スイッシュ・パターン
嫌な記憶を一瞬で消し、
楽しい記憶をより強くします。
嫌な記憶が一瞬で消えていくのが、
NLPのスイッシュパターンと呼ばれている考え方です。
人の記憶の構造に基づいたとても効果的な、
心理療法の手法からはじまったNLPのテクニックです。
人は、基本的に五感を使って物事を認識します。そして、記憶をします。
ですので、その記憶の構造は人によって、人それぞれです。
例えば、誰かと一緒に映画を観に行ったとします。
その後に、食事をしつつ、その映画の感想を話し合うと思います。
しかし、その2人の印象に残っている場面やポイントは、
わりと違うことが多いと思います。
これも、人の記憶の構造と関係性がとても深いのです。
この文書の最初に述べましたが、基本的に人は五感を使って、
物事を認識するものです。
そして、その五感の強弱が違います。
人によっては、視覚的な情報がとても印象に残る人もいるかと思いますが、
中にはそれ以外の情報が、印象に深く残ってしまう人もいます。
このような違いを利用することが、
NLPのスイッシュパターンと呼ばれている手法です。
スイッシュパターンの方法
- まずは自分が体験した嫌な記憶を思い出します。
- その状態を五感を使って、イメージします。
(今回の例の場合は、その嫌な体験が映像として残っているケースとします) - その嫌な体験の映像を映画のようにスクリーンに映っていることをイメージします。
カラーで映像を回すことができれば、最適でしょう。 - 現在、その嫌な体験は、とても大きな画面に出ていることと思いますが、
段々と小さなものへと変化を加えていくことを行います。 - そして、最終的にはみえなくなるぐらいに小さくします。
ここまでの流れがスイッシュパターンの一つです。
このスイッシュパターンを行うと、その嫌な体験の記憶が、
恐ろしいぐらいに思い出すことができなくなります。
結果として、恐怖症の治療などで使うことができる、
NLPの手法です。
また、逆の使い方もでき、
自分が楽しかった体験を目の前のスクリーンいっぱいに広げることで、
自分自身のモチベーションを上げることが可能となってきます。
NLPのスイッシュパターンとは、このような使い方ができるNLPのテクニックです。