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2024.07.17 人間関係

マネジメントとは何か?意味とマネージャーの仕事内容を解説します

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マネジメントとは、経営資源を負託されて組織をまとめる活動のことを意味します。
具体的には「部下」および「組織」を持ち、規定の権限を使って組織を運営し、会社から与えられた使命を果たしていくこと、それを実践することがマネージャーの仕事になります。

今回は、「マネジメントとは何か」を5分で理解できるように分かりやすくまとめました。

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目次

    1.マネジメントの意味

    マネジメントとは、辞書を紐解くと「経営」や「管理」を意味します。
    自分の管理するチームの部下の能力を最大限引き出し、仕事の成果を出すことで、組織の目標を達成してゆくのがマネージャー業である、と捉えることができます。

    アメリカの経営学者であり、マネジメントの概念を確立し、マネジメントの父と呼ばれるピーター・F・ドラッカーは、

    「マネジメントは、生産的な仕事を通じて、働く人たちに成果をあげさせなければならない」
    (参考文献 マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則)
    と言っています。

    組織で働く人たちに成果を上げてもらうために、仕事の進み具合やモチベーションなど、様々な角度から効率よく、生産的に管理してゆくことがマネジメントだといえます。
    今回は、このマネジメントの業務内容のうち、主要な5つをご紹介します。

    (1)最初に組織としての目標を設定し、
    (2)次にその目標を達成するための道のりを管理します。
    (3)そして部・課・チームなどの単位でメンバーの気持ちをまとめ、
    (4)(5)部下一人ひとりの能力の開発や、心身の健康を守ることを行います。

    この5つの業務内容について、1つずつ解説していきます。

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    2.具体的なマネージャー(管理職)の仕事とは?

    それでは、マネージャー(管理職)の業務を具体的に見ていきましょう。

    2-1.(1)目標管理のマネジメント

    まずは、自分が率いる部署の目標を達成すべく、部下の実績や働きを管理していくことが挙げられます。

    その目標管理のマネジメントで重要なのは、目標の設定です。組織全体の理念や経営目的を踏まえた上で、短期、中期、長期の目標を定め、ゴールに向けて、タイムラインを引いて設定し、段階を追って管理していきます。

    【具体的な行動】

    • 定例ミーティングで経営ミッションと目標を繰り返し伝える
    • 部署全体の目標を共有するとともに、個人別に目標の自己申告を行い、全体目標とすり合わせ、お互いに納得がいくものを設定する
    • 同時に評価基準を設定する
    • 目標は定性/定量の両面から設定し、適切な評価ができるよう、プロセスなのか結果なのか、評価の軸を確認する
    • 部下に、目標達成に向けて期待することを、期初に面談等で伝える

    2-2.(2)業務進捗管理マネジメント

    部下の目標が定まったら、その達成に向けて業務のフォローやサポートをしていきます。進捗状況をしっかりとつかむ一方で、部下がのびのびと働けるように見守る心構えも必要です。

    【具体的な行動・業務】

    • 月別、週別、日足(日毎)など管理体制を決める
    • 進捗率・達成率両方で進度管理を行う
    • 進捗が予定通りの場合、さらに上を目指せるよう指導、激励する
    • 進捗が思わしくない場合、担当者と原因を確認し、必要に応じて帯同訪問や関係部署との交渉サポートなどを行う
    • 成功事例、失敗事例をデータ化して、今後に活かせるよう知見(ソフト)を蓄える

    2-3.(3)チームマネジメント

    どんな仕事も1人ではできません。チームで業務を行うためには、役割分担を行い、目標達成に向かってチームをリードしていくことが必要です。

    【チームワークの定義】

    言葉としてよく耳にする「チームワーク」とはどのようなことか、知っていますか?

    神戸製鋼でラグビーチームの監督を務めた平尾誠二氏は「私の考えるチームワークは、一人ひとりが持つ爆発的な力をどう発揮させるかがポイント。無限の可能性を秘めた個人の配置や使いどころを考え、編集するのがリーダーの役割」と言っています。

    同じ船に乗っている者同士が気持ちを一つにして、うまくできた事例を共有し、利用し合って成果を生み出すことにつなげていく。一方、苦戦している部下には助け舟を出し、チームとしての全体目標の達成ができるよう協力していくことがチームワークです。

    チームマネジメントを心掛けるマネージャーはチームワークの要です。チームのメンバー全員が一致団結して、業務にあたるための良い雰囲気づくりや、士気の盛り上げを行いましょう。

    【具体的な行動・業務】

    • チームメンバー各自の、モチベーションの源を確認し、メンバーの得手不得手や経験を踏まえた役割分担を割り振る
    • 目標達成施策の主担当者を決める
    • メンバーそれぞれが、目標達成に向けて、役割分担を踏まえた能力を発揮するという意識を共有させ、協力して働く空気をつくる

