子どもとのコミュニケーションで
お悩みの方は、世の中に
多くいらっしゃると思います。
なぜなら、
親の多くが初めて子育てを体験していて、
手探りな状態で子どもと
コミュニケーションを
とっているからです。
子どもとのコミュニケーションの方法は、
学校では教えてくれませんし、
あなたが子どもの時、
親からどんな言葉をかけられたかを
思い出しながら子育てをしている方も
多いのではないでしょうか。
この記事では、
そんなお悩みを抱えた親世代のために、
子どもとのコミュニケーションで
押さえておくべき5つのポイントと、
3つのNG行動を私たちが専門とする
NLPという心理学の観点を交えながら
ご紹介します。
目次
1.子どもとのコミュニケーションで最も大切なこととは?
子どもとのコミュニケーションで最も大切なことは、「子どもの話を聞くこと」です。
なぜなら、コミュニケーションの基本は、話を聞くことで、子どもは親が思っている以上に話を聞いてくれているかどうかに敏感だからです。
「たったのそれだけ?」
「こんな当たり前のこと、言われなくてもわかってるよ」
このように思われる方もいらっしゃると思います。
次の章からは、子どもの話を聞く場面で効果的な5つのポイントを心理学の観点からご紹介します。
2.子どもの話を聞く場面で効果的な5つのポイントとは?
子どもの話を聞く場面でのポイントは、大きく分けて5つあります。
すぐに実践できる項目を集めましたので、この記事を読んだ後からすぐに試してみてください。
2-1.KKKHを意識して傾聴をする
1つ目は、KKKHを意識して傾聴をするということです。
KKKHとは、「聞く」「共感する」「考えさせる」「励ます」のことを指します。
例えば、子どもが学校で起こったことを話しているとき、まずは話を聞いて、子どもの気持ちに共感します。
そして、子どもが悩んでいる時には、すぐに答えや解決策を伝えずに考えさせて、子どもの気持ちを励まします。
これは、教育現場でも使われることのある手法なのですが、子どもと良好な関係を築いて、良い方向に動いてもらうための手段の1つです。
2-2.子どもと目線を合わせる
2つ目は、子どもと目線を合わせることです。
大人と子どもが立って話をする場合、目線を合わせようとすると大人が見下ろす形になるかと思います。
見下ろすように話すことで、子どもに威圧感を植え付けてしまう可能性があります。
普段から子どもと話をするときは、目の高さを合わせて話すことで、威圧感を感じさせずに話せるようになります。
また、目線を合わせることで、子どもの表情がよく見えるようになることも良い点だと言えるでしょう。
2-3.子どもの言葉をそのまま繰り返す
3つ目は、子どもの言葉をそのまま繰り返して相槌を打つことです。
これをするだけで子どもが、「話を聞いてくれている」と感じるだけでなく、「私のことをわかってくれている」と思ってもらえるようになります。
例えばこのような感じです。
(例1)
「今日学校でアサガオを植えたんだ」
「今日学校でアサガオを植えたんだね!」
「うん!」
(例2)
「かけっこで1番になれて、うれしかった!」
「かけっこで1番になれてうれしかったんだね!」
「うん!」
このように、子どもの言葉をそのまま繰り返すことで、子どもは話を聞いてもらえているという気持ちになり、無意識レベルで親のことを信頼します。
この手法は、心理学NLPでバックトラッキングと言われており、信頼関係を構築するための基本スキルの1つです。
バックトラッキングについてより詳しく知りたい方は、こちらをご参照ください。
↓
バックトラッキングとは?信頼関係を築く話の聞き方
2-4.褒める、認める、ねぎらう
4つ目は、褒める、認める、ねぎらうです。
ポジティブな言葉は、人を勇気づけ、元気にさせます。
それは、子どもに対してでも同じことです。
良い行動や発言は褒め、子どもの考えや気持ちを認め、一生懸命がんばった時にはねぎらいましょう。
どんなに些細なことでもいいんです。
- テストの点数が少し上がった。
- 遊びに行く前に宿題をした。
心の中で思うだけでなく、声に出して子どもに伝えることが大切です。
2-5.「なぜ」から「どうして」に変える
5つ目は、「なぜ」から「どうして」に変えることです。
「なぜ」という言葉は、原因を追求する言葉です。
それに対して、「どうして」は、原因の過程を聞く言葉です。
言葉の意味だけ聞くとわかりにくいと思いますので、会話例でみていきましょう。
例1
「なんで友達とケンカしたの!?」
「だって先にあっちが悪口を言ってきたから」
例2
「どうして友達とケンカしたの!?」
「〇〇君に話しかけたら、悪口を言われて・・・」
このように、「なぜ」と聞くと、問題に対しての本質的な答えが返ってこないことが多いです。
また、言い訳を引き出す原因にもなります。
「どうして」と聞くことで、その問題に至った経緯を引き出すことに繋がり、正確なコミュニケーションが可能になります。
3.あなたは大丈夫?子どもにやってはいけない3つの行動とは?
