高さは経営者に必要な能力といえます。
1-7.論理的思考力
経営するにあたり、市場の状況や社内を取り巻く環境などを冷静に分析して、必要な判断・決定を下していくには論理的思考力は必須のスキルといえます。
また、問題解決や交渉など、あらゆるコミュニケーションに論理的思考力は必要です。
経営者だけでなく、すべてのビジネスパーソンにとって必要なスキルともいえる論理的思考力ですが、経営者は、より高いレベルでの論理的思考力が求められます。
1-8.コンセプチュアルスキル
コンセプチュアルスキルとは、『概念化能力』とも呼ばれ、
複雑な物事の大枠を理解して、物事の本質を見極めて個人や組織の可能性を最大限まで高めることができる能力のことです。
正解のない様々な出来事に直面した時でも問題の本質を見極めて、その問題の解決のために論理的、創造的に考えることができる力です。
このような力を身につけることにより、固定概念にとらわれず問題解決のための効果的なアプローチを導きだすことができます。
1-9.自己変革能力
自己変革能力とは、あらゆる変化や問題に対し、柔軟に自分を変化させて解決する能力のことをいいます。
現状や過去の成功に満足せず、改善を繰り返し常にその時のベストを作り出すために自己改革をしていくことが経営者には求められます。
時代の変化に合わせて常にアップデートを重ねていく経営者がいる組織には、チャレンジ精神を持った優秀な人材が集まりやすくなることが考えられるので、優秀な人材を育てる土台をつくるためにも必要な能力といえます。
1-10.財務会計に関する知識
会社経営をしていくには、定期的な決算や正しい経営判断を下していくためにも、財務会計に関する知識も身につけておく必要があります。
財務会計のすべてのことを把握する必要はありませんが、資金調達や、投資判断、リスクの管理などのために財務三表といわれている、貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書の構造や読み方などの理解ができるとよいでしょう。
ここまで、経営者に必要な10個のスキル・能力をご紹介してきました。
経営者に必要なスキル・能力はこれだけではありません。
そして、会社を経営していくということは
【会社を存続させていくための力】と【経営者としての強さ】が必要です。
では、経営者としての強さを持つために、どのような力をつけておく必要があるのか次章で説明していきます。
2.強い経営者になるために必要な3つの力
1章では、経営者に必要なスキルや能力をお伝えしてきました。
経営に必要なスキルや能力を高めたとしても、それを維持して活用し続けて行かないことには会社を存続させることはできません。
明確なビジョンと理念を掲げ、創り上げた会社を守るためには経営者として何が必要だと思いますか?
それは
【人間力の高さとメンタルの強さ】です。
こちらでは、経営者として必要な強さを手に入れるための3つの力をご紹介します。
この力を身につけることで、経営という枠を超えてあなたの人生とビジネスをより飛躍させるための力になることでしょう。
2-1.強いメンタルを身につける
経営をしていると、上手く行く時もあれば苦難が目の前に立ちはだかり試練を経験するときも出てきます。
それは、ライバル会社との闘いかもしれませんし、社内で起こる人間関係の問題やクーデターへの対応かもしれません。
また、災害などのケースもあれば時代の変化による試練が待っているかもしれません。
経営者は、辛いことや困難な事が目の前に現れたとしても社員や関係者のためにもどんな時でも向き合い解決していかなくてはなりません。
困難に立ち向かい突破していく、乗り越えるためには自分に対する【強い自信】が必要です。
どんな時にも揺るがない自信が不可欠です。
実践心理学NLPの講座には経営者の方がたくさん学びにお越しになりますが、これは強固な自信を築くためでもあり、器を大きくする目的でもあり、また伝達能力を向上させるためでもあります。
経営者にとって自身の内面を強固なものにしておくことは必須のものと言えるでしょう。
※実践心理学NLPとは
NLPとは、Neuro Linguistic Programing(神経言語プログラミング)の略称で、別名「脳と心の取扱説明書」とも呼ばれる最新の心理学です。
世界のトップビジネスシーンやスポーツの世界などでも幅広く活用され、仕事やビジネス・人間関係など、人生全般をアップデートしたい方にとって、価値ある学びを得られるものとなっています。
2-2.人たらし力
経営者は事業の発展のために、様々なことを成し遂げていかなくてはなりません。
ですが、経営者1人の力では全てを実行に移すことはできません。
大富豪ビル・ゲイツ氏などが尊敬してやまない、アメリカの実業家で鉄鋼王と称されたアンドリュー・カーネギーの墓石には下記の言葉が刻まれているそうです。
己より賢き者を近づける術知りたる者、ここに眠る
Here lies one who knew how to get around him men who were cleverer than himself.
アンドリュー・カーネギーは、自分よりも能力の高い優秀な人を束ねたということでこの言葉が有名になりました。
経営者として、事業の発展をしていくために必要なのは【優秀な協力者を揃える】ということです。
そして、協力を得るためには、あなた自身が【協力したくなるような人】かどうかが大切です。
協力したくなる人とは、どんな人なのでしょう?
それは
- (1)相手がしてほしいことを、先に差し出せる人
- (2)相手の期待を超える対応ができる人
- (3)相手がどんな状態でも手を差し伸べられる人(裏表がない人)
- (4)相手の自己重要感を満たせる人
つまりは【あなたが言うなら、ぜひ協力させてください】と言ってもらえるような存在になることです。
これには人間性の向上と共にコミュニケーション能力の向上が必要になります。
2-3.セルフコントロール能力
ここまで強いメンタルを持つことと、人たらし力(人を巻き込む力)の大切さをお伝えしてきました。
経営者は、背負っているものの大きさからプレッシャーも感じることがあります。
そのような中で、社員や関係者との関わりの中で様々な感情が出てくることもあると思います。
経営者は孤独とよく言われますが、日々ライバルとの戦いに挑み続けるためには、2-1でご紹介した【メンタルの強さ】が必要不可欠です。
そして、メンタルを強くするには
- セルフイメージを上げること
- 感情のコントロールができること
- マイナスの出来事をプラスに転換できる力
など、さまざまな要素が必要です。
これらの力をつけていくには、継続して学ぶことができる実践型の心理学を学ぶことが効果的です。
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経営者の方をはじめ医師、弁護士、カウンセラー、コーチ、主婦、学生など幅広い層の方が学んでいます。
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最後に
経営者に必要なスキルとして様々な角度からお伝えしてきました。
日々、ライバルとの戦いに挑み勝ち続けていかなくてはならないという厳しい世界ですが、自分を奮い立たせて行く力、自分の足で歩いていく力として経営という枠組みを超えて、ビジネスパーソンに必要なスキルとしても活用していただける内容もご紹介しました。
急速な変化の中で、困難の方が多いこともあるかもしれません。
最後に成功哲学で有名な、ナポレオン・ヒルの名言をご紹介します。
すべての逆境には、それと同等か
それ以上に大きな恩恵の種が含まれている。
引用元:『思考は現実化する』ナポレオン・ヒル著
経営者にとって最も大切な要素といっても過言ではない【乗り越える力】を高めるために、こちらの記事、そしてこの言葉がお役に立てましたら幸いです。