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2024.06.07 心理学

マインドセットとは?仕事から人生まで役立つ7つのマインドセット

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マインドセットとは、人それぞれの、
経験、思い込み、価値観などから形成される、

「無意識の思考、行動パターン」を指します。

例えば、
自分が何かうまくいかないことが起きた場合、
いつもなかったことのように振る舞ってしまう、
回避するように行動してしまう。

実はこれもマインドセットが関係しているのです。

そこで私がご提供できることは何か?
を考えまして、

研修やコーチングなど、
約30年間の現場でサポートしてきた観点や、

世界24ヶ国語に翻訳され、
250万人が読んだとされる書籍
【マインドセット「やればできる!」の研究】

をあわせ、マインドセットの定義や活用方法、
私が多くの方に役立つと確信している、

7つのマインドセットを
以下の項目で具体的にお伝えしていきます。

  • 自分のステージを高めてくれるマインドセット
  • 存在価値を高めるマインドセット
  • 感情のコントロールに役立つマインドセット
  • 人間関係やコミュニケーションを良好にするマインドセット
  • 他者への理解を深め、人間的成長を促すマインドセット
  • 成果と結果を生み出すためのマインドセット
  • 失敗への恐れを克服し、行動力を高めるマインドセット

ぜひこの記事で、
あなたの仕事や人生に役立つ
マインドセットを見つけてください。

著者:足達 大和
全米NLP協会公認  
NLPマスタートレーナー

当サイトの運営元である「NLP-JAPAN ラーニング・センター」の専属トレーナー。5,600回以上という圧倒的な回数の研修実績を持つ。

NLP-JAPANラーニング・センターとは、日本最大手の「NLP総合スクール」で、NLP業界の世界5大組織と連携。日本で唯一、NLPの基礎から大学院レベルまでの学びを提供している日本最高峰のNLPトレーニング機関。

目次

    1.マインドセットとは何か

    マインドセットは、心構え、考え方、思考態度、物の見方、心的傾向、思考様式、不動の精神状態、不動心などの意味を持ち、

    人が物事を判断、行動するときの無意識な思考や行動パターンのことを言います。

    • あなたを幸せにする、不幸にする
    • あなたを成功させる、埋もれさせてしまう
    • あなたを魅力的にする、人が離れていく

    こういったことをはじめ、人生の各分野に威力があり、通常では気づかないレベルで、大きな影響を与えていると言われています。

    ですから、

    • これから出会う人との関係
    • 周囲から自分がどう扱われるか
    • ポジション、生み出す結果、収入

    こうしたことに大きく影響する可能性があります。

    そのため、あなたの今の仕事や環境、年収、人間関係などは、今もっているマインドセットによって、自分自身で忠実に作り出したものだと言えるでしょう。

    そして、今そのマインドセットとはどのように解釈されているのでしょうか

    マインドセットとは、先に述べたように、ものの見方や考え方のことで、

    具体的には、過去の様々な経験によって生まれた「心構え」「思い込み」「価値観」のことを指しています。

    心構え 物事に対処する姿勢のこと。挑戦や貢献、また達成や成長しようとする考え方や態度が問われる
    思い込み 事実とは無関係に本人が信じていること。信念、先入観、観念のこと
    価値観 大切なこと、許せないこと。
    「正しい」「間違い」や「やる」「やらない」の基準のこと

    これらが私たちの心の状態や行動に影響を与え、結果に大きな違いを生み出すと言われています。

    1-1.マインドセットの仕組み

    仕事も人生も人間関係も、その成果は行動を通して生まれます。

    この行動に影響を与えるのがマインドセットです。

    このマインドセットを例えると「心のメガネ」のようなもので、

    サングラスのように黒いレンズのメガネで見れば景色は光をさえぎり黒く見え、赤色のレンズのメガネで景色を見れば当然赤く物事は見えてきます。

    このように、その人がかけているメガネのレンズの色によって、見えている景色や印象は異なります。

    マインドセットはその人の心構えや思い込み、価値観なので、色や印象の違いどころではなく、その出来事の意味や反応、そして行動までも変えてしまう力を持ちます。図にすると以下のとおりです。