これまで、子どもと話をするときのポイントをお伝えしてきました。
ここからは、子どもと話す時にやってはいけない3つのポイントをご紹介します。
知らず知らずのうちにやってしまっていないか、普段の行動を振り返りながら読み進めてみてください。
3-1.子どもの話を遮る
1つ目は、子どもの話を遮ることです。
子どもが話している時に、それを遮って話し始める親が一定数います。
子どもの話が長かったり、自分に興味のない話だったりするとそうなるのかもしれません。
この記事を読んでいるあなたならわかると思いますが、これをしてしまうと、一発で子どもからの信頼を失ってしまいます。
話を遮ることは、大人がされても嫌なことかと思います。
子どもの話を最後まで聞くことを意識しましょう。
また、最近ありがちなのが、スマホを触りながら子どもの話を聞くことです。
もしこれをみて、ハッとした方は、今日から行動を変えて、話を聞く時には、スマホを置いて、子どもの顔を見ながら話を聞くようにしましょう。
3-2.他の子どもと比べる
2つ目は、他の子どもと比べることです。
他の子どもと比べることは、子どもの成長に大きな悪影響を引き起こす可能性が高いです。
「どうしてもっと落ち着けないの?〇〇君はあんなにしっかりしているのに。」
「〇〇さんはこの前のテストで100点だったらしいね。あなたは70点。」
親がこのような発言をすると、子どもはプレッシャーを感じてしまいます。
そして、静かにしていないと怒られる、テストで100点を獲らないと嫌われるとなってしまうのです。
これを対策するには、親が考え方を変えることが必要です。
それを可能にするのが、リフレーミングという心理学のテクニックです。
「落ち着けない」というマイナスな印象の言葉を、「活発で元気」と言い換えることで、ポジティブな言葉に変わります。
このように、子どものマイナスな部分を見て他の人と比べてしまう方は、リフレーミングをして、捉え方を変えてみましょう。
↓
子どもへのリフレーミングとは?子どもと関わる全ての方へ
3-3.親が上から目線で話す
3つ目は、親が上から目線で話すことです。
親が上から目線で話すことで、子どもとのコミュニケーションで衝突が起こりやすくなります。
親は、自分の方が年齢が上で人生経験もあるので、子どものことを下だと感じている人もいます。
しかし子どもは、親のことを上の立場の人と認識していない可能性があります。
この認識がズレたまま、上から目線で説教や命令をしていると、コミュニケーションに齟齬が起きるのです。
これを続けていると、子どもから親への不信感が高まると同時に、子どもの自己肯定感が下がり、
親の言うことを聞かない、また不登校になってしまうという最悪のケースに陥る可能性があります。
常に、大人は子どもと対等に接して、上から目線にならないようにすることが大切です。
最後に
子どもとのコミュニケーションでのポイントと注意点をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
心理学のテクニックを使用することで、コミュニケーションが円滑に進むだけでなく、子どもと信頼関係を築くことにつながります。
ここで紹介している心理学NLPは、自分の内面を変える手法として非常に高い評価を得ています。
この記事でも紹介している、バックトラッキングやリフレーミングなどをはじめ、
心理学NLPでは、子育てだけでなく、仕事や人間関係にも役に立つ考えやスキルを総合的に学び・実践することができます。
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