自己啓発界の名だたる巨匠たちが
こぞって愛読したと言われる伝説の書。
それが『「原因」と「結果」の法則』です。
一世を風靡したベストセラー『人を動かす』の
著者であるデール・カーネギーや、
世界で一番売れたビジネス書である
『思考は現実化する』の著者ナポレオン・ヒルなど
世界に名を轟かせる人たちが説いた
成功哲学のベースになっていると言っても
過言ではありません。
この本(法則)には
人生の本質とも言える普遍的な法則が
余すことなく書き記されており、
この本を読めば、
- 自分の望む人生を歩む
- 自分の理想像を手に入れる
- 苦悩とは無縁の境地に至る
これらのことを実現することが
可能となるでしょう。
それぐらいの威力を誇る学びですが、
正直にお伝えしますと、
この本の内容は、
まるで魔法のように一瞬で人生を
より良く変えてくれるものではありません。
中には、内容を知り実践したとしても...
- なぜか思った通りの結果が出ない
- 上手く行かないと感じることが多い
実は、こうした納得のできない現象に
直面する方も少なくありません。
この記事では、原因と結果の法則について
核となるポイントを分かりやすく
解説していくとともに、
内容を知って実践する前に
必ず押さえておきたい、
法則を知るだけでは上手くいかない
空回りの落とし穴について
後半の方で心理学的に解明していきます。
目次
1.原因と結果の法則とは?
1-1.人類における普遍の絶対法則
「原因」と「結果」の法則は
下記のような内容で、私たち人類に
例外なく共通するものと言われています。
人生で起こる結果の全ては、
自分の心が生み出したものである。
たとえば、
純粋で正しい思いを心に持つことで、
それ相応の結果が起こるが、
不純でよこしまな思いを持っていた場合、
苦悩に陥ってしまう結果がそのまま訪れる。
心の中に「原因」があり、
それが忠実に「結果」として表れていく。
良くも悪くも...
「人生は自分が思った通りになる」
のである。
こうした内容があらゆる視点で描かれており、
自己啓発界の巨匠と呼ばれる人たちに
計り知れない影響を与えています。
法則を見出した稀代の哲学家ジェームズ・アレンは
できるだけ多くの人に広まって欲しい思いから、
なんと、本の著作権を放棄しています。
これは前代未聞のことです。
だからこそ世界中に広まり、
1世紀以上に渡って読みつがれています。
まさに、自己啓発書においての不朽の名作です。
次の章では、
この「原因」と「結果」の法則について、
順序立てて分かりやすく要約・解説していきます。
2.【要約と解説!】「原因」と「結果」の法則
「私たちの人生には、
心が思った通りの結果が起こっていく。」
「原因」と「結果」の法則では、
この現象がこれからご紹介する5つの分野で起こると言われています。
2-1.思いと人格
1つ目は「人格」です。
私たちの誰もが内心では手にしたいと考えている、気高い神のような人格は、神からの贈り物でもなければ、偶然の産物でもありません。
それは、くり返しめぐらされつづけた、気高く、正しい思いの、自然な結果です。
そして、卑しい獣のような人格は、卑しく、誤った思いの、やはり自然な結果です。
人間は思いの主人であり、人格の制作者であり、環境と運命の設計者である。
引用:『「原因」と「結果」の法則』 ジェームズ・アレン著 坂本貢一訳
人格、つまり人としての器や性格は、
決して生まれ持ったものではなく、
私たちの手で作り出したものだ、と言われています。
さらに著者のアレンはこう言っています。
私たちの努力次第で
人生の結果、ひいては運命さえも
自分の意志一つで変えていくことができる。
ここで強調されているのは、
他でもない自分が人生の主人公であること、
そしてその責任を強くもつことです。
たとえ落ち込んでしまうような、
何かのせいにしたくなるようなつらい状況でも、
その結果を引き起こしたのは
自分自身だと心得ることこそが、
人生の軌道をより良い方向へと運ぶ
第一歩と言われています。
2-2.思いと環境
2つ目は「環境」。
心の状態が変化することによって起こる結果は、
