『あの人はいいよな、、、
それに比べて私は・・・』
このように
人と比べてしまうことで劣等感を感じる。
そして、このようなことを感じながらも
どうしたら、こんな自分を変えられるだろう・・・。
と思いながら、
このページに辿り着いていただいたと思います。
人と比べることは、
時には自分を引き上げる原動力にもなるので
悪い事ではありません。
しかし、人と比べることで
マイナス思考になってしまったり、
思うようなパフォーマンスができないという方も
いらっしゃるかもしれません。
- 友人のキラキラしたSNS投稿をみて
『どうせ自分は〇〇だから』と落ち込む - 同僚の成功や昇進を心から喜ぶことができない
- 周りが自分よりも下とわかるとホッとする
- 友人が婚約した話を聞いて嫉妬心がおさまらない
これは、著者自身が数年前に、
実際に経験して苦しかった経験の一部です。
当時は、人と比べて落ち込むことが苦しいのに
なぜかそこから抜け出せないことが続きました。
この記事では、人と比べてしまう原因や
人と比べることをやめる方法をご紹介します。
人と比べて苦しいと悩んでいる方へ
本記事を役立ててくださればと思います。
目次
1.なぜ人と比べてしまうのか
人と比べるということは、誰もが持っている心理状態ですが、
人と比べることにより、思考がプラスに働くかマイナスに働くかは、自分の思考状態により変わってきます。
そして、この思考が強く働く状態は内面的な問題から外的要因まで複合的に合わさることで影響を及ぼしています。
こちらでは、人と比べてしまう要因について、5つの要因をお伝えしていきます。
1-1.自己肯定感が低い
自己肯定感が低いと、自分のことを認めてあげることができなくなるため、どんなときでも正解を人との比較で決めてしまいます。
自分のことを認められない、または、自分のことを好きになれないために、他人の良い所を見ると、自分との差に対して劣等感が強くなるという場合もあります。
そして、自分に自信がないということも自己肯定感の低さが影響しています。
人との比較で劣等感を感じやすくなる要因として、自己肯定感の低さは大きな要因の1つとも言えます。
※自己肯定感とは、短所や欠点なども含めてありのままの自分を肯定する感覚のことをいいます。
1-2.負けず嫌い
負けず嫌いな性格が、原因になっている場合もあります。
自分のほうが優れている(勝っている)と感じる事により満足感や優越感を得ることが、快になっているケースが考えられます。
これにより、常に人よりも上にいたいという意識から他人の言動、行動を意識し続けてしまいます。
この場合、優越感を味わっているときは良いのですが自分が人と比べて劣っていると感じると、感情の乱れや精神的な疲れが出てくることもあります。
1-3.承認欲求が強い
承認欲求が強すぎるために、人と比較しすぎてしまうことで常に人の行動を気にする状態になってしまい、自分の本当のパフォーマンスを発揮できないということが起こることもあります。
『褒めてもらいたい』『認めてもらいたい』という欲求は誰しも感じるものです。
1-1でお伝えした自己肯定感にもつながるお話ですが承認欲求が強すぎるということは、
承認の軸が【自分】ではなく、【他人からの評価】が軸になっている
という可能性があります。
1-4.家庭環境などによる影響
幼い時から、両親や親戚などから、
比較の言葉を投げかけられてされて育った場合、自己認識として【私は◯◯ちゃんと比べられる】ということが刷り込まれていきます。
例えば、
-
『いとこの◯◯ちゃんは英会話勉強して留学行ったのに、あなたは英会話通っても何もできないじゃない』
-
『◯◯さん家の□□ちゃん、この前のテストで上位だったみたいね』
このように、常に誰かとの比較により自分の評価が決まる状況下で育つことで、常に人と比べて自分の評価を決めるということをしてしまいます。
このような子どもの頃から刷り込まれた思い込みは、人と比べることで落ち込む要因だけでなく心理的にマイナスに働く要因の1つにもなります。
1-5.自分を制限している思い込み
人と比べて落ち込む人の中には、自分の中にある思い込みが邪魔をしている可能性もあります。
例えば、
- 痩せている女性は美しい
- 男は強くなければならない
- お金がないと幸せになれない
- 結婚は幸せの象徴だ
など、このような思い込みがあるために人と比べるものさしが出来上がり、そのものさしを使って、自分と人を比べ続けてしまうのです。
心理学NLPでは、このような自分を制限してしまう思い込みを【ビリーフ】と言います。
このビリーフは、自分を高める原動力になることもありますがマイナスに働いていると、人と比べて落ち込む1つの要因になってしまいます。
2.人と比べるクセをなくす5つの方法
1章では、人と比べてしまう要因をお伝えしてきました。
では、どうしたら人と比べることをやめて苦しい状態から抜け出すことができるのでしょうか。
著者も長年人と比べることで劣等感を感じて、自分を好きになれず、常に人目を気にしてしまう苦しい時期が続いて悩んでいました。
こちらでは、著者自身も実際にやってみて効果を感じられたものも含め、人と比べるクセをなくすための5つの方法をご紹介します。
2-1.SNSと距離を置く
今や、日常生活に欠かせないツールとなっているSNS。
友人や知人、著名人などあらゆる人の日常を可視化できることで人と比べるきっかけが増えています。
しかし、SNSに投稿されている内容が全て正しいかは、投稿した本人にしか分からないのです。
他人のSNSを見て、自分の状態と比べることでネガティブな状態になってしまうのは非常にもったいないことです。
SNSは自分が欲しい情報を取りに行くだけにするなど自分なりのルールを決めて、少し距離を取ることも大切です。
2-2.【ある】ことに目を向ける
著者も実際に苦しかった時期に思っていたことですが、人とくらべている時は、
【あの人にはあって、自分にはない】
という思考でいっぱいになっていることが多いのです。
しかし、落ち着いて考えてみましょう。
比べている人と、あなたは全く同じ境遇でもなければ同じ人になる必要はありません。
逆に言えば、あなたにしかないものがあり、それをうらやましいと思う人もいるのです。
例えば、
『結婚している友人がうらやましい!けど私は好きなことを仕事にして楽しんでいる。』
『キラキラしたSNS投稿も素敵だけど、私は、家でゆっくりお茶を楽しむことが好き。』
など、少しずつでもいいので、【自分にもある】ということに目を向けることで、人と比べることによる嫉妬心も和らいでいきます。
2-3.自己肯定感を高める(できたことノートをつける)
1章でもお伝えした通り、自己肯定感の高低はあなたの心理状態やパフォーマンスに大きく影響して
いきます。
そして、自己肯定感が高まることで自分への評価を【自分軸】に変えていくことができてきます。
そこで、『え?そんなことで??』と思うくらいのごく小さなことからでよいので、
【できたこと】を数えていきましょう。
例えば、
- 今日も遅刻せず会社に行った
- 10分間読書した
- 行きたかった旅行先のパンフレットを取りに行けた
- 落ちているゴミを拾った
など、1日のうちにできた事を書き出すことであなたの成功体験として蓄積されて、【自分にもできる】という自信につながり、自己肯定感を高めることもできます。
2-4.自分の価値観と相手の価値観を知る
小さいときに、両親からこのような言葉を言われたことはありませんか?
