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2024.08.05 人間関係

敵を作らない人が、密かに徹底している2つの手法【9の特徴も解説】

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「敵を作らない人」と
「敵を作ってしまう人」の違いは

一体、何だと思いますか?

「敵を作らない人」は、

相手の懐に入るのが上手く
絶妙な関係を作っているため、

仕事が非常にやりやすかったり
プライベートでも問題を
起こしにくいことが予想されます。

敵を作らない立ち回りを目の当たりにして
あなたも「羨ましい」と
感じたことがあるかもしれません。

では、
「敵を作らない人」に
どんな特徴が共通しているのでしょうか。

周囲を
自分の味方にしてしまうような人が、
実はこっそり意識していることは、
何なのか?

この記事では、

『日本教育推進財団認定
コミュニケーション・トレーナー』

の資格を持つ筆者より、

  • 敵を作らない人に共通する9つの特徴
  • 人の心理を駆使した
    「敵を作らない2つの方法」

これらについて詳しくお伝えしていきます。

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目次

    1.敵を作らない人の特徴【9選】

    1章では、敵を作らない人の特徴を9つご紹介します。

    1つ1つ難しくないことなので、自分がどれができていて、もしできていないと感じることがあれば、早速今日から取り入れていただけたらと思います。

    1-1.どんな時でも周囲に感じよく接する

    敵を作らない人は、どんなときでも周囲に感じよく接しています。

    誰しも、日によって気分や体調が変わることがあります。

    ですが、敵を作らない人には、気分や体調に差があるからといって、あからさまに自分の態度を変えることはしない、という点が共通しています。

    つまり、その日の体調や気分次第で、人への接し方や態度を変えないようにしているのです。

    一方で気分にムラがある人は、日によって態度や言動が変わるため、周囲から嫌われてしまうばかりか、信頼されにくくなってしまいます。

    ですから、機嫌の上下の差をなるべく減らし、どんな時でも感じの良い自分でいれるための努力が大切です。

    1-2.人によって態度を変えない

    人によって態度を変えず、皆に平等に接することができる人も、敵を作らない人の特徴です。

    逆に、会社で上司にはぺこぺこしているのに、部下や後輩には横柄な態度を取る人がいたとしたら、周囲からr感を買ってしまうかもしれませんよね。

    大体、そういうパターンの人は、部下にきつくあたっている姿を部長に見せないのですが、これでは、まず部下から信頼されません。

    そして、隠していたはずの自分にとって都合の悪い情報は、どこかしらから広まって、結果的に人から嫌われてしまう可能性は十分にあります。

    嫌われる人=敵が多い人とも言えます。

    誰とでも誠実に接することを心がけましょう。

    1-3.コミュニケーションのマナーを守る

    敵を作らない人は、基本的なコミュニケーションのマナーを徹底しています。

    ここでお伝えするコミュニケーションマナーとは、挨拶、返事、お礼、お詫びという基本的なものです。

    これらのマナーは、基本であるがゆえに、疎かになってしまうケースもよく起こります。