    しかもこのメガネをかけている自覚がないので、無意識にパターン化されていることが多いのです。

    これがどのように影響しているのか「プラスの例」と「マイナスの例」でご紹介します。

    ◼あなたに働くプラスの例

    例えば、マインドセットの一つに「やればできる」といったものがあったとします。

    すると、何か新しい仕事の依頼があった時、以下のようにやったことがない仕事でもチャレンジしてみようと思えます。

    「新しい仕事の依頼」が「チャンス」として意味づけられ、達成や成長のための機会として前向きな行動を起こそうとします。

    ◼あなたに働くマイナスの例

    逆に「どうせ私にはできない」といった成長をとめるようなマインドセットがあると、以下の図のように建設的な行動を起こすことが難しくなります。

    このように同じ出来事でもマインドセットによって、反応は異なり行動が違ってきます。

    ですから、もちろんその結果が違ってくるのはご想像のとおりです。

    つまりこの心のメガネ、つまりマインドセットを建設的にすることによって、

    物事の意味や意義が変わり、反応に影響を与えて成功や成長に向けた行動がとれると期待できます。

    ※ただこのマインドセットは、普段気づかない無意識レベルにあるので多くの人がその影響の大きさに気づくことができません。

    ここに気づくか気づけないかに、うまくいく人と埋もれていく人の違いがあると筆者は考えています。

    1-2.代表的な2つのマインドセット

    ここで代表的なマインドセットをご紹介します。

    心理学ではマインドセットは2つに分類されます。

    マインドセットの研究で著名なスタンフォード大学のキャロル・S・ドゥエックは、書籍「マインドセット やればできるの研究」の中で紹介しています。

    ■しなやかマインドセット(成長マインドセット)
    人間の基本的な資質は努力次第で伸ばすことができると信じている

    ■硬直マインドセット(固定マインドセット)
    自分の能力は石版に刻まれたように固定的で変わらないと信じている

    しなやかマインドセット(成長マインドセット)

    「才能や能力は努力次第で磨かれ向上できる」

    このマインドセットを前提にすれば、想像するとわかりますが、いろんなことへのチャレンジや行動を起こし、その結果として様々な経験を手に入れられることでしょう。

    たとえ失敗してもこのマインドセットによって、その経験から改善し、より良いものを生み出すことができます。

    バスケットボール界のカリスマ、マイケルジョーダンも努力の人の代表として取り上げられ、

    国内ではゴルフのマスターズで、日本人初の優勝を遂げた松山英樹選手もその1人で、学生時代に自分の部屋に掲げていた色紙には「才能は有限・努力は無限」と書かれているそうです。

    硬直マインドセット(固定マインドセット)

    「才能や能力は持って生まれたもので変わるものではない」

    こちらは気をつけていただきたいマインドセットです。

    「あきらめ」のようにも聞こえるマインドセットですが、これに加え「自分は優秀である」という信念が気づかないレベルで存在していると実は厄介なことが生じます。

    それは自分の才能や能力の証明に意識が向きすぎてしまい、例えばミスが起きた時に、自分のミスを認めず人や他の何かのせいにしてしまうという傾向が出てきます。

    また完璧にできないことは取り組まず、深層心理では「何もチャレンジしない」という結果を生み出そうとします。

    マインドセットは無意識レベルでパターン化されているので、 気づかずにいると「現状維持」につながりやすくなります。

    そのために硬直マインドセット(固定マインドセット)をしなやかマインドセット(成長マインドセット)に変えることが大切になります。

    すでにご存じの通り、日本の人口減少や世界的な不景気が訪れ、現状維持すら難しい状況に陥ってしまうこともあるかもしれません。

    ですのでぜひこの機会をチャンスにし、成功や目標達成、そして良好な人間関係を築く効果的なマインドセットの構築に役立ててください。

    マインドセットの構築が仕事や人生で有効なことは、先にご紹介した文献とあわせ、

    私自身が研修やセミナーを5,600回以上開催し、時にはコーチングでブレイクスルーを起こした方を現場でサポートしてきた中でも実感しています。

    具体的には、以下のような成果を出す方々を見てきました。

    • 努力や忍耐の意味が変わり、自然体で物事に対応できる柔軟性が増した
    • あらゆる出来事が、目標達成のチャンスに見えてきた
    • ストレスを減らし「前進できる私」を継続できた
    • マイナス感情を克服して、自分に自信がもてた
    • 成功や目標達成が加速した
    • コミュニケーション能力の飛躍的向上につながった
    • リーダーシップ能力の向上が発揮できた
    • 失敗に対する恐怖心が克服できた
    • 影響力と説得力を身につけることができた

