潜在意識や潜在能力という言葉を
どこかで聞いたことがあるかと思います。
潜在意識とは、一言で説明すると
「自覚されていない意識」のことです。
過去の経験や体験をもとに
(無意識のうちに)蓄積された
価値観や習慣、思い込みなどによって
形成されると言われています。
この潜在意識は、
意識全体の9割以上を占めるとされていて、
日常行動・ひらめきや直観、
思考や非常時・緊急時の対応などの決定に
影響しているとも言われています。
ですので、私たちが持つ潜在意識、
そして無意識というものは、
思考や性格であったり、
日常に大きく関わっています。
人生が上手くいく人、いかない人の違いは
その潜在意識にどの様な思考パターンや
セルフイメージを持っているかで
大きく変わります。
自分の潜在意識の傾向や
思考パターンを知ることで
今よりも、より良い環境を作りだし、
叶えたい目標の達成や自分自身を
変えることが出来る様になります。
- 何か上手くいかない...
- 何か満たされない...
- 気が付くと悪い習慣を繰り返してしまう...。
また、お金が貯まらない...などのお悩みも、
潜在意識が大きく関係している可能性が高いです。
この記事を通して
「潜在意識」をより詳しく知って
あなたの生活にお役立てください。
目次
1.潜在意識とは?
私たちの心の中には、顕在意識と潜在意識の2種類が存在していると言われています。
顕在意識が3%~10%前後、
潜在意識が90%~97%前後を占めていると言われています。
顕在意識:
「この後でインスタを見よう」
「今日は筋トレをしよう」
などの自覚している意識で言葉に出来る意識のこと。
潜在意識:
自覚されていない意識。
過去の経験や価値観から形成されるもので「無意識」とも言われている。
この2つの意識はよく「氷山の絵」で表現されており、
見えていない大半の部分が潜在意識と言われています。
この「無意識」そして「潜在意識」に最初に着目したのが精神科医であり、心理学者のジークムント・フロイトです。
ビドー論や心理性発達理論などを唱えた方で、神経症の患者さんを治療していくことや、夢を分析することで症状の本当の原因は、
過去のトラウマからくる無意識が大きく関わっていることを発見しました。
1880年代頃の当時ではほとんど認知されていなかった「無意識」の存在を初めて確立させ、精神分析学の創始者として知られるようになりました。
忙しくて体調を崩したり
疲れて甘いものを食べ過ぎてしまったり
ついボーっとしてしまったり...。などの
自覚のない(無意識の)部分でストレスを貯めていたのかも?
といったような考え方もフロイトが無意識を定義づけるまではありませんでした。
また弟子の精神科医であり、心理学者のカール・グスタフ・ユングは
無意識をさらに
- 個人的無意識
- 集合的無意識(普遍的無意識)
と2つに分け、無意識の可能性を大きく広げました。
過去のトラウマが大きく関係した考え方のフロイトに対し、ユングはトラウマ以外の「無意識とも」上手に付き合うことで人は、より創造的な人生を歩むことができると、考えました。
そしてこの「潜在意識」・「無意識」は、実は生まれてから数十年かけて作られたもので、幼少期の生育過程や過去の経験が大きく影響します。
自分の人生に成功体験が多かったのか、失敗経験が多かったのか。
トラウマ体験があるか、ないかも影響します。
何か上手くいかないかなかったり、知らず知らずのうちに繰り返してしまうパターン、
そして、人間関係やお金が貯まらない...。などのお悩みも潜在意識、そして無意識が多く影響しています。
もし「何かを変えたい」とお考えの方は、先ずは自分の潜在意識を知り、書き換えていきましょう。
精神分析学の第一人者である、フロイトについて更に詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
↓
フロイトが確立した「無意識」とは?3つの領域のについて解説
2.潜在意識と引き寄せの法則の関係
皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
引き寄せの法則とは、強く願ったり、信じたものは叶いやすい、実現しやすい。
反対にネガティブな思考でいるとマイナスなものを引き寄せやすい、というもの。
私たちの潜在意識の中に思い込みや価値観といったどんなビリーフが入っているかで人間関係やお金など、引き寄せるものが変わってきます。
「思考は現実化する」
― というナポレオン・ヒルの言葉にある通り
自分の考え方が良い結果を引き寄せたり、周りの環境さえも作りだしていきます。
学校や職場で、なんとなく似た人たちが集まってグループが出来ているイメージはありませんか?