人格といった内面のことだけでなく
環境という外側の世界にも及びます。
自分の心をしっかりと管理し、人格の向上に努めている人たちは、「環境は思いから生まれ出るものである」ということを熟知しています。
なぜならば、すでにかれらは、環境の変化と心の変化が、つねに連動していることに気づいているからです。
あなたの環境は、あなたの心を映す万華鏡です。
心の中でくり返しめぐらされる思いは、たとえ良いものでも、悪いものでも、人格と環境内でそれ自身の結果を発生させることに、けっして失敗することがないのです。
引用:『「原因」と「結果」の法則』 ジェームズ・アレン著 坂本貢一訳
ここで言う環境とは、
- 人間関係
- 所属している場所
- 置かれている境遇 など
自分の周囲を取り巻く外的なものすべてを指しています。
たとえば、澄んだ心をもった人間は
どんな誘惑を受けようとも、
決して犯罪をおかして刑務所に入ることはありません。
自分の思いや願望の結果が、遅かれ早かれ、
自然な結果として目の前で起こっていくと言われています。
ここでの重要なポイントは、
自分の環境は直接、コントロールはできなくても
自分の思いは自分次第でコントロールが効くもの、
ということ。
「誰かのせいだ」
「こんな境遇のせいだ」と感じても
残酷ながら現実は変わりませんが、
原因と結果の法則によれば、
その状況は自分の気持ち一つで
自ずと変わっていく、というわけです。
2-3.思いと健康
そして3つ目は「健康」。
「病は気から」という言葉があるように、
私たちの健康状態、ひいては
身体のパフォーマンスまでもが、
自分の心の状態と密接に関係しています。
肉体は心の召使いです。
それは、心の中でめぐらされる思いに、つねにしたがっています。
きれいな思いは、きれいな習慣を作り出します。
自分の心を強化し、浄化した人間は、そのときから、もはや病気とは無縁になります。
悪意、羨望、怒り、不安、失望は、肉体から健康と美しさを奪い去ります。
憂鬱な顔は偶然の産物ではありません。
それは憂鬱な心によって創られます。
引用:『「原因」と「結果」の法則』 ジェームズ・アレン著 坂本貢一訳
心の状態が体に影響を及ぼす例は、
世界中でたくさん実証されています。
たとえば、
プラシーボ効果というものをご存知でしょうか。
有効成分が入っていない薬にも関わらず、
本物の薬と思い込んで服用することで
本物と同様の効果が現れた、というケースです。
これは思い込み、つまり
心が「そうだ」と決めたことによって、
実際に体に影響を及ぼした話として、
非常に有名な内容です。
また、年齢に見合わず若々しい人の秘訣についても
この「思いと健康」ではこのように説明されています。
私は、少女のような輝きと清らかさに満ちた顔をもつ、96歳の女性を知っています。
私はまた、ひどく老け込んだ外見をもつ、とても若い男性も知っています。
かたや優しく明るい心の結果であり、かたや理性を欠いた思いといらだちの結果です。
引用:『「原因」と「結果」の法則』 ジェームズ・アレン著 坂本貢一訳
身体的な若さには、食習慣や運動習慣など、
あらゆる要素が影響していますが、
健康的に生きるかどうかを
最終的に決めているのは自分の心です。
いずれ心が求めたことは、
形となって現実化していくため、
心の思いがもつパワーは侮れません。
このように心の状態や思いのパワーは非常に強力で、
思いを実現させるためのには
欠かせないものなのです。
2-4.思いと目標/ビジョン
あなたが何か成し遂げたいと思っていることや、
「こうなりたい」という理想像があるのであれば必見の内容です。
ここで紹介されているポイントは、
実は多くの人が見落としがちな部分と言えます。
思いと目標が結びつかないかぎり、価値ある物事の達成は不可能です。
目標は、そのときどきの内側の状態にしたがって、精神面の理想であることもあれば、物質的な目標であることもあるでしょう。
そして、そのどちらであっても、もし人生の漂流者となりたくないのなら、自分自身の思いを、みずからの手で設定したその目標に集中して向けつづける必要があります。