    現状維持を打破し、あなたが望む未来に役立てられるよう、以上のような可能性とメリットを秘めた具体的なマインドセットを2章でご紹介していますので、ぜひ役立ててください。

    マインドセット「やればできる! 」の研究 キャロル・S・ドゥエック(著),今西康子(翻訳),出版:草思社

    1-3.ビジネスで考えられるマインドセット

    これまで紹介してきたマインドセットはどのような分野にも対応できるのですが、

    近年、重要視されているのがビジネスの世界です。

    マインドセットによって個人の能力の変動や、仕事の成果、結果に直結するため、重要視されています。

    そのため、マインドセットを用いた研修なども行っている企業も近年では増えています。

    そして、ビジネスの世界では個人のマインドセットと組織のマインドセットの2つに分けられます。

    • 個人のマインドセット

    今回の記事で主に紹介しているのは個人のマインドセットについてです。

    繰り返しになりますが、これは個人の過去の経験や心理状態、性格や価値観などから形成されるマインドセットです。

    例えば、

    • 過去に笑顔を褒められたので、営業職に向いている
    • 過去に自分の提案が却下されたので、あまり自分から提案しないようにする

    このようなことが挙げられます。

    ネガティブな固定的マインドセットを持っている場合ですと、仕事の効率性や、結果に影響するのはなんとなくおわかりかと思います。

    反対に、ポジティブでしなやかな、成長マインドセットを持っていますと、仕事の効率性、生産性に加えて、周りのマインドセットも変えることができます。

    ビジネスの世界ではいくつもの個人のマインドセットで構成され、ビジネスの成果に直結するのです。

    • 組織のマインドセット

    実は、組織単位にもマインドセットが存在します。

    企業理念、経営方針、企業の歴史や方向性、企業の商品やサービスから構成されるマインドセットです。

    言い換えれば社風とも言えるかもしれません。

    例えば、

    • 年功序列を大事にする組織なので、年次の低い人の意見は反映されない
    • 新しいことに挑戦する会社なので、年次は関係なく意見を言える

    このような例が挙げられます。

    そして、組織のマインドセットは個人のマインドセットが集まってできています。

    もしかしたら、組織のマインドセットに問題がある場合は、個人それぞれのマインドセットも見直すことも大切です。

    そして、上記で説明した2つのマインドセットが上手く影響しあって、成り立っているのが、ビジネスの世界です。

    したがって、個人のマインドセット、組織のマインドセットを理解し、行動していくことが、ビジネスの世界で成功する近道であることは間違いないと思います。

    1-4.マインドセットを身につける時の注意!