- 明るくて周囲に影響力がある人
- 不満や愚痴を言って共感を得ようとする人
これにも引き寄せの法則が働いています。
「類は友を呼ぶ」と言われている通り、引き寄せの法則が働き似たもの同士が集まる傾向にあります。
例えばですが、愚痴や不満ばかり言っていると、自分に似た方が集まってくれますが、人生がいい方向に行ける可能性は下がります。
もしご自身の周りを見て、友人関係や、良い環境、また収入など、理想的なものが引き寄せられているのであれば良い内面を体現出来ていらっしゃると言えます。
反対にもしも、ご自身の環境が望んでいないものだとすれば、信じたくないとは思いますが、マイナスなものを引き寄せてしまっている可能性があります。
また、どれだけ、顕在意識(意識)でプラスなことを考えるようにしても、潜在意識の中にマイナスなものがあれば、マイナスなものを引き寄せてしまうでしょう。
ぜひ顕在意識と潜在意識の関係性を正しく知り、自分の潜在意識をご自身の望むものに変えて良い結果を作り上げていきましょう。
引き寄せの法則についてご興味がある方は、こちらもご確認ください。
↓
引き寄せの法則とは?あなたが幸運を掴むための具体的な3ステップ
3.潜在意識を変える6つのアプローチ
ここからは潜在意識を変える6つアプローチをお伝えしていきます。
少しスピリチャルなものから心理学の内容までありますが、試しやすいものもありますから、ぜひ気になったものを試してみてください。
ご紹介した内容によっては、取り入れやすい代わりに効果を感じにくい場合があります。
実践してみて効果が得られない場合には、根本的な部分を改善しないといけない場合もありますのでそのことについては、後半にポイントを書いていますので最後までお読みください。
3-1.「ありがとう」をたくさん言う
「ありがとう」をたくさん言う習慣を持つことの重要性は、様々な書籍でも紹介されています。
潜在意識がポジティブな状態な人ほど、感謝の気持ちをたくさん持っていると言われています。
皆さんは毎日「ありがとう」と口にしていますか?
「言霊」という言葉があるように、成功している人ほど、この言葉の力を大切にしていますし、信じています。
「ありがとう」をたくさん言葉にすることで感謝の気持ちがより強くなると言われています。
そうすることでご自身が満たされ、あなたの潜在意識がより肯定的に物事を捉えることが出来るようになっていきます。
3-2.ポジティブな部分に目をむける習慣をもつ
「短所が長所」というように、物の見方を変えることで、一見ネガティブなこともポジティブに置き換えることができる方法を身につけましょう。
例えば
■友達が約束を忘れて予定が空いてしまった
→自分の時間を確保することが出来た
■苦手な相手と仕事を組むことになった
→努力して、自分の対応能力を高めよう
など
良い部分を見つければ簡単にポジティブな考えへと変えることが出来ます。
またこちらの画像、
見方によっては
- 両端に人がいる
- または真ん中にグラス(盃)がある
といった視点を変えることで、全く違うものに見えてきます。
ご自身が見ている普段みている光景が一歩引いて見てみると、また違った印象を持つかもしれません。
物事を肯定的に見る習慣をつけることであなたの潜在意識がどんな事にも良い部分を見つけられる様に変わっていきます。
また、物事を肯定的に見ることが難しいと感じる方は、心の中に傷を抱えたままの可能性があります。
無理にポジティブに捉えようとすると心が苦しくなる場合があります。
もし、このことに該当する方は、心の傷を癒すことを優先していくと心理状態に変化が起こります。
下記に対策が書かれた項目がありますので、そちらをご確認ください。
3-3.ポジティブな環境をつくる