    【チームワークの構築で重要なポイント】

    チームワークの良いチームづくりのポイントは、どのようなものなのか考えてみましょう。お互いの得意分野が違うことを認め合い、その上で信頼し合い、各自が個性・持ち味・実力を自発的に引き出して効果的に発揮する姿が、理想的なチームと言えます。

    • 部下と気持ちを合わせる
    • やっかみや、他のメンバーを下に見るといった気持ちが起こらないよう、各自の自己肯定感を尊重する
    • 役割分担を明確にする
    • マネージャーとして、公平にサポートする
    • 個性を見極めた上で、褒めるときは人前で、叱るときは物陰で行うよう心掛ける

    2-4.(4)人材育成マネジメント

    部下が自分の能力を最大限発揮してくれれば、チームとしてのパフォーマンスは最大化されます。また、いずれ自分の部下が他の部署、プロジェクトなどに自信をもって巣立っていけるように、計画的に能力の開発・育成を行っていくのもマネジメントの1つです。

    本業での指導はもちろんのこと、研修参加や通信教育、外部の勉強会などにトライするよう促すことも有効です。

    【具体的な行動・業務】

    • 部下自身の個性や適性を見極め、目指すべきポジションや業務を一緒に考える
    • OJT、Off-JTを効果的に組み合わせ、能力開発のサポートを行う
    • 一段、二段上のポジションでの考え方ができるように指導していく

    2-5.(5)メンタルヘルスのマネジメント

    ストレスの多い昨今、部下のメンタルヘルスをケアすることは重要な役目です。また、物理的な健康・体調管理に対しても、留意する必要があります。以下の調査結果をご覧ください。

    厚生労働省の平成24年「労働安全衛生特別調査(労働者健康状況調査)」によると、60.9%の労働者に仕事や職業生活での強い不安や悩み、ストレスがあり、うち90%の労働者がそれらについて「相談できる人がいる」と答えています。その相談相手は「家族・友人」に次いで「上司・同僚」が第2位となっています。

    実際に悩みやストレスについて相談したことがある労働者のうち、66.9%の人が「上司・同僚」に相談しています。

    マネージャーは、部下の相談に乗る前提として、小さなサインに気づき、相談しやすい雰囲気をつくるといった配慮が必要です。

    【具体的な行動・業務】

    • 部下から相談しやすい雰囲気をつくる
    • 部下をよく観察し、いつもと違った雰囲気がないか注意する
    • 相談を受けたら親身になり、必要な協力を惜しまない
    • ストレスマネジメントについて勉強する

    上司・経営者と、部下との間に位置するマネージャー(管理職)の仕事は、経営やマーケットの動きを伝え、組織全体の目標達成を推進し、部下一人ひとりの心身の健康管理まで気を配るなど、多岐にわたります。

    いずれも、チーム全員が気持ちよく働き、十分な成果を上げることにつながるテーマです。ぜひ、積極的に取り組んでみてください。

    ここまでマネージャーの仕事内容について見てきました。それでは、その仕事をうまく遂行していくための能力、マネジメント力をどう上げていくか考えてみましょう。

    3.マネジメント力を上げるために

    あなたの能力やスキルが認められて、今のポジションに就いたということに自信を持ち、さらに磨きをかけていってください。マネジメント力は、なかなか一朝一夕で身につくというものではありません。自らのキャリアアッププランを立て、地道に実行していきましょう。

    その結果、部下から「頼りがいのある上司だ」と思ってもらえれば、お互いの士気も高まり信頼度が増し、チームの運営は好循環に入ります。

    さて、マネジメント力を上げるポイントとして、例えば次のようなものがあります。

    • 人の心理を知る
      ⇒ チームや人を動かすためのコミュニケーション力になる
    • 理想のリーダーをお手本にする
      ⇒ 自分のリーダーシップとタイプの似ている人をモデルとし、迷った時の参考にする
    • コミュニケーションの量を増やす
      ⇒ 相手の経験や知識の量、相手の状況に合わせてコミュニケーションをとることを心掛ける

    コミュニケーションの量が不足すると、マネージャーが部下の気持ちを把握しきれず、チームが上手くまとまりません。人の気持ちや心理を知ることは、チームを動かす上で絶対に必要なことです。

    忙しくて時間が取れない、という状況もあるとは思いますが、部下の問題解決のためにも、そして人間の「認められたい」という承認欲求をしっかり満たすという意味でも、聞き上手で相談しやすい上司を目指してみてください。

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    まとめ

    企業環境が日進月歩で変化している昨今、マネージャーは組織の一員として、部下と共に最大のパフォーマンスを発揮していくことが求められています。

    周りの声に耳を傾けながらも、自分の考えをしっかり示し、ぶれることなくチームを率いていってください。

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