『よそはよそ!うちはうち!』
人と比べるクセをなくすためには、この言葉のように【他人軸】と【自分軸】を切り離すことも大切です。
比べているその人と、あなたの価値観は全く同じものとは限りません。
比べている人にはその人なりの価値観があり、あなたには、あなたにしかない価値観があります。
心理学NLPでは、自分のなかで【大切にしているもの】や自己評価や何かを決める時の基準となるものさしのことを価値基準といいます。
あなた自身の価値基準をもつことで、他者の評価や言動に影響されない自分軸を持てるようになります。
2-5.比べる対象を【過去の自分】にする
これは著者が現在も続けている人と比べるクセをなくす方法の1つです。
人と比べて辛い時には、常に評価の基準が他人軸になります。
こうすることで自分を奮い立たせる要因になればよいのですが、そうでないと、本当に苦しいですよね。
これまでお伝えしてきた通り、比べている人とあなたは、育った環境も違えば、できることも違います。
比べる対象を【過去の自分】にすることで解決策も見えてきやすくなり、1つずつ結果が出てくることにより成功体験や解決されてくることで、比べることがマイナスではなくプラスに働きやすくなります。
3.人と比べて落ち込んだときの切り替え方3選
ここまで、人と比べてしまう要因や人と比べるクセをなくす方法をお伝えしてきました。
ただ、長年付き合ってきたクセをなくしていくには時間がかかる場合もあります。
時には、クセをやめることができずに落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
こちらでは、人と比べて落ち込んでしまったときの気持ちの切り替え方をお伝えします。
3-1.身体を動かす
落ち込んでいる時は、どうしてもネガティブな思考の渦から抜け出せずに、気が付いたら一日ベッドの上ということなどはありませんか?
身体を動かすことは、身体の健康だけでなくネガティブな感情を発散させたり、ストレスの緩和など心の健康にも良い影響をもたらしてくれます。
どうしてもネガティブな思考から抜け出せずにモヤモヤしてしまうときには、
- 外に出て、家の近くを少し散歩する
- ゆったりできるストレッチをしてみる
など、無理のない範囲の軽い運動をしてみましょう。
3-2.好きなことに没頭する
気持ちが落ち込んでしまったときは、立て直そうとしてもなかなか動けないこともあります。
そういう時には、自分の好きなことに触れる時間を意図的にとって、リフレッシュしていきましょう。
切り替えの時間をこまめにとることで、ネガティブな思考の渦から早く抜け出すことができます。
また、好きなことに没頭している状態は余計な思考も入らず気持ちの切り替えにおすすめです。
お料理、読書、音楽を聴く、映画を見るなど自分が好きなことをして気分転換をしていきましょう。
3-3.自分を制限している【思い込み】を手放す
自分を制限しているマイナスの思い込みは、あなたの心理状態に大きな影響を及ぼします。
そして、これらの心理状態は、過去に経験したマイナスの体験により作られている可能性が高いため、自分を制限しているマイナスの思い込みを手放すためには内面の改善が必要になります。
マイナスの思い込みは、過去のマイナス体験の大きさにもよりますが、簡単に手放すことができるものもあれば、時間をかけて手放していく必要がある場合もあります。
ですが、マイナスの思い込みを手放していくことで、これまでお伝えしてきた人と比べるクセを解消する方法も試していただきやすくなりますし、効果も実感いただけると思います。
■ 自分軸をもって生きたいあなたへ
いかがでしたでしょうか。
人と比べることは、プラスに捉えることができると楽に生きていけるようになります。
著者も長年、人と比べてしまうクセに悩み劣等感を常に感じながら過ごしていましたが、色々と学びを得ていきながら、自分を大切にしてあげる方法を身につけて今があります。
今回お伝えした内容の中には、人と比べるクセをやめるだけでなく、あなたの人生、仕事、人間関係でお役に立てる内容もお伝えしています。
この記事が、あなたを少しでも楽にできましたら嬉しく思います。
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