引用:『「原因」と「結果」の法則』 ジェームズ・アレン著 坂本貢一訳
- ◯キロダイエットする
- 週に◯回、◯分の運動をする
- 資格を○月○日までに取得する
- 行きたいと思っていたレストランに行く
- 年収◯◯◯万を目指す など
大小関係なく、
立てた目標を達成するために最も大切なのは、
努力量や目標達成のテクニック論などではなく、
「自分はそれを達成できる」
という信念だと言います。
「達成することのメリットを
理解しているから目標に取り組む」
これも大事ですが、それよりも重要なのは、
「その目標を達成したいと
心の深い部分で納得できているかどうか」です。
そして目標を追うときに必ずつきまとうのが、
「果たして本当に達成できるのか」といった
恐れや自分への疑い。
そうした負のエネルギーと向き合い、克服し、
目標達成にすべての心を集中させることで、
人間は自分の心のパワーを上手に
利用できるようになる、と言われています。
2-5.思いと成功/穏やかな心
私たちは、自分の心を高めることによってのみ上昇し、克服し、達成します。
そして、その努力を怠ることによってのみ、弱さ、絶望、苦悩のなかにとどまりつづけるのです。
私たちの成功は、私たちがその達成をどれだけ強く決意し、その計画の上にいかに強く心を固定するかに加えて、自分の欲望をどれだけ犠牲にできるかにかかっています。
引用:『「原因」と「結果」の法則』 ジェームズ・アレン著 坂本貢一訳
ここまでを読んでお気づきの方もいるかも知れませんが、努力なくして成功なし、という著者のメッセージは一貫しています。
- 正しい思いを持ちつづける努力
- あくなき心の探求をし続けること
これらが、自分が望む結果をつくっていくために不可欠の要素と言われています。
そして、ここでいう「自己を犠牲にする」とは、自分のワガママな欲望(利己的で楽をするための欲望)をガマンする、ということ。
真の自己犠牲とは、心の中からあらゆる悪い欲望や思いを取り除き、そこを良いものだけで満たそうとすることです。
成功への道とは往々にして険しいもの。
それ相応の対価を支払って、努力を重ねていくからこそ、心から手に入れたいと願う、望んだ結果を手にしていけるのです。
さて、ここまでが
「原因」と「結果」の法則のおおまかな全容です。
ここで一念発起して、
「よし、清らかな思いを心に持って、
良い結果を起こそう!」と思っても、
これからご紹介する内容をしっかりと
押さえられていない場合には、
- なぜか思った通りの結果が出ない
- 上手く行かないと感じることが多い
こうした納得のできない現象にハマってしまう可能性が高いと言えます。
その「法則を知り、努力するだけでは上手くいかない空回りの落とし穴」について、次の章で心理学的に解説していきます。
3.「原因」と「結果」の法則を実践しても上手く行かない落とし穴
「原因」と「結果」の法則にはこんな一節があります。
苦悩は、つねに何らかの方面の誤った思いの結果です。
苦悩は、それを体験している個人が、自分を存在させている法則との調和に失敗していることの、明確なサインです。
引用:『「原因」と「結果」の法則』 ジェームズ・アレン著 坂本貢一訳
この明確なサインこそが、
これからご紹介する2つの要素が原因になっている可能性が高いものです。
3-1.セルフイメージが低い
セルフイメージとは、心の深い部分で持っている、「自分=このレベル」というイメージや思い込みのこと。
このセルフイメージが高いか低いかで、
人生で起こる結果はほとんど決まってしまうと言われています。
【セルフイメージの例】
- 私は仕事ができる/できないタイプだ
- 私はいつもなんだか上手くいかない
- 私はなんだかんだ運が良い など
このセルフイメージは、心理学NLPによると、このように言われています。
- 年収、仕事の結果
- 地位やポジション
- 出会う人やパートナー
- 職場や恋愛でのあらゆる人間関係
- 心身の健康状態 など
こうした人生のあらゆるテーマにおいて、
成長の過程で徐々に「自分はこれくらいの人」というセルフイメージ(上限)を自分で決めてしまう。