    また、「徹底している」と言い切れるかどうかと言われると、そうではない方も少なくないかもしれません。

    例えば、相手から話しかけられて、返事はしていても、自分は相手と目を合わせずにキーボードで文字を打ちながら、というケース。

    この場合、目線が合わないということから、周囲から「話しかけづらい人」と感じられてしまう可能性は非常に高いです。

    そのため、敵を作りやすくなりかねません。

    では、自分がコミュニケーションのマナーを守れているかどうやってわかるのでしょうか。

    それは、「話をしている相手の反応」を見て、話しづらそうにしていないか、ぎこちなくなっていないかなど、様子を見てみることです。

    誰にでも、どんな時にでも、感じよく印象が伝わるように心がけていきましょう。

    1-4.自分の話ばかりしない

    敵を作らない人は、自分の話ばかりすることを避けます。

    その代わりに、「人の話を聞く」ことに注力しているのです。

    なぜ、人の話を聞くと敵を作らないことに繋がるのでしょうか。

    脳科学的に、人は「話す」ことで心が満たされることがわかっているため、

    敵を作らない人は、この性質を活かして相手の心を満たすために、相手の話をしっかり聞くのです。

    『「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた』によると、

    「話が上手い人は、話すことと聞くことの割合を3:7ほどに調整している」という傾向があるようです。

    反対に、会話の中で相手の話を聞かず、自分がずっと話をしていると、相手は、ずっと話を聞かされているという感覚になってしまいます。

    そして、「この人はいつも自分の話しばかりだ」と思われてしまうため、敵を作ることに繋がりかねないのです。

    参考文献:『「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた』小川真理子・藤吉豊 著

    1-5.自己開示が上手い

    自己開示が上手い人は、敵を作りづらいです。

    自己開示とは、趣味やこれまでの経験、自分の気持ちや考え方、価値観などを相手に共有することで、相手と関係を深めるために大切な取り組みです。

    しかし、敵を作ってしまう人にありがちなケースとして、自己開示はできているが、「自慢話が多い」という点が挙げられます。

    相手の反応を見ずに、一方的に自慢話をしてしまうと、聞いている相手はどんどん疲れてしまいます。

    自己開示すること自体は、親睦を深めるために大切ですが、「自分が話したいだけ」になってないか、相手のことをちゃんと考えているか、注意が必要です。

    また、自己開示が上手い人は、失敗談もうまく織り交ぜて話していきます。

    失敗談をすることにより、聞いている相手は「弱みも見せてくれている」と感じることで、距離が近く感じやすく、親近感を持ちやすくなります。

    自身のプライドを守りすぎず、相手のために緩められるかは敵を作るか作らないかに影響します。

    ぜひ、上手な自己開示の話題を研究してみてください。

    1-6.返答の第一声から否定しない

    敵を作らない人は、もし周囲の人と意見が異なっても「でも」「ですが」「しかし」などといった否定から話し始めないことを心がけています。

    具体的には、まずは相手の意見を受け入れることから始めます。

    もし、異なった意見があったとしても...