    効果的なマインドセットは知るだけでなく、自分の習慣として取り入れることが重要です。

    そして、ほとんどの人がしなやかマインドセット(成長マインドセット)と硬直マインドセット(固定マインドセット)の両方を持っています。

    分野によってどちらが優位になるか違ったりもします。

    そのため、次の章にあるおすすめのマインドセットを理解すると、あるものはすぐに取り入れることができます。

    しかし、中には自分に取り入れていくことを、これまでの思考のパターンが邪魔をするものもあると思います。

    なかなか行動につながらないと、不快に感じるかもしれませんが、分野によって違いがあります。

    すぐに身につくものもあれば、時間をかけて取り入れていくものもあることを知っておいてください。

    まずは、自分を知ることから始めていきましょう。

    2.成功に役立つ7つのマインドセット

    それではおすすめのマインドセットを7つに絞ってご紹介いたします。

    こちらは個人のマインドセットの観点ですので、自分に合う、共感できるマインドセットから身につけてみてください。

    2-1.【自分のステージを高めてくれるマインドセット】

    自分のステージを高めてくれるおすすめのマインドセットはこちらです。

    自分より能力が高い人たちとの時間を増やす

    もしあなたが成長したければ、自分より能力が高く、先に進んでいる人との時間を共有するのがおすすめです。

    なぜなら私たちは、周囲の人や環境に知らないうちに影響を受けると考えられるからです。

    たとえばお金に対する思い込みに書かれた本でよく出てくるのですが、自分の周囲5人を見れば、今のあなたの収入やこれからの収入がわかると言われます。

    裕福な人たちは同じような人たちとの時間を作り、より豊かになるような話をします。

    これはお金の分野のことだけはありません。他の分野でも同様で、例えばこのようなことです。

    ・スポーツの世界
    スポーツの世界もいいチームに入れば、周囲の練習やパフォーマンスを間近でとらえ、優秀な選手の考え方を知ったり、練習方法や具体的なやり方を知ることができ、自分の成長につながります。

    ・ビジネスの世界
    ビジネスの世界も同様で、圧倒的に仕事ができる人たちの中に入ると、「ビジネスをどのようにとらえているか?」や、大切にしている価値観や戦略、また顧客づくりの具体的なヒントも手に入れることができるでしょう。

    類は友を呼ぶと言います。

    あなたの仕事やプライベートの人たちの関わりを観察して、必要なら周囲の人間関係を見直したり、その人たちとの時間に見直しをかけていくことが必要です。

    レベルが高い人たちとの時間は、最初は居心地の悪さを感じるかもしれませんが、自分を引き上げていく刺激になります。

    ですから、もしあなたがさらに成功したければ、先にご紹介した「しなやかマインドセット」と一緒に自分より優秀な人、スゴイ人たち、つまり能力が高い人たちとの時間を増やしていってください。

    2-2.【存在価値を高めるマインドセット】

    あなたの評価や市場価値、そして存在価値を高める必須のマインドセットはこちらです。

    期待を超える

    周囲からの期待を超える何かを提供することです。
    ビジネスの世界でいえば、

    • お客様の期待を超えて、より良いアイデアを提供する
    • お客様の期待を超えて、より早く対応する
    • お客様の期待を超えて、よりあたたかく親切に接する

    こういったことは、あなたの存在価値を高めてくれるでしょう。

    またお勤めの方であれば、お客様の期待を超えるほかに、上司の期待を超えるという視点も大切です。

    具体的には、報酬以上の仕事をするよう努めることです。

    例えば月収が30万の人が「これしかもらえてないから、これぐらいの仕事をしよう」と捉えていたとしたら次のチャンスがなかなか来ないかもしれません。

    今は30万だけど、

    • 50万の仕事をしよう!
    • 100万の仕事をしよう!
    • 2つ上の役職レベルの仕事をしよう!

    こういったマインドセットを持つことは、あなたの視野が広がり「やれること」や「できること」を増やす助けとなるでしょう。

    この期待を超えた言動は、あなたの存在価値を高め、評価や収入はもちろん、どんな組織に行っても必要とされることでしょう。

    ぜひ「期待を超える」マインドセットを定着させてください。

    2-3.【感情のコントロールに役立つマインドセット】

    感情のコントロールに役立つマインドセットはこちらです。

    意識を向けたところにエネルギーは流れる

    私たちがプラスの感情を感じている時、意識または認識のフォーカスはプラスの側面に向いています。

    また逆にネガティブな感情を感じている時は、そのフォーカスがマイナスの側面に向いています。

    このマインドセットはネガティブな感情や状態になったときに特に有効で、望ましい状態や状況に意識を向けることで、自分の思考や脳、また心をコントロールすることにつながります。

    別な表現にすれば、

    • 手に入れたくないものではなく、手に入れたいものに意識を向ける
    • 欲しくないものではなく、欲しいものに意識を向ける
    • 不安や緊張があるとき、それはサインで「理想や目標達成に意識が向いていませんよ」という合図である

    自分を変えるきっかけとなるのが、「ネガティブな感情」です。ネガティブな感情は不快ですが、うまくいく方はそれを「改善の機会」と捉え活用しています。

    自分の不快やネガティブな感情に気づいたら、手に入れたい欲しい状態に意識を向けてみてください。そこで役立つのがこのマインドセット、「意識を向けたところにエネルギーが流れる」です。