そしてこのセルフイメージは、親や友人に言われたことや、成功/失敗体験の数などをベースにして、幼少期から20歳までにほぼ確立されていく。
このセルフイメージが低い状態にあると、
下記のような、努力に見合った結果が出ないケースが増えてしまうと言われています。
- 仕事やスキルの習得に支障が出る
- 収入が中々増えない
- チャンスも見逃すことが多くなる
- 良い出会いに恵まれない
- マイナス思考が強くなり、自分を責める
- 自分以外を否定し、不平不満が出てしまうことが多くなる
「原因」と「結果」の法則でもたくさん言われているように、心の思い、つまり自分の内面(セルフイメージ)がもつ影響力は、運命をも変えてしまうほど凄まじいものです。
実際、このセルフイメージも
今の仕事や環境、年収、人間関係など、
人生のあらゆる分野が自分のセルフイメージに相応しい状況になっていくと言われています。
セルフイメージは長年の積み重ねで、
無意識のうちに作られていくもの。
もし20歳までにセルフイメージを高める経験が持てなかった場合、その後の人生でセルフイメージを高めるのは容易ではないことが多いですが、
自分の人生をより良くしようと思った場合には必須の内容と言えます。
セルフイメージを高めるためには? |
|
※モデリング...心理学NLPのスキルの1つ
3-2.心の傷が解消できていない
ほとんどの人が、大きさに違いはあっても、
心の傷やコンプレックスといったマイナス面を
心のどこかに抱えていると言われています。
【例:無意識に抱える心のマイナス面】
- 孤独感
- 将来に対する不安
- 過去、または現在の人間関係の悩み
- 実は自信がない
- 過去に辛い経験があった
- 後悔や葛藤 など
心に傷を持っていた場合、
これもセルフイメージと同様に、
その努力に見合った効果が出にくいという現象が起こりやすい傾向にあります。
ここでの重要なポイントは、
こうした心の傷(マイナス面)は、
無意識に抱えてしまうケースが多いため、
その悪影響に気づきにくいというところです。
この自分の「足枷(あしかせ)」となっているネガティブな部分を無くす、または軽減させることで、
成功をさらに加速させていく
飛躍的な成長を成し遂げる
こうしたことが可能となります。
「原因」と「結果」の法則のとおりに、
清らかな心を持ちたいといった場合には、
同時に自分の心にマイナスな面がないか
チェックしておくことが非常に大切です。
4.あなたが人生で望む結果を得るために
いかがでしたでしょうか。
正しく実践すれば、必ず望む結果を
手に入れることができると言われる
「原因」と「結果」の法則。
何か上手くいかないことがある方や、
目標に向かって努力をしている方にとって、
背中を押される内容がたくさん見つかることでしょう。
そして、
- セルフイメージを改善する/高める
- 心の傷やマイナス面を改善する
こうしたことに取り組もうと思われた際は、
NLP(神経言語プログラミング)という心理学の学びが非常に効果的です。
元々セラピーの分野で生まれたNLPは、
別名で『脳と心の取扱説明書』とも呼ばれており、
- セルフイメージを高める/改善する
- 自分のミッション(使命)を探求する
- 心の傷などの心理的マイナス面を解消して
- 成功を加速させる
- 目標達成・問題解決のスキルを高める
- 自分/他者とのコミュニケーション能力を高める
このような、人生と仕事に使える学びが豊富にあり、誰もが再現できるレベルにまで体系化されているのが特徴です。
このメディアサイトを運営しているNLP-JAPANラーニング・センターでは、心理学NLPを学ぶことができるスクールも運営しています。
この心理学NLPの高い効果を得るために、年代は20代後半から50代まで、
経営者やトップセールス、医師、弁護士、コーチ、カウンセラー、教授、主婦、学生など、幅広い方がNLPを学びに当スクールへお越しになります。
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