これまで何度もお伝えしてきましたが、やはり「ポジティブ」はとても大切です。
- ポジティブな友人が多いか
- ポジティブな言葉を使っているか
- ポジティブな未来を想像出来ているか
心理学では「頭の中のイメージが現実化しやすい」と言われていますのでポジティブな心理状態は非常に重要です。
先ずは小さな成功を積み上げたり、視点を変えたりして、少しずつでもポジティブな環境を作っていきましょう。
引き寄せの法則や言霊と同じで、潜在意識にも大きく影響しています。
自分のなりたい姿をイメージしたり、楽しかった時や、上手く行ったときの体験を思い出すだけでも気持ちが切り替わると思うのでぜひポジティブな環境を心がけてみてください。
ポジティブな環境が潜在意識に働きかけ、良い結果を作りだしていきます。
3-4.成功本を読む
やはりお手本となる成功本など、成功体験を沢山知ることは、潜在意識を変えるのに大きく役立ちます。
自分がなりたい姿や、実践したい本を読むことで、自分がその疑似体験を出来たり、イメージがしやすくなります。
また、マイクロソフトのビル・ゲイツやFacebookのCEOマーク・ザッカーバーグなどの成功者の多くが読書好きを公言していますし、
高島徹治さん著書の『「寝る前30分」を変えなさい』では、寝る前30分の読書が、睡眠時に脳や潜在意識にも働きかけるとも言われています。
このような時間を使って、自分がポジティブになれるような書籍を読む習慣を持ちましょう。
3-5.心理学を学ぶ
心理学NLPというものもあります。
天才セラピスト達をモデリングして開発された心理学であり、言語学であり、心理療法です。
自分が長い時間かけて身に着けてきた価値観や思考パターン、考え方など潜在意識を書き換えるのに非常に有効な手法をたくさん持っていると言われています。
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3-6.マイナス思考やパターンを書き換える
ご自身の人生に少しスッキリしない、いい結果が出ていないと思われる時は、過去に身に着けたマイナス思考や、パターンが影響しているかもしれません。
本人の考え方や思い込んでいることをビリーフと言います。
何かが原因でトラウマが影響しているかもしれないし、人から言われた一言が原因かもしれません。
潜在意識を書き換えていくには、このマイナス思考を書き換える必要があるので、1つはこの章でも紹介している本を読んだりして自分の悩みを変えること、
もう1つはセラピーや講座を受講して変えられる方もいらっしゃいます。
マイナス思考や物事を否定的にみる習慣が強い場合は、小手先のテクニックでは、なかなか変えることができません。
人生が上手くいっていないとお感じの方は自分のマイナス面が足を引っ張っている可能性がないかしっかりと探求してこの機会に改善していきましょう。
マイナス思考やパターンを書き換えることで潜在意識に大きな変化が現れます。
ここまで、潜在意識を変える6つのアプローチをご紹介しました。
潜在意識について理解を深めることで、お金や恋愛、目標達成などもうまくいくようになります。
いい人生を歩むうえで外せない「ビリーフ」について詳しく解説している記事はこちらです。
↓
ビリーフとは「最高の人生」、「望んでいる結果」を生みだす鍵
4.まとめ
いかがだったでしょうか?
何かが上手くいかなかったり、ネガティブな思考がある場合は、過去の積み重ねで作られてきた潜在意識が大きく関係しています。
自分の潜在意識を知ることや、少し視点や考え方を変えることで良い状態へ向かうのは難しいことばかりではありません。
ぜひ潜在意識を上手に活用してご自身の人生にお役立てください。
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