■■Yesを積み重ねる■■

芝です。
こんにちは！

今回は、前回の続きで
「バックトラッキング」に関する知識を深めていきましょう。

今回からメールマガジンをお読みいただく方は、
バックナンバーで過去の内容を把握された上で、読み進んでいただくと、
ご理解いただきやすいでしょう。


それでは、まずカンタンな復習からいきます。

「バックトラッキング」は、
日本では、「オウム返し」などと表現されることがあります。

つまり、相手が話した内容を繰り返してフィードバックする方法がこれにあたるわけですが、これがうまく使えるようになると、相手との会話ははずみ、信頼関係が急速に築けるようになります。

前回、「まずは、実践してみましょう！」と宿題を出しましたが、
意識してやってもらえましたか？


「バックトラッキング」には、ポイントが３つありましたね。

�@ 相手の話した「事実」を繰り返す
�A 相手の話した「感情」を繰り返す
�B ときおり、話しの内容を要約して返す


これら３つがポイントとなってくるわけですが、

例えば、こんな会話があったとします。


友人　　　　「正月にハワイに行ってきたんだけどさ、楽しかったぁ〜」



●事実を返す場合は、

あなた　　　「へぇ〜、ハワイに行ってきたんだ〜」



●感情を返す場合は、

あなた　　　「へぇ〜、楽しかったんだ〜」


となるわけです。


相手が言ったキーワードをそのまま返すことで、相手の頭の中で必ずYesの反応を得ることができるようになります。

これが極めて重要で、
Yesを繰り返すことで、信頼を得る度合いが大きく変わってきます。

Yesを繰り返すことで、脳のチェック機能が外れ、
相手を信頼してもいいモードに入る状態に導いていきます。


相手の使ったキーワードを返すだけですが、
それだけで「よく話しを聞いてもらえている」という実感を与えることができるようになります。

あなたなら、どうですか？
自分の話を相手がよく聞いてくれていると実感できたなら・・・。
話しははずみ、相手のことを好意的に感じると思いませんか。。。

「バックトラッキング」
効果的ですから、継続して使ってみてくださいね。



今日の重要なポイントは、「Yesを積み重ねる」ということでした。

天才と称された催眠療法家のミルトン・エリクソンは、
クライアントの信頼を得るため、または、クライアントを催眠の状態に導くために、相手がYesと反応する言葉の投げかけを行いました。

「Yesの積み重ね」。
あなたが相手から信頼されるために必要なこと。

今後も重要なキーワードとして出てきます。
それでは、また！

芝　健太

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