    2-4.【人間関係やコミュニケーションを良好にするマインドセット】

    人間関係をスムーズにし、コミュニケーションの達人になりたいのであれば、おすすめのマインドセットはこちらです。

    人は同じではない。それぞれの世界観がある

    これは人間関係に関するマインドセットです。

    コミュニケーションや人間関係の歪みの原因の1つに、「自分と相手は同じだ」と思っていることが挙げられます。

    同じだと思っているので、口論などで生まれる具体的なセリフはいろいろありますが、突き詰めると、

    • そうじゃないだろ?
    • なんでわかってくれないの?
    • あなたが間違っている!
    • 私が正しい!

    といった主張が始まります。

    相手を論破したとき、そこは一時的な勝利が感じられても、長い目で人間関係を見た時には敗北でしかないことでしょう。

    「自分と人は違う」「異なる世界観を持って人は生きている」、こういうマインドセットがあるからこそ、人への理解を深めるという意識が働き、理解していくコミュニケーションが生まれ、結果的に良好な人間関係が生まれます。

    「人との違いは、強みの違い」という言葉があるように 「違いを活かしていく」ことをうまくいっている人たちは考えます。

    「人は同じではない。それぞれの世界観がある」
    この前提で人との関わりを始めてください。

    2-5.【他者への理解を深め、人間的成長を促すマインドセット】

    自分や他者の理解ができ、人間的な成長を促すマインドセットはこちらです。

    自分や他者のネガティブな言動には、必ず肯定的な目的がある

    世界中で学ばれ、仕事や人生で結果をつくる心理学と呼ばれているNLP(神経言語プログラミング)では、この隠れた肯定的な目的のことを「肯定的意図」と呼んでいます。

    「肯定的意図」とは、一見ネガティブな思考や行動の中には、無意識にそれに見合う肯定的な目的やメリットがあるという考え方です。

    ■喫煙やお酒の場合

    安らぎやリラックスを得ることであったり、自分の時間を確保すること、またタバコやお酒を通じた人とのコミュニケーション、また大人のシンボルとして「自分に自信を持つ」などが肯定的意図です。

    心理学の場では、ショッキングな例として病気も挙げられます。病気になることでつらい現実から解放され、身内や権威ある医師や看護師といった周囲から丁寧に接してもらえて、自分自身の存在の確認を得ていたりするそうです。