    〇〇だと考えてくれているんだね、ありがとう。そして、これは私の提案なんだけど~~」

    と続けて、相手が否定されている感覚にならないよう、工夫をしていきます。

    ですが、第一声から否定の言葉で入ってしまうと、相手は「自分が拒否されている」という感覚になってしまうため、敵対心を持たせてしまう可能性があるのです。

    そうなってしまうと、その後の話し合いもうまく進みませんし、次回以降、自分へは意見や提案を伝えづらい雰囲気を作り出してしまいかねません。

    そのため、相手と自分の意見が違う時に、自分の意見を伝えるときには、

    「いや、◯◯は~~だ」と言い切って否定するのではなく、

    「ありがとう、そして私は~~~って思うんだけど」と伝えてみてください。

    あくまでも、相手と自分の意見がそれぞれあるうえで、【自分の考え】として提案のスタンスで返答することが大切なのです。

    1-7.話し方が柔らかい

    敵を作らない人は、話し方が柔らかい特徴があります。

    例えば、声に抑揚があったり、全体的に穏やかな雰囲気をまとっている人が多いです。

    もし、話し方が柔らかくないと、言葉尻が強く感じられてしまったり、一定のトーンで淡々と話されていると、

    話されてる側は、「機嫌が悪いのかな」「自分のことをよく思ってないかも」と思ってしまいかねません。

    もし心当たりがある場合は、ぜひ、周りの話し方が柔らかい人の声のトーンや表情を研究して、真似できるものを自分に取り入れてみることから始めてください。

    1-8.「口だけの人」ではなく行動も伴っている

    敵を作らない人の特徴は、口だけではなく、実際に行動も伴っている有言実行タイプの人が多いです。

    反対に、敵を作りやすい人は、何に対しても「やります!」と口では言うものの、

    後日、進捗状況を確認したらほとんど進められていなかった、という状況がよく見られます。

    俗に言う、「口だけの人」という方は、「責任感の無さ」が見えてしまうため、信用を失ってしまい、敵を作りやすい傾向にあるのです。

    自分がやると言ったことはしっかり責任持って果たす

    「有言実行」の姿勢であったり、言行一致ができている人は、敵を作らなくて済むため、信頼されやすいでしょう。

    1-9.距離感の取り方が上手

    敵を作らない人は、人との距離感の取り方が上手な傾向があります。

    その距離感をうまく取るために気にすべき点は、相手のパーソナルスペースです。

    パーソナルスペースというのは、一個人の体から一定の距離よりも他の人に内側に入られると、

    なんとなく気になってしまったり、落ち着かなくなる空間のことをさします。

    この空間はいわば、人それぞれのナワバリのようなものであり、

    それが侵害されたと感じてしまうと、気持ちが動揺してしまったり、不快な感覚を持ってしまうかもしれません。

    そして、パーソナルスペースは人によって広かったり、狭かったりします。

    敵を作らずに周囲とうまく人間関係を築く人は、相手のパーソナルスペースをうまく読み取ります。

    そして、その空間を侵害せず、コミュニケーションを取れていることが多いです。

    日頃、人の快適な距離感を観察して、その空間を侵害しないようにすることも、快適にコミュニケーションを取る秘訣の1つです。

    参考文献:「人と人との快適距離」パーソナル・スペースとは何か 渋谷 章三著

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    2.心理学を活用して敵を作らない人になる

    1章では敵を作らない人が実は無意識でやっていたり、意図して実践していることをご紹介しました。

    2章では、さらに周りの方を全員味方につけられるほどのコミュニケーション上級者の関わり方を実践心理学NLPを用いてご紹介していきます。

    2-1.相手との信頼関係を短期間で作り出す手法

    周りに敵を作らない状況を目指すよりも、「周りを全員味方につけること」を目指す方が、あなたの人生に大きなメリットをもたらします。

    このとき最も重要となるのが、「相手との信頼関係を深めること」です。

    では、この信頼関係を深めるために、卓越したコミュニケーターは何をしているのかというと、

    「話し上手」であること以上に、「聞き上手」であることを徹底しています。

    なぜなら、人は皆、「自分自身を表現したい」「自分を相手に認めてほしい」という欲求があり、

    自分の話を聞いてくれる人に対して、好意的な反応が出やすいからです。

    ですから、「聞き上手になり、相手を満たすこと」によって、信頼関係はより深めていくことができます。

    では、どのように聞き上手になるのか、さらに具体的な方法として実践心理学NLPの「ラポールスキル」を活用することによって実現可能になります。

    信頼関係を築くラポールスキルとは?

    ラポールというのは、人と人との間で「信頼関係が結べている状態」のことを指します。

    そして、ラポールスキルというのは、この信頼関係を構築するためのスキルで、具体的には主に3つのスキルで構成されています。

    ミラーリング:

    相手の姿勢と自分の姿勢をまるで「鏡」のように合わせること。

    ■具体例:

    相手が少し前のめりで話していたら、自分も同じくらい前のめりになって話を聞く。

    相手が飲み物を飲んだとき、少し間をおいて、自分も飲み物を飲む。

    ペーシング:

    相手の話し方や声のトーン、呼吸のペースやテンションなどと同調するように、自分のペースを合わせること。

    ■具体例:

    相手がゆっくり話す人であれば自分も少し話すペースを落とす。

    大きな声で話す人だったら自分も同じくらいの声量に合わせてみる。

    バックトラッキング:

    相手の話す内容をオウム返しのようにそのまま繰り返すこと。

    具体的には、「①相手の感情」「②話の内容の事実」「③話の簡単な要約」を相槌にして繰り返すこと。

    ■具体例:

    相手 :「先週ハワイに行って、海で泳いだり美味しいアイスを食べたりして、すごく楽しかったんだ。」

    自分①:「ハワイ楽しかったんだね。」

    自分②:「ハワイに行ったんだね。」

    自分③:「ハワイを満喫してきたんだね。」

    一般的に、信頼関係を築くことが上手い人というと、アイコンタクトや適度な相槌、という要素を連想するかもしれません。

    そのような要素に加えて、上記でご説明したラポールスキルを使うことで、より効果を発揮します。

    このスキルを使う際に、あるポイントに注意しておかないと、信頼関係を築くどころか、むしろ距離を置かれてしまう恐れがあります。

    それは、「ラポールスキルを不自然に行う」ということです。

    ラポールスキルは、適切かつ自然なタイミングで行うことで大きな効果を生み出します。

    もし、不自然なタイミングで行ってしまうと「この人、自分の真似してくるな」「この人、コミュニケーションがなんだかぎこちないな」と、

    逆に不快感を与えてしまう可能性があるのです。

    しかし、ラポールスキルを適切に駆使することができれば、その効果は絶大です。ビジネスや恋愛など、

    人生のあらゆる場面で活用できますので、ぜひ実践してみてください。

    そして、この3つのラポールスキルについて人生やビジネスに具体的にどう活かすかをまとめた無料レポートがありますので、ご興味がある方はご覧ください。

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    2-2.相手の立場に立つ

    相手に言葉で伝える時や話しかけられて返事をする時に、話す内容は相手の立場に立って考えてから伝えることが大切です。

    例えば、

    相手はこう伝えたらどう感じるのか」

    相手を困らせないために、今伝えるよりも後で伝えた方が良いか」

    など、相手の立場を踏まえたうえでの配慮は、コミュニケーションの上達において大切なポイントです。

    まとめると、下記のようになります。

    ■考慮すべき相手の状況

    • 知識量
    • 経験値
    • 相手のスケジュール(忙しさ)
    • 相手が知っている情報
    • 相手の声色や機嫌

    ■調整するポイント

    • 伝える順番
    • 内容のボリューム感
    • 伝えるタイミング
    • 選ぶ言葉の柔らかさ
    • 伝えるときの表情

    そして、さらに優秀な人は自分と相手の立場に加えて、自分でも相手でもない、客観的な「第三者としての視点」の立場も意識してコミュニケーションを取ります。

    この第三の立場の考え方を持つことができていると、自分と相手の関係を冷静に分析できるため、より良好な関係にしていくことができるワンランク上の技術です。

    第三の視点を持ち、人間関係を良好にするためのスキルを、NLPではポジション・チェンジと言います。

    詳しくはこちらにまとめていますので、ご興味がある方はご覧ください。

    ポジション・チェンジとは?「仕事や人間関係」の悩みを解決する手法

    番外編

    ここまで、敵を作らない人の特徴や、更に高みを目指すためのコミュニケーションスキルをご紹介してきました。

    そして、番外編として知っておくと、気が楽になる考え方がありますので最後にご紹介します。

    それは、人それぞれ考え方や大切にしていることが違うという背景から、どうしても仲良くなれない人が一定数、存在するという考え方です。

    このことを示している法則として、アメリカの臨床心理学者カール・ロジャーズが提唱した「2:7:1の法則」というものがあります。

    これは、人間関係の中で、周囲の人が自分のことをどう思うのか、傾向として以下の割合になっているというものです。

    • 2割の人は、無条件で自分の意見や考えに賛成してくれる
    • 7割の人は、時と場合によって味方か敵か分かれる
    • 1割の人は、何をしても自分の意見に反対したり、否定的な態度を取る

    そのため、あなたが何をしたとしても、味方でいてくれる人もいれば、敵になる人もいるのです。

    なるべく敵を作らないように努めることは大切ですが、全員と仲良くなる必要はないということも心にとどめておくと、気が楽になるでしょう。

    参考文献:『カール・ロジャーズ カウンセリングの原点』諸富祥彦 著

    最後に

    いかがでしたでしょうか。

    敵を作らない人の特徴と、更に上級レベルのものまでご紹介しました。

    もし、敵を作らないことや、周りの人を全員味方につけるくらい卓越したコミュニケーション能力を身につけたいという方は、下記の内容がお役に立つかもしれません。

    このメディアサイトを運営しているNLP-JAPANラーニング・センターでは、

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