    ※全てのケースにあてはまるわけではありません。

    誰かとの会話も同じで、語気を荒々しく伝えてくるのは、あなたへの攻撃ではなく、

    あくまでも【ツール】で本当に手に入れたいのは「保身」や「自由」、理解してくれない恐れからくる「安心」などが挙げられます。

    こう考えていけるようになると、自分も他者も一見ネガティブな言動をツールにして、「本当は何を手に入れたいんだろうか」という深い理解が生まれてくるでしょう。

    「そのツールではなく、他のツールで手に入れられる方法はないだろうか。」
    と、別の選択肢を見出していくことが可能になるわけです。

    小さな子どもの「ママなんて大嫌いだ!」というのもその1つで、本当は嫌いではなく、「自分のことをわかってほしい」、「もっと聞いてほしい」という意図がありますね。

    行動はその意図を満たすためのツールとして考え、そのツールで手に入れようとしているのは何か、その理解を深めていくことです。

    • 本当に知ってほしかったことは何か。
    • 本当にしてほしかったことは何か。

    これは子どもの話ではなく、大人である我々もそうで、他者も自分もこの肯定的意図で動いています。

    そこを理解していくと、自分に対しての肯定感や他者に対して重要感を満たしていくことができると期待できます。

    他者への理解を深め、人間的な奥行きや成長を促す考え方が肯定的意図で、「自分や他者のネガティブな言動には、必ず肯定的な目的がある」というマインドセットです。

    2-6.【成果と結果を生み出すためのマインドセット】

    仕事や人間関係といった、人生のさまざまな分野で成果を出すためのマインドセットです。

    原因側に立つ

    「原因側に立つ」とは、起きた結果の理由を人のせいにするのではなく、自分が原因側に立って、「仮に自分に原因があるとしたら...」と考えてみることです。

    「あの人のせい」「この人のせい」と、起きたことを誰かのせいにしている人は、無意識レベルで

    「私は変わりません」「変える力はありません」「私は無力です」といったメッセージを自分に言い聞かせているようなものだと言われます。

    「仮に自分に原因があるとしたら...」と考えてみる、すると、

    • 〇〇ができたかもしれない
    • ☆☆をやればよかったかもしれない
    • もう少し◇◇を減らした方がいいかもしれない

    と、選択肢が生まれ、同じことが起きそうになっても柔軟に対応ができるでしょう。

    これは自分の責任にして、自分を攻撃することではなく、結果に対する原因が何かをみつけ、その原因をこれからに活かしていく態度につながります。

    人間関係のコミュニケーションにも生かせる考え方で、卓越したコミュニケーターたちは、

    「相手の反応が自分のコミュニケーションの成果である」と捉え、どう伝えたら相手に変化が起こせるのかを考え、自分の変化に意識を向けます。

    人を魅了し巻き込むビジネスパーソン、チームや組織の成果を生み出すマネージャー、またコーチや教師といった人たちは、自分を原因側において、価値あるゴールを達成していきます。

    失敗の原因だけでなく、うまくいったときも周囲への感謝とともに、うまくいったその原因側に立って、

    「何をしたからうまくいったのか」うまくいった原因や理由を見つけることで、あなたの経験が増え、それが自信となり、さまざまな分野で成果を生み出していくことを可能にしてくれるでしょう。

    仕事や人間関係といった人生のさまざまな分野で成果を出すためのマインドセット、それが「原因側に立つ」です。

    2-7.【失敗への恐れを克服し、行動力を高めるマインドセット】

    成功は行動によって生まれます。

    その行動の大切さはわかってもいても失敗や批判の恐れがあるのも事実です。そんなときに役立つのが、このマインドセットです。

    失敗はない。あるのはフィードバックだけである。

    長年、価値ある目標達成を成し遂げた人たちや、壁を乗り越えたクライアントをみていると意外なことがわかります。

    それは自信があって強そうに見える人も、実は自信がなかったり失敗を恐れています。

    うまくいく方はそのことを踏まえて、失敗や挫折からいろいろなものを学び、経験値をあげていこうと考え、物事に対処します。

    このマインドセットを私の言葉で表現してみると、

    • やらない後悔より、やった失敗で学びを得よう。
    • 手数を増やし、軌道修正しながら進むのが近道だ。
    • あきらめない限り失敗は存在しない。
    • 失敗は、転ぶことではなく起き上がらないこと。
    • 成功も失敗もない。あるのは学びと成長だけである。

    といった言葉になります。

    成功する方は行動が多い、これは事実と言えるでしょう。

    失敗を恐れず大切な行動力を高めるのがこの「失敗はない。あるのはフィードバックだけである」というマインドセットです。

    筆者からのご提案

    今回はマインドセットの仕組みから、時代や状況が変わっても役立つ、マインドセットについてお伝えしました。

    ただ、ご注意点いただきたいことは、すぐに取り入れることができるものもあれば、何度も意識を向けて時間をかけて、取り組む必要があるものもあるということです。

    そして、マインドセットは、意識的にすぐに見つかるものもあれば、一方で深層心理にあるため、簡単には気づくことができないものもあります。

    そのようなマインドセットの課題を解決できる手段の一つとして、「脳と心の取扱説明書」と呼ばれる、心理学NLPがあります。

    今回おすすめしたマインドセットのほとんどが、実はこのNLPからご紹介させていただいたものです。

    またNLPでは、マインドセットが作られる自分の思い込み、価値観を変えることによって成功へ導く方法、誰もが目標達成ができるように体系化されたプロセスを学ぶことができます。

    NLPについてご興味があれば、10万名以上の方がダウンロードされている無料レポートをご確認ください。

    そして、心理学NLPの体験講座も開催しておりますので、ご興味がある方は、こちらもご確認